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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国で,裏口入学したと騙された学生が卒業直前に気付くというものが会ったので取り上げてみました。

 被害者の一人は,2011年に大学受験に失敗したのですが,そうしたところ父親の知人が大学にコネがあるという男を紹介してきました。
 その男は「15万元(約300万円)を支払えば必ず入学できる」といい,それを信じて15万元を支払いました。
 そうしたところ,男から入学通知書を受け取ることが出来ました。

 そして入学初日を迎えましたが,新入生の入学手続については,男が全て自分に任せるようにといわれたということでした。
 また,新入生を対象とした軍事訓練では,数人の若者とともに大学から遠く離れた場所に連れて行ってこれに参加させたということでした。
 この訓練には20数人が参加しており,その後大学に戻った学生らは学生指導員と名乗る男に対して学費1万5000元(約30万円),寮費3500元(約7万円)を渡したということでした。

 そして,他の学生と同じく授業に出て試験も受け,学内の宿舎で寝泊まりし,困ったことは裏口入学を手伝った男に相談していました。
 また,「なぜ学生証や図書館利用カードが発行されないのか」「何故授業出席の天湖に名前が呼ばれないのか」などと男に疑問をぶつけましたが,「裏口入学だから仕方ないと」と説明されていたそうでした。
 しかし,卒業間近の今年4月になり,その男が姿を消しました。
 そこで,不安になって全国大学生データを検索したところ,自分の名前がないことから,初めて自分が騙されたことに気付きました。,
 そして,父親に相談して警察に通報し,容疑者3人の身柄が拘束されたそうです。ただ,1人の男は行方知れずということです。
 これまでの調べて,詐欺被害にあった若者は少なくとも24人,被害総額は400万元(約8000万円)以上ということでした。

 この記事を見ていて非常に珍妙に思ったのは,4年間全く気付かなかったということでしょう。
 詐欺等の犯罪行為は,通常,行為を行えば行うほど自分のぼろが出てしまうため,犯罪の実行行為を行ってお金をせしめてしまえばそのままいなくなるものだと思います。
 そして,その段階でいなくなれば,早期に騙されたということに気付いて検挙も早まるのだろうと思います。
 その意味では,犯人達がいろいろと手を焼いていたのは,もしかしたら発覚を遅らせ,それに伴って検挙も遅らせるつもりだったのかも知れません。
 また,発覚が遅れればその分被害者を増やすことが出来,経済的利益の増額を図ろうとする意思があったとも思われます。
 しかし,いずれは発覚することは間違いないわけで,それなのに途中まで結構隠滅行為に頑張っていたというのは合理的ではない行動のように思いました。

 しかし,試験を普通に受けたりできていたのは,もしかしたら大学内に内通者がいたりしたのでしょうか。
 そうでなければ,もう少し早い段階で気付いても良さそうなものですし,結構根の深そうな事件かと思います。

 裏口入学ということ自体はあまり擁護できるものではないですが,今回問題なのは,入試に落ちてしまっただけならば1年後再度のチャンスがありますが,4年間学生の振りをしていた場合は再度の受験のチャンスを失ってしまったため無為の4年間をどう取り繕うのかということでしょうか。
 もちろん,大学生としての勉学に励んでいたのでしょうから,大学生としての実質は備えているのだろうとは思うのですが,それでも卒業資格は得られないでしょうし,それを得るためには再度4年間が必要でしょうから,そこまでもう一度やることができるのか,なかなか難しい問題なのではないでしょうか。
 かといって,大学側も入試で落ち,かつ裏口入学しようとした人を救済しようとは思わないでしょうし,やはり後ろ暗いところに手を染めると最後は守ってもらいづらくなるものだと思います。
 結局,どんなものでも裏技で手に入れようとすると痛い目をみるということなのでしょう。
 結局,裏口入学という後ろめたさがあったから,学生証をもらえずとも大学に確認することもできずに4年間が経過したわけですし,やはり基本的には正規ルートを通るようにすることを何事にも心がけるべきかと思いました。


 阪神は,昨日も勝てるはずの試合だったにもかかわらず,リードを守りきれずに敗戦しました。
 それなりに追いすがる努力はしていましたが,それでもあれだけ点をとられてしまえばどうしようもないでしょう。
 岩貞さん,桑原さん,榎田さんが一気に2軍行きになったそうですが,では代わりの人材がどれだけいるのか,非常に難しい問題です。
 また,敗戦したというだけでなく,上本さんへの頭部死球をきっかけに乱闘騒ぎにもなったりと,チームの雰囲気もよくないように思います。
 そんな状態で交流戦に突入しましたが,例年の阪神は交流戦ではあまり良い思い出がありません。
 ここで例年のように交流戦で不調が続けば,一気に取り返しが付かないくらいの最下位になってしまうことも十分あり得るのが今の阪神です。
 打線が多少復調傾向なのはよいことなのですが,これだけ投手陣が点をとられてしまえばそれも意味はなくなってしまいますし,何とも問うだのかみ合わせが悪い状態です。
 少しでもそういうところを改善できるような交流戦の戦い方ができればいいのですが,と心配しております。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:17
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