こんばんは。
今日のニュースを見ていたら,保釈中の男が裁判から逃亡したというものがあったので,取り上げてみました。
事件は,以前話題になったグルメンピックというイベント開催を装って出店料名目で飲食店からお金をだまし取ったとされる詐欺事件です。
この事件の被告人は4名おり,そのうち3名については本日判決が言い渡されたものの,保釈を受けていた1名は裁判所に出廷しませんでした。
この男は,保釈金600万円で保釈されていて,前回の裁判期日において懲役10年の求刑を受けていたということでした。
そして,本来今月14日に判決言い渡しだったところで出廷しなかったため,判決が本日に延期されていたのですが,本日も出廷しなかったということです。
記事によると,この被告人は判決前に海外に向けて出国して逃亡したと見られているそうです。
このニュースは,私たちの業界にとって非常に迷惑きわまりない話です。
保釈については,ゴーンさんの時に色々と報道が出ましたが,権利である一方で,被告人という立場を考慮した時に拘束しておくべきという意見も根強くいわれていたと思います。
起訴後勾留が長引くことについては,人質司法ということも当然問題ですが,判決前でも長期間拘束されることによって実質的な罰を受けるということが非常に問題だと思っています。
無罪推定の原則がある以上は,判決によって有罪とされるまでは罰を受けるのは制度にそぐわないわけですが,一方で逃亡や証拠隠滅のおそれがあるため,日本の法制度上ではバランスをとる一つの方法として保釈という制度があるものだと思っています。
保釈を受ける人達の大半は,本当に外の世界にいなければならない必要性,例えば仕事,例えば介護などがあるわけで,保釈が広く認められることは人質司法とのバランスをとるためにも重要だと思っております。
近年,保釈は以前より認められやすくなっており,統計上は5年前に比べて件数は1.5倍くらいになったということです。
ですが,本件のような露骨な逃亡案件が出てきてしまうと,この保釈が認められやすくなる傾向に水を差すことになり,保釈を受けようとしている人達の希望の芽を摘むことになると思います。
こういう事件は,世間の目から見ても,やはり保釈を広く認めることは問題だと思われてしまうでしょうし,自分勝手な行動のためにどれだけの人に迷惑をかけるのかと非常にやるせない気持ちになります。
海外逃亡をすんなりできたのかどうかはわかりませんが,このような事件を見ていると,少なくとも保釈中の海外渡航については各省庁が連携して徹底して禁じるようにしてくれないと,今後の保釈制度の運用が厳格化してしまったりするのだろうと危惧しています。
今日の阪神のオープン戦ですが,大量失点で負けてしまいました。
心配なのは,途中降板のガルシアさんで,今のところ問題はないけれども大事をとって降板しただけだということです。
続報を見てみないとこれが実際どうなのかはわかりませんが,オープン戦で無理をする必要は全くないため,早期降板がいい方向につながるものと期待することにします。
4回からマウンドに上がった守屋さんですが,2回3分の1を9安打7失点と目も当てられない成績でした。
守屋さんは,阪神の中継ぎの新しい1枚に加わることが期待されていましたが,残念ながらこの結果では1軍起用は当面先ということになるのでしょう。
今日の試合は8-4ということで,以下に述べるとおり打撃も色々と問題はあるとしてもまあまあ打てていたわけで,守屋さんの投球がなければ勝てていたのにと思うものでした。
この場面で失敗してしまったため,今度1軍行きの切符をいつつかめるのかは未定となってしまい,本人としてもショックを受けていると思います。ただ,私は素材の良さは理解しているつもりなので,今後1軍でまた登板する碑を楽しみに待つことにしたいと思います。
今日の試合では,4点も取りまして,貧打の阪神にしてはまあまあ悪くないように思えます。
ですが,実は4点も取りながら,タイムリーは1本もなく,やはりチャンスで打てないのが阪神らしいというべきなのでしょうか。
とはいえ,ゴロでも点を入れられたことは評価すべきで,特にゴロでも点が入る状況にまで持って行けたこと自体はよかったというべきでしょう。
先日からの状況を思い出せば,得点圏の状況を作り出せるように調子を上げてきていること自体をよかったととるべきで,あとはチャンスで打てる決定力があればなと毎度のように思うわけです。
それでも,4点もとったのであれば,いつもの阪神投手陣の活躍ぶりであれば勝利を出来ていたと思いますし,今日のところはそこまで打線を責めることはしないでおこうと思いました。
そして,今日も近本さん,木浪さん,大山さんがヒットを打ちましたので,期待した選手がそれなりの活躍をしたものですから,とりあえず今日の試合はこれでよかったということにしました。
矢野監督が,近本さんを開幕戦で2番打者として起用する方向を固めたということでした。
矢野監督によれば,近本さんの2番起用は,目指す野球に一番近いということでした。
これを見ていて,矢野監督が目指す野球というのは,2003年の打線のように思いました。
近本さんを赤星さんに見立て,大山さんを濱中さんに見立てた上で,俊足赤星さんを2番に据えたあの打線は確かに強かったと思います。
ただ,2番赤星さんが生きたのは,1番今岡さんが強力だったからともいえるわけで,今の阪神に今岡さんに相当する選手はいるのかという問題はあります。
福留さんや糸井さん,マルテさんはそれに相当しないですし,あり得るとすれば糸原さんか木浪さんを当てはめることになるのでしょうか。
あの時の今岡さんは,打点よりは打率がものすごく,かつ先頭打者ホームランもそれなりに出ていましたが,糸原さん,木浪さんともにそれなりの打率を残しそうなものの,今岡さんタイプというにはちょっと違うように思います。
打率でいけば木浪さんの方が1番打者にしっくり来るのかも知れませんが,そうなると矢野監督がどういう野球を目指しているのかということをもう一度確認する必要があるのかとも思います。
いずれにせよ,ルーキー2人が開幕スタメンに名を連ねそうで,打順は別として去年のドラフトは成功だったなとしみじみ思います。
もちろんまだシーズン通して見ていないので,成功だと決めつけるのはよくないのですが,それでもこの2人がいなかったら阪神打線はどうなっていたのかと不安で仕方がないと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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