こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、マリナーズとマイナー契約を交わしていた藤浪さんですが、マイナーリーグキャンプに送られてしまったというものがあったので、取り上げてみました。
藤浪さんは、オープン戦7試合に登板し、6回2/3を4安打4失点、4三振、9四球、防御率5.40ということでした。
このうち、失点したのは2試合目の4失点のみで、それ以外は無失点でした。
直前の試合は、打者4人相手に23球を投げ、無安打1三振でした。ストライクは14球で61%、最速は159キロということで、それなりによい出来だったと思われます。
それだけに、今回の評価は普段の素質については素晴らしいと評価されたと思われるものの、結局のところ突如生じる制球難についてどのように取り扱うべきかということが結果を分けたものと思われます。
この結果については率直に残念に思っています。
藤浪さんは素材が素晴らしいことはもちろんのことですが、昨季はマイナー暮らしが続いたにもかかわらずアメリカで勝負を続けようとするメンタルの強さも売りだと思っています。
そのストレートは一流メジャーリーガーでも手を出すことが難しいレベルのものであり、今季はそれにツーシームも加わって楽しみな年であったと思っていました。
しかし、問題の制球難は、何らの兆候なくいきなり発生し、しかもそれが出てきてしまうとこれを止めることができません。
この原因はメンタルの問題なのか、技術の問題なのかはわかりませんが、藤浪さんはプロに入ってからずっとこの克服を企図して取り組んできたと思うものの、未だ達成されていません。
私が見ていた限り、制球難が生じた場合には早々に交代することが最良の手段だとは思いますが、起用するチームはその都度交代を余儀なくされるとなれば中継ぎ投手を常に準備しなければならず、現実的には難しい部分があることも事実です。
当の藤浪さんが最も悔しく思っているとは思うのですが、目の前にあるオプトアウトを選ぶのか、残留して捲土重来を期するかを選択することは難しいことだとは思います。
私としては、どちらを選択するにしても、藤浪さんがどこかの場面でメジャーで投げる姿を見たいと思っているので、その願いを叶えてくれるものと期待しています。
安定感の問題があるとはいえ、最終的にあの球でメジャーリーガー達をねじ伏せる姿を見せてもらいたいと願ってやみません。
オープン戦が終わりましたが、阪神の順位は12球団中10位とよいものではありませんでした。
所詮オープン戦ですから、結果をそこまでどうこういうことはどうかとは思いますが、それでも昨季はオープン戦がよくない状態で、そこからシーズン序盤はあまり振るわなかっただけに、少し不安を感じてはいます。
ですが、メンバーをそろえて臨んだメジャーとのエキシビションマッチでは成果を出していましたから、本気を出せば違うのだということを見せてもらいたいと思っています。
今日の試合の反省点としては、やはり佐藤さんの守備でしょうか。
私としては、サードで佐藤さんを起用することは控えた方がよいと思っているのですが、今季も佐藤さんをサードに据えることを軸に戦う方針なのでしょうか。
内野は咄嗟の思考と動作を要求されますが、今日の守備を見ていても佐藤さんはその辺りに弱いと思われます。
佐藤さんはメジャー志望を挙げていますが、これまで日本人がメジャーに挑んだ歴史を振り返ると、内野手で挑んだ人達は名手でもことごとく苦戦していますから、佐藤さんがサードで挑むことはかなり苦労すると思われます。
そのため、私としては、メジャー志望を考えても外野起用をもう一度考えてはもらえないかと思っている次第です。
また思いついたら書きます。ではでは。
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