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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,悪魔払いと称して1歳女児に暴行を加えて死亡させたという事件があったので,取り上げてみました。

 この事件は,2011年5月に発生したものです。
 女児の母親の知人の女が,女児に対して,暴行を加えて死亡させた疑いがあるそうです。
 女児は,ある日,けいれんした状態で病院に運び込まれましたが,その4日後は,医師に,1週間前に階段から転落したが,けいれんを起こすまで何事もなかったと説明していました。
 一方で,警察や周囲に対しては,玄関の上がりかまちに頭を打ったと説明していたとのことでした。
 死因は急性硬膜下血腫ということで,外傷性,すなわち頭部に強い衝撃を受けた可能性が疑われたそうです。
 関係者によると,母親の知人の女は,当時,自宅アパートで,体の痛みを訴えて訪れた人の相談を受け,その部位を触るなどして金銭を得ていたとのことでした。
 母は,その女を先生と呼び,女児を連れて連日訪れていたそうです。
 女児は,生後間もない頃から,体の中から悪魔が出ていかないなどと暴力を連日振るわれていたとのことでした。
 女を知る男性は,警察等の調べに対して,女が女児の足を引っ張って頭を床にたたきつけたり,悪魔がいるといってのどの奥に指を突っ込んだりしていたと証言しているそうです。

 まずは,亡くなられた女児のご冥福をお祈りします。

 その上で,1歳児であれば,まだ自分で環境を選ぶこともできず,周りにいる大人にほぼ全てが左右されてしまう状況ですから,もはやそれに恵まれなかったことは不幸であるとしかいいようがないのかもしれません。
 ですが,命に関わることを不幸という言葉だけで片付けるわけにも行きません。
 では,一体社会が何をできたのだろうと思うと,非常に難しいところも多くあり,一概に結論を出すことは難しい問題です。

 知人の女が悪魔払いをやっていたかどうかは,記事を見る限り大半が供述証拠ばかりのようで,果たしてそのような証拠がどの程度存在しているのか分かりかねます。
 悪魔払いのための暴行というように記事にはあるものの,果たしてそれを客観的に証明できるだけのものがどれだけあるのか,そもそも暴行という形に残りづらいものであることのほか,事件から時間も経過しすぎているため,その証拠が果たしてどれだけ残っているのか,私には分かりかねます。
 記事だけではその確証を得ることは難しいのですが,仮に記事が本当だとすれば命に関することですから重く取り扱うべきですし,それだけに確たる証拠をどれだけそろえられるかが非常に大きな問題かと思います。

 母にしてみれば,女児について何らかの悩みを抱えていたのでしょうが,その悩みの解決は女児の健康と今後の健全な成長ですから,仮に悪魔払いが真実だとすればその願いとは完全に真逆の結論となってしまったことでしょう。
 悪魔払いが真実だとすれば,なぜ子供の成長を願うための手段が悪魔払いになったのかは分かりませんが,それでも子供のためを思って子供のためにならないことをしたというのは非常に何とも言葉になりません。
 そのようなものにすがる精神状態というのはおそらく特殊なもので,それを理解するにはその立場を分からなければ難しいと思われ,私はそれを知らない以上は軽々に批判などできようもありません。
 ですが,悪魔払いの手段が常識から見て異常なものだと思うことができたのであれば止められたかと思うと,そう考えることもできなかったと思われる精神状態に陥った原因は何だったのか,残念でなりません。

 今はまだ警察の捜査が進んでいるところということなので,それを待ちたいと思います。
 発生から時間の経っている事件ですが,一つの区切りを迎えることができればとは思っています。


 阪神の大山さんが紅白戦でようやくヒットを打てた,しかも2本も打てたということで,早速それが記事になっていました。
 個人的には,大山さんの実力からすればまだまだ騒がれるべきではないと思っているので,ヒットの内容などに特に注目する意思もありません。
 ただ,精神的な意味では,1本出て楽にはなったでしょうから,それが今後に生きればいいとは思っています。
 これまでの内容を見ている限り,おそらく当面2軍で調整でしょうが,それでも一流選手と対峙して注目を大いに浴びたことは本人にとって無二の経験となるでしょうから,ひとまず打撃フォームを固めてミートポイントを一定にさせることから始めてもらいたいと思っています。

 ドラフト2位の小野さんは想像以上によいようで,大山さんが素材型だとすれば,小野さんは即戦力としても期待できるかもしれない人材です。
 速球は今の時期で150キロ出ていましたが,シーズン中であれば155キロくらいまではいけそうで,スライダーはまずまず,スプリットも仕上がればよりストレートが生きるかという感じがしました。
 1イニング限定の中継ぎであれば,シーズン序盤から対戦相手が一巡するくらいまでは十分計算できるような投球だったと思います。
 ただ,中継ぎは今のところそこまで不足しておらず,先発ローテーションを任せるにはまだ不安ですから,今のところは二軍で経験を積ませて,できれば6月くらいから先発として1軍に合流してくれれば非常に理想的だろうと思っています。
 投手豊作のドラフトですから,直ちに新人王というにはいいすぎだろうと思いますが,新人王を狙える位置にいる投手の一人であろうと思っています。

 一方,守備が非常に悪い印象です。
 先日の紅白戦では6失策と,課題の守備がボロボロで大変残念でした。
 阪神野手の守備は昨シーズンずいぶん足を引っ張っていて,秋のキャンプからその改善については大きな課題になっていたと思うのですが,それでこの醜態では果たしてオフ中何をやっていたのかと疑問に思えてしまいます。
 特に,中谷さんの外野守備で,イージーなフライを落球させていたシーンでは,今時高校生でもしないと思うような質のもので,練習不足というよりも気が抜けていたのではと思わずにはいられません。
 おそらくやらかした各選手は皆その後猛省したのだろうと思うのですが,やや気持ちが抜けているのではと危惧しますし,これを見ている限り打てないといくらいわれていてもショートは北條さん,セカンドは大和サンデイってもらわないと不安で仕方ありません。
 こういう情けない姿を見せないよう,本気で猛省してもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34

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