こんばんは。
阪神に在籍していたものの自由契約となったデュプランティエさんですが、ソフトバンクさんへの移籍が決定的となったというニュースがあったので、取り上げてみました。
デュプランティエさんは、今季15試合に登板して6勝3敗、防御率1.39という素晴らしい成績を挙げました。
特筆すべきは、奪三振率が11.22ということで、6月には月間MVPも獲得するなど、阪神の優勝に貢献した一人であったと思います。
そのデュプランティエさんについて、阪神は来季も契約続行を念頭に交渉をしていましたが、最終的にソフトバンクさんが契約をする方向ということで、阪神にも断りを入れたということでした。
阪神としては、来季の先発投手陣の一人としてデュプランティエさんが残ってくれればありがたいと思っていたでしょうが、正直言って私は日本シリーズが終わったくらいの時期にはもうデュプランティエさんはソフトバンクさんに移籍する可能性がそれなりに高いと思っていました。
というのも、ソフトバンクさんは有原さん、東浜さんが移籍する可能性があることから、その穴を埋める先発投手の補強が急務だという事情があることを把握していたからです。
横浜さんに在籍していたケイさんが最右翼だったようですが、ケイさんは早々にメジャー球団との契約が決まってしまいましたから、そこでの契約金をそのままデュプランティエさんにスライドする形でこの契約が決まってしまったのだろうと思います。
阪神は、今季オフの契約更改の様子を見るに、優勝したとはいえ大変な大盤振る舞いをしていると思われます。
それだけ大盤振る舞いしているところではありますが、仮にその大盤振る舞いの程度を少し下げて、そこからデュプランティエさんへの上積み分を作れば、もしかしたら残留交渉は十分にできたかも知れません。
ですが、阪神は、外国人助っ人よりも、自前の選手を育成し、その年俸を引き上げることによって選手を大事にすることを選択したように思われます。
その方が、将来的にチームの結束を強めますし、結果が出たときにはきちんと報いられるということが理解されれば来季も結果を出そうというモチベーションにもつながると考えたようにも思われます。
私としては、きちんと育成ができているのであれば、自前の選手を大事にして結束を強化する方針の方が理想的だと思いますので、今回のような方向性は頷ける部分が大いにあります。
ただ、この方針をとるとすれば、ある程度ドラフトで成功し続けることが前提となりますが、そう考えると大山さんの頃からのドラフトの多くがいい方向に進んでいることの証左だと思いますし、一方で今後もドラフトで成功し続けなければならないという大変さも感じました。
デュプランティエさんといえば、日本シリーズの2戦目でソフトバンクさん側への流れを作った戦犯の一人であり、かつ日本シリーズの対戦相手への流出ということで、今回の契約には批判も多くあると聞いています。
私も、よりによってソフトバンクさんかと思う部分はありますが、それでも外国人助っ人にしてみれば条件で契約を考えることはその通りだと思いますし、仕方のないことと思います。
むしろ、ソフトバンクさんの意思に基づく放出とはいえ、阪神はこれまでスアレスさん、大竹さん、加治屋さんといった選手を獲得して大活躍してもらってきましたから、デュプランティエさんはそのお返しとしてはまだまだ足りないというようにも割り切りました。
阪神は、デュプランティエさんが抜ける穴を埋めるため、今後新たな外国人先発投手の獲得を検討することになるのでしょうか。
外国人助っ人は日本に来るまで実際どの程度活躍できるか未知数の要素が多いですが、阪神はこれまで外国人助っ人については野手はなかなか苦戦しているものの、投手は比較的成功してきていますから、またいい選手を獲得してきてくれるものと思っています。
また思いついたら書きます。ではでは。
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