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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,同居の父が亡くなったのに通報されなかったという死体遺棄事件の記事があったので取り上げてみました。

 警察に男性から「父親が死亡している」という通報があり,警察が駆けつけるとその男性の父親と見られる遺体が和室のベッドの上で見つかったということでした。
 この男性の話によると,
「12月1日には父親が息をしていなかった。引きこもりだから通報しなかった。」
と説明しているということでした。
 遺体に目立った外傷はなかったものの,警察は司法解剖して死因を調べるそうです。
 あわせて,警察は,この男性を死体遺棄の容疑で事情を聞いているということでした。

 この記事を見て,何とも切ない気持ちになりました。
 一般的に見れば,この男性が直ちに連絡をしなかったというのは,父親に対してどのように思っていたのか,常識はどうなっているのかなどという批判が考えられます。
 しかし,もしこの男性が鬱病も罹患していたとすればその通報にも随分勇気が要ったのではと思います。
 私は仕事柄鬱病の方々を見かけますが,本当の鬱病というのは見知らぬ人間に声をかけることすら叶わないくらい辛い状況なわけで,まして警察に連絡するとすれば自分が責任を問われかねないという恐怖とも戦っていたのではというようにも思うのです。
 それでも11日経って警察に連絡したのは,父親を大事に思う気持ちなのか,それとも通報しない場合に何かの問題があるという後ろめたさなのか,理由は分かりませんが,きっとこの数日間ずっと葛藤し続けたのだろうなというような気がします。

 この男性と父親の関係は分かりませんが,もし一般的な親子関係にあったとすれば,おそらく今回きちんと父親を弔ってあげられなかったことを今後の人生で後悔するのではと思います。

 この男性は34歳,父親は68歳ということで,これまで父親の年金で暮らしてきたとすれば,この男性は今後どのように暮らしていけばいいのかと思ってしまいます。
 ひとまず父親の財産を相続して生きていくのでしょうが,それも限界があるでしょうし,自立していかねばならないのだろうと思います。
 引きこもりというのは,それなりの財産的基盤のある人ができることですから,もはや引きこもりは難しくなるような気がして,これからこの男性は一つ壁を乗り越えていかねばならないことでしょう。
 できれば,その壁を乗り越えるすべを,警察からの事情聴取の中で身につけてくれればとは思います。


 阪神の鳥谷さんが3億円の単年契約を結んだという記事を見ました。
 鳥谷さんの打率と本塁打数,打点を見るとこの年俸は高いようにも思えます。
 しかし,出塁率,出場試合数,守備率を考えれば,やはり鳥谷さんは中核選手だと思わずにはいられませんし,この評価はある意味妥当であると思います。
 単年契約というのはメジャーを意識してのものかもしれませんが,西岡さんや中島さん等内野手でメジャーを目指した人たちのことを考えるとできれば今後も阪神で骨を埋めてもらえないだろうかと思います。
 とりあえず,今年の阪神は打力で負けたというように思っているので,来季の活躍には大いに期待しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:30
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