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2021.07.20 Tuesday
 こんばんは。


 世間はオリンピックに関連する話題が多い中、敢えて阪神関連の話題を取り上げたいと思います。

 今日の記事を見ていたら、藤浪さんが先発に再挑戦するというプランがあるというものを見たので、取り上げてみました。

 藤浪さんといえば、今季は先発から始まったものの、やはり制球難に苦しみ、一度2軍に落ちた後には中継ぎとして起用されました。
 中継ぎ起用の開始当初はなかなかよい活躍をしていたのですが、最近は制球難が目立つようになり、思うような活躍ができていなかったと思います。
 その矢先に、再び先発投手として調整する方針が明かされました。

 藤浪さんのスタミナ的には先発投手に向いていると思われるものの,問題は制球難が一度出てしまうとそれを制御することができなくなってしまうことだと思います。
 アウトコースのカットボールの制球がうまくいってくれる日は非常に素晴らしい活躍をしてくれるのですが、それがうまくいかなくなると自滅してしまう傾向があるように思われます。

 私としては、今の藤浪さんの状態を見ている限りでは中継ぎ投手がよいと思っています。
 というのは、藤浪さんの調子が悪い日には早々に交代させた方がよいところ、先発投手の場合には少なくとも5イニングは投げる計算で送り出すことが多いため、調子によって柔軟な対応をとることができなくなるからです。
 むしろ、登板させてみてから調子がよければ続投させ、悪ければ次の投手に直ちにスイッチするという起用方法を取れるのであれば、藤浪さんの能力を間断なく発揮させることができると思うので、今の状態であるならば中継ぎ起用がふさわしいと思っています。

 今回の方針の中には、アルカンタラさんを中継ぎに回したいという思惑が裏にあるということです。
 確かに、アルカンタラさんは優秀な選手であるものの、決め球を欠くため、2周か3周したところで対応されてしまいやすい投手であると思います。
 そのため、スタミナ的には先発に向いているとはいえ、同じ相手と同じ試合で何度も対戦しないようにした方が生きる選手だと思いますから、中継ぎ転向自体は誤った判断ではないのでしょう。

 その代わりとして藤浪さんを先発に据えようという考えのように思えるのですが、問題は藤浪さんの調子が悪い日にどうするつもりなのかということを考えているのかという点だと思います。
 結局シーズン序盤から藤浪さんの制球問題については解決したとは思えず、にもかかわらず先発として起用するというのであれば、その問題が出たときのことも含めて対策を考えるべきかと思いますが、個人的にはその点が見えていません。
 例えば、スタミナのあるアルカンタラさんにロングリリーフをお願いするつもりであるならばそういうやり方もあるかもしれないとも思うものの、実際どうなるのでしょうか。

 藤浪さんとしては先発を希望しているのでしょうから、本人にとって気持ちのよいポジションでプレーさせることがよい活躍につながるかもしれず、一概に悪手だとはいいません。
 しかし、これまで藤浪さんについてあった問題をどう克服するべきかをワンセットにしないと、またシーズン中に中継ぎをお願いするということになれば、藤浪さんの調整の問題からより調子を落としてしまうかもしれず、不安定な起用は避けてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:48
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