こんばんは。
このところ,ブログの更新が止まっていましたが,実は久々にかなり厳しい風邪を引きました。
連日38度超の熱が続き,先週はほとんど仕事にも行かず,土日もほぼ寝て過ごしました。
おかげで現在は全盛時期の6割程度まで復帰しましたが,それでも完全調子とまではいきません。
やらねばならないことは結構あるのですが,幸いなことに移動すべき仕事は今週は多くないので,休養をとりながらやれることから励んでいくことにします。
さて,今日は,先日からずっと続いているアスクルさんの物流倉庫の火災について取り上げてみたいと思います。
この件は先週からずっと話題になっており,私自身熱にうなされながら気になっていたのですが,なかなか鎮火しないどころか,新たな爆発の話が出たり,近隣世帯に避難勧告が出たりと,一向に好転する気配を見せません。
今日のニュースを見ていたら,広い倉庫内で燃えているのはコピー用紙などの大量の商品であったり,可燃性ガスの入ったスプレーに引火して爆発をしたりしているようです。
この火災の消火活動が長期化している原因として,消防は,以下のものを挙げているようです。
・建物の2階と3階にはほとんど窓がなく,外からの放水が難しい。
・屋上にはソーラーパネルがあり,水をかけると消防隊員が感電する恐れがある。
・建物の中の温度が一時500度に達し,熱で壁がゆがむなど東海の恐れもあり,慎重に活動する必要がある。
これらの理由をみていると,一つ目はアスクルさんの倉庫だけでなく,日本中の倉庫が問題になる窓の問題があると分かりました。
倉庫と窓の問題は,かつて私が別件で相談を受けたことのある事件でやはり問題になったことがあり,業界内部では問題意識を持たれてはいたそうです。
ですが,既に作られた倉庫に今更窓を付けるとなれば,手間とコストが大変かかりますし,零細の倉庫業者などはかなり多大な負担となることと思います。
また,窓付近には荷物を置いてはならないというルールまで付されてしまえば,置ける荷物の量も減少してしまうことでしょう。
とはいえ,個人的な見込みとしては,おそらくこの火災を受けて,国の方の倉庫設置基準が見直され,窓などの設置義務が課せられたりということになると思われます。
アスクルさんはその引き金を引いてしまったとは思いますが,いずれはどこかの業者さんが引き金を引いていたかと思うと,特にアスクルさんを取り立てて責めるべきでもないかとも思いました。
次に,ソーラーパネルについては,最近レンタル倉庫などの屋根にも設置することが大きなトレンドになっていました。
それは,ソーラーパネル発電の売電で,東日本大震災以降国が太陽光エネルギーについて力を入れようと打ち出してから日本中で非常に増えました。
郊外に行くと,空いている土地にソーラーパネルが敷き詰められていたりすることは最近ではよく目にするようになりましたが,徐々に売電額が減少されるとともに投資としてもうまみがなくなっているといわれております。
ソーラーパネルは,自分で購入するパターンのほか,リースで設置する方も多いようです。
とりあえず空いている場所にソーラーパネルを敷き詰めて投資するというのが流行っていますが,倉庫業の方がそれを屋根でやっていることも珍しくありません。
もしかしたらアスクルさんもそうなのかもしれないのですが,今回の消火活動への妨げぶりをみていると,今後ソーラーパネルの設置場所についても規制が入るのではないかと思われます。
アスクルさんのような事務用品の通販は最近は広く利用されており,私も仕事上の事務用品で通販を利用しているものですから,この事件の問題を大変身近に感じます。
通販は,緊急性が強くなく,かつ物量が多いものを購入する時には最適で,なおかつ事業者として購入する時は一般の量販店よりも安価で取り扱ってくれますから,一般的にも使用しない選択肢をとらない理由は多くないと思います。
アスクルさんはその業界でもかなり名が売れており,それだけに今回の火災の被害は相当大きいと思います。
それは,商品自体が失われてしまった,事業を当面一部休止することになるという以上に,これまでの顧客が,この火災を契機に,ひとまず別の通販を利用しようと考えて,そのまま顧客が離れていってしまうということがもっとも懸念されることと思います。
現在別倉庫から搬送を行っていたりしているとの報道もみますが,そうすると別倉庫にかかる負担が大きくなってしまうと思います。また,物流の距離も長くなるため,運送業者の負担も少なくないでしょう。
今は緊急体制なので何とか耐えようということかもしれませんが,緊急体制に耐えるというのは終わりの時期があるからできることであり,鎮火のめどが立たない現時点では緊急体制に取り組んでいる社員の心の負担がそろそろ出始めてもおかしくないのではと不安に思うのです。
今回の火災は倉庫業における色々な問題点を出したという一面はありますが,そろそろ鎮火してもらわないともっと大変なことが怒りかねないと危惧しています。
中の様子が分からない以上,すべてが燃え終わるまで待つつもりなのかもしれないのですが,そうするとあとどのくらいかかるのかという不安もあります。
保険に入っているとしても,どれだけ補填されるのかも分かりませんし,とにかく早期に収まってくれることを願うばかりです。
阪神ドラフト1位の大山さんですが,私が風邪でダウンする前には8打数ノーヒットといわれていたものの,昨日までで練習試合15打数ノーヒットということになってしまいました。
世間での評判を見ていると,ぼちぼち2軍で練習させるべきで実戦には別の若手を出すべきという意見が見え始めました。
私としては,2月中は大山さんを出し続けていいと思っています。
大山さんは,じっくり育てて大砲にするのが目的の選手であり,仮にここでコツンと当ててヒットが出たとしても意味がないと思っています。
大山さんは,ある程度振り抜いて飛ばすことに意味のある選手であり,成長を促すためには一流に対峙させて経験を積ませることが肝要だと思います。
一方で,オープン戦に入れば,シーズンに向けた調整という意味合いが強くなり,若手の経験よりもシーズンに出る可能性のある選手達を見極める作業の方が重要だと思います。
そう思うので,オープン戦前は大山さんに経験を積ませるだけ積ませ,そこでシーズンもベンチ入りできそうな実力を持ってそうだと判断すればオープン戦でも起用すればいいと思います。
逆に,練習試合を全て見た上で,2軍で経験を積む方が重要と思えば,ためらわずに2軍に行かせるべきでしょう。
去年の高山さんは出来がよすぎて,彼を標準においてしまうと大山さんの出来が物足りなく感じてしまうのは致し方ないと思います。
ただ,私は,大山さんをそれで全て見たつもりになるのは早すぎる気がして,得手不得手があるとすればそれを打開する機会を与えた上でどのくらいの真価があるのかをみたいと思っています。
大山さんがシーズンに登場するにしても中盤から後半だと思うので,今はドラフト1位の選手がどのくらいのびしろがあるのか,楽しみにしたいと思っています。
また思いついたら書きます。ではでは。
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Comments
工場の火災は消えないですよね。
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