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 こんばんは。


 先日,東京五輪でボランティアの確保が難しいため,高校2・3年生に声をかけているというニュースを取り上げましたが,今日のニュースを見ていたら,ボランティアに中高生枠を設ける方針であるというものがあったので,取り上げてみました。

 ボランティアの数が足りないのではないかといわれており,その裾野をどう広げるかは問題だったと思いますが,中高生枠まで設ける,特に中学生枠については大いに問題だと思います。
 それは,学校での学習時間との関係での問題もありますが(おそらく夏休みや冬休みが短くなったりすると思われます。),より大きな問題は中学生にボランティア要請を拒否できるだけの能力があるかどうかという点です。

 ボランティアとは,すなわち任意,自由意思に基づいて活動をすることであり,ボランティア活動の前提としては自由意思が存在していなければならないと思います。
 法律上,未成年者の契約については親権者に取消権がありますが,それは類型的に未成年者の判断能力が不足する可能性があることから,その危険を回避するための措置となります。
 未成年の低年齢化が様々な箇所で見受けられるとしても,それは高校生程度の判断能力を前提としており,中学生について成人扱いするという議論はないと思います

 もしも中学生が学校側から,「オリンピック期間中は授業をやらないが,オリンピックのボランティアをやりたい人がいたら手伝いに行ってもいい。ただし,ボランティアの数は不足しているから,誰かがボランティアに行かないと大変なことになる。」というようなことをいわれた際,どのくらいの中学生が拒絶できるでしょうか。
 最終的に中学生の自己判断によってボランティアに行くとしても,それは完全な自由意思というよりは学校側からの強制という要素が少なからず入るように思われます。
 そのような判断能力がまだ未成熟の義務教育の生徒にボランティアを要請するのは,半強制的に行うことと同義のように思えてなりません。
 そして,このことは,中学校ほどの強制ではないとしても,高校についても大なり小なり当てはまると思われます。

 また,オリンピックは真夏に行われるということで,その身体管理がよく話題に取り上げられますが,中学生をそのような場面で活用することは安全管理上も問題があるように思えます。
 特に,オリンピック当時は各国から様々な観光客もやってくるわけで,そこには危険が生じる可能性も否定できず,中学生を動員するには環境的にも良くないように思えます。

 個人的には,大学に対して,オリンピック期間中に授業や試験を行わないように要請すること自体,憲法の保障する学問の自由に抵触する危険を大いにはらんでいるように思っています。
 そもそも,そのような憲法違反の可能性もある対応が問題だと思われる中,さらにボランティアを中高生にも要請するとなれば,これまでの問題の傷口をより広げているように思われます。
 こうしてみてみると,オリンピックの運営についてなかなか危ういのではと改めて思わされるもので,人数の確保ばかりでなくもう少し根本的なことを考えてもらえないだろうかと思うものです。


 今日の阪神ですが,序盤での大量失点が響いて負けてしまいました。
 中盤以降,投手陣もあまり失点をせず,打線もずいぶん追い上げたと思いましたが,それでも序盤の失点が多すぎて追いつけませんでした。 
 
 今日の試合を振り返ると,誤審で壊されてしまったと思います。
 確かに,先発の岩田さんは,いつもの一発病だけでなく,制球力にも問題があり,調子は良くありませんでした。
 しかし,3回,青木さんへの球が頭部死球として退場とされたものの,映像では当たっていないように思えます。
 そして,急遽代わりに登板した岡本さんが打ち込まれて大量に点をとられてしまいました。

 たらればの話をしても仕方はないのですが,それでも退場のような試合の流れを左右する大きな影響力を持つ判断において誤りがあれば大いに勝敗に影響を及ぼすことは当然です。
 特に,急遽登板することになった岡本さんは4点も取られてしまいましたが,その後阪神が取り返した点を考えれば,結果的にはまさに勝敗に大きく影響を与えるものでした。

 今季非常に誤審が多いですが,これは技術の発達によって最近話題になるようになっただけで,もともと誤審は多かったのでしょうか。
 ですが,今季のリクエストでは,判断が覆ることが結構多く,相当誤審だらけだったのではと特に不審に思っています。
 阪神戦以外でも誤審が散見され,正直言って最近審判に対する信頼はあまり高くもてておりません。

 人間の審判が判定する競技であればこその味もあるのかもしれませんが,ここまで映像技術が発達し,かつ誤審も目立つようになったのであれば,徐々に機械判定に切り替えていくべき時期が来たのではないかというようにも思ってきます。
 メジャーが導入しないのであれば日本だけで導入することはしづらいかもしれないのですが,ここまで誤審が目立つのであればもはやメジャーを待つ合理的な理由もないように思うのです。
 そもそも,人によってストライクゾーンが微妙に違うというのは誰にとってもあまり好ましいものではないですし,少なくともプロ野球レベルであれば機械判定導入は前向きに検討してもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:53

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