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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,サーフィンをしていた人の車6台が盗まれたというものがあったので,取り上げてみました。

 盗まれた車6台は,いずれもビーチの駐車場に停まっていたものでした。
 いずれもサーファーがサーフィンをしている時に盗まれたということで,車には鍵がかけられていたものの,その鍵はいずれも小さな箱に入れて車体の下などに取り付けていたということでした。
 被害額はあわせて910万円にも上るということです。
 警察は,複数犯の可能性もあると見て,周辺の防犯カメラ映像などを調べるなど,窃盗事件として捜査しているということです。

 この記事を見ていて,窃盗犯はコツさえ分かれば盗みやすいのだろうと思うとともに,サーフィンなどをしづらくなるだろうと思いました。

 まず,車泥棒にしてみると,もっとも窃盗がしやすい状況というのは鍵を入手することだと思います。
 その鍵が挿しっぱなしで車から離れたということなどであれば非常に盗みやすいと思われますが,一方でそのような事態は非常に少なく,一般的には鍵を使わずに盗む方法が企図されることが多いと思われます。
 その点,このようなサーファーの鍵保管方法であれば,窃盗犯としてはその箱の開け方だけ分かれば盗むことが可能になるわけで,一般的な車窃盗事案の中では技術的要素が少なくて済む部類なのだろうと思われます。

 一方,サーファーにとっては非常に悩ましい事件だと思います。
 私も昔マリンスポーツをやっていた時期がありましたが,その時にもっとも気を遣ったのは所持品の管理の問題でした。
 近年の車の鍵は,電子的な仕組みのものが大半であることから,水につけると壊れてしまう可能性があります。
 そうすると,例えばプールのロッカーの鍵のように体にゴムなどで固定して海に入るわけにはいきません。
 そうなれば,陸に車の鍵を始めとした荷物を置かねばならないわけですが,そうすると今度はどのように盗難対策を講じるかというのが問題になります。
 そこで,今回サーファー達がとった対策が,車の中に貴重品を保管し,その鍵を隠してしまうという考え方だったと思います。
 ですが,その隠し場所がその道の人達に共通する分かりやすいものであれば,結局暴かれてしまえばもはや為す術がなかったというのが本件だったと思います。
 この問題が解決できないと,結局荷物番がいなければマリンスポーツを楽しめないということになってしまうでしょうし,一人で気軽にやってくるということができないならば,マリンスポーツの衰退の問題にすら発展しかねないと思います。

 では,車の下に箱を設置しないとしたら,一体どこに設置すればいいのか,非常に悩ましい問題でしょう。
 もっともよい対策は,海水浴場にコインロッカーが設置され,それを利用することなのかもしれません。
 ただ,鍵を海に持ち込む前提になりますから,海水に浸かる鍵の劣化の問題,波にさらわれて鍵がなくされる問題などが懸念されます。
 また,ロッカーの個数の問題もあると思われます。

 一方,人が預かる方式については,人を常駐させなければならないため,運営側(おそらく地方公共団体でしょうか。)の支出の問題もあり得ますし,採算見込みについて計算をしなければならないと思われます。

 自己責任の部分があるとはいえ,ある程度の対策を講じなければマリンスポーツの衰退,ひいては地元の衰退の問題にもなりかねませんし,きちんと考えなければならない問題だろうと思いました。


 今日は,阪神のペナントレース最終戦が行われました。
 しかも,新井良太さんが今シーズン限りの引退ということで,今日は安藤さんとあわせて2人の最終試合となりました。

 安藤さんについては,先日いろいろと述べましたが,最後の登板も非常にフォームが美しかったと思います。
 もうストレートで140キロ出ないのだという様を見ていると,本人としてももう引退の時期であると自ら思ったのかもしれませんが,それでも一時代を背負った選手だけに,非常に惜しい気持ちが強くあります。
 金本監督が自らボールを私に行く姿を見た時には,意識せずとも悲しくなり,本当に終わってしまうのだと認識せざるを得ませんでした。
 金本監督は,監督としてだけでなく同僚としてもともにしましたから,その感慨も人一倍あると思うのですが,こういう姿を見ていると安藤さんは皆に信頼される選手だったのだと改めて思うものでした。
 石川さんがホームランを打った場面についてですが,石川さんもプロ初ホームランですし,未来ある選手ですから,一生懸命やってこの結果だったと思えば,ご愛敬というべきでしょう。
 最後は新人の才木さんにボールを託して去っていきまして,世代交代を感じずにはいられませんでした。
 安藤さん,本当にお疲れ様でした。

 その安藤さんの最後のアウトをとったのは,同じく引退する新井良太さんのファインプレーでした。
 この横っ飛びを見ると,まだできるのではないかといいたいところですが,今季は打率も悪く,本人もいろいろと考えた末だったのでしょう。
 一時期は阪神の4番に座り,新井兄さんと一緒に打線を構成していた時には,昔兄弟で描いていた夢が実現したのだろうと思って胸を熱くさせたものでした。
 4番に良太さんが座っていた当時は,良太さんがまさに中軸という活躍をしていた一方で兄さんはチャンスで併殺を打つ場面が多かったため,ネット上では,良太さんが新井(良)と記載される一方で,兄さんの方が新井(悪)と揶揄されていたことはいい思い出でした。
 それが,今や新井兄さんは広島で復活というべき活躍を遂げている一方,新井良太さんが先に引退することになるとは,まさに悲しいという一言に尽きます。
 できれば,新井良太さんのホームラン時の豪快なバット投げを見たかったところでしたが,今日はそれが見られず残念でした。
 今後の人生に幸が多いことを願うばかりです。

 今日は,メッセンジャーさんもいい活躍をしてくれましたし,大山さん,福留さんのホームランも見られ,鳥谷さんの1000四球記録の達成もありましたから,非常に盛りだくさんな試合だったと思います。
 また,非常に気持ちの良い快勝で,消化試合とは思えないくらいの充実度だったと思います。

 これからクライマックスシリーズに突入するわけですが,今日の試合は調子づけるには十分な試合だったと思いますし,ここで勢いに乗っていってもらえると大変うれしいところです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:14
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