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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,アメリカ防総省が自動追尾する銃弾の開発に成功したという記事を見たので取り上げてみました。

 アメリカ防総省国防高等研究計画局は,一度狙ったターゲットを追いかけていく自動追尾の機能を搭載したEXACTO弾の開発に成功したと発表しました。
 この発射試験の映像を見てみると,確かに弾丸が発射された後に進路を修正している様子が映っていました。
 この弾は50口径弾であり,ライフルに搭載した特殊な光学システムで進路誘導が行われるそうです。
 動き回る目標に有効だそうで,また外部誘導式なので銃を持つ人と弾を誘導する人が別々であることも可能だそうです。

 追尾する銃弾というとジョジョの奇妙な冒険に出てくるホルホースを思い出しますが,これはスタンドではなく本物の技術であり,当時漫画で思い描いたことがどんどん現実化していくものだと思わされます。

 このニュースを見た限り,確かに兵士の役割を大きく変えそうに思います。
 塀などに隠れる戦いにおいても,通常直線にしか飛ばないと思われていた弾が曲がって飛んでくるということになると,陰に隠れて撃ち合うというシーンはあまり意味のないものとなるでしょうし,その意味では戦い方というものが根本から変わりそうな気がしました。

 ただ,私が映像を見ていて不思議に思ったのは射程距離と威力です。

 まず,弾丸は発射された時に加わった力で推進していくわけですが,曲がって追いかけ続ける弾はいつまでも発射時の力が残って飛び続けるわけではないでしょうし,どのくらいの距離を追いかけるのかというのを頭に入れて計算する必要があると思われます。

 次に,直線で飛ぶ弾よりも曲がって飛んでいく弾の方が,弾にかかった力が減殺されてしまうように思えます。
 弾の力は,弾の推進するスピードと弾の回転だと思いますが,弾がカーブする際にその両方が減殺されてしまうのではないかと思えるのです。
 そうなると,銃に要求される威力が十分な水準に達しないように思われ,それを実現するためにはホローポイント弾等のように弾それ自体に威力を上げる措置などを講じる必要があるということになるのでしょうか。

 私は銃火器に詳しくはないので,その実用性のほどは分からないのですが,それでもこのような技術ができあがればその弱点を補強する技術が出てくるのもすぐでしょうし,非常に恐ろしいことだと思います。
 この技術によって戦争で亡くなる方が飛躍的に増加するとすれば恐ろしい問題であり,アメリカ防総省においてはその技術の流出がないように厳しく管理をして頂く必要があるでしょう。


 阪神は,苦手のナゴヤドームで圧倒的敗戦を喫しました。
 上本さんが初回に先頭打者ホームランをせっかく打ったにもかかわらず,2回の大量失点ではどうしようもありませんでした。
 それでも最近の好調打線であればと思いたかったですが,結局どうにもなりませんでした。
 普通の試合であれば4点取れば勝てるはずなのに,やはり大量失点というのは試合の流れもそうですが選手の心も折ってしまうものなのでしょう。

 岩崎さんは直球,スライダー,スクリューのキレがいいと思うのですが,最近は見切られてしまっているような気がします。
 素材はすばらしく,球種も多彩なのですから,もう少し投球幅を付けて勝負できるようになればまだまだ勝てそうな気もするのですが,それを急に身につけることは難しいでしょう。
 新人王は少々難しくなってきてしまいましたが,もっとやれる人だと期待しておりますので,次回の登板を楽しみにしています。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:16
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