Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。

 クライマックスシリーズファイナルステージのパリーグの方は熾烈を極めておりましたが,最後の最後にソフトバンクさんが勝利して阪神の相手に決まりました。

 試合は,中盤でソフトバンクさんが先制,中押し点を取り,守りきった状態でだめ押しをとって勝ったという感じです。
 最後の最後は,サファテさんが勝ちを急いだからか,凡ミスのような形で1点を献上してしまいましたが,それでも4点のリードを持っていた余裕ということで最後は締めていました。

 日ハムさんは,ソフトバンクさんよりもヒットは打っていましたが,それでも打線が繋がらず,得点圏での決定力を欠いたように思います。
 今日の勝敗は結局決定力の差ということで,戦力的にはほぼ互角だったと思います。
 というか,互角でなければ,両チームがここまで接戦になるわけはなく,お互いが緊張感の中で高めあっていいプレーを見せてくれていたと思います。

 両チームに対して思うことは,短期決戦の中で両チームとも相手チームに流れを持って行かれるようなプレーが少なかったということです。
 阪神読売戦は,ご存じの通り4タテということで終わりましたが,読売は一度失った流れを取り戻すことができず,そのまま終わってしまったという印象です。
 対して,ソフトバンクさん,日ハムさんは,相手方チームの勝利の流れを自分の方に取り戻し,そのようなシーソーゲームをしていただけに,最後の最後まで勝利チームが分かりませんでした。
 そう考えると,どちらのチームが勝ち上がってきても脅威であり,いずれにせよ手強い相手であると思っていました。

 ただ,今日の試合に限っていえば,日ハムさんの打線が決定力を欠いていたことが敗因であり,その要因としては中4日で強行して先発した大隣さんの活躍を挙げるべきでしょう。
 大隣さんは,難病に苦しんで這い上がってきた方ですが,非常によい投手ですし,彼が登場して活躍したことで日ハム打線が抑え込まれてしまったのだと思います。

 いずれにせよ,ソフトバンクさんが勝ち上がってきた以上,阪神は迎え撃たねばならないでしょう。
 ソフトバンクさんといえば,旧ダイエーさん時代に阪神を倒して日本一になった球団です。
 当時のメンバーはほとんど残っていないと思われますが,それでも阪神にとってはいつかは倒さねばならない相手ということだと思います。

 当時のシリーズは,お互いのチームがホームゲームだけ勝ったという内弁慶シリーズとも呼ばれるものでしたが,もしも今回も内弁慶シリーズとなると,ホームゲームの数の多い阪神にアドバンテージがあるのかも知れないなんて思ったりしています。
 しかし,そのような他力本願の発想ではなく,地力で戦って勝つという姿勢を見せてもらいたいと思います。

 阪神は,読売との戦いでは打ち勝ってきたというイメージが強いですし,シーズン中も守り勝つよりも打ち勝つ方が多かったように思います。ですから,阪神が勝つ要素は,とにかくどの程度打てるかということでしょうか。
 ファイナルステージくらい打ってくれればおそらく勝てるのだろうと思いますが,上記の通りソフトバンクさんは容易に流れを渡してはくれない以上,そう都合よく進むとは限らないかもしれません。

 また,万一阪神の先発投手が崩されれば,中継ぎ陣はあまりよいとは言えませんから,途端に窮地に追い込まれると思います。
 ですから,阪神としては,先発投手が7回3点程度に抑え込んで,打撃陣が普段の仕事をするということであれば勝機が見いだせるように思われ,逆に先発投手が早い回で降板することになれば見通しは暗いということになるでしょう。

 そうなれば,鍵になるのは,おそらく5試合以上の展開になれば2試合以上は投げるであろうメッセンジャーさんでしょうか。
 初戦もメッセンジャーさんが投げるでしょうし,そこで打ち崩されなければそれなりにいけそうに思われます。

 素人の皮算用をしていても仕方がないのですが,それでもそんな予想を立て続けるのが今シーズンの野球の最後の楽しみ刀のだろうなと思います。
 ですから,これから試合が始まるまではいろいろと分析してみようと思います。

 ちなみに,今日のソフトバンク・日ハム戦終了後,稲葉さんと金子さんが,相手チームであるソフトバンクさんの求めに始まって胴上げされておりまして,非常によかったと思います。
 両選手とも,野球人として尊敬されていて,それがチーム内だけに留まらず相手チームからも敬意を表されるというのは非常に嬉しく思いますし,こういう風にされる稲葉さんと金子さんが今までどのように野球人生を送ってきたのかよく分かるような気がします。
 阪神読売戦の後は,両チームが入り乱れてということもなく,ゲームセットと同時に原監督はダグアウトに引き上げていきましたが,それはそれで真剣勝負をしていた相手ですからありうることだろうとは思います。
 ただ,端から見ていて,稲葉さんと金子さんのように両チームで胴上げを催すという光景はやはりいいものだなと思いました。
 両選手とも非常によい指導者になると思いますので,今後の人生に期待したいと思います。本当にお疲れ様でした。

 また思いついたら書きます。ではでは。

↓もしよろしければ押して頂けるとありがたいです。

阪神タイガース ブログランキングへ
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/323301

PAGE TOP