Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,3Dプリンタを使って殺傷能力のある拳銃を製造したとして,銃刀法違反で男が逮捕されたというものがあったので取り上げてみました。

 この男は3Dプリンタで銃を作成したということで家宅捜索をされ,5丁の銃のようなものを押収されました。
 うち2丁は実弾を発射することが可能で殺傷能力があると判明したということでした。
 ただし,適合する弾丸は見つかっていないそうです。
 発覚の端緒は,男が動画サイトに自ら製造したとする銃と設計図の動画を投稿していたことということでした。

 銃のようなものというのは,銃というには形状が不完全だからでした。これはニュースに上がっていた写真を見たら,何とも不格好な銃だったので,そのように表現されたのでしょう。
 ただ,それがどのような不格好な形状だったとはいえ,実際に殺傷能力があるのであればやはり脅威というほかありません。

 3Dプリンタによる銃等の法禁物の製造の懸念についてはかねてから色々と言われておりましたが,やはり現実化してしまったというように思いました。
 3Dプリンタはまだ一般には普及しておりませんが,おそらくこれから技術が発展していって,より安価に,より精度が高いものが作れるようになるでしょう。
 そうなれば,ユーザー側は非常に便利な世の中になることは間違いないですが,製造しようと思った商品のデータをダウンロードすれば精度がそこまで高くない商品をわざわざ購入する必要はなくなり,おそらく物作り業界は非常に危機的な状況を迎えることでしょう。
 私が想像するには,少なくとも100円ショップで売っているもののうち単純な機能しか持ち合わせていない品物は3Dプリンタでほとんど事足りてしまうと思われ,別の独自性を考えねば生き残りは難しくなってしまうのではと思います。
 とはいえ,今の段階ではプリンタ自体がまだ高価でかつそこまで一般に認知されていないと思うので,かつてのパソコンのように一家に一台となるにはまだまだ先なのかもしれませんが。

 ただ,データをダウンロードして作れるようになれば,誰でも簡単に作れるようになってしまう以上,例えば海外のサイトで拳銃と弾丸のデータがアップロードされてしまえばそれを製造することはそこまで困難ではないようになると思います。
 そうすると,武器などの入手も容易に国境を越えてできてしまうように思え,現在のように国境の線に従ってそれぞれの法規制をしているという世の中はどこまで対応できるのだろうと不安になります。

 今回の事件は,たまたま犯人が自己顕示欲で自ら動画サイトに上げたことを端緒に発覚したものの,世の中ではそうでないものの方が多いと思いますから,実はそこら中にレプリカ拳銃を持った人たちがいるのではというようにも思えてしまいますし,早急な対応が必要だ思います。
 おそらくこのようなことは今後規制の対象になると思われますが,特にネット関連のような最新技術は非常に鈍足かつ実情に整合しない法規制がなされているように思え,今からそれを考えないといけないと思います。
 規制を強めすぎるとせっかくの技術発展が遅れてしまい,これから世界を席巻するであろう技術の発展を阻害して国際競争力を遅らせてしまうことになりますから,その点のバランスも重要でしょう。
 とりあえず,かねてから懸念があった事案だけに,これを機会に規制関係について積極的に取り組んでもらいたいと思いました。


 今日の阪神は,いいところまで追い詰めたのにサヨナラ負けという大変悔しい展開でした。
 敗因は新井良太さんと福留さんが9回表で満塁のランナーを帰せなかったことでしょう。
 福留さんはチャンスで回ってくることが多いのにこれだけ打てないというのは非常に困るので,和田監督においては決断をしてもらいたいと思います。
 とはいえ,今日に限っていえば,福留さんよりも新井良太さんの方が責任があるかもしれません。
 ワンアウトで塁にランナーが埋まっている状況で打者がしくじると,流れが止まってしまって次の打者も功を奏しないということは非常に多く,今日でいえば新井良太さんが打てなかった段階で流れが決まってしまったように思います。
 ですから,最近福留さんには色々と思うところがあるものの,今日に限っていえば最大の戦犯であるというつもりはありません。
 ただ,打てなかったことは事実なので,やはり和田監督は決断をすべきだと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:02
PAGE TOP