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 こんばんは。

 日本シリーズがついに始まり,広島さんが調子よく連勝しておりますが,敢えて阪神ドラフト2位の小野さんの件について取り上げてたいと思います。

 小野さんは,富士大学のエースとして,明治神宮大会東北地区代表決定戦に登板し,142球1失点で完投勝利しました。
 実は,小野さんは,昨日も先発として登板し,7回106球4安打1失点という出来でした。
 昨日は9奪三振,今日は10奪三振,昨日の最速は152キロ,今日の最速は149キロと,非常に優秀な数字もあげております。
 これで富士大学は明治神宮大会に出場できることになりました。

 正直言って,阪神のドラフトとして名前が挙がり,阪神に入団する可能性が高い選手ですから,チーム事情とはいえ,それが判明した後に先発連投は勘弁してほしいという気持ちです。
 これで肘や肩でも怪我されてしまったらと思うと,恐怖感を持ちます。
 確かに,ここで勝ちに行くためにはエース2連投は大事なところだったと思うのですが,それでも監督においては選手起用をもう少し考えてくれなかったのかと思ったりもします。

 小野さんは,今季の北東北大学リーグで22試合12勝1敗,防御率0.85,125奪三振,奪三振率11.93と非常に優秀な数字をたたき出しております。
 もちろん,大学リーグの中でも強豪校とそうでないところはありますから,それを考えればこの数字だけを見て安穏とプロで直ちに通用するというわけにはいかないでしょう。
 ですが,昨日今日と中0日で連投した上で,16回2失点19奪三振というのは,投手としての資質が高いと思えるものだと思います。
 特に,先発で連投できるスタミナは,今季金本監督が中継ぎ投手を回跨ぎで連投させて酷使していましたが,そのような監督の好みに非常に合致しそうに思います。

 小野さんは,150キロを超える質のよい速球で押した上で,さらにスライダーが持ち味の投手と聞いております。
 この速球について,アベレージで高速度を誇っていることが強みであるとも思っております。
 ただ,制球についてはやや安定していないところがあり,制球がもう少し安定してくればまさにエースともなり得る人材だろうと思っています。
 小野さんについては,フォームを矯正したり鍛えればまだ速球の速度が出るといわれていて,いわゆる素材型といわれていますが,それを阪神がいかに育てていけるかが問題であろうと思っています。

 ちなみに,阪神が1位指名するといわれていてロッテさんが1位指名した佐々木さんですが,今日の東海大との試合では,9回8安打2失点で勝利投手となりました。
 初回に6球で2失点と立ち上がりが悪かったようですが,その後立ち直ったということで,こうしてみてみるとやはり佐々木さんもよい投手だと改めて思いました。
 逃した魚の話をしても仕方ないですし,こうなれば失礼ながら佐々木さんよりも小野さんの方が活躍するということを願うばかりなのですが,ただやはり気にはなるものです。


 冒頭に述べた日本シリーズですが,今日の試合は広島さんと日ハムさんの実力はほぼ拮抗していたと思います。
 ですが,その流れを変えたのが,例のビデオ判定で覆ったシーンだと思います。
 あれについては,日ハムさんにとっては気の毒だと思いましたが,それでも制度上は仕方ないだろうと思いました。
 実力伯仲であれば,少しのきっかけで試合が動いてしまいますし,この結果は致し方ないかと思いましたが,一方で流れがやってきたところをこれを生かせる広島さんの選手達も大したものだと賞賛すべきでしょう。

 とりあえず広島さんに流れが来ているところですが,スタジアムが変わって流れもまた変わるでしょうか。
 3戦目は引退を宣言している黒田さんが登板しますが,できれば黒田さんには活躍してもらいたいという気持ちがあります。
 一方で,黒田さんの登板をあと2回見られるとすれば,6戦目まで試合が続けばというようにも思えるので,その辺りは複雑な気持ちです。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:40

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