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2017.08.16 Wednesday
 こんばんは。


 現在首位広島さんと直接対決を迎えている阪神ですが,2戦目の今日は藤浪さんが登板しました。

 藤浪さんは,今季は制球がなかなか定まらず,2軍落ちして調整を続けていました。
 しかし,メッセンジャーさんの骨折離脱など阪神先発陣が崩れてきてしまったこと,2軍戦登板においてそこそこの成績であったことから,本来はもう少し調整させるべきというところではありましたが,今日1軍に復帰登板しました。

 今日の試合では,先着順プレゼントとして藤浪さんのボブルヘッド人形が配られる予定でした。
 しかし,ボブルヘッド人形は輸送中のトラブルにおいて約6000個が破損してしまい,この分については後日郵送するということになってしまいました。
 このニュースから始まり,今日の藤浪さんの登板は暗雲立ちこめているのではと疑ってしまっていました。

 そうして今日の藤浪さんの登板ですが,結果からいえば4回2/3で7安打3失点と先発としての仕事を果たすことができませんでした。
 4奪三振,最速159キロはさすがの素材というべきなのでしょうが,2死球を含む7四死球ということで,このイニング数にしては非常に多いといわざるを得ません。
 しかも,2死球は,いずれも問題だといわれていた右打者のインハイに抜ける球であり,結局最大の問題といわれていたインハイに抜ける球がまったく改善されていませんでした。

 結果としては4回2/3で3失点ですから,やはりよくはなかったと思うのですが,私としては四球を多少出したり打たれたりしたとして球数が増えたとしても,結果的に失点が少ないならば別に許容すべきというように思っています。
 そのような投球を続けていくとすれば,年をとってからが大変だと思いますし,ずっと続けられるスタイルではないのかもしれないとは思うものの,それでもこれまでそのようにして勝ててきたのであれば,別に今すぐにそれを変える必要はないと思うのです。
 問題は,失点を少なく抑えられるのか,そして右打者のインハイに抜ける球をなくせるのかという点に尽きるのだと思っています。
 しかし,今日見ていた限りでは,その抜ける球の改善ができず,それを意識してずいぶん崩れてしまったように思えます。

 今日の投球で,相当抜ける球を意識していると思ったのは,4回の投球で,投球モーション中に球をポロッと落として締まった場面を見たときです。
 おそらく,藤浪さんは,力強く握ってしまうとすっぽ抜けてしまうのではないかと考えて,力を抜くことに意識した結果,投球モーション中で手から球が抜け落ちてしまったのだろうと思います。
 これを見たとき,藤浪さんはもはやどのような具合で弾を握っていいのか迷走しており,精神的に参っているのではと推測してしまいました。
 もしもそうであるならば,このまま先発を継続させることは非常に危ういと思いますし,もっとも達成すべき最少失点という目標をかなえることも難しくなってしまうのではと思っています。

 今日の死球のうち,特に投手である大瀬良さんに当ててしまったことは非常によろしくないと思います。
 大瀬良さんの紳士的な対応で事なきを得ましたが,それでも普通に考えれば投手相手に死球というのは許容されづらいことは同じ投手である藤浪さんにとってはよく分かることでしょう。
 その後は菊池さんにも当ててしまいましたし,今日の投球は本人としては納得いかないだけでなく自信を失ってしまうきっかけにすらなるのではと心配しています。

 試合自体は,打線がそれなりに盛り返そうとはしていたものの,その後失点が続いてしまって,最終的に敗戦を喫しました。
 今日は,珍しく桑原さんが打たれましたが,いつもピンチの場面に登板させられていたため,今日のように打たれたとしても私はまったく責める気にはなれません。
 打線も,チャンスを十分に生かせたとは言い難くはありますが,それでも結構点差の付いていたところから3点までとれたところを見る限り,それなりに頑張ったと思いますし,こちらも特に責めるまでではないと思います。

 とはいえ,敗戦という結果自体は受け止めなければならず,この結果のため10.5ゲーム差まで開いてしまって,もはや優勝はほとんど不可能になってしまったと思います。
 最低限のノルマとして勝ち越しが要求されていたと思っていましたが,まさか負け越しが確定し,場合によっては3タテですから,さすがに相当厳しい状況といわざるを得ません。

 広島さんを見ていても,中継ぎ抑えがいまいちピリッとしないので,調子を上げていければクライマックスでは十分戦えるのではとは思えます。
 ただ,その前提として,阪神としても勝てるという意識を存分にもてるようにする必要がありますし,その意味でも今日はもう少し打って,できれば勝ってもらいたかったという気持ちが非常に強くあります。

 先発投手が不足している阪神としては,できれば藤浪さんに存分に活躍して復活してもらいたかったのですが,残念ながら思うとおりにはいきませんでした。
 藤浪さんにとっての不運としては,復帰登板がセリーグ最強打線だったというところもあり,これがもう少し打線が薄いところと当たれていて徐々に自信をつけられたならばというように思わなくもありません。
 ですが,クライマックスまで進出すれば否が応でも広島さんと当たるのですから,シーズン後半にさしかかっている以上,それが早いか遅いかだけの違いといえばそうなのだろうとも思います。

 何度も言うように,今藤浪さんに必要なことは,最少失点の結果,インハイに抜ける球のできる限りの回避という2点だと思われ,制球難やそれに敷衍する球数増加などはもはや気にしないことだと思います。
 抜ける球が多く出ると,精神的な影響から最少失点をかなえづらくなると思うので,とりあえず上記2点を何とか実現してもらいたいものです。
 そのためには何が必要なのかは難しいところですが,それでも藤浪さんには2軍で悠長に調整してもらう時間もないので,次回登板で見いだしてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:37

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