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2016.11.30 Wednesday
 こんばんは。

 先日ASKAさんが覚せい剤取締法違反で逮捕されてから,その報道は過熱しております。
 著名人の薬物事犯の再逮捕ですから,報道が過熱することはよく分かるのですが,先日ここで述べたとおり,報道陣のせいでASKAさんの車のエンブレムがとれてしまって,しかもこれを踏みつけられるということが起こるなど,行き過ぎた報道というのも目に付いているところでもあります。

 昨日までで問題になったものとしては,まずASKAさんの未発表のデモ音源が無断でテレビで流された件があったと思います。
 ASKAさんがテレビで流された後,電話口で開口一番「曲流したら駄目だって」といっていたにもかかわらず,それに対する対応はぞんざいなままで,特に謝罪の形跡も見られませんでした。

 次に,ASKAさん逮捕直前のタクシー内の映像がテレビに流出していた問題です。
 これについては,映像だけでなく,音声まで流されておりました。
 本日,この件に関して,タクシー会社が流したことを認めて謝罪しておりました。

 これらは報道で世間に流れたから発覚したことであって,おそらくこれ以上にASKAさんについて迷惑をかけていることがあるのではないかと想像してしまいます。

 ASKAさんは,現在覚せい剤取締法違反容疑については否認しており,自宅からは覚せい剤が出てきませんでした。
 そうすると,先日述べたように,ASKAさんが覚せい剤を自己使用していない可能性もまだ否定できず,無罪推定を前提に取り扱わないと,もしも無罪になってしまったら社会復帰を妨げてしまうことになるのではないでしょうか。

 今回のこれらの問題は,ASKAさんが犯罪を犯したという前提での行動であり,その前提は現時点では採用しない方がよいということは上記の通りです。
 それだけでなく,仮に犯罪をしていたとしても,このように行き過ぎた報道姿勢が許されるのかといえば,単純に不快になります。
 未公表の曲を流すのは創作者にしてみれば著作権というもっとも守られなければならない権利を踏みにじる行為ですし,タクシー映像の公開はプライバシー侵害でしょう。
 特に,タクシー映像の公開については,これがなされたことで,このタクシーを利用する場合には自分ももしかしたらこのようなことをされるかもしれないという危惧を客側に抱かせる可能性があると思われ,非常に深刻な問題だと思います。
 タクシー会社が大いに問題であることはいうまでもないのですが,タクシー会社も自分の意思で売り込んで公表することもないでしょうし,おそらくマスコミ側からの働きかけで提供することとなったのでしょう。
 そうすると,タクシー会社だけでなく,提供を希望したマスコミ側も態度も非常に大きな問題があると思います。
 ASKAさんは他人から監視されていると警察に訴えていたという報道を見たことがありますが,今回のタクシー映像の公開という事情を見れば本当に監視されていたのではと思ってしまいます。

 著名人の再犯事件について大きく報道をして,いわば「みせしめ」とすることで社会に警鐘を鳴らすというのがマスコミの使命であるとすれば,ある程度の報道はいいと思いますし,ASKAさん自身も著名人としてある程度までは受け入れるべきなのかもしれません。
 ですが,今回の一連の報道は行き過ぎた部分が多々見られ,ASKAさんの権利を踏みにじってまで得るべき情報だったのか,強く疑問に思います。

 昭和の時代はそういったところにお構いなしの報道が多かったと思いますが,このところはそれが多少収まって来ているのかなと思っていました。
 しかし,震災報道を見ていたり,今回の報道姿勢を見ていると,まだまだマスコミの姿勢には大きな問題が残ったままのように思いました。


 今日のニュースを見ていたら,阪神優勝で単位をあげると虚偽の投稿をした学生に賠償命令が認められたというものがあったので,取り上げてみました。

 これは,大阪大学外国語学部の教授が,学生がツイッターに「阪神が優勝したら無条件で単位をくれるらしい」という虚偽の情報を投稿をしたとして,名誉毀損で200万円の損害賠償を求めたという事件でした。
 大阪地裁は,名誉毀損を認め,学生に30万円の支払を命じる判決を下しました。
 判決によると,教授は,2014年4月の講義で「かつては阪神が優勝した場合,全員が合格するという教授もいたが,現在はそんなことはない」と発言したそうで,学生は教授の写真などに「単位くれるらしい」とコメントを付けてツイッターに投稿したそうです。
 投稿は,多数のニュースサイト等に転載され,教授を揶揄するコメントがネット上に流れるなどしたそうです。
 判決では,「教授が正しい成績評価をしていないと思った人も一定数いたと考えられる」と指摘する一方で,「投稿は強い悪意に基づくものではなく,軽い気持ちだった」として賠償額を定めたそうです。

 個人的には,阪神が優勝するくらいのお祭り騒ぎを地元大阪でやれるならば,ついでに単位が大盤振る舞いというようにも思う心が少しはあります。
 ですが,一方で大阪大学ほどの名門の質の維持の問題を考えれば,さすがに虚偽情報を流したのは問題だったろうと思います。

 教授にしてみれば,講義中に和ます目的で話した冗談が世間に流布して,適切評価をしない,気分で単位を配る人という印象を世間に持たれることは非常に問題でしょうし,訴えた気持ちは分からなくはないと思います。
 学生も,おそらく面白いだろうという悪ふざけ程度の意識しかなかったと思われますが,それでもそのような行為をしたらどのような結果が生じるのかあまり考えずにツイートしたのは,このところ世間で問題になっている事件について大学生なのに問題意識が乏しいかといわざるを得ないと思います。
 とはいえ,教授側も,冗談とはいえ内容と場所を選ぶべきで,そういったところが諸々評価されてこのような結論になったのだろうと想像しました。

 ちなみに,請求額に対して判決認容額が低いというようにいわれるかもしれません。
 ですが,名誉毀損の場合,多くがこの前後の金額になる傾向がありますので,名誉毀損事犯としては決して低いというようには思いません。
 また,法律上,請求した金額以上に裁判所が認められないというようになっています。例えば,裁判所が慰謝料300万円が妥当だと思っていても,請求額が100万円であれば,裁判所は100万円までしか判決で認容できません。
 ですから,通常慰謝料等について裁判上の請求を行う場合は認められると思われる金額から若干高額に請求するのが一般的です。
 よって,今回の請求額と判決認容額の関係は非常に一般的なものだと思いました。

 とりあえず,阪神がこういうニュースで取り上げられるのもとばっちりだと思いました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:42
2016.11.28 Monday
 こんばんは。


 今日の昼頃,不意にASKAさんの覚せい剤にまつわるニュースが入ってきました。
 そして,どうやら再度の覚せい剤使用ということで逮捕されたようです。
 ご本人は否認しているということです。

 記事を見ている限り,どうやら尿検査の本鑑定で陽性反応が出たらしく,そうなると体内に覚せい剤が取り込まれていた可能性は極めて高いと思います。
 このような場合,無罪主張をするとすれば,自己の意思に反して第三者から覚せい剤を体内に取り込まされた,例えばいやがっているのに覚せい剤の注射を誰かに打たれた,無意識のうちに付近であぶって吸っている人の近くを通ってしまったために吸うつもりがないのに吸い込んでしまった等でしょうか。
 ただ,そのような自己の意思に反している場合,一回性の使用の場合が多いでしょうが,毛髪などが検査されて覚せい剤がどのくらい前から体内に残っているのかを確認されることで真偽を検討するということになるのでしょうか。

 覚せい剤は再犯率が非常に高く,私も同種事犯で弁護を担当する場合,前科多数というのはまま見るものです。
 いかに意思を強く持っても拒みきれるかどうかが難しく,結局他人の助けも借りて決してその手の薬物に近づかないようにするというのが最善手であろうと思っています。
 もしも,上記の私の意見の通り,自己の意思に反して第三者に打たれたと主張するとしても,なぜそのような第三者のいる環境に身を置いたのか,法律違反ではないとしても猛省すべき事情であろうと思います。

 ご本人が使用していないといっているので,現在はこれを決めつけることはするつもりはありませんが,一方でずいぶん前からブログ等での言動は何となく大丈夫なのかと思わせるものも多かったのも事実です。
 また,ある情報によれば,更生施設内にいた時,お菓子のサブレを干していたという行動をとっていたということもあるようで,これが以前からの薬物の影響なのか,それとも別の理由がある行動だったのか,今となってはよく分かりません。
 さらに,今回の警察が動く端緒となったのは,ご自身の通報のようですが,薬物使用者によく見られる幻覚妄想が発端にあると考えられるような誰かからの監視を訴えるものだったそうですし,そういう状況も事実認定のための間接事実となるのではないかと思っています。

 ASKAさんは,私が言うまでもなく有名人であり,その更生の可能性については多くの人が注目していたと思います。
 しかし,もしも覚せい剤使用が認められれば,おそらく実刑になるでしょうし,執行猶予も取り消されて相当長期間刑務所に行くことになるでしょう。
 前刑が懲役3年執行猶予4年という,覚せい剤事犯の初犯にしては重い罪でしたが,もしも有罪となればこの判決が抑止力にならなかったということでしょうし,大変残念です。

 いずれにせよ,今後の状況を見ていきたいと思います。

 なお,マスコミ報道の中で,家から出ようとするASKAさんの車を報道陣が取り囲み,ベンツのエンブレムがとれてしまい,かつそれを報道陣が踏んでいるという写真を見ました。
 もしもこのようなことをしているのだとすれば,報道陣には節度がないと思います。
 表現の自由の範囲内で職務を全うしようというのはよいですが,その領域を超える行動については率直にどうかと思います。
 有名人の再犯事件ということで,大きく取り上げたいのはよく分かりますが,それでもこのような行いをしていれば支持を失ってしまうのではないかと思いました。



 今日今季のプロ野球のMVPと新人王が発表されました。

 新人王は,大方の予想通り,阪神の高山さんが獲得しました。
 高山さんは,新人離れしたバットコントロールで,打率と打点を積み重ねていったのが大きかったと思います。
 一時期は打てなくなり,やはり新人に多くのものを期待するのは荷が重すぎたかという意見もありましたが,それでもプロの世界になれてくるとやはりその潜在力は並みではなかったと証明してくれました。
 プロの洗礼ともいえる内角攻めもうまく対応してくれるようになり,来季はもっと厳しい攻めをうけるだろうとしてもある程度の活躍が期待できる選手であろうと思っています。
 あとは,守備面をもう少し向上させてくれたらいうことがないのですが,そういうところも含めて来季の活躍を強く期待しております。

 セリーグMVPは広島の新井さんがとりました。
 個人的には大変うれしいです。
 新井さんは全試合出場していたわけではないですし,数字的にも鈴木さん等の方が勝っていたことから,私はてっきり鈴木さんか野村さんのどちらかがとると思っていました。
 優勝球団以外であれば,筒香さんがとるべきかと思いますが,優勝への貢献度と考えれば,広島さんの中では鈴木さんか野村さんだろうと思っていたのです。
 ですが,数字の面での活躍だけでなく,チームの精神的支柱としての役割を評価されて新井さんになったのでしょう。

 新井さんは,阪神にいた時も,それなりに活躍はしていましたが,残念ながら打つべき時に打てない,決定力のない打者として評価されていました。
 球場に見に行っても,「新井,仕事しろ」という声を投げかけられる様を何度か見たことがあり,私は決定力には欠けるものの数字は優れており,かつ憎めない選手という印象を持っていました。

 しかし,それは阪神の水が合わなかったからなのだろうと思ったのは,広島さんに帰ってからの活躍ぶりを見てでした。
 本来,阪神から戦力外同然の年俸を突きつけられて広島さんに拾われたという格好だったはずの新井さんでしたが,まさか水を得た魚のように本当によくいいところで打つようになりました。
 阪神時代の決定力のなさが嘘のように,ここで一本がほしいという場面でよく打てる,中軸としてはまさに理想的な打者としての活躍を見せてくれました。
 阪神としては,敵チームの選手の活躍になるわけですが,私は昔からの憎めないキャラという印象と,環境が変わって本来の力を発揮しているという様の両方を見て,本当にうれしく思いました。

 ですから,今回のMVPは単純に大変うれしく思っています。
 もしも今の現役選手の中で引退して心の底から悲しいと思える選手がいるとすれば,その数少ない中に間違いなく新井さんは入ることでしょう。
 今年39歳ということで,一般的には野球選手としては下り坂にさしかかってしまう年齢ですが,これだけ今季活躍できたならば来季も相当の活躍をしてくれるのではと強く期待しています。
 1年でも長く活躍してくれることを強く願っています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34
 こんばんは。

 
 先日トランプさんの勝利で終わったアメリカ大統領選ですが,今日のニュースを見ていたら,クリントンさんが負けた3州で再集計の問題が出ているというものがあったので取り上げてみました。

 第3党である緑の党のスタインさんらが,サイバー問題の専門家から,投票結果が捜査された可能性があるという報告を受けたと主張し,ウィスコンシン州がこれを受け入れて再集計を決めたということです。
 また,ペンシルベニア州,ミシガン州でも再集計を求める方針ということで,これらの3州の再集計でクリントンさんが逆転すれば大統領選の結果が覆るそうです。

 先の大統領選は大変きわどい戦いであっただけに,票の数え間違いなどがあった場合は結論が変わる可能性は大いにあると思います。
 私は,以前日本のある地方の選挙区で1票差で落選の憂き目に遭ってしまったという事案において,公職選挙法に基づく票の数え直しの申立の問題に携わったことがありますが,やはりこのような問題はどの国でもあるものだと改めて思うものです。

 しかし,私はちょうど大統領選前日,このブログで,電子投票に使われるパソコンがwindows XPであって,ハッキングされる可能性があるという記事を取り上げましたが,今回その危惧が現実化してしまったのではと思っています。
 その記事では,選挙結果がきわどい場合,少々の数字の操作で結論を変えることが出来るから,ハッキングのチャンスになると述べた記憶がありますが,まさにこの選挙はその条件を満たしているものと思います。
 windows 10だからハッキングされないということはないのでしょうが,XPであればよりマルウェアに感染しやすいですし,リスクは高かったと思います。
 もしも本当にハッキングされて結果が変えられてしまったとすれば,その影響は極めて甚大で,日本を含めて選挙後に対応を変えるなど迫られてきた各国は改めて態度を変え直さざるを得なくなることでしょう。

 アメリカの民主主義は世界の中でも進んでいるといわれていましたが,もしもマシントラブル,しかもwindows XPが絡んでのものだとすれば,これまでの評価を変える人は多くなるのではないでしょうか。
 それは,予算の問題はあるものの,windows XPを使うことを避ければ防ぎ得たかもしれない問題で,世界中に多大な影響を与えたわけで,国民も右往左往させられ,平穏な状態になるのが当面先になってしまうという事態を招き込んだのですから,アメリカの民主主義に対する評価は大きく変わってしまうことでしょう。

 また,私が想像するには,万一再集計で選挙結果が覆ってしまった場合,今度はおそらくトランプさんが負けた選挙区の再集計の請求が生じることになるでしょうし,最終的にはある程度接戦した州はすべて再集計しないと収まらないという流れになるかもしれません。
 そうなれば,オバマさんの任期満了までに次の大統領への平穏な引き継ぎが出来ない可能性も十分にありますし,アメリカだけでなく世界が混乱に陥れられてしまうことも危惧されます。

 実際のところはどうなのかは分かりませんが,それでも再集計しなければならないと考える隙を与えるような選挙制度であることが問題だろうと思います。
 また,今回の選挙で選挙人制度も多くの国民から疑問視され,これについても曲がり角に来たのではないかというようにも思えます。
 他国のことですから,私がとやかく言う筋合いはないのですが,それでも影響力が大きいのですから,もう少し安定した選挙が実行できるようにしてもらいたいものです。


 今日の記事で,福良さんが,糸井さんについて,屋外の球場が苦手であると指摘していました。
 福良さんによると,糸井さんは,ドーム球場では片手で軽く捕球するのに,屋外の球場では両手で捕球しようとするのは不安だからだと話していました。

 実は,このことは前から言われていたことで,私も何となく知っていました。
 記事によれば他球団のスコアラーも知っていることらしく,阪神もこのことを知らずに獲得したということはないと思います。
 ただ,記事にあるように,ホーム球場である甲子園は屋外ですから,全試合の半分以上が屋外になるため,その点不安は大いにあります。

 糸井さんの屋内外の問題は,聞いたところでは守備に関連する問題のみだそうで,打撃面では屋内外はほとんど関係しないそうです。
 ただ,本当に屋外が苦手だとした場合,金本監督はセンターという外野守備の要所を任せる予定ということで,かつ糸井さんは元々膝に怪我を抱えていましたから,本当に万全に守備が出来るのか,不安になります。
 そうなると,出来れば糸井さんはライト,センターには江越さんか大和さんに入ってもらって守備力を強化する布陣がよいと思うのですが,その場合は福留さんにファーストコンバートを飲んでもらわねばならず,なかなか道のりは険しそうだと思います。

 今年の阪神の守備は,正直言ってプロの並みのレベルから劣るものだったと思っています。
 それだけに,来季の最大の課題は貧打解消であるものの,第2の課題は守備力強化だと思うので,もう少し守備に気を遣ってもよいのではと思ったりしています。
 できれば,高山さんがプロの並みレベルまでできるようになってくれれば,外野守備問題は多少なりとも改善すると思うのですが,こればかりはわかりません。
 とりあえず,各選手のオフの守備練習には強く期待することにします。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 21:53
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,原発事故で避難していた生徒がいじめを受けていた問題で,学校側がいじめがあったと判断していたなかったというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,福島第一原発の事故で横浜市に避難していた生徒がいじめを受け,150万円ほど支払わさせられたというものでした。
 被害生徒側が150万円ほど払わされたと学校に訴えたところ,学校側の調査ではおよそ8万円分しか確認できなかったそうです。
 また,金を受け取ったとされる10人ほどの児童はおごってもらったと話したことから,生徒が率先して支払っていたとして,いじめには当たらないと判断していたとのことでした。
 生徒の父親は,いじめを止めてほしくて金を払っていたのに,学校が動いてくれないという無力感を感じたと述べているそうです。
 横浜市教育委員会は,当時の学校の調査が十分でなかったという可能性があるとして,担当者から聞き取りを進めるそうです。

 私はこれまで仕事上いじめの関連事件も担当したことが何度かありますが,当初の学校側の対応は色々な理由をこじつけての事なかれ主義であった印象です。
 この学校がどのような背景や事情からこのような判断に至ったのかは記事からだけで軽々に述べることは出来ませんが,もしも私がこれまで経験したようなこじつけの事なかれ主義であったとすれば,それは学校としてなすべき機能を果たしていないといわざるを得ません。

 教師の事情としては,昔に比べて担当すべき業務が激増し,忙しい中でいじめのことまで対応することは出来ないということなのかもしれません。
 そのような事情から,できればいじめとされないままで終わってくれた方が業務上も勤務評定上も都合がよいということは想像が付きます。
 ですが,なすべきことと優先順位があり,いじめ問題はこれまで何十年にわたって問題視され続けたことですから,解決しなければならないことは分かっていたでしょうから,それをなかったことにするという手法はどのような理由があっても看過できるものではありません。

 今回述べられた判断理由は,詳細に不合理性を指摘するまでもなく常識的に通らない判断だと思いますが,問題はこのような判断が教師一個人レベルではなく学校の判断だったということだと思います。
 本件は,両親が学校に働きかけをしていたのですから,担任教師だけの問題ではなく,学校レベルの問題になっていたと思います。
 そうすると,一人で握りつぶせるレベルの問題ではなく,ある程度の地位の教師のレベルまでの判断が必要だったと思います。
 ところが,この学校では,詳細な調査がなされないまま不可解な判断がなされましたが,それを担任教師だけでなくある程度の地位の教師までもが行っていたということで,複数の教師がこの問題をなかったことにしていたように思えて仕方ないのです。

 これまでこの手の問題を見てきて,個人的には,ある程度学校に相談して無意味だと判断したら,学校内部者の自浄作用は諦めて,速やかに外部者へのアプローチに変更するしかないのかなと思います
 学校側にとってはそれがもっとも厄介なのでしょうが,逆に学校側が厄介だと思うアプローチをしないとことが動かないということもありますから,事の性質によってはそのようなアプローチの変更もためらわないのがよいと思いました。


 糸井さんの人的補償に頭を抱える阪神ですが,ある記事を見ていたところ,プロテクトから外れる有力選手として,投手は榎田さん,横山さん,野手は新井良太さん,荒木さん,伊藤隼太さん,今成さん,岡崎さん,陽川さんがあげられるというものがありました。

 この記事がもしも本当になれば,私であれば横山さんを獲得すると思います。
 榎田さんは実績ある中堅左腕で,非常に魅力がありますが,一方でこの3年間は防御率があまり芳しくありません。
 また,30歳という年齢,そして過去に左肘や左肩を痛めたという経歴があることから,やや不安が残るというのも事実です。
 横山さんは,2014年ドラフト1位で,最速150キロ超の速球を持つ左腕であり,現在22歳と若く,今後の活躍が十分期待できることから,将来性も考えれば,非常に魅力的です。
 ですから,どの球団も左腕を欲するという事情があることを考えれば,横山さんはどの球団でも獲得できるならばほしいと思える人材でしょうし,プロテクトから漏れていれば積極的に選択したい選手であろうと思います。

 打者の方では,陽川さんをとられてしまうと非常に困ります。
 阪神の補強ポイントは打てる三塁手ですが,陽川さんはそれになりうる力を持っています。
 飛ばせる力は十分,バットコントロールもなかなかのものをもっていて,今季ウエスタンリーグでは打点王とホームラン王を獲得し,首位打者にも肉薄していたというすばらしい成績を記録しました。
 一方,守備については,もう少し鍛えてもらわないと不安というところですが,それでも打てる三塁手候補としては十分将来性のある存在であるといえます。
 ですから,今後大山さんと正三塁手の座を争う存在になると思っていますから,ここで陽川さんを獲得されてしまうのは大変誤算であるといえます。

 いずれにせよ,今季は育成に充てて若手が伸びてきている阪神としては,とられては困るという選手が多く,誰が人的補償でとられても困るという状況です。
 予断を許さない状況ではありますが,不安に思いつつも事態を見守るしかないと思って様子を見たいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:45
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,交通事故の被害者遺族に加害者が暴力を振るったとして書類送検されたというものを見たので,取り上げてみました。

 発端となった交通事故は去年2月に発生したもので,横断歩道を歩行中の男子高校生が車にはねられて亡くなってしまったという大変痛ましい事故でした。
 事故の記事を見ると,男子高校生はノンブレーキではね飛ばされてしまったそうで,制限時速を20〜30キロオーバーしており,かつ前方不注視という事故だったそうです。
 そのため,男には,道交法から見て速度超過,交差点での徐行義務違反,横断歩道での徐行義務などを違反していたとのことです。
 また,男は,前を全く見ていなかったと述べており,過去に複数回スピード違反で検挙されていたということもあって,生じた重大な結果だけでなく至る経緯や背景事情等も非常に問題の多い事件でした。
 この判決は,今年2月に禁錮3年執行猶予3年とくだされたとのことでした。

 今回の事件は,今年5月にその民事事件の示談の現場で起きたことで,遺族が示談の話し合いの際に謝罪を求めたところ,男が十分に応じないまま帰ろうとして口論になり,男子高校生の弟が肩や腕におよそ3週間の怪我を負ったということでした。
 そして,警察が捜査を進め,傷害の疑いで書類送検されたということでした。

 まずは,亡くなられた男子高校生のご冥福をお祈りします。

 男の量刑ですが,世間では軽いと思われるかもしれません。
 ですが,前科が交通前科のみで,任意保険に加入しているという場合,被害者が亡くなっていても執行猶予で終わる事件はそれなりにあると思います。
 交通事故は厳罰化が進んでいますから,無免許や飲酒の場合は過去には執行猶予であったものが実刑になったというものはよく見ます。
 この事案の詳細は私も分からないので無責任なことはいえませんが,執行猶予判決というのはあり得る判決の一つではあったように思いました。

 交通事故が去年2月に発生してから判決が今年2月ということですから,もしもこの裁判で特に争点がなかったのだとすれば,裁判は判決を含めて2回程度で終わる事件であったと思います。
 もしもそうだった場合,おそらくこの男は逮捕されていなかったと思います。
 逮捕というのは,捜査の必要性や逃走・罪証隠滅のおそれがある場合になされるものですから,そのようなおそれがないならばなされるべきではないと思っていますが,それでも死亡事故にもかかわらず逮捕されていないとすれば珍しい方ではあると思いました。

 死亡事故にもかかわらず執行猶予判決が下されているのですから,男は任意保険に加入していたと思われます。
 そうすると,本件傷害事件が発生した際,保険会社が示談代行としてその場にいなかったのかどうか,個人的には気になるところです。
 保険会社は交渉のプロですから,遺族の方々の気持ちはよく分かっていたでしょうし,また感情的になってきた場合は当然止めに入るでしょうから,そこに介入していなかったのか,介入していたけれども止めきれなかったのか,状況が分からない点があります。

 男子高校生の弟は3週間の傷を負ったということです。
 記事では,男と遺族の口論中に体当たりされて怪我を負ったとなっていましたが,個人的には違和感があります。
 通常の傷害事件では,おおよそ加療1週間から2週間が多く,3週間の傷となれば一般的な傷害事件で負うよりも大きな傷を負ったと窺われます。
 そのような傷が体当たりだけで出来たのだろうか,肩や腕に傷を負ったということですから,体当たり以外の別の行為があったのではないか,その点疑問に思いました。

 男が暴行を振るった動機は,記事だけ見て軽々に語ることは出来ません。
 ですが,それでも以前は過失犯でしたが,今度の傷害は故意であると思われ,重大事件を犯して執行猶予中の身であるという反省があまりにも見て取れません。
 口論となって感情の行き違いはあったのだろうと思いますが,それでも立場というものがあり,それを意識した上で行動を起こすべきで,もしも故意的に暴行を振るっていたのであれば,やはり前の裁判の際に厳罰を下して強く反省を促すべきだったのではというように遺族は思うことでしょう。
 再度の執行猶予はよほどのことがない限りは付けられず,この事件について裁判となれば相当厳しい判決が下されることになるでしょうが,何ともやりきれません。

 ちなみに,交通事故の賠償金は任意保険から支払われるでしょうが,傷害にまつわる賠償金は当然保険の対象外ですから,男の個人財産から支払うことになるでしょう。
 ただ,おそらく傷害に関する刑事事件が終了する以前にこの点の示談が成立しないと思いますし,その意味でも男の軽率な行為で生じる責任は重いものだと思いました。


 阪神の外野陣ですが,金本監督が,糸井さんはセンターで起用する方針であると話しました。
 どうも,これは福留さんが来季もライトで出場することを希望していたからのようで,そうすると来季はレフト高山さん,センター糸井さん,ライト福留さんということになりそうです。

 個人的には,来季の守備力は大丈夫なのかと大変気になります。
 糸井さんといえば,守備力の高い選手でしたが,膝を怪我してからはなかなか守備に苦戦しているイメージがあります。
 身体能力の高い選手なので,肩は大変強く,ボールさえとれればそこからはすばらしいプレーは期待できると思います。
 ですが,肝心の膝が問題ということで,果たしてセンターという外野守備の要所で1年通して守ることが出来るのか,心配になります。

 阪神としては,福留さんをライトからファーストにコンバートさせる予定で,ゴメスさんと来季の契約をしなかったと思っていました。
 福留さんは左太ももを負傷していて,やはり足に不安を抱えており,年齢的にも打撃に集中させるためにはファーストの方がよいのではといわれていました。
 ですが,福留さんにこだわりがあるならばそれを止めるのは得策ではないというのが今回の守備陣なのでしょう。

 とはいえ,高山さんの守備はプロの並みレベルに達しておらず,糸井さんと福留さんは足に不安を抱えていて,果たして来季の阪神外野手人は大丈夫なのか,今から大変不安になります。
 個人的には,糸井さんライト,福留さんファーストの上で,センターに江越さんが収まるとちょうど守備力と打撃への期待も込めてよい布陣だと思っていたのですが,そうはいかないようです。
 内野守備についても,キャンベルさんはあまり守備がうまくないようで,鳥谷さんは今季の守備を見ている限り機能するか不安の上守備位置が未定ですから,今のところショート北條さんのみが決まっているという状況です。
 北條さんの守備はまあまあ安定しているとはいえ,スタメンを勝ち取って2年目を迎える彼に過大な期待をかけるのもどうかと思っています。
 せめてセカンドに大和さんを置いて守備力を強化しないと取り返しが付かないのではと思うのですが,打力を考えておそらくそうしないと思いますし,守備をどういう風に考えているのか,まだ見えません。
 来季の期待も大いにありますが,守備については不安が多いです。


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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,採用面接中に社長の財布を盗んだ男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,10日夜に機械メンテナンス会社で採用面接を受けました。
 面接は男と社長の2人きりで行われました。
 社長が作業着の手配などのために部屋の外に数回出た間,男は置いてあった社長の鞄の中から現金5万円などが入った財布を盗んだということでした。
 面接終了後,社長が帰宅する際に財布がないことに気づいて110番通報しました。
 その後男が逮捕されましたが,男は「本当に就職しようと思っていた」「無職なのでお金が欲しかった」と話しているそうです。
 履歴書には男の実際の住所が書かれていたそうです。

 何というか,色々といいたいことはあるのですが,まず思いつくことは,この男を雇わずに済んで会社としては本当によかったと思います。
 おそらく,この男は,雇われた後も衝動的に盗みなどを働いた可能性がありますし,そう思えば財布がとられた後に直ちに逮捕されて実質的に経済的被害が生じる前の段階で男を雇うことなく終われたというのは非常に幸運だったと思います。

 この男も,このような人の少ない閉ざされた空間の中でよく盗みを敢行しようと思ったもので,住所まで本物のものを書くところを見ると逃げ切る算段をつけていたと思うことも難しく,自制することも出来なかったのでしょう。
 これが衝動的か計画的かは分かりませんが,いずれにせよまともに長期間の雇用を前提として就職する気があったとみるのはなかなか難しいようで,この人は一体どうやって生きていくのだろうかと先が見えづらいです。
 詳細が分からないので,刑の見通しは軽々にはいえませんが,少なくとも逮捕されて身柄が勾留されている中でもう少しまっとうに生きられるようによく反省してもらいたいものです。


 FA宣言をしていた糸井さんが阪神に加入することになりました。
 今季の阪神打線は非常に貧弱であり,これで多少なりともてこ入れができるのではないかと期待しております。
 また,糸井さんの身体能力を考えると,同じように身体能力がずば抜けている横田さんにはいい見本になるのではないかというようにも思っています。
 横田さんは,相当高い身体能力を持ちながら,それを生かし切れていないというジレンマがありますから,同系統の選手と思われる糸井さんをヒントに突破口を見いだしてくれると一気に阪神の基礎戦力が底上げできるのではないかなどと思っています。

 さて,糸井さんがやってくるとなると,次に問題になるのはオリックスさんの補償問題です。
 オリックスさんは金銭的に潤沢な球団であり,基本的には金銭補償の可能性は低いと見るべきでしょう。
 そうなると,人的補償として誰がとられてしまうのかというのが今後大きな問題になると思います。

 色々なサイトでプロテクト予想がされており,そういったところを一通り見ていると,おおよその選手については共通しておりました。
 一方,この人はとられないだろうというベテラン選手についてプロテクトをかけないという選択を見たこともありますが,例えば鳥谷さんに敢えてプロテクトをかけないという予想も見受けられました。
 しかし,オリックスさんは,かつて決してとらないだろうと予想されていた馬原さんをとったという過去がありますから,鳥谷さんにプロテクトをかけなくても大丈夫だろうという安易な予想をしてとられてしまったら,熱心な古参の阪神ファンから怒りを買う可能性が極めて高く,そこは冒険すべきではないと思います。

 大概のサイトを見ていて,プロテクト予想の当落線上の有力選手は,歳内さん,岩田さん,榎田さん,今成さん,俊介さん,伊藤隼太さんといったところでした。
 個人的にも,この選手のうち1〜2人くらいがプロテクトをかけられる限界で,もっとも球団としてはプロテクト対象にするかどうかが悩ましい選手だろうと思っています。

 オリックスさんの戦力関係を見ていると,私はどちらかというと野手よりは投手を優先するように思います。そうなると,歳内さん,岩田さん,榎田さんの3名が主に問題になると思います。
 歳内さんはこれから伸びる可能性のある右腕で,阪神の中では一時期中継ぎエースから抑えまで期待されていました。
 歳内さんの将来性を見てとられてしまうと非常に辛いところですが,個人的にはオリックスさんの需要は右腕より左腕だと思うので,歳内さんよりは岩田さん,榎田さんのどちらかのように思います。

 今度は阪神の立場から見て,どちらの選手がよりとられたら困るかです。
 両選手ともに中堅どころで阪神投手陣を支えてくれた選手ですから,どちらも甲乙つけがたいといわざるを得ません。
 ですが,岩田さんは,先発としての能力を持っていて,あのスライダーは一級品です。
 5回6回に突然調子を崩して一発を食らって試合を壊すという問題をもっていてその点は擁護しづらいところはありますが,一方調子のいい時は誰も手をつけられない投球をしてくれまして,それが年に何回か見られます。
 この調子がよい日というのを安定的に作り上げることが出来れば,岩田さんは先発ローテーションの一角を担うに値する投手ですから,そう考えると岩田さんを手放すのは非常に問題であろうと思います。
 榎田さんの能力も高いですが,先発としてはあまり期待できなかったことを考えると,強いてどちらを残すのが阪神の視点からよいかといえば個人的には泣いて岩田さんを選択するように思います。

 ということで,あくまで個人的な予想にすぎませんが,私は阪神は何とか岩田さんにプロテクトを及ぼす可能性が高いと思うので,人的補償は榎田さんになる可能性が高そうに思っています。
 外れたら申し訳ないですが,もし私の想像が当たったとしても榎田さんを失うのは痛すぎます。
 その痛みを被った分糸井さんが活躍してくれるといいのですが,糸井さんの年齢を考えた時,2年くらい活躍してくれている間に若手の誰かが頭角を現してくれるのがいいと強く期待しているところです。


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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ドリフト競技で走行中の車のタイヤが外れて女性スタッフに直撃するという事故があったので,取り上げてみました。

 今日の午前9時頃,ドリフト競技大会で走行中の車のタイヤが外れ,女性が怪我をしたという通報が消防にありました。
 この事故では,観客席にいた女性の背中にタイヤが当たり,女性は病院に搬送されたものの意識不明の重体だとのことです。
 また,タイヤが外れた車を運転していた30代男性が首の痛みを訴えているそうです。
 事故が起きたサーキット場によると,この日は年間を通して行われるドリフト競技大会の最終戦で,80人が出場し,事故当時は100人を超える観客が観戦していたそうです。

 非常に痛ましい事故であり,まずは早期の回復を願うばかりです。

 この手の事故を見ると,ドリフトというものについて問題視がなされてこのような大会自体の存在に疑問が持たれる風潮が生じることが想定されます。
 私は個人的にはドリフトなどをやることはないのですが,それでもドリフトが人気であることは何となく知っています。

 10数年前に呼んだイニシャルDという漫画は,いわゆる走り屋といわれる人達がかなり好んで読んでいましたが,私もそれなりに楽しんで読ませてもらいました。
 何となく現実的に出来そうでそうでもないという車体の操作を行い,それを荒唐無稽な理屈をもって正当化したり,出てくる人達もなんだか間違った方向に情熱的だったりしていたのですが,それでも作品としてはおもしろかったと思います。

 ただ,あの漫画で描かれていたような車体操作の多くは違法であり,違法ではなかったとしても極めて危険ですから,実際に公道で行われれば非難されても仕方ないものだと思います。
 そうすると,ああいった車体操作を行いたいものの実際に行う機会がないというのであれば,隠れて行おうというようになってしまいますから,そのうちドリフトを違法ではない形で行えるこういった機会は個人的にはよいことだと思うのです。

 今回の問題は,結局車体操作ないし車体整備の問題であり,運転手か整備士に問題があったのだと思います。
 ですから,本件についてはドリフトがけしからんというのではなく,車体操作が適切になされていたか,整備がきちんとなされていたのか,それらの管理体制がどうなっていたのか,そういった観点から操作がなされて責任を検討されるべきだろうと思います。


 阪神が来季の新外国人選手として,エリック・キャンベル内野手,ローマン・メンデス投手と大筋で合意に達したという記事を見ました。

 阪神の最大の補強ポイントは一発のある三塁手です。
 キャンベルさんはどうやら三塁も守れるようですが,主に一塁,二塁,外野も守った経験があるとのことです。
 こういう話を聞くと,出場機会がなかなか得難かったことから色々な守備位置を試していたと見られますし,また主に一塁手というと果たして三塁の守備がどれだけできるのかと心配になりました。
 一部情報では,そこまで三塁の守備が得意ではないという話もあり,ヘイグさんが転んでしまった一つの原因である守備の問題についてあまり対応できていないのではないかという不安があります。

 また,キャンベルさんは,一発のある選手というよりはアベレージヒッタータイプのようです。
 ヘイグさんもどちらかというとアベレージヒッタータイプだったと思いますが,ヘイグさんがいまいち通用しなかったことを考えればその点も不安と思います。
 選球眼についても,3Aで三振が結構多かったというデータもあるようで,本当によいのかというのはやや疑問があります。

 3Aで4年連続3割以上という安定した打率は非常に期待されるところではありますが,これまで見ている限りではイメージはかなりヘイグさんに近い感じがします。
 もちろん,相性の問題もあるでしょうし,ヘイグさんがいまいちだったからといってキャンベルさんも駄目だということは必ずしもいえないと思うのですが,何となく同じ轍を踏みそうな気がしてなりません。

 こうなると,今後はいかに自前の三塁手を育てられるかが問題でしょう。
 今は新井良太さん,今成さん,鳥谷さん,中谷さん,板山さん,西岡さんなどが候補に挙がっていますが,将来性まで見込めばドラフト1位大山さんが将来の正三塁手になってもらいたい人で最右翼でしょうか。

 メンデスさんですが,192センチの長身から150キロ超の速球を投げるということで,最速は159キロとのことです。
 球種は,ツーシーム,スライダー,チェンジアップという緩急も交えた決め球を使えるとのことで,今季は64イニングで59奪三振と高い奪三振率を誇っているということです。

 この手の投手に付きものなのは制球難なのですが,実はメンデスさんは制球力もあるというもっぱらの噂です。
 そんな投手がなぜ日本にやってくるのか,何とも分かりづらいところですが,これまでの通算成績を見てみるとメジャーでは45試合登板,0勝2敗10セーブ,防御率3.37ということで,バリバリ活躍したというにはやや物足りないという感じがします。

 何がメジャーで活躍できなかった理由なのかはいまいち分からないのですが,もしも150キロ超の速球を使い,スライダー等の三振をとれる決め球を持ち,制球力もあるのであれば,相当使える戦力になることでしょう。
 しかも,まだ26歳と非常に伸び代も感じますし,個人的には相当期待大です。

 今季はマテオさんとドリスさんの2枚看板でやっていたところ,阪神の酷使の問題もあってか,ドリスさんは怪我をしてしまいました。
 ドリスさんと再契約をするかどうかは,手術後の状況を見て11月末頃までに判断されるという話を聞いておりますが,もしもドリスさんと契約できないのであればサターホワイトさんとも契約をしませんでしたし,メンデスさんの力に大きく期待するしかないということになります。

 こうしてみてみると,投手に関してはおおよその戦力は整ったというように思いますが,打線の方はどのようにして戦力を組み立てていくのかまだ概形が見えてきません。
 今季の順位は貧打が原因でしたから,もう少しこの点の補強がなされないといけないのではと思っていますが,どうなるのでしょうか。
 おそらく残る補強は糸井さん加入の有無と多少のトレードの有無でしょうから,結局はそれらの補強の結果の上で来年のキャンプの状況を見て最終的に打線を決定するしかないかと思いました。


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 今日のニュースを見ていたら,伊豆で開催される伊豆マラソンが中止になったというものを見たので,取り上げてみました。

 伊豆マラソンは,伊豆4市町を舞台に行われるマラソンだそうで,次の大会は第10回を数え,来年2月に予定されていたそうです。
 ところが,今回は数千人が出場するということで,ランナーや観戦者の安全を確保できないとして中止することにしたそうです。
 関係者によると,大会は当初の約700人から第9回の今年は4000人がエントリーしたということでした。
 大会規模が大きくなる一方で,悪天候時の対応や傷病者が出た際の救護体制が十分ではないということで,今回は中止と決めたそうです。
 実行委員会は,運営体制を再構築するとともにコースの見直しを含めて,18年の再開を目指すということです。

 このニュースを見ていて,よく分からなかったのが,本当に人数が問題だったのだろうかという点です。
 というのは,この大会はこれまで9回も開催されていたのですから,人数が問題になりそうだということは分かっていたと思います。
 そして,キャパシティの問題があるのであれば,エントリー者募集の段階で,人数が所定の上限を超えた時には抽選にすると公表していればよかったと思います。
 例えば,東京マラソンは抽選ですし,やりようはあっただろうと思うのです。
 もちろん予め公表していない抽選という基準を突然採用するとすれば,それは問題になるかもしれませんが,一方で大会自体が中止になる方が影響が大きいとも思えます。
 そうなると,この記事を見ていたら,本当に中止の理由が人数だけの問題なのだろうかと思わず思ってしまいました。

 一方,もしも本当に人数の問題だとすれば,これまでの大会運営の経験を生かせなかった実行委員会の責任は大きいと思います。
 責任追及をしてもマラソン中止が覆るわけではないのでしょうが,それでもおそらくいくらかの税金が使われた挙げ句の結果なのであれば少なくとも顛末と責任の所在は明らかにしないと次回開催に大きく差し支えると思いました。


 阪神は4選手の背番号を変更したということでした。
 具体的には以下の通りです。
・藤川さん  18→22
・上本さん   4→00
・小宮山さん 39→59
・秋山さん  27→46

 このうち,藤川さんについては,元々22番だったことからしっくり来る番号になったと思います。
 また,残念ながら,今季の活躍を見ている限り,エースナンバーを背負わせるのであれば有望な若手にしてもらいたいという気持ちもあるので,この変更は非常に納得できます。

 小宮山さんは,矢野さんという正捕手の番号をつけていました。
 しかし,大変残念ながらその期待には現在応えられておらず,正捕手争いから後退していることを考えれば,この変更もやむを得ないでしょう。

 秋山さんは,登場した当初はエースになりうる存在だと思っていました。
 しかし,その後は二軍ではいい投球をするものの,一軍では時たますばらしい投球はしても安定感がなく,これも残念ながらこの番号変更は仕方ないでしょう。

 上本さんですが,正二塁手として期待されていて,4番という番号も二塁手らしい馴染みのあるものですから,その意味では個人的には非常にしっくり来る番号でした。
 それが今回変更となると,4番を空けたい理由があるからなのではないかというように思えてしまいます。

 一桁の番号は,現在3,4,5が空くことになりますが,私の予想ではこのうち5が将来の正三塁手を期待されているドラフト1位大山さんに用意されていると思います。
 それでは他の番号はといえば,一つは新外国人,もう一つは糸井さんが阪神にやってきたときのためと思います。

 糸井さんがやってきた際ですが,大方の予想では西岡さんがつけている7番が糸井さんに譲られ,西岡さんが4に移るのではといわれています。
 それも皮算用ではありますが,もしもこの予想が当たるとなると西岡さんが少々気の毒に思えます。
 西岡さんは怪我さえなければもっと活躍していたはずとは思いますが,これまでの肘の問題とあわせて今年発生した左足アキレス腱断裂という選手生命を左右する大変な大けががあります。
 そうなると,来季も活躍を期待することは非常に難しいでしょうし,個人的にも来季は1年かけて何とか復活してもらいたいと強く願うばかりなのです。
 このような状況を見れば,西岡さんには気の毒であるものの,糸井さんを呼び込むために7番を用意するというのはやむを得ないのかもしれません。

 ちなみに,背番号といえば,原口さんが94番から動かしたくないという話もありました。
 原口さんとしては,育成から這い上がった印を背中に刻みたいからということのようですが,その覚悟が来季も続くのであればまた打撃ですばらしい活躍をしてくれるのではないかと強く期待しております。


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 今日のニュースを見ていたら,鹿児島県警が女性暴行で最近起訴された男を警察官として採用していたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,5年前,女性の自宅に侵入して暴行を働いたとして,今月起訴されました。
 男は,犯行後に鹿児島県警に警察官として採用されたものの,数年勤務した後に一身上の都合を理由として退職したそうです。
 県警は,採用時には警察官として適正か判断するための調査はしたと述べているそうです。

 この事件,時系列でいえば,
1 男の犯行
2 警察官に採用(当然犯行を隠している)
3 警察官を退職
4 過去の犯行が発覚して逮捕
ということとなります。
 そうすると,警察の採用自体は,地方公務員法に違反するものではありません。
 具体的には,地方公務員法では,「禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでまたはその執行を受けることがなくなるまでの者 」については採用欠格事由に当たるとして,そもそも試験を受けることができないとされています。
 ですが,この条文にいう刑というのは刑事裁判を前提にします。
 本件では,過去の犯罪について採用当時は発覚しておらず最近起訴されたということなので,警察官採用当時は刑事裁判を受けていない以上,法律上の欠格事由はなかったといえます。
 ですから,採用の違法性ということはないと思います。

 ですが,一般的に警察官の採用においては身上調査がなされるといいますが,この身上調査が適切になされたのかというのが記事における県警からのコメントの理由だと思います。
 この点,この審査をザルといえるかもしれないのですが,一方で当時警察が犯人を逮捕できていなかったのですから,この男の犯行自体を認識していなかった以上,それを採用時に斟酌せよというのも無理な話だったと思います。
 確かにもう少し早く見抜いていればとか,重大犯罪なのに起訴までが遅いとかいう考えはあるかもしれませんが,今回の起訴に至った経緯が分からないので,警察の能力について言及することはできません。
 ただ,このようなことがあると,採用した警察がある程度の非難を受けるのは感情的には理解できなくはないかとは思いました。

 一方,この事件では,5年前の事件で最近起訴されたということですが,むしろよく5年も経って事件が動いたものだと逆に感心しました。
 その端緒などは記事からは不明ですが,いずれにせよその点については捜査機関の尽力によるものだろうとむしろ思いました。


 阪神の外国人のうち,ゴメスさん,サターホワイトさん,ペレスさん,ヘイグさんとは来季の契約を結ばないこととなったという記事を見ました。

 ゴメスさんと契約しないのは,おそらく糸井さんを獲得し,その影響で福留さんがファーストにコンバートすることから,ゴメスさんの出場機会が減ることが理由なのだろうと思います。
 ですが,現時点で糸井さん獲得は不透明です。
 また,ゴメスさんの今季の打力は期待を下回るものだったというのは致し方ないものの,逆にゴメスさん以上の打力を持った選手を見つけてくるのがどれだけ大変なのかということを考えると,果たしてゴメスさんとここで契約を切ってしまってよかったのかというのはいささか疑問に思います。
 契約の時期の問題があって現時点で放出か否かを決定する必要があったというのは分かりますが,それでもゴメスさんは残りたいと希望していましたから,せめて優良外人が見つかるかどうか判明するまで契約を繋いでおけばいいのにと思いました。
 とりあえず確保しようという考えの下でゴメスさんの希望する年俸が高額だからやむなく放出は理解できますが,今のままでは何ともどうなのかなという思いがあります。

 また,地味に契約を切られているサターホワイトさんについてもどうだろうかと思いました。
 サターホワイトさんは,ずば抜けて逸材だというほどではないものの,そこまで悪い中継ぎではなかったですし,困った時には穴を埋めてくれた存在でもありました。
 来季のドリスさんとの契約も未知数であるのですから,そうであれば去年の大きな課題であった中継ぎ崩壊の食い止めに一役買ったサターホワイトさんを残してもよかったのではないかというように思います。

 ヘイグさんは期待に沿えなかったから仕方ないだろうと思いますが,ペレスさんは去年独立リーグから獲得してきたのにほとんど使われることなく放出されるわけで,なんだか阪神に振り回されて大変気の毒に思います。
 話によれば,ペレスさんは大変性格がよいらしいですから,そんな彼がこんな扱いをされてしまって嫌な思いをしたのではと思うと,なんだか寂しい気持ちになりました。
 ただ,プロの世界では,そのような感傷的な意見はあまり意味がないのかもしれないのですが。


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 今日のニュースを見ていたら,法政大学囲碁部が誤って将棋大会にエントリーしてしまったにもかかわらず勝利を収めたというものを見たので,取り上げてみました。

 この大会は関東大学将棋連盟主催の古豪新鋭戦で,この大会は団体戦の対局数が3回以下の人が出場できるものだそうです。
 法政大学囲碁部は,この大会に出場し,大会1日目の初戦を3−2で勝利したとことでした。
 しかし,法政大学囲碁部がこの大会に出場したのは誤ってのことだったそうです。
 法政大学囲碁部と将棋部は部室が共同であったため,将棋部が記載していた将棋大会の日程を見て勘違いしてしまったとのことでした,
 そして,しばらくしてその間違いに気づいたものの,せっかく予定を空けたということで出場を決めたそうです。
 そして,付け焼き刃の勉強で大会に臨んだそうですが,初戦を見事勝ち抜けたとのことでした。
 しかし,2戦目は東大と当たり,5−0で敗北し,その後も4−1で敗戦してしまって,現在1勝2敗だとのことです。

 このニュースを見ていて,よく出場したなと思いましたが,また付け焼き刃にもかかわらずよく勝てたなということも思いました。
 昔聞いたところでは,あるものをある程度まで習得した人は,その根底にある共通の要素を持つ他の分野でも相応の活躍をできるというものがありましたが,今回はまさにそういったことが作用したのではないかと思いました。
 それは,いわゆる奥義といわれるものは万物において共通する要素があり,一分野を深く掘り下げて得た奥義は他の分野においても相互に影響を及ぼすというもので,将棋と囲碁は違うものではありますが類似要素を理解して臨んだところでそれなりに対応ができたということなのでしょう。
 将棋の羽生さんを見ていると,将棋だけでなくチェスも強いですから,そういった考えは当てはまるのではないかと思いますし,もしもその要素を示す事例がこれであれば大変おもしろいことだと思いました。

 この大会は2日目が11月20日にも行われ,そこにも出場するそうですから,果たしてどうなるのか,楽しみではあります。


 阪神の高山さんですが,練習試合で韓国LGツインズ相手にソロホームランを含む3安打2打点と活躍しました。
 記事によれば,秋季キャンプで打撃フォーム修正に取り組み,それが結果に表れたとのことでした。

 それが本当かどうかは別として,シーズンオフにもかかわらずこれだけの打撃ができるというのは本当にセンスがあるのでしょう。
 彼については,バットコントロールとパワーに問題はなく,今季多少内角攻めで苦戦したものの,それもずいぶん対応してきました。
 打撃については,1年目とは思えない活躍ぶりで,来季は3割近く,ホームラン15本程度はやってくれるのではないかと今から期待しております。
 そうなると,高山さんの課題は守備であり,このオフはもっと外野守備を徹底して,せめて並のプロレベルまで達してもらえるように強く望みたいものです。


 また,江越さんですが,2打数無安打で途中交代させられました。
 江越さんは,見逃し三振と浅いセンターフライトいうことでしたが,形はできていて,あとはタイミングの取り方だとコメントしたそうです。
 試合後は,金本監督の指導を受けながら特打,全体練習終了後も室内で打撃練習をしたそうです。

 江越さんについていわせてもらえば,まさに本人が語っているタイミングの取り方がもっとも問題だと思います。
 そのためのフォーム改善も問題になっていましたが,とにかくパワー,足,守備と揃っているのにバットに球を当てる技術が乏しいという状況です。
 あのパワーは天性ですから,これを鍛えてホームランバッターにしないのは全くもったいない話なのですが,果たしてどうやったら当たるようになるのか。
 まさに本人が述べるタイミングの問題が非常に大きいわけですが,それを道州制していけるのか。
 シーズン中も練習はよくやっているみたいですから,これが不足しているというわけではなさそうですが,あとは本人がこつをどう掴むのか,指導等の問題が大きいような気がしました。


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 今日の記事を見ていたら,埼玉県の神社で,野良猫が増えすぎて困っているというものがあったので,取り上げてみました。

 この神社は,国の重要文化財に指定されているそうで,奈良時代には建てられていたといわれているそうです。
 この神社で野良猫が見かけられるようになったのは数年前からで,初めは2匹程度だったがいつの間にか増えたとのことでした。
 猫は繁殖力が強く,一度に多くの子猫を出産するといわれており,神社側もできる範囲で野良猫に去勢手術をしたものの追いつかないそうです。
 そうして,現在は少なくとも10匹以上が住み着いてしまったそうです。
 ネット上では猫神社と呼ばれてしまっているそうで,糞尿の悪臭があったり,神社の設備が猫の爪で傷つくなどの被害も出ているとのことです。
 神社の側は,これ以上猫を増やさないためにも勝手に餌を与えたりしないでほしいと呼びかけているそうです。

 このような呼びかけは,駅前での鳩の餌やりなどについてもよく見たりします。
 難しい点としては,生き物に対して愛情を込めるということと,その繁殖によって思わぬ害が生じるということのバランスの崩壊でしょうか。
 餌を与える方はよかれと思ってやっていたり,かわいいと思った動物等に対して自身が関心を惹こうとしたりして行ったりと動機は様々だと思いますし,その動機をとがめ立てしようとは思いません。
 ですが,それによって害が生じるとした時に,餌を与えた人達は被害の責任をとることはないのですから,ある意味無責任の自己満足という見方もあるかもしれません。
 かといって,飢えている動物がいた時に何もしないというのは倫理観にもとるという考え方もあるかもしれませんし,人間が勝手に設定した人間社会のルールを動物に押しつけるのはよくないということもあるかもしれません。
 この点については,結局バランスの問題と,管理者に対する責任の問題というのが本質な気がします。

 ここで,こういうニュースに対して,「神社は猫を利用して顧客誘致に結びつければよい」という発想を元に意見を言う方もあると思います。
 ですが,それは神社の問題であり,我々が言うことではないと思います。
 神社がその提案を是として受け入れればいいですが,一方でもしもこの神社が特に観光客の増加を希望していなくて,これまで通りの神社を頼る人達が今まで通りやってくるのがよいと考えていたならば余計なお世話でしかないと思います。
 また,観光客の増大よりも文化財としての神社を守ることの方が優先順位が高かったとすれば,ただでさえ猫の増加によって増大してしまった管理コストの上に観光客の問題までは扱えないと思うかもしれません。
 そう思えば,私としては,猫を利用するという提案も,猫に餌をあげることと同じくらい無責任なのかもしれないなと思いました。


 去年のオフに阪神が獲得するかどうかで話題になっていた3Aの村田さんですが,今朝日ハムさんが獲得の方向であるという記事を見ました。
 村田さんは,去年は先発として非常にすばらしい成績であったところから,今年は中継ぎとして登板して昨年ほどではなくてもそれなりによい成績を残していました。
 先発と中継ぎの調整方法は違いますから,ここから改めて先発に転向するかどうかは分かりませんが,それでもそれなりに活躍が見込める選手だと思います。
 どのチームも先発のコマは必要ですから,その意味では阪神も獲得できればよいと思っていたものの,日ハムさんに獲得されてしまうのであれば残念であろうと思いました。


 阪神ドラフト2位の小野さんですが,強豪上武大相手に7回1失点とすばらしい投球を見せてくれました。
 この日は最速152キロを計測し,150キロ台を連発するなど,球速については非凡なところを見せてくれました。
 この投球を見ている限り,今季ドラフトで話題になった田中さんや佐々木さんを超える逸材かもしれないと期待してしまったりしています。
 ただ,ある指摘を見る限り,テイクバックを広くとる場合はストレートかフォーク,テイクバックが小さい場合はカーブという傾向があるようで,この点は可能な限り修正しないといけないでしょう。
 また,線が細い気がして,今の体格のままではプロでの過酷なスケジュールの中で怪我をしてしまうかもしれないとも思いました。
 ですが,フォームは体に負担の少ない感じですし,球速は文句なし,変化球も実戦レベルと,おしなべて見た時にテイクバックの問題と制球力の修正ができれば即戦力としても期待できるのではと思ったりもしました。
 もちろん,来季に突然働きを期待してしまって将来性をつぶすわけには生きませんから,とりあえず少なくとも来季前半は体作りにかけてもらいたいと思っていますが。
 最近の阪神は投手育成について結構実績がありますから,小野さんくらいの逸材であれば相当伸びるのではと強く期待しています。


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 今日のニュースを見ていたら,修学旅行の引率中にデリヘルを呼んだ小学校教師が懲戒免職となったというものがあったので,取り上げてみました。

 県の教育委員会によると,教師は,10月に1泊2日の修学旅行の引率に行きました。
 教師は,あろうことか,児童らも宿泊したホテルの自室にデリバリーヘルスの女性を呼び出しました。
 ところが,サービス内容を巡って女性とトラブルになり,警察に通報されてしまいました。
 教師は,警察署で事情を説明するため,無断で外出したところ,早朝児童が教師の不在に気づいて発覚しました。
 最終的に他の教師が引率し,修学旅行は続けられたそうで,教師の方は女性と示談が成立したそうです。

 初めに記事のタイトルを読んだ時,修学旅行引率中,個人的に飲みなどで外出したということであれば懲戒免職は重い処分であって無効を争いうるかもしれないと思っていたのですが,よくよく読んでみればまあ仕方がないと思いました。
 児童と一緒のホテルによくデリヘル嬢を呼んだということもさながら,その女性とトラブルになって警察沙汰になった挙げ句,無断外出で修学旅行中の児童や学校側にも迷惑をかけたのであれば,さすがに同情の余地はないと思いました。
 修学旅行中くらい我慢することもできなかったのかと思うと,さすがに今回この件がトラブルを発端に発覚したものの,これまでは果たして問題はなかったのか気になりますし,遅かれ速かれ今後問題を起こしたのではという気もしてしまいました。

 しかし,今年10月の事件でもう処分が出たのですから,ずいぶん迅速な処分だったと思います。
 通常懲戒免職まで達する場合,ある程度慎重に調査が行われると思いますが,今回の件はさすがに言い訳が利きづらい性質だったからでしょうか。
 教師であっても一般人である以上は縛りが強すぎるのは適切ではないでしょうが,職務の性質上はその職務傾向に従った縛りがあるのは当然ですし,そこに抵触してしまったとなればやむを得ないのかもしれないと思いました。


 FA宣言選手が公示された本日,公示後すぐとなる午後3時1分に阪神が糸井さんに連絡を入れて,交渉解禁日初日である明日11日昼に交渉を行うことが決まったそうです。
 阪神の高野球団社長は,糸井さん以外にFA宣言選手と交渉する予定はないと言い切っており,まさに糸井さんに対して相当熱を入れていると思っています。
 個人的には,糸井さんが来てくれればありがたいと思う一方,4年契約というのは若干及び腰になってしまうところです。
 オリックスさんの提示した高額条件よりもよりよい条件を提示するとすれば,果たして阪神の他の選手とのバランスはとれるのかと心配になります。
 思えば,金本監督がFAでやってきた時と同じような年齢であるだけに,4年でもまだ先があるのではという期待感もあるのですが,鉄人と比較するのは酷かもしれず,正直言って未知数であるといわざるを得ません。
 果たして人的補償の代償を払ってまで出すべき条件を提示するのか,明日の報道を見守りたいと思います。

 糸井さん獲得の話の裏で,ゴメスさんが退団濃厚という記事を見ました。
 これは,糸井さんを獲得したら,福留さんが一塁守備につく可能性があってゴメスさんを起用するか不明であること,新外国人の補強ポイントを三塁手に絞ったことから,今月中旬までに残留を保証できないため手放さざるを得なくなったからだそうです。
 ゴメスさんはこれまでよく貢献してくれましたし,20本程度はホームランを打ってくれるでしょうから,その強打者が打線から抜けるとだいぶ貧弱に見えてしまうことは事実です。
 今年は勝負所で打てずに決定力を欠くという印象が強かったですが,ホームランバッターはいるだけで脅威を与えられると思うと別のホームランバッターが補充できないと打線が弱くなってしまうのではと不安があります。
 阪神の計算を考えればこの結論は仕方ないと思いますが,その計算がうまく立つのか,来季に向けて不安を残すことになったと思いました。

 江越さんについて,4打数1安打を狙うように指令が出たという記事を見ました。
 江越さんの打力は,まさに当たれば非常によく飛ぶ天性のホームランバッターとして魅力の塊なのですが,一方で球種を読んだりするのは大変苦手でとにかく球にバットを当てられなかったという印象がありました。
 江越さんは,守備が非常にうまく,これで打てさえすればスタメン確定なのにといつも残念に思っていたのですが,もしも多少なりとも割り切ることで打てるようになれれば阪神打線は一気にホームランバッター枠であるゴメスさんの穴を埋めることができると思います。
 筒香さんもラミレスさんからそのような指導を受けてさらによくなったということもあっただけに,江越さんもこれで覚醒してくれれば阪神打線は相当厚くなるのですが,果たしてどうなるでしょうか。
 江越さんは去年から期待され続けていましたが,去年は這い上がってきた若手が少なかっただけに相当注目されていました。
 しかし,今年はたくさんの若手が出てきて埋没しつつある感もありますし,ここで一つ頭が抜けるといいと思っています。


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 今日のニュースといえば大統領選一色ですが,結果は大方の予想を裏切りトランプさんが当選を果たしました。
 ここでは政治的な意見などは述べるつもりはありませんが,この結果を見ていて思ったこととしては多くのマスコミ報道は投票行動にあまり参考にされないのではないかということです。
 ある記事を見ていたところ,アメリカの新聞のうち57社がクリントンさんを支持し,2社のみがトランプさんを支持していたそうですが,こうした新聞報道やテレビ等のマスコミの報道に有権者の行動が左右されなかったというのはもはや新聞やテレビといったマスメディアがかつてほど威力を持たなくなったからなのかもしれません。
 私が知る限り,連日日本のマスコミも含めてトランプさんについてよろしくない方向の報道をしていましたが,にもかかわらずトランプさんが当選してしまうというのは,有権者がマスコミを疑っているからなのか,それともインターネットから自分が賛同する意見を探してそこから見解を決定するからなのか,いずれにせよこれまでと意思決定がなされるプロセスが変わってきたのだろうと思いました。


 さて,今日のニュースを見ていたら,盗まれたギャラクシーノート7が転売前に発火したというものがあったので,取り上げてみました。

 事件があったのは中国で,犯人は19歳の男だそうです。
 男は,知人から,インターネットカフェでテーブルの上にスマホを置いたまま居眠りをしている人がいるという話を聞きました。
 そこで,男は,店に出向いてスマホを奪い,この知人の家に身を寄せていました。
 ですが,数日後,店内の防犯カメラの映像から特定され,男が逮捕されました。
 男は,警察に対して,スマホはギャラクシーノート7で,盗んでから2日も経たないうちにどういう訳か発火し,売りに出す時間すらなかったと供述したそうです。
 スマホの残骸は住宅の屋上で発見されたということでした。

 ギャラクシーノート7といえば,今や世界中に悪名を広めてしまったスマホですが,未だ発火原因は分かっていないそうです。
 一部では,気圧の関係なのか,温度の関係なのかという説もあるようですが,はっきり分かっていないそうで,にもかかわらずサムスンさんはギャラクシー8を開発中と見たものの大丈夫だろうかと心配しております。
 ギャラクシーシリーズは,私は実際に使ったことはないものの,アンドロイド携帯の中ではもっとも出来がよいといわれているだけに,今回の騒動は非常に大きな打撃を与える事件だったと思います。

 そんな最中,このニュースを見た時に,ある意味自動防犯機能が働いたのかとすら思うくらいのタイムリーな出来事だったと思います。
 ただ,このくらい簡単に火が出てしまうのですから,本当に何が原因で燃えてしまうのか不安になるものです。

 このニュースのメインの突っ込みどころは話題になっているギャラクシーノート7の発火なのですが,冷静に考えてみれば知人が男に居眠りをしている人の情報を伝えるということも異常だと思います。
 そして,盗みを働く男は,防犯カメラの有無も確認していないのですから,とても犯行に手慣れているとは思いがたく,にもかかわらず知人はなぜ自らの手を汚さずに男に盗難を勧めたのか,よく分かりません。
 さらに,男は,盗難品について転売予定であったと述べており,この転売ルートが場合によっては大規模な犯罪グループの末端につながる可能性もあります。
 このことは治安にとっては非常によいことなのだと思いますが,男にとってはそのようなことを捜査機関に簡単に話してしまってよかったのだろうかと,ある意味不安にもなりました。
 というように,非常に突っ込みどころが多いニュースで,大統領選一色のところに一服の清涼剤のような気持ちで読ませてもらいました。


 阪神が,新外国人候補として,ドジャーズのセゲディン内野手を候補に挙げているという記事を見ました。

 セゲディンさんは,今季は3Aで3割1分9厘,ホームラン21本という成績を挙げた三塁手で,27歳と若い選手です。
 阪神のチーム事情を考えた時,右で三塁を守れる強打者がもっともほしい人材ですから,セゲディンさんはそれに相当する選手であるということで検討しているのだろうと思います。

 あるサイトを見ていたところ,セゲディンさんの映像があったのですが,セゲディンさんは低め,外角の球に強く,高めには弱いという傾向があるようです。
 そうすると,左投手には強そうですが,内角の速球で攻められた時,どのように対応できるのか,そこの見極めがないとなかなか難しいかもしれません。
 特に,日本のストライクゾーンはメジャーよりうちに広く外に狭いという傾向があるといわれているため,弱点の範囲が大きいのではという不安があります。

 また,今季のメジャーでの成績を見ると,70打席中17本ヒットということで2割3分3厘,ホームラン2本,出塁率3割1厘,長打率3割7分,三振22と,飛ばす力があるのは間違いないようですが,三振が多いのが気になります。

 守備ですが,今年のマイナーでの守備率は.954とそこまで守備が得意というほどではないようです。

 とりあえず,パワーは間違いないようですから,あとは内角の球をうまく運べる技術があるかどうかが問題でしょうか。
 3Aでの成績は見事ですが,ヘイグさんは3AのMVPですから,それを思えばそれだけで活躍が約束されるというのは期待しすぎでしょう。
 いずれにせよ,検討にあげること自体はいいのかなと思ったりしました。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:22
 こんばんは。

 今世界中でアメリカ大統領選が話題になっておりますが,私自身関心を持ってみています。
 初めは,トランプさんについて大統領になることはないだろうという論調の新聞等が多かったのですが,それでもいつの間にかこんなところまで上がってきて,しかもメール問題が出てきたヒラリーさんと相当な接戦をしているのですから,話題に上り始めた時にはここまでになるとは思っていませんでした。
 これがどうなるかによって日本も結構な影響を受けるかとは思うのですが,これについては見守るしかないところです。

 その大統領選ですが,電子投票システムで使われるパソコンがwindowsXPで,ハッキングされる恐れがあるという記事があったので,取り上げてみました。

 記事によれば,電子投票システムを動かしているほとんどのマシンはXPだそうです。
 セキュリティの専門家が言うには,不正が行われるのは接戦の時であろうということです。それは,あまりに大きな変更であれば不正が発覚しやすいですが,接戦であれば目立たずに成功する可能性が高くなるというのです。
 今回の選挙は現在相当な接戦ですから,その危険はそれなりに高いのではという気もしました。

 個人的には,悪意のハッキングが凄腕ハッカーによってなされた場合,これがXPであろうが7や10であろうが,おそらくほとんど防御機能に変わりはないのだろうと思っています。
 ただ,XPは2014年4月からセキュリティパッチの提供が終了していることから,そのパソコンが日常的に使用される中でマルウェアに感染し,そのためにハッキングされやすい状態にあるかもしれないということはいえると思います。
 その意味では,電子投票システムに使うパソコンくらい,リスクが低いものにしてもらいたいと思うものですが,それは財政の問題等もあるでしょうし,外の人間がどうこういえる問題ではないかとも思いました。

 私が危惧するのは,実際にハッキングされた場合よりも,これだけ接戦の選挙で負けた方の候補者が,後に電子投票システムで使われたパソコンはハッキングされた恐れがあるからこの投票結果は無効であると言い出すことの方です。
 そして,その意見に支持者が賛同すれば,接戦であればあるほどこの騒動は大きくなるでしょうし,収拾が付かなくなると思います。
 アメリカでは再選挙のシステムがあるのか分かりませんが,もしも存在していたらこれを行うべきという意見も出てきそうなものです。
 そういう意見を封殺するためには,できる限り信用のおける環境整備が大事だと思いますから,その意味ではXPパソコンは止めた方がいいと思いました。

 ちなみに,XP使用の話は,色々な中小企業や役所でまだ聞く話です。
 スタンドアロンのパソコンであればいいのですが,そうでないならばせめて機密情報は扱わないようにしてもらいたいものです。


 今日はゴールデングラブ賞の発表がありましたが,案の定阪神の選手はいませんでした。
 これまで鳥谷さんが常連でしたが,今年の守備やスタメン落ちをした試合を見れば,それが現実的ではないものであったことは理解していました。
 また,他の選手を考えた時,大和さんがスタメンであれば可能性は大いにあったかもしれませんが,他の選手で獲得できる見込みがあったかといえば難しかったでしょうし,個人的にはある意味妥当な結論というべきと思いました。
 ただ,これが妥当と思うことと,残念と思うことは別問題であり,やはり阪神の全体的な守備力の低下については思うところがないわけではありません。
 来年突然獲得可能な選手が登場するとは思っていませんが,それでも少なくとも誰もいなかったという反省を契機に,もう少し守備力強化に関心を持ってもらいたいものです。

 金本監督が,来季のオーダーについて,北條さんが3番を打つかもしれないという話をしたそうです。
 個人的には,そこまでの選手になってくれればよいと思いますが,今は過剰な期待はしないでおこうと思っています。
 伸びているという話は本当にうれしい限りですし,今季伸びた戦力としては高山さんと原口さんに続いて名前が挙がる選手ですから,期待が大きいことも間違いありません。
 ですが,まだショートスタメン固定ではないですから,まずはスタメンレベルになってもらうことが大事であり,3番打者になるのはまだ先だと思っています。
 個人的には,将来は3番北條さん,4番原口さん,5番高山さんというのが理想的であると思っていますが,そういったところに江越さんや板山さん,横田さん,陽川さん,大山さんらが入ってくると相当おもしろくなるのだろうと思ったりしています。
 この中から誰か一人でも顔になれるような人が出てきてくれると,私としては大変ありがたいと思うのですが。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:35
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,インドの大気汚染が激しいというものがあったので,取り上げてみました。

 インドのデリー首都圏の首相が5日,近年最悪規模の大気汚染に見舞われているとして,首都圏1800校が休校したということで,「まるでガス室だ」と述べたそうです。
 ニューデリーは,厚いスモッグに覆われていて,この危機を打開するために地元当局と中央政府が協議しているそうです。
 首相は,この15〜20日で汚染はいっそう深刻化しており,外はまるでガス室だ」「現在の汚染の主要因は近隣州での刈り株の焼却だ」と話したそうです。
 ニューデリーの大気汚染は,ディーゼルエンジンや石炭火力発電所,産業排出物などが大気汚染をもたらしたといわれており,急激な都市化の結果年を追うごとに悪化しているそうです。

 この発言を見ると,先日の欅坂46の服装の件を思い出しますが,この発言自体は問題といえば問題な気もします。
 そのことはとりあえず置いておくとしても,中国と違って話題にはあまり挙がらないものの,大気汚染の深刻度はかなりのものです。
 大気汚染の度合いを示した世界地図を見ると,今日の時点でもPM2.5の値が999と振り切れていて,おそらく計測できないくらいの汚染度なのでしょう。
 中国もよく問題に挙がりますが,インドの都市部の方が値が大きいように見えます。

 首相は,原因を近隣州の刈り株の焼却としていますが,それだけでここまでなるものでしょうか。
 記事では,大気汚染の原因をディーゼルエンジンや石炭火力発電所,産業排出物などとしていますが,これだけの規模となると私はこちらの原因の方が有力なように思います。
 刈り株の焼却であれば,それを規制することはそこまで難しくないかもしれませんが,もしも発電所や車両等が原因であればその対策は非常に困難でしょう。

 この対策を講じれば,一時的にでも経済が停滞しかねないでしょうし,かといってこの状態を放置すれば,あらゆる都市機能が麻痺してしまってそのために経済どころか国民生活まで停滞してしまうこととなります。
 国の将来を考えればここで手を打たざるを得ないでしょうが,どこに対して手を打つにしてもそれなりに有力な事業主に対して規制をかけることになるでしょうし,それも非常に難しいことでしょう。
 どの国でも経済成長をする上では必ず通る道ではあるのですが,それでもインドは日本と違って人口が多く国土も広いですから,その対策は日本のそれよりも遙かに大変なことでしょう。

 ちなみに,上記の大気汚染の度合いを測る地図を見てみると,インドの中でもいくつかの都市部のみが大気汚染が重度であるものの,国全体で見てみるとそこまで汚染された国ではありませんでした。
 それは当然のことではあるのですが,一方で都市部が極端に汚染されているがために,汚染されていない地域も汚染されてしまうであろうことが問題でしょう。
 もちろん,汚染された地域でなされた産業の恩恵をそれ以外の地域でも受けているので人ごとではないのですが,それでもやはり汚染地域の害をその他の地域にもたらすというのは大いに問題でしょうし,その意味でも早々に対策を講じる必要があると思いました。


 阪神の捕手争いですが,矢野コーチが言うには,梅野さん,原口さん,坂本さんの3人の中では梅野さんがリードしているそうです。
 正直言って,原口さんは,右肩の痛みのために最近捕手としての守備練習を再開したくらいですから,原口さんをそのレースの中に入れるのは酷だと思っています。
 梅野さんは,捕球はまずまず悪くはなく,キャンプではスローイングが安定しているそうで,あとは元々の持ち味である打撃の方もそれなりに安定すれば,昨年の経験もありますし,確かにリードしそうな感じはあります。
 坂本さんは,3人の中では捕球についてはもっともうまいと思われ,3人についてはいずれも長所があると思っています。
 原口さんは打撃がありますから,彼を落とすには相当な理由が必要だと思うのですが,一方捕手としての能力で他に劣るのであれば原口さんの出場は必ずしも捕手ではないかもしれませんし,その辺りは今後の原口さんの動向次第というところでしょうか。

 阪神の来季の新外国人として,現在デトロイトタイガースという,本家阪神タイガースの支部の方で活躍しているマギーさんの獲得の話が出ているそうです。
 本当かどうかは分かりませんが,マギーさんは膝の状態について問題があったと聞いておりますし,その辺りは大丈夫なのでしょうか。
 楽天さんにいた時代の活躍ぶりを考えれば,是非とも獲得したい選手ではありますが,膝の状態,そして34という年齢を考えると果たしてどうなるのか,心配はあります。
 ちなみに,マギーさんを獲得するとすれば,ポジションはサードでしょうか。
 サードで打てる外国人選手はまさに阪神のもっとも補強したいポイントですから,今でも打てるのであれば需要と供給は一致するのですが,さてどうなるやら。

 FA権行使を明言した糸井さんについて,阪神が獲得を目指すことに関して,スポーツ新聞はノリノリです。
 今日の記事では,親会社である電鉄本社も「金庫」を開ける方針を固めたとか,高級中華でおもてなしとか,11日午前0時に電話するとか,もういつものようにネタ球団としての本領を発揮し始めたと思っています。
 実際糸井さんがやってきた時のプロテクト予想などを見ると非常に悩ましく,それが世間で言われているオリックスさんの提示する条件を超えてまで阪神が獲得すべきなのかは未だ何とも私の中では結論が出ません。
 糸井さんより森福さんの方が阪神の弱い部分を強化できるのではというように思いますし,もっといえば山口さんを獲得すれば同じリーグのチームに打撃を与えられる効果と先発補強の効果もあるのではと思ったりもしますから,戦略の問題から色々と思うところはあります。
 ただ,これだけスポーツ新聞が盛り上がってきたところで,私もその流れに乗らせてもらって楽しませてもらおうと思っています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:14
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,緊急逮捕をしたものの,直ちに逮捕状を請求しなかったため釈放したという件があったので,取り上げてみました。

 31日の午前8時5分頃,男は,軽自動車を無免許運転して,自転車を運転する男子高校生をはねました。
 男子高校生は軽傷を負い,男は午前10時5分に緊急逮捕されました。
 男は,事故後現場から離れたということでした。
 警察は,夕方になって裁判所に逮捕状を請求しましたが,裁判所は逮捕状発付を認めず,午後6時56分に男は釈放されました。
 裁判官は「緊急逮捕から逮捕状請求までに時間が開きすぎている」という趣旨の指摘をしたそうです。
 男については,今後任意捜査が続けられるそうです。

 今回問題になっているのは緊急逮捕というものです。

 逮捕については,刑事訴訟法上,令状を示して逮捕する通常逮捕,現行犯逮捕,そして緊急逮捕が定められております。

 緊急逮捕とは,急を要するため,令状なく被疑者を逮捕し,逮捕後に手続を行う方式の制度です。
 刑事訴訟法210条前段では,一定の罪を犯したと疑うに足りる充分な理由がある場合で,急速を要し,裁判官の逮捕状を求めることができない時は,その理由を告げて被疑者を逮捕できると定められています。
 一方,後段では,直ちに裁判官の逮捕状を求める手続をしなければならず,逮捕状が発せられないときは直ちに被疑者を釈放しなければならないとも規定されています。
 これは,現行犯ではないものの,犯罪を犯したと疑うに足りる充分な理由があるという場合には,令状を待っていて被疑者に逃走されたり証拠が散逸したりすることを防止する必要があるとして規定されたものです。
 ただし,令状なしで身柄拘束をするのですから,憲法が保障する身体の自由を侵す可能性があることとなります。
 そこで,この緊急逮捕は,かつて憲法違反なのではないかと問題にされたこともあり,昭和30年12月14日の最高裁大法廷判決では,法の規定に従ったような厳格な制約の下で,罪状の想い一定の犯罪のみについて緊急やむを得ない場合に限って逮捕後直ちに裁判官の審査を受けて逮捕状の発行を求めることを条件として緊急逮捕を認めることは合憲であると判断されました。

 このような背景のある,身体の自由を侵す可能性を厳格な条件の下例外的に許しているのが緊急逮捕ということですから,やはり令状の請求が遅かったならば釈放せざるを得ないというのは当然だと思います。
 今回のケースでは,午前10時から夕方まで逮捕状を請求しなかったというのですから,さすがに釈放が相当でしょう。
 確かに,犯罪を犯している可能性が相当高いのに,警察側のミスをもって釈放を許すというのは納得しづらいというのは感情的に理解できます。
 ですが,逮捕という手続は例外的に許されるものであり,原則は身体の自由が保障されるべきであると考えれば,致し方ないでしょう。

 むしろ,警察は,なぜ逮捕状をずっと請求しなかったのか,それが疑問です。
 警察も色々と忙しいのかもしれませんが,優先順位で行けば他の業務よりも逮捕状の請求の方が高いといわざるを得ませんし,やはり警察の体制に問題があったというべきかと思います。
 警察としては,組織体制として今後このようなことがないように整えなければならないと思いました。


 阪神の板山さんですが,小学校以来のショートに挑戦したものの,首脳陣の評価がなかなかよいようです。
 三遊間の難しいゴロも軽快にさばけ,球際に強いところを見せられたようで,金本監督だけでなく,久慈コーチも評価しているようです。
 先日はセカンドも挑戦して上々でしたが,板山さんは正ポジションの外野ばかりでなく内野もそれなりにこなせそうな感じかもしれません。
 そうなると,あとはバッティングがどのくらいよくなってくるかが問題だと思います。
 北條さんは,それなりの守備と上々のバッティングでショートを勝ち取りましたが,板山さんのバッティングが上がってくればいい争いができるようになるかもしれませんし,非常に楽しみです。

 中継ぎ転向案が出ていた能見さんですが,金本監督が先発で行くと明言しました。
 この背景としては,岩崎さんが1日の紅白戦で好投して中継ぎ起用のめどが立ったこともあるようです。
 正直言って,去年と今年の能見さんは球威が落ちていることは否めず,これまでと同じくらいの活躍をすることは難しいように思っています。
 ですが,球威が落ちているということは短いイニングで勝負するとなればよりそのデメリットが大きくなるのかもしれません。
 長いイニングであれば,投球術で回避することもできるかもしれませんし,スタミナが持つのであれば先発の方がいいのかもしれません。
 下柳さんも,かつて6回まで投げて試合を作り,後に託していましたが,そういう考え方もよいように思います。
 100勝まで残り8勝ということもありますから,スタミナが持つ限り先発で頑張ってほしいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:50
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ATMで携帯電話を使うと警告画面が表示されて強制終了されるというシステムが導入されるという記事を見たので,取り上げてみました。

 このシステムは,常陽銀行と日立製作所が来年2月から導入すると発表したものです。
 振り込め詐欺を防ぐため,専用の装置がATM付近での携帯電話の電波を検知すると警告画面が出て取引が強制終了されるというものです。
 このシステムは,行員の目の届きにくい店舗外のATMを中心に整備される予定とのことです。
 常陽銀行によると,このシステムは,ATMの利用者が携帯電話などで通話しながら振り込みの手続を行った場合,電波検知装置が携帯電話やPHSの電波を検知するそうです。
 そして,強制的に取引が中断され,利用中の画面上に通話を機って最初から操作をやり直すよう求める文言が表示されるとのことです。
 この場合,通話を切らない限り操作ができなくなるそうです。

 先日も振り込め詐欺に関する記事を取り上げたことがありましたが,振り込め詐欺は今でもなお存在しています。
 私も職業柄その手の相談を受けることはままありますが,やはり自分が騙されたという認識をするところからがスタートといった感じで,相談に来て初めて被害にあったと実感する人もいたります。
 そういった被害の中には,電子マネーをだまし取るやり方もあったりしますが,ご年配の方を狙う場合大部分は振り込みをさせるパターンが多いと思います。
 金融機関側も,そういった犯罪に利用されないようにするため,あらゆる手段を講じているように思いますが,それでも目が行き届かない現状を憂いて,このようなシステム導入に至ったのでしょうし,その経緯はよく理解できます。

 一方,この検知システムについては,感度の問題にもなるのでしょうが,もしもこれが強すぎると非常に支障が出ると思います。

 例えば,ATMを現に利用している人が携帯電話を使っていなくても,後ろに並んでいる人が使っていた場合は強制終了されてしまうという場合が考えられます。
 もしもそうなったら,ATMを現に利用している人が携帯電話利用者に対して注意をしなければならず,そこで諍いが生じることが懸念されます。

 また,携帯電話のメモ機能やメール等で振り込み口座を記録している場合,これを作動させる際のパケット通信が検知器に引っかかってしまえば,振り込み等がしづらくなるのではないかというようにも思ったりしました。
 記事では通話の電波を検知するというようになっていますが,その辺りでパケット通信も対象になってしまったら面倒になるのではと思ったりします。
 かといって,LINEでの通話はパケット通信を使いますから,パケット通信を可とした場合,詐欺グループがLINE等による通話を希望してきてそれによってなされることも懸念されますから,本来的にはパケット通信も規制対象とすべきなのかもしれません。
 ご年配の方がLINEを用いた通話をされる絶対数が少ないと見込んで,敢えてパケット通信については対象から外すという考えもあるかもしれませんが,それは統計や今後の状況を見ての判断になるのかもしれません。

 便利なものが出てくると,それを使った犯罪が必ず出てくるもので,とかくその手の対策にある程度規制がかかるのは仕方ないと思います。
 ただ,便利なものを便利なとおり使えないのはものの価値を減少させると思いますし,何とも残念なものだと思いました。


 本日糸井さんがFA権を行使する方針を公表しましたが,阪神は獲得に動くといわれております。
 阪神としては,糸井さんのような身体能力の高い選手を獲得することは,若い選手達の見本にもなると思いますし,成績もある程度期待できるとなれば,やはり獲得には前向きになることと思います。

 一方,問題は2点あります。

 1つは,FAの人的補償の問題で,先日述べたとおり,阪神の期待の若手が流出してしまうことが懸念されることです。
 若手を失うことは,ひいては阪神の将来の基盤を失うことになるわけですが,若手が成長しつつある今の阪神においてはプロテクトしたい選手が多すぎて,誰を流出させないようにしたらいいか,非常に困ってしまいます。
 そして,その若手の流出危機を考えてまで,現在35歳で福留さんとポジションの被る糸井さんを獲得すべきなのかというのは難しい問題です。

 もう1つは,年俸の問題です。
 今日の記事では,オリックスさんが4年18億円を提示したというものを見ました。
 4年18億円といえば,単純計算で1年辺り4億5000万円となりますが,いうまでもなく相当高額の年俸です。
 また,現在35歳,来季は36歳ですから,40歳までの契約ということになるわけで,それは大いに冒険的要素を含んでいると思います。
 阪神は,オリックスさんと条件闘争をする場合,少なくとも同等の条件を提示しなければなりませんが,上記の通り期待の若手の流出を許してまで条件闘争に臨むべきなのかというのは非常に悩ましいところです。

 個人的には,糸井さんは,4年後は分からないものの,来季は活躍してくれると思い,2年契約くらいであればある程度の年俸はいいのではないかとは思えます。
 ただ,4年の超高額契約となると,そこまでして若手を流出させるリスクをとるのはいささか思うところがあります。
 オリックスさんが条件を提示する前であれば,阪神は戦ってある程度血を流しても価値があったのではないかと思ったのですが,さすがにこの条件を見てしまうと一考しないといけないのではという思いが出てきました。
 私がお金を出すわけではないので,阪神球団が考えるべき問題ではあるのですが,それでもオリックスさんの条件を見てしまうと色々と考えてしまうものです。

 横浜さんの山口さんですが,まだ態度を示してはいないものの,現時点ではFA権を行使するのではといわれています。
 もしも行使した場合,読売,阪神,中日さんが獲得を巡って争うのではといわれています。
 山口さんは,抑えから先発に転向してずいぶん成績が向上し,元々の適性はこちらだったのではと改めて思わされました。
 先発としては優秀な成績を残しましたが,どの球団も優秀な先発投手は一人でも多くほしいと思っているでしょうし,上記3球団以外でも条件が合えば是非ともほしいと思う球団は多いと思います。

 また,ソフトバンクさんの森福さんもFA権の行使の噂があります。
 森福さんは,左のワンポイント専門ということになるのでしょうが,左の中継ぎ投手はどこのチームでも需要があることでしょう。
 特に読売は相当獲得に前向きであろうと思われますが,森福さんはソフトバンクさんの選手の全体の年俸が高額であることもあってCランクであって,人的補償を要しない選手であるだけに,より多くの注目が集まることでしょう。
 阪神もほしいとは思うのですが,一方糸井さんを検討するとなれば糸井さん以外にお金を使うことはできないでしょうし,現状ではなかなか獲得に乗り出すのは難しいのではないかと思われます。

 とりあえず,どのような動向になっていくのか楽しみです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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