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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,東京五輪組織委員会から東京五輪のスポンサー企業にボランティア枠300人のノルマが課せられたというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,ゴールドパートナーの複数の企業に対して,五輪組織委員会からボランティア枠300人のノルマが課せられたということです。
 ある企業によれば,ボランティア活動には積立休暇や有給を利用してもらう予定だということです。
 こちらの企業では,社内で募集をかけたところ約2000人の応募があり,選抜して324人を送り出すことになったそうです。
 ただ,300人の社員をボランティアとして送るだけでも業務バランスを考えたり周囲の協力を得なければならなくなり,これ以上の人数がボランティアに割かれると業務上の支障が出かねないということでした。

 スポンサー企業から派遣されるボランティアについて,そもそもまずこの人達は任意なのかどうかが気になります。
 有給や積立休暇を利用するということですが,もしもそれが本当にそういった休暇を利用するということであれば,社員が身を引き裂いてボランティアに身を投じることになるわけで,本当に任意で参加することになったのか,それともいろいろな力学から参加せざるを得なくなったのか,それが問題のように思います。

 仮に,当該会社において,特別休暇のような有休と類似するような形で社員を派遣してボランティアに従事させる場合,社員は業務内容が異なるという意味では大変であるものの,経済的な負担は企業が負うことになります。
 この場合,スポンサー企業は,金銭支出のほか,こういった人材面での負担も負うということになるのであって,スポンサーとしての任務の一端というように評価できるような気もします。

 とはいえ,300人も人を派遣することになれば,当然社内業務はその分大変になるでしょう。
 ボランティアで参加する人達も大変でしょうが,ボランティアでいなくなった穴を埋める残された社員達も仕事が多くなって大変になるでしょうし,おそらくこの期間はスポンサー企業全般が大変な状態になるのだろうと予想されます。

 記事によれば,国内パートナー企業は45社,各社から300人ずつ集める場合1万3500人も集まるそうです。
 ただ,それでも目標は8万人ですから,あとは学生やら社会人やらを集めないといけないのでしょう。
 ネット上でのアンケートによれば,ボランティアをしたくない人は60%,したい人は23%ということですが,このアンケートの精度がどの程度だかわかりませんので,この数値だけでボランティアに手を挙げる人がどのくらいいるのかと測ることは出来ないと思います。
 ただ,現に仕事を行っている人は基本的に参加は難しいでしょうし,学生をメインに考えているのだろうとは思います。
 そんな中で,ボランティア参加で単位を認めるという話もあるようですが,これはボランティア強制のようにも見えますし,大学で学ぶべきものとは何かということも大いに疑問に思います。
 得難い人生経験という意味では意義のあるものと思いますが,それと単位の問題は別だと思いますし,個人的にはそういうやり方ばかりで単位を得て卒業した学生が学ぶべきものを学んできたのかというのは疑問を感じます。

 オリンピックまでまだ2年あるという考えもあるでしょうが,おそらく組織委員会はもう2年しかないという危機感の下で,ボランティア確保だけでなく全般的に悩みながら進めていることでしょう。
 それについては頭が下がりますが,今後どのような形で準備が進んでいくのかは見守るしかないように思いました。


 今日の阪神は,糸井さんと大山さんが一発を打ち,勝利しました。

 先発岩貞さんは,7回を5安打2失点と試合をよく作ってくれました。
 1回に先制されたものの,その後きちんと締め直してよく頑張ってくれたと思います。
 このところの岩貞さんを見ていると,先発ローテーションの一角として機能してくれており,メッセンジャーさんが登録抹消されるという極めて厳しい状況の中で本当に頼りになる活躍をしてくれてありがたい話です。

 糸井さんの同点ツーランは,流れを持って行かれそうな嫌な展開を吹き払ってくれるものだったと思います。
 こういう仕事をしてくれたからこそ,今日の勝利の流れが出来たと思いますし,今日の勝利は糸井さんのおかげという要素が大いにあると思います。

 また,大山さんがスリーランを打ったことも非常にうれしいことです。
 流れの中で打ったという感じではあったものの,それでもこのところの大山さんの打撃は非常に好調で,9月攻勢のキーマンになりそうな感じです。
 このホームランで一気に突き放したからこそ,中日さんの気持ちを砕けたというようにも思いますし,非常に大きな一撃だったと思います。

 最終回はきちっと締めてもらいたかったところですが,岡本さんが打たれてしまって3失点というのは頂けませんでした。
 点差があったからよかったものの,それがなければ昨日のドリスさんの二の舞になっていたかもしれず,このところの中継ぎ陣は不安が多いです。
 ただ,岡本さんを継いで出てきた藤川さんがきっちりと締めてくれて,やはり藤川さんの中継ぎ陣の中での安定感は素晴らしいと思います。
 帰国してから先発投手として登場した時にはどうなることかと思っていましたが,こうして適材適所で往年の名選手が活躍してくれているところを見ると,本当にうれしく思いますし,まだまだやれるというようにも思います。

 明日は,成長株の才木さんですから,ここでまたいい投球を見せて先発ローテーションを確実に手中に収めてもらいたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:59
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