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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,以前給食の異物混入問題で話題に上がったことがあった大磯町の中学校の給食問題で,新たな委託業者が見つからないというものがあったので,取り上げてみました。

 以前話題になった給食異物混入問題については改めて語る必要はないと思いますが,その騒動の結果として,委託していた業者からの申し出で給食が一時休止となったということでした。
 そのため,現在は給食導入前にあったパンの出張販売のほか,コンビニ利用を許可するなどして,弁当を持参できない生徒に対応するとしているということです。
 町の方では別業者を検討しているということですが,教育長によれば,大手三社に当たったものの,リスクが大きいとして契約の話に乗ってもらえなかったということでした。
 町としては,今後も継続して業者を選定して交渉する方向だということでした。

 この問題は非常に対応が難しいと思います。

 まず,問題のある給食を野放しにできないということがあります。
 給食については,味がまずいかどうかは主観の問題もあるかもしれず,殊更論じるのもどうかと思います。
 ですが,異物混入が昨年1月から今年7月までで84件ということで,さすがにこれは看過できないかもしれません。
 業者は納入を中止したいと申し出たということですが,最終的にこのニュースが世間で大きく話題になるにつれて,業者側としても継続を困難と考えたのだろうとは思います。
 ただ,業者としても,半分以上食べ残しが出た状況や,異物混入の件数を考えた時,どのような対応をとってきたのかということは問題なのかもしれないと思いました。
 飲食業で問題を完全に0にできるのは理想とはいえなかなか難しいとは思います。ですが,問題が継続的に発生した状況を考えると,しかるべき対策をどこまでとっていたのかというのは問題になるでしょう。
 業者からの申し出で給食の供給を一時停止にしたということですが,業者の都合による一時休止となれば,契約上業者側は責任を負う可能性もあり,その点は今後の問題になるのでしょうか。

 一方で,この問題の難しさは,これだけ話題になってしまったことです。
 今世間では選挙の話題が最も多く上がっていますが,政治や登場人物の関係性等様々な要素があり,一見するとわかりにくい話題であるとも言えると思います。
 それだけに,一部の人は大変熱心で,他方では全く関心のない人が生まれるということもあると思います。
 ただ,「給食がまずい」という話題は子供から年配の方まで誰もがまんべんなく分かる話題の一つで,このニュースの影響力はかなり大きかったと思います。
 それだけに,この問題の帰趨については皆の目が厳しくなっていると思われ,代わりに入った業者も同じようなミスを犯した場合には「前の轍を学ばない」「子供達の食の安全を誰が守れるのか」などと大いに話題になってしまうことが強く懸念されると思います。

 「給食がまずい」とニュースに出た当時,町の声というのを見ていたところでは「別の業者に変えろ」という声が多かったと思います。
 ですが,実際問題,多数の児童や生徒に給食を供給できる能力を持つ業者は非常に限られていると思います。
 それだけに,あの業者がだめならばこの業者というように,簡単に変えられる代物ではありません。
 この給食業者の提供した給食には「まずい」「異物が混入した」と業者の一方的なミスがあり,基本的に児童や生徒側に落ち度はありませんから,業者側を過剰にバッシングする傾向があったのはある意味致し方なかったのかもしれません。
 ですが,それが行き過ぎてしまったがために,別の業者も参入を躊躇うような事態に発展してしまったのではと思わずにはいられません。

 問題のある給食は,町との契約責任にしたがって業者が責任を持って是正していくべきであり,町が業者に対して強く責任追及するのは当然だと思います。
 また,町の運営は税金で成り立っていますから,市民としてそれについてある程度責任追及することも理解できます。
 今回の騒動については,町側の対応にも若干問題があったように思われ,それが拡大に拍車をかけたようにも思えます。
 ただ,個人的にはその向きをやり過ぎてしまったがために,最終的に守ろうとしたものも守れなくなってしまった本末転倒な状態なのではないだろうかというような気もします。
 しっかりした対応を求めるのは当然必要だと思うのですが,何事もやり過ぎは問題というように思いました。


 CS第1ステージですが,ご存じの通り阪神は敗戦しました。
 敗因は,もはや言い逃れができない,能見さんが試合を壊してしまったことだったと思います。
 初回に3失点してしまった段階で,流れは完全に横浜さんにいってしまい,その後も3失点したところでほぼ試合が決まってしまいました。
 能見さんはこれまで何度も阪神のために尽くしてくれましたから,この一事をもって能見さんを過剰に責めることはしたくないですが,ただ敗因は紛れもなく能見さんだったと思います。

 今日の良かったことは,大山さんの得点と,藤浪さんの投球でしょうか。
 特に,藤浪さんのスライダーは相当えぐい角度で決まっていまして,これだけの投球ができるならば今日の先発が藤浪さんであればとも思いました。
 ただ,昨日まで何度も述べたとおり,そもそも藤浪さんを今季また登板させたこと自体が問題で,結果オーライだったとはいえ,非常に危険な綱渡り登板だったと思います。
 もしも今日の藤浪さんが炎上していたら,もはや取り返しが付かなかっただろうと思うと,結果こそ最良だったとはいえ,率直にこのような選手起用はいかがかとは思いました。

 いずれにせよ,今季の阪神はこれで終わりました。
 もう少し見られると期待していただけに,結構残念だと思っていますし,思ったより私自身へこんでいるように思います。
 ただ,今季を思い返せば十分楽しめたように思えますし,あまり贅沢は言わないでおこうと思います。
 とりあえず,後日もう一度今季の阪神について思いを巡らせることとして,今日はもうあまり考えないようにしようと思いました。
 あと,横浜さん,おめでとうございます。是非とも広島さんといい試合をしてください。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:49
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