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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ジャンプの超人気漫画ジョジョの奇妙な冒険の実写映画化の話が出ているというものがありました。
 この件は公式に発表されたものではないのですが,主演には嵐の松本潤さんが起用されるという内容で雑誌で取り上げられたということでした。

 正直言って,この話は大反対です。
 これまで自分の好きな漫画などがアニメ化や映画化して幻滅することが多かったので,ジョジョでもそのような思いをしたくないからです。
 これまでを振り返ると,実写映画化して残念な思いをしたのはドラゴンボール,シティハンター,北斗の拳等が挙げられます。

 漫画で読んだ作品がアニメや実写化されて面白いとは限らないものですが,その理由としては漫画で面白いと感じた世界観が,映像化やBGM,俳優や声優の声や仕草などにおいて再現されてくれないと失望してしまうからだと思います。
 そして,漫画によって感じる世界観は,読者においてはおおよそ皆近しいものを持つのではないかとは思いますが,それでも個人差があり,私が今まで見てきたアニメ化実写化作品の中で漫画と完全にしっくりきたというものはごくわずかと言ってよいと思います。
 もちろん,それでも多かれ少なかれ妥協して見るのですが,残念ながら最終的に出来に不満を持つことも少なくありません。
 この思いは,特に名作であったり,自分の好きな作品であればあっただけ強くなると思います。

 そこで,ジョジョに戻りますが,いうまでもない名作中の名作で,私も子どもの頃から楽しく読ませて頂きました。また,ジョジョ展にも行かせて頂きました。
 そんなジョジョがアニメ化するという話を聞いた時には,正直不安ばかり感じておりました。
 しかし,蓋を開けてみれば,現在やっているアニメを毎週ニコニコ動画で拝見している限りかなりよい出来で満足しております。
 それも,アニメの方は,スタッフが作品をこよなく愛し,擬音から演出の色遣いまで細部にわたってかなり凝った作りをしてくれているから実現されるものなのだと思っています。

 ただ,実写化となると話は違います。
 ジョジョ作品を作る上では,3部までの主人公はみな高身長で筋肉質,そして濃い顔という共通点(大変大雑把な物言いですみません。)をもっていることから,これらの条件が全て該当する方でなければイメージに合わせることは不可能と考えております。
 また,周りを固めるメンツも,みな濃い顔である必要があることはもちろんのこと,個性的な演技を如何にできるかという点も多いに求められるところであると思います。
 それらを考えると,内容を考えずに大雑把に人物だけを想起するならば映画テルマエロマエの出演者の方々はそれなりに条件を満たしそうな感じがします。ただ,思いつきだけでそのように語ること自体失礼なので,私も何ともいうのが難しいところです。
 そうしてみると,松本潤さんはいい役者さんであるとは考えてはおりますが,ジョジョの主人公を演じるという点においては残念ながらどうなのだろうかと思ってしまうところであります。
 では誰がといわれても,完全にしっくり来るという方がすぐに思いつかず,難渋するところです。

 想像するだけでここまで悩ましいのに,その世界観を再現して実写で作品を仕立て上げるというのは現実的に極めて困難なのではないかと思います。
 下手に作ってしまうと,端的に作品を愛する人たちを愚弄するのかというようにも捉えられかねず,ここは実写化は控えて頂いた方がよいのではないかと思います。

 私の愚見では上記のように考えますが,できたらできたで興味は湧くのでしょうから,今後の動向に注目したいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:47
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