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 こんばんは。


 藤浪さんは、マリナーズさんの傘下3Aのタコマさんに所属していましたが、本日自由契約となったという発表があったので、取り上げてみました。

 藤浪さんは、今季は、4月は8回を投げて13死球、防御率12.38という、率直に言って戦力として考えるのは難しい成績であったと思います。
 しかし、5月に入ってからは安定し、5月終了時点では防御率を7.36まで下げ、6月は4試合4イニング連続無失点と好投を続けていました。
 5月以降は防御率0.87ということで、非常に素晴らしい成績を挙げていました。
 しかし、それにもかかわらず最終的に自由契約となってしまったという次第です。

 藤浪さんといえば、直球の威力は相変わらず高く、これがゾーンに決まればメジャーの一流打者も対応できないレベルの球を見せてくれます。
 しかし、とにかく制球難が問題であり、これが出るタイミングもわからず、一度制球難になってしまうと止めようもないということとなります。
 そのため、安定した起用はなかなか難しいのが難点であり、戦力として計算するには、制球が崩れ始めたときに直ちに投手交代するということを徹底する必要があるという感じであろうと思います。

 私としては、藤浪さんの高校時代から見てきただけに、その能力であればメジャーでも活躍できると信じてやみません。
 ですが、いかんせん制球難が出てしまうとどうしようもなく、その点のマネジメントができなければ1軍ベンチに入れるのは躊躇われるというのも事実であろうと思っています。
 そのため、今回はマリナーズさんにおいて、戦力構想から外れてしまったのでしょう。

 とはいえ、これだけの素材となればまだまだやれると思いますし、可能であればメジャーのどこかが手を出してもらいたいとは思っています。
 記事にはドジャースさんの名前も出ているものの、正直言ってあまり現実的ではないかも知れません。
 藤浪さんの代理人であるボラスさんは、日本球界復帰を匂わせているようですが、仮にそうなればやはり阪神が候補に挙がるのでしょうか。
 阪神は、現在中継ぎ投手陣の立て直しが急務ですから、優秀な中継ぎ投手はほしいところではあるものの、かといって安定感を欠く藤浪さんが現在の阪神のニーズに合うのかといえば疑問もあります。
 他球団も獲得の可能性もあろうかと思うものの、やはり安定感を考えると手を出しづらいというのはあると思います。

 あの素材を生かす道はあると思うので、次の舞台がどこかにあるはずとは思うものの、現時点ではまだ見通せません。
 ただ、私の個人的な希望としては、もう一度メジャーの一流打者相手にできる環境に行ってもらいたいと思っています。
 もう一度あの素材が活躍する姿を楽しみに待っています。


 今日の阪神ですが、ようやく連敗を止めることができました。
 結果を見る限り大勝であり、かねてよりいわれているとおり弱いチームは勝つときは大勝、負けるときは接戦ということからいうのであれば、阪神は強いチームではない勝ち方をしたのかも知れません。
 ですが、今の阪神にとって大事なものは、試合内容というよりは勝ったという結果だと思いますので、その結果を挙げられたことがまずは大変満足するものだったと思っています。

 私としては、今日の勝利は中野さんの貢献が極めて大きいと思います。
 もちろん、久方ぶりのタイムリーヒットを打って先制点を挙げた森下さん、ダメ押しで試合を決定づけた佐藤さんのホームランも賞賛に値します。
 ですが、これまでの逆転負けの試合を振り返るに、先制点は1点程度で、それを守り切ろうとして逆転負けという展開が多く、中押し点で流れを持ってこられるかがキーだと思っていたので、まさに5回の中野さんの2点目がこの試合の流れを決めてくれたものだったと思います。
 その流れのおかげで、大山さんもタイムリーが出て、大きく優位に立てたと思いますから、今日の勝利を呼び込めたのは中野さんのタイムリーヒットのおかげであったと思います。

 上記のように、私は、今日の勝利は強いチームの勝ち方ではないと思っているので、まだ阪神は今までの悪い流れを断ち切れたとは思っていません。
 ですが、明日も、今日と同じように最少得点を守ろうとするのではなく、中押し点で流れを作れるのであれば、また勝利を呼び込めるように思います。
 明日の試合も楽しみにしたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:38
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