こんばんは。
今日のニュースを見ていたら、広陵高校野球部であったという暴力事案について警察が3年生2人を書類送検する方針を固めたというものを見たので、取り上げてみました。
事案は、今年1月、部の規則を破って寮でカップ麺を食べた1年生に対して、当時2年生の複数の部員が暴行をしたというものです。
これによって、被害生徒は全治2週間の怪我を負い、3月末に転校し、6月に被害届を提出しました。
広陵高校は、先月この件について第三者委員会を設置して事実関係を調査しているということです。
この件は大きく取り上げられ、甲子園大会の途中で広陵高校が辞退することとなってしまいました。
当事者に色々と主張もあるようですし、まだ調査中の事案ということなので、私としては内容や責任論についてここで言及しようとは思いません。
ただ、今回のニュースを見て思ったこととしては、学校で起きた事件だったとしてもこうして書類送検されることもあるということを世の中に知ってもらうことが重要だということでした。
昔から学校であった事件については警察権力が介入することは相当ではないということで、学校内で解決を図ろうという風潮が多くあったと思います。
その当時は教師の体罰も比較的寛容であり、そうした力によって学校を統制することもできたかも知れません。
とはいえ、それでも少なくない被害者が生じ、その被害者の中には学校側の説得等によって泣き寝入り的な形で事案が収束したこともあったことと思われます。
そのように、教育現場に警察権力が介入すべきではないという考えの下で、いわば学校が治外法権の場所となってしまっていた時代があったと思いますが、本件のように学校内で起こった暴力事件についても警察が介入して書類送検されるというのは本当に時代が変わったと思いました。
私自身、仕事柄そういった事件に関与してきたことはありますが、やはり学校の現場に弁護士などが介入することをよく思われないことは多く感じるものの、それでも旧来の体制で救済されなかった人達にとって教育現場に法が入ることは致し方ないと思われる時代になったようにも思います。
今回の件もそうした時代の変化を感じさせる一つの事案であると思われ、こうした流れは児童や生徒にとっても自身が問題行動をすれば未成年であったとしても法によって処理をされる対象となり得ることを自覚するきっかけになるように思いました。
そういった意味では、本件は世間に広く知ってもらいたいことと思いますが、顛末がどうなるのかはまだわかりませんから、個人的には今後の展開に注目したいところです。
阪神の佐藤さんですが、本日ゴールデングラブ賞の表彰式に参加しました。
佐藤さんといえば、かつては打撃面は非常に期待できる選手だったものの、サードの守備力に非常に問題を抱えていたと思っていました。
佐藤さんを生かすために是非とも改めて外野守備に就いていただいた方がよいと思っていたものの、今季を振り返るに本当に守備力が向上したと思います。
何が原因なのかはわかりませんが、今季の佐藤さんは打撃面の好不調の波がそこまで激しくなく、その安定した打撃面に呼応するように守備面も安定していたという印象です。
打撃の好調ぶりに守備が引っ張られたというならば、来季以降も守備力に期待できると思いますし、本当にありがたい限りです。
来季をもってメジャーに移籍してしまうと思っていますが、メジャーの内野守備については日本人野手で対応できたといってよい選手は今のところまだ登場していないと思っています。
そのため、佐藤さんの来季の守備にはメジャー対応という観点からやや厳しめに見てしまう部分もあろうかと思うものの、結局のところ基礎をきちんとしているかがもっとも大きな問題ですから、細かいところを丁寧にすることを心がけて来年もゴールデングラブ賞を受賞してもらいたいものです。
また思いついたら書きます。ではでは。
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