こんばんは。
先日執り行われた神栖市長選挙では、2人の立候補者について同票となってくじ引きをして市長を決するという展開となりました。
これについて、落選した陣営から異議があり、本日票の再点検が行われました。
もともと、2人の得票はそれぞれ1万6724票、無効票219票だったということですが、本日の再点検の結果、以前の開票結果は覆らなかったということでした。
この再点検の結果に不服がある場合には県の選管に対して審査を申し立てられるので、今後その点が争点になろうかと思われます。
私がかつて担当した事件では、僅差の票数だった際に再点検ということはありました。
しかし、今回のような同数の票ということは見たことがなく、3万以上の票数がある中でこうしたことがあるものかと思いました。
票の有効性については法律上いろいろな視点があり、見方によっては有効無効は左右される可能性があります。特に、開票時は夜に急いで行われることから、数多い票の評価をする際に有効無効が多少誤ることはあり得ると思われるものの、今回はそういったこともなかったようです。
この中で特に問題になると思われるのは無効票219票と思われ、これらの票のうち少しでも片方の候補者に対するものと評価されれば結論が変わることになりますから、おそらく両当事者ともにこの点がもっとも関心のあった部分だったのではないかと想像します。
今後県の選管において審査の手続がなされるのかはわかりませんが、落選した側とすれば票の評価一つで自身の身分が大きく変わるわけですから、支援者のことも考えればなかなか引くことも難しいものかと思います。
一方の当選した側としても、自身の身分が確定しない中で公務を行うことも難しいところであり、いずれの立場からもなかなかすっきりしない展開かと思います。
私は神栖市民ではありませんから、この件については一人の国民としてこういったこともあるものかと思って見ているものの、これ以上に一票の重みを感じることはないと思います。
一票で物事が動くのかと疑問に思う人も多くいるかと思いますが、こうしてみてみると一票で動くこともあり得るということは明らかであり、むしろこのような事態が生じるにもかかわらずもしも私が神栖市民だとして選挙に行かなかったら後悔することもあろうかとすら思いました。
阪神は、先日の大山さんからの甲子園の外野テラス席設置の要望を却下したということでした。
理由としては、投手が恩恵を受けていること、そして高校野球にも留意したことを挙げています。
私としては、先日もここで述べたとおり、甲子園における野手不利、投手有利の状況は、甲子園をホームとする阪神にとっては大きな問題だろうとは思っています。
一方で、甲子園は高校野球のためのものという側面もあると考えると、阪神球団の意思だけで決めてしまうことはよろしくはないと思っています。
また、投手が恩恵を受けてきた面も大きく、外野テラス席を設置する場合にはチーム編成をどうするかということにも関わる問題であろうと思います。
そのため、このことを決めるためには、まずは高校野球側の意見を確認し、阪神のチームとしての方向性も見据えた上で決定するべき問題だと思いますので、しかるべき段取りと手続を踏まないと結論は出ないだろうと思っています。
ですから、阪神球団が現時点で大山さんの意見を受け入れなかったことは仕方がないとは思いました。
ただ、甲子園をホーム球場とする阪神野手の一人である大山さんがこのような考えを抱くのは最もですし、野手が声を上げなければ変わることもないでしょうから、問題提起をしたということは極めて重要なことと思います。
もしも高校野球側が大山さんの意見に賛同するとなれば、阪神球団も考えが変わる可能性もあるかもしれず、そう考えれば長い目で見るべき問題だとはいえ、大山さんの発言は意味のある提言だと思いました。
また思いついたら書きます。ではでは。
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