こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、交際相手が車のドアミラーにしがみついたのに振り落としたとして殺人未遂で女が逮捕されたというものがあったので、取り上げてみました。
男性は振り落とされて軽傷を負ったということでした。
警察が駆けつけたときには車は既に現場から立ち去っていたということですが、聞き取りによって女の関与が発覚したということでした。
調べに対して、女は、死亡する危険性が高いことを認識できなかったとして殺意について否認しているということです。
殺人罪の成立については殺意が必要であり、殺意がない場合には傷害罪ないし傷害致死罪となります。
殺人と傷害致死では法定刑も量刑も大きく異なるため、殺意の有無は極めて重要な論点となります。
ここで、本件では女が殺意について否認していますが、殺意の認定についてどのように行うかというのが問題になります。
一般的に、殺意については、一般の人を基準にして、犯人が体験した事実を一般の人が認識したら殺意を持つであろうという場合には殺意を認定するという考え方をとっています。
そのため、本件では、この女がどのような事実を認識していたのかということが問題になるのだろうと思われ、この点を具体的に分析する必要があろうかと思います。
少なくとも車にしがみついた人を振り落とす行為というのは極めて危険かと思われますが、一方で車の速度がそこまで出ていないというのであれば死の危険まで認識することはないかも知れません。
そうすると、肝心なのは、どのくらい車の速度が出ていたのか、仮にそれなりの速度が出ていた場合に人が車にしがみつくという特異な状況の下でその速度をどの程度認識できていたのかということが問題になろうかと思いました。
こうして考えると、記事からは詳細な状況がわからないため殺意があったと考えられるかどうかはこれだけではわからないこととなろうかと思いますが、この辺りは今後の捜査においてある程度明らかになるのだろうと思いました。
今日の阪神ですが、鬼門であるバンテリンドームで中日さん相手に勝利しました。
今日の勝利ですが、佐藤さんと熊谷さんのホームランで優位に立て、大山さんの犠牲フライで追加点を取りましたので、ある程度余裕の勝利ではと思っていました。
しかし、結果を見れば3失点ということで、2点差まで迫られましたし、大山さんの犠牲フライがなければ結構尻に火が付いて危機的な試合だったように思いました。
こうしてみると、やはり中日さんをバンテリンドームで相手にするときに楽勝というような油断をすることは極めて危ないと思いましたし、本当に相性がよくないと思いました。
しかし、熊谷さんのホームランは驚きました。
熊谷さんはプロ初ホームランということですが、守備もいいですし、ここまでできるとなると今後もスタメンとして頼れる存在になってくれるのではと思っています。
阪神の強みは、固定されたメンバーの強さだけでなく、こうした選手が出てくるところもあると改めて思います。
今日は石井さんが抑えを務めましたが、連続無失点記録を挙げているだけに、安定感が抜群でした。
最近岩崎さんがなかなか厳しいところがありますので、今後は徐々に石井さんにスイッチする形になるのでしょうか。
今日の勝利でマジックが6に減り、いよいよ優勝が近づいてきました。
2位とのゲーム差を考えてもここから逆転されることはないだろうとは思っていますが、CSも睨んで油断せずにまずは優勝という結果を出してもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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