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2017.03.26 Sunday
 こんばんは。


 今日はSASUKE2017が放送され,私も知人宅で鑑賞しましたので,その感想を書いていきたいと思います。

 SASUKEは初回から大体欠かさず見てきたもので,私は大概の歴史をよく覚えております。
 SASUKEは,コースが定期的にリニューアルされますが,そうだとしても最低限これだけはできないとクリアは決してできないというものがあります。
 それは,今回はダブルペンダラムという名称で出てきたトランポリンを使った跳躍エリア,そり立つ壁,そしてクリフハンガーです。
 昔のSASUKEでは,序盤で落ちる人は今ほど多くはなかったですが,それでも大体がトランポリンを使った跳躍エリアかそり立つ壁で終わっていました。
 かの山田勝己さんも,そり立つ壁に阻まれてから第1ステージがクリアできないという時期が続いたほどで,そうしてみると第1ステージをクリアするためにはこの2つをどうにかできることが必須であると言っても過言ではないと思います。
 特に,そり立つ壁については,これだけ様々なコースのリニューアルがある中でずっと変わらずにあり続けるということは,修正すべき点がないほどに「足きり」として万全な存在といえるのだろうと思います。
 ですから,もしもSASUKE挑戦を考えているのであれば,最低限そり立つ壁の攻略をできる身体能力があるかどうかが問題であり,その次は腕力というか指の力というところになってくるのではないでしょうか。

 昔は家にセットを作っているといえば,山田勝己さんか白鳥さんくらいしかいなかったように思いますが,最近はSASUKEのセットを自宅に作っている人がままいるように思われます。
 ただ,もしも日常的にセットを作って鍛えるべきだというのであれば,一番始めに考えなければならないのはそり立つ壁であり,この攻略ができないのであれば挑戦を断念するしかないと思います。
 そり立つ壁を攻略するには跳躍力と身長のバランスの問題が大きく,身長が高すぎる人は第3ステージの腕力を要するエリアの攻略が困難である以上,基本的には身長がそこまで高くはなく跳躍力がある方が対象となろうかと思います。
 跳躍力は年齢によって衰えてしまうものでもあるので,クリフハンガー等のエリアの練習も大事だと思いますが,日々そり立つ壁の攻略が可能であることを維持し続けることがもっとも肝要であろうかと思いました。

 と,そり立つ壁について熱く語りましたが,今回はいつもよりはそり立つ壁にまつわるドラマが多くはなかったと思います。
 それは,それ以前のリニューアルされたコースに阻まれたからです。
 リニューアルコースの多くはタイミングを計るものやバランスを試すものであり,これらを見切れるかどうかですが,もしも初見であればなかなか困難が伴うとも思われます。

 また,今回の状況を見ていると,これまで以上に水泳的要素が強く要求されているように思えました。
 水泳は非常に全身の筋力と体力を消耗するものであり,おそらく出場する選手はほとんど水泳自体はできるものの,これを苦もなくくぐりぬけるためにはある程度しっかりしたトレーニングが必要に思われます。

 そして,第3ステージですが,もはや変わってきている要素が多すぎて,対策を考えることも非常に難しくなっていると思います。
 また,クリフハンガーはぎりぎり自宅に作れるものの,他のものを自宅に作るのは極めて困難と思われ,その意味でも事前準備が困難であることを考えると攻略は難しそうな気がしております。

 今回出場した顔ぶれを見ていると,第1ステージをクリアしたのはよく見る顔ぶれが多かったですが,私はオールスターズの竹田さんがクリアしたのは純粋にうれしかったです。
 昔から見ているだけに,そのメンツが今やほとんど顔を見せてくれなくなって非常に寂しく思っていましたが,それでもこうして活躍してくれる様を見るとやはり思うところがあるものです。
 また,山本さんについても,トランポリンで跳躍する角度にミスがありましたが,そういったミスがなければまだやれそうな身体能力はお持ちのように見受けました。

 長野さんの弟子と位置づけられる方が初挑戦で第1ステージをクリアしたのは素晴らしいと思います。
 長野さんがどの程度携わったのかはわかりませんが,もしも携わっていたのだとすればその育成力は大したものというほかありません。
 上記の通り,そり立つ壁をクリアできる身体能力を持っていれば,筋力やタイミングを計る力などある程度後天的に身につけることでいいところまでは勝負できるのだということを示してくれたのかもしれないと思いました。

 一方,山田勝己さんですが,黒虎がなかなか実力を発揮できませんでした。
 これまで黒虎として数度挑戦しているものの,なかなか成果が上がらないところを見ると,長野さんがどのようにして指導を行って成果を上げたのか,それを確認した上で導入した方がよいようにも思われます。

 山田さん自身が挑戦した場面ですが,昔から知っている者としてはそれだけでうれしいと強く思うものですが,残念ながら下半身がもはやクリアできる選手のそれとは思えませんでした。
 上半身の筋力は維持されているのかもしれませんが,私から見て下半身が安定していないように思われ,クリアはもう一度体作りを見直すところから必要なのかもしれないと思いました。

 今回は完全制覇者がいないどころか,第3ステージをクリアした人もいませんでしたが,こんな終わり方をするのはむしろいつものSASUKEらしいともいえると思います。
 新世代も登場して難易度も上がっていますが,私はやはりこれを楽しみにしているところもあるので,次の放送機会に期待したいと思います。


 阪神ですが,最近のオープン戦を見ていて福留さんの打撃の調子が上がっていないことが大変気になっています。
 福留さんは,実際働き始めれば誰よりも期待できる中心選手になるのですが,1年目と2年目の途中までの期待されながらしばらく活躍できなかったあの時を思い出してしまいます。
 何が原因なのか,分かりやすいものであればそれを解消させればいいものの,おそらくそんな単純な話でもないでしょうし,果たして開幕スタメンというのは大丈夫なのかと心配しています。

 また,鳥谷さんについても不安を感じています。
 このところの鳥谷さんについては,打撃だけでなく守備についても色々と問題であり,去年のようにある程度休ませて使うということを前提にしないと功労者である鳥谷さんに辛い思いをさせてしまうのではと思っています。

 このように,今のところベテラン勢の中では糸井さんは悪くないと思うものの,他はやや不安があると思っています。
 ベテランが中心にいて重しになるからこそ若手が活躍できると思えば,シーズンに入った段階である程度ベテランが数字を残してくれるようでないと不安で仕方ありません。
 しかも,福留さんは中軸を打つ選手ですから,その成績はチームの勝敗にも直結すると思われ,果たしてどうなるのか,気をもんでいます。

 とりあえず,高山さんはある程度計算ができると思われ,最近やや落ち気味の北條さんもシーズンを通してならばそれなりに活躍できると見込めると思います。
 糸原さんがどの程度起用されるのかはわかりませんが,上本さんの打撃と守備の総合的なでき次第という気もします。
 原口さんの打撃が下降気味なのは心配ですが,慣れないファーストのポジションに就いて間もないことを考えればまだ様子を見るべきでしょうか。
 できれば江越さんと中谷さんを使ってもらいたいと思いますが,ポジションが空くのか,そして打撃の確実性がどのくらいあるのかというところが問題になるでしょうか。

 投手陣はある程度揃ってきていると思われ,今のところはそこまで大きく心配はしていません。
 まだ先発ローテーションが揃ったというには難しいですが,それでもある程度の見通しが立てられているところでは,まあまあ整備できているという印象です。
 中継ぎ陣も,数年前よりはいいと思いますし,一応投手陣は悪くない状態でしょう。
 これで守備がよければなかなか点をとられないのでしょうが,問題はその守備が崩壊しがちなことです。
 できれば守備重視の布陣にしてもらいたいものですが,そういうわけにもいかないのでしょう。

 もう開幕が近いにもかかわらず,まだ色々と整備できていないところがあり,やきもきしております。
 ただ,どのチームも色々と課題を抱えているようで,個人的には阪神は投手陣が整備できている分,他球団と比べてもそこまで見劣りはしないと思っています。
 あとは,どれだけ打つか,そしてどれだけ守備ミスがないか,そういったところが問題になると思いますが,こう書いていて思ったことは,これらの課題は去年悩んでいた問題と一緒ではないかということです。
 結構時間はあったはずなのに,あまり克服できていないように思えますが,それは私が単に見落としていただけだろうと信じて開幕を楽しみに待つことにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:24
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