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 先日移転が完了した豊洲市場ですが,喫煙や荷置き違反などが問題になっているという記事があったので,取り上げてみました。

 記事によれば,一部業者において,指定場所外での喫煙や,公共スペースの不法占有など,築地市場で問題視されていた光景が新市場で再現されているということです。
 豊洲市場内は喫煙所も相当数あるそうですが,路上喫煙やポイ捨て行為が後を絶たないということです。
 都としては,豊洲市場では売り場が建物内になったということで衛生管理基準が上がり,煙や灰,吸い殻が食品に悪影響を及ぼすため,喫煙ルールの徹底に本腰を入れるということで,悪質業者に対しては市場への入場停止などの行政処分を科す方針ということです。
 また,通路などの荷置きについては,店に入りきらない鮮魚類が山積みの場所もあるということで,本来ならターレがすれ違える広い通路が渋滞しているということです。

 このような事態は割と予想されていたと思いますが,おそらくルールを破っている側にしてみれば,今までは許されていたのにうるさい時代になったという感覚なのかも知れません。
 世の中でそういったことは多いと思うのですが,時代が変わった以上は順応せざるを得ないでしょう。
 確かに窮屈になっていくことは否めないと思うのですが,かといって野放しにすればルールが形骸化して無秩序な状態になりますから,なるべく早い時期に厳しい対処をすることはやむを得ないだろうと思います。

 特に,豊洲市場は生鮮食品を扱うのですから,衛生面に厳しい基準があるのは当然でしょう。
 今までそれがまかり通ってきたということが,今まで万人が許してきたということとは違うと思いますし,施設とその構造が違ってしまえば今までと同じ基準で対処することは出来ないだろうと思います。

 おそらく行政側は既に厳しい処分がありうることを周知していると思いますが,にもかかわらず今がこのようになっていると記事になったのだろうと思います。
 こうなると,残念ながら見せしめ的に処罰される人が出てくるしか亡くなってしまうと思いますが,業者にとって一時的であったとしても市場からの締め出しは死活問題につながるでしょうから,仮に見せしめを作るとしてもいきなり多くの業者に行うことはあまり適切ではないかも知れません。
 ただ,違反の程度の著しい者に対してのみ処分を科せば,軽い違反であれば目を瞑ってくれると勘違いされてしまうかも知れず,その点は非常に線引きが難しいと思いました。


 阪神の秋季キャンプ参加メンバーが発表されまして,藤浪さんや梅野さん,糸原さん,小野さん,高山さんらが参加するということです。

 最下位のチームのキャンプだけに厳しくなることは仕方ないと思うのですが,このキャンプでは野手は守備力を重点的に鍛えてもらいたいと思います。
 阪神の野手の守備力は,残念ながら他球団に劣っていると思いますが,その守備力は一朝一夕では鍛えられないと思います。
 今季を振り返れば,打撃に課題のある選手も多いのですが,プロ野球とは思えないまずい守備を何度も目にしており,このような守備力では流れを持って行かれてしまうばかりだと何度も心配したものです。
 まずは守備を他球団レベルにしてこそ最下位のチームが他球団と競う地力が出来ると思いますので,このキャンプは守備を重点的にやってもらいたいものです。

 藤浪さんについては,シーズン終盤の投球を見ていた限り,スペック向上をそこまで求める必要はないと思われ,求められるのは安定感だと思います。
 何が不安定な原因なのか,技術力か精神面かわかりませんが,いずれにせよこの選手の安定感が出てくること以上にチームの補強はないと思いますから,来季はエースとして働いてくれるよう,安定感のある投球を突き詰めてもらいたいところです。
 もしも不安定の原因が金本前監督との相性というのであれば,このキャンプくらいから徐々に見えてくるかも知れないので,金本前監督がチームを離れた今となってはそれを一つの望みとしたいところです。


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三枝康裕 | - | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:59
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 今日はドラフト会議がありましたが,個人的な感想を書いていこうと思います。

 まず,昨日私は吉田さんを1位指名すれば一本釣りできたのでは,競合は避けた方がいいのではという話をしましたが,結果からいえばそれが正しかったように思います。
 阪神は,補強ポイントである外野手獲得を企図して藤原さんを1位指名した結果,競合し,他球団に交渉権をとられてしまいました。
 一方,吉田さんは始めの段階ではどの球団も1位指名はしてこなかったため,外れ1位で指名した日ハムさんが交渉権を獲得することとなりました。
 阪神といえば,藤原さんに続いて辰巳さんも外してしまい,2回外れたところで近本さんの交渉権を獲得することとなりました。
 近本さんが悪いということは決してないのですが,この段階で随分目論見が外れたのだろうと思ったりしました。

 阪神の1位指名は,藤原さん,辰巳さん,近本さんと外野手に対してこだわりを見せており,2位と3位も木幡さん,木浪さんと内野手を獲得にいっていましたから,今回のドラフトはセンターラインを固めるメンツをそろえることを目的としたドラフトであったと思います。
 阪神のセカンドショートは,糸原さんや北條さんらが競っているところですが,いずれも決定打がなく,かつ怪我しやすかったりと問題も多く,守備力も高くはありません。
 また,外野は高齢化の懸念される糸井さんと福留さんのほか,打力を買われて中谷さんらが起用されるものの,守備力という面では不安がありましたし,なかなか決め手を持つ選手が出てこないという問題もありました。
 そういう意味では,根本的な守備力を固めるということから着手するドラフトは,捕手出身の矢野監督らしい守備面から野球を考えていくという思考と合致すると思いますし,個人的には評価はしたいと思います。

 ただ,気になったのは,1位から3位までの選手がいずれも左打者で,2位の木幡さんはやや打撃が苦手,1位の近本さん,3位の木浪さんもいわゆる強打者タイプではなく好打者タイプという感じであり,阪神が求めている右の強打者タイプがいなかったことです。
 阪神としては,右の強打者として大山さんや中谷さんらが出てくるはずだから敢えてとらないという路線に行ったのかも知れませんが,それについては補強ポイントからずれているのではというように思いました。

 近本さんは,都市対抗野球において相当な打力をみせてくれましたが,この成績を見る限り四球はあまり選べないタイプのように思われ,足を使った攻撃をするためには選球眼が要求されますから,その点の伸び代がどのくらいあるのかは気になります。
 打率は高そうですが,長打力はあまり期待できないように思われ,とにかく出塁率を上げてかき回す,守備で魅せるということが期待される選手だろうと思います。
 守備力は大いに期待できるようなので,現時点でスタメン奪取の決め手を欠く阪神外野手陣の中から出てきてもらいたいものです。

 4位の齋藤さんは,個人的には4位でとれることが不思議なくらいいい選手だと思っています。
 確かメジャー球団も目を付けていた方で,最速150キロの著球を持つ右の本格派と聞いています。
 この投手がうまく調整できれば,先発として活躍も十分期待できますから,個人的にはこの点は成功だったと思います。

 5位の川原さんは,まだ未完成の左投手という感じですが,伸び代が大きそうです。
 この手の投手の育成については阪神は得意そうなので,来季の中旬から後半頃から出てきたら面白くなるのではないかと結構期待しています。

 6位の湯浅さんは,そこまで詳しくはないのですが,確か高校時代に腰痛を持っていたものの,その後独立リーグで活躍していた右腕投手だと聞いています。
 まだ19歳と若いですから,最速151キロももっと伸びる可能性はありますし,楽しみです。

 育成枠の片山さんですが,捕手であるということはこのドラフトで初めて知ったものの,名前はもっと前から知っていました。
 その理由は,独立リーグに行った前読売の村田さんと打撃タイトルを競っていた強打者だったからです。
 データを見たところ,村田さんが打率.343,14本塁打,62打点に対して,片山さんは打率.330,14本塁打,62打点とほぼ同じような数字で付けております。
 村田さんは,読売から去ることになったとはいえ,去るまではそれなりに打力で活躍していましたから,その村田さんに匹敵する成績を残したとなればなかなか期待できるのではと思っています。
 今回のドラフトでは強打者タイプを獲得しなかったと述べましたが,その点について片山さんの将来性を買ったということなのだと思います。

 今回のドラフトにおいて,補強ポイントである外野手と内野,投手を埋めようとしたと思われ,その意味では悪くはなかったと思います。
 一方,右の大砲についてはこのドラフトでは敢えて行かなかったのだと考えており,それは自前選手の育成か,はたまた外部からの獲得かで補うという趣旨なのだと思います。
 そうなると,このオフの目標は右の大砲ということになると思うのですが,同時にメッセンジャーさんの年齢や秋山さんの不振などを考えると先発投手も獲得したいところです。
 さらに,マテオさんら期待していた中継ぎ投手も振るわなかったことを考えれば,中継ぎ投手もある程度見込みを付ける必要があるでしょう。

 さすが最下位球団だけに補強すべきポイントだらけですが,これからのオフの闘争を見守りたいと思います。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:25
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 今日のニュースを見ていたら,ある強盗事件があったので,取り上げてみました。

 この強盗はベルギーで発生したもので,6人組ということでした。
 電子タバコ店を営む店に押し入ってきたため,店主は「もっと金を用意するから閉店間際に来てほしい」と頼んだということでした。
 強盗はこれに従い,立ち去りました。
 その後,店主は警察に通報しました。
 そして,強盗らは閉店1時間前にやってきたところ,店の中で待ち構えていた警察に逮捕されました。
 店主は,コメディのようだったと語ったそうです。

 とりあえず,あまり多くのことを語らずとも皆が共通の意見だと思うのですが,間抜けな強盗だと思います。
 グループ中に一人だけ間抜けな人がいるのであればまだしも,6人もいて誰も一旦強盗をやめて閉店間際に来るということに疑問を差し挟まなかったのがいろいろと思うところのあるものです。
 6人の構成は,1人が未成年であるものの,ほかは成人しているということなので,いい年した男性が複数人集まってこういう顛末でしたから,ある意味大変残念です。

 ただ,別の一面としては,強盗は極めて素直な性格だったと思いますし,それゆえに今回の逮捕劇は騙されたということで人間不信に陥ったりするのではないかとも思います。
 ですが,根は悪い人ではないと思うので,しっかりと矯正教育を受ければ立ち直って真面目に働くような気もします。

 このネタでコントを作るにしても,顛末が読めすぎると受けなさそうですから,話を作り込まないといけないと思うのですが,それだけ直球な話も今時あるのだとしみじみ思います。
 強盗自体はまったく肯定しませんが,世の中の犯人がみなこんな風に素直だったら犯罪は減りそうだと思いました。


 明日はプロ野球のドラフト会議ですが,今回の注目選手は根尾さん,藤原さん,小園さん,吉田さんらがいます。
 いろいろな球団が1位指名予定選手を公言していますが,今のところ阪神は公言しておらずよくわかりません。

 阪神において不足しているポイントは長距離砲になりうる選手,外野手,投手全般というところだと思いますが,特に悲願なのは自前の4番打者でしょう。
 そうなると,原則的に阪神は野手を獲得する方向で考えるように思うのですが,こうなればやはり根尾さんか藤原さんということになるのでしょうか。
 ですが,特に根尾さんについては多くの球団が競合するというようですし,かつて競合する中で藤浪さんを獲得できたという経緯はあったものの,私は競合はなるべく避けるべきと思っています。

 阪神は,不幸にして今季最下位であったため,ドラフト2順目については優先的に選べる立場にありますから,そこで野手を獲得することを考えるならば,ドラフト1位は敢えて投手に行くのもありだと思います。
 その上で,今の予想を見る限りでは吉田さんを一本釣りできそうな雰囲気もあるため,敢えてドラフト1位で吉田さんを選択し,2位で有望な野手を選択するというのはどうかと思います。
 吉田さんの投球を甲子園で見ている限り,球の回転がほかの投手と比べて別格であり,きちんと育成すれば相当な投手になれる器だと思いますので,吉田さんを一本釣りできるならばそうすべきではと思います。

 ちなみに,阪神は,藤浪さんら高校での有望選手の育成に失敗したと評価され,高校生からは不人気の球団であるともいわれています。
 現在の結果を見る限り,それは誤った評価ではなく,個人的には今そのように思われることはやむを得ないだろうと思います。
 かいとって,阪神としても有望な高校生を指名しないわけにもいかないので,このような評価を前提に育成を見直してもらいたいと強く思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:16
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 今日のニュースを見ていたら,首都高を190キロで走行した男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,速度超過ということで,道路交通法違反で逮捕されました。
 男は,東京都内で車を借りて,都内と神奈川県内の高速道路などを約6時間走行しました
 その際,首都高湾岸線で,最高速度規制80キロの道路を時速190キロで走行したということで,その様子をタブレット端末で自ら撮影し,ラインのグループで友人らに送信したということでした。
 そして,その映像を見た人が警察に通報して発覚したということでした。
 男は容疑を認めているということです。

 これを見ていて2つ思いました。

 ひとつ目は,男は友人の誰かから嫌われていたのか,それとも誰かを怒らせたのだろうと思いました。
 映像をラインで友人のグループに送ったということですが,正義感あふれる友人が送ったというケースはありうるものの,気心の知れた仲間内の場合は一般的にあまり警察にわざわざ通報しようとは思わないでしょう。
 にもかかわらず,通報されたというのは,男が友人と思っていた人物について,相手はそう思っていなかったか,もしくはその友人はいつか男が自分に対して問題を起こした場合には警察に通報してやろうと思っていて,その日が来てしまったかいずれかなのではないかと思いました。
 この事件があったのは年末年始だったのですが,それが今更逮捕に至ったということで,通報されたのが最近だとすれば,私は友人の誰かを怒らせて,その反撃として通報されたという可能性が高いように思いました。

 ふたつ目は,190キロで走行するという危険なシーンを,自ら運転しながら撮影したというのは極めて危険な運転だということです。
 男の安全に関する意識の問題が大きいとは思うのですが,そもそも男は自分の車ではなく借りた車でこういった危険な運転を敢行する性質を持っていますから,撮影しながら190キロで運転ということについてあまり危険だという認識もなかったのではないかと思います。

 いずれにせよ,自分の犯行を映像がするだけでなく,それを複数人にばらまくという段階で,残念だというような感想が思い浮かびます。
 おそらく,男は,今頃,映像化したことや友人に送信したことだけでなく,通報した友人との付き合い方等についてもいろいろと思いを巡らせているのだろうと思いました。


 阪神の鳥谷さんですが,矢野監督が鳥谷さんと今後の起用方法について面談したところ,ショートで練習させてほしいと直訴されたということでした。

 個人的には,ショート鳥谷さんを再び見たいという気持ちはありますが,果たしてショートという極めて負担の重い守備位置を再び守ることができるのかはわかりません。
 以前はフルイニング出場をしようという無理がたたったということもありましたが,今はその記録に縛られる必要もないので,もしかたら休み休みであればある程度は活躍が期待できるかも知れません。
 しかし,ショート以外を守るようになった経緯を思い浮かべれば,実際問題として現実的にできるのかというのは疑問があります。
 ただ,これだけの功労者ですから,納得できるまでやらせてあげたいという気持ちもありますし,休み休みの状態でショートがどれだけできるのかを見極めたいという思いもあります。
 また,ショートを誰かが確定的に奪取したとは言い難い状況であることも否めず,その意味では鳥谷さんにもまだショートを奪取できる余地があるともいえると思います。
 そう考えると,キャンプまでかけて本人が納得できるまで試してみるのは,私は鳥谷さんのためにもチームのためにもありだと思います。

 今日の記事では,浅村さんや中田翔さんがFA権を行使する方針であるというものを見ました。
 本当かどうかは別として,浅村さんがFA権を行使するならば獲得を希望する球団は極めて多いと思います。
 阪神もその一つなのかも知れませんが,守備位置的に阪神は別のFA権行使者に対して考えるようになるのだと思います。
 中田翔さんは,その能力こそ非常に魅力的ですが,問題は安定感があまりないことでしょうか。
 阪神は,一旦不振に陥ると周りの雰囲気が厳しすぎて,復調がなかなか難しく,中田さんがそれで潰れてしまうか,それともそれをはねのけられるかが阪神でうまくやるには最も重要な要素だと思います。
 そういった意味では,阪神の主砲にふさわしいのは,阪神の伝統なども知らない,ヤジも意に介さない外国人助っ人なのでしょうが,こればかりは何とも言い難いです。

 
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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:39
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 今日のニュースを見ていたら,エジプトに旅行中に急死したイギリス人男性に関するものがあったので,取り上げてみました。

 この男性は,エジプト旅行中に急死してしまい,遺体がイギリスに搬送されました。
 そして,イギリスで検死が行われたのですが,その際に心臓とその他の臓器の一部がなくなっていたということでした。
 エジプト当局は,この件に関する報道を受け,イギリスメディアを不完全な報道を行ったと非難し,臓器泥棒というのは事実無根と反論したということでした。
 エジプト当局は,生命で,死因を特定するために心臓ほか,肝臓や腎臓などの臓器の一部が摘出された主張したものの,摘出した臓器が体内に戻されなかった理由については触れませんでした。
 また,当局は,男性の死因が心臓発作である可能性が高いとしているそうです。
 この男性が亡くなった地域では,今年8月にもイギリス人の男女が謎の死を遂げているそうですが,エジプト当局は2人が大腸菌感染が原因で死亡したと説明をしているそうです。

 事実関係がはっきりしないので,臓器が故意に奪われたのかどうかはよくわかりません。
 ただ,不思議なことはいくつかあります。

 まず,この男性は62歳ですが,もしも臓器を移植の目的で持ち去るのであれば,比較的若い人の臓器を狙うと思います。
 また,エジプト当局の説明が正しいのであれば,男性の死因は心臓発作ですから,そのような問題のあった心臓を他人に移植することは通常は躊躇いがあるでしょう。
 そう考えると,他人に移植する臓器を得る目的で臓器が奪われたというのは考えがたいとは思います。
 ただ,臓器の所有者の年齢が一見してわからないのであれば,比較的恒例の方の臓器であったとしても移植の大勝になるとも考えられるので,この点だけで移植用の臓器という説を否定するわけにもいかないでしょう。

 仮に移植用の臓器の調達でないとすれば,目的は何なのかがよくわかりません。
 エジプト当局は,死因特定のために摘出したと主張していますが,その後に戻すなどしなければこのような批判がなされることは当然目に見えていたと思いますし,その批判を甘受するだけの理由があったのでしょうか。
 うっかりミスというには説明しがたい領域が多いように思われ,目的が見えません。

 何となくジョジョの奇妙な冒険のネタに出てきそうな感じの不気味なニュースであり,顛末に非常に興味があるのですが,おそらくここから先も明らかにならないような気がしてなりません。
 イギリスとしては,同じ地域で立て続けに旅行者が亡くなっているとなると本腰を入れたいところですが,外国ともなればなかなか手出しもしづらく,今後の展開のさせ方が難しそうだと思います。


 阪神の来季コーチングスタッフが決まったと発表がありましたが,おおよそこれまで報道されていた内容通りとなりました。
 人員を総じて見れば,結局1軍と2軍のスタッフを大半は入れ替えただけというように見えてしまいます。
 2軍が日本一になったものですから,それを前提に2軍スタッフを信頼しているということかもしれませんが,それにしても1軍スタッフが実績に乏しい若い人達ばかりで不安は感じます。
 若いのは駄目だということではないのですが,実績がある人が少ないというのはいざ問題が起こった時にどこまで対処できるのかも不透明であり,もう少しベテランのコーチがいてもよかったのではとは思います。
 その意味では,ヘッドコーチ清水さんへの期待は非常に大きいわけですが,実際に見てみないとこればかりはわからないように思います。

 また,谷中さんがスコアラーとして招聘されるという記事も見ました。
 阪神のスコアラーといえば,今年6月に山脇さんが盗撮して逮捕されて契約解除されてから1人足りないという状況が続いていました。
 この状況は割と緊急事態だったようで,その緊急事態が6月以降シーズン最後まで続いていたのですから,それまでも弱かった阪神ではありますが,さらに弱くなることも致し方なかったと思います。
 谷中さんといえば,阪神時代は主に中継ぎとして登板していましたが,私が球場に行った試合でたまたま先発として起用されたこともあり,なかなか重宝した選手だったと思います。
 いろいろな球団を渡り歩いていましたから,そういったところで培った経験がスコアラーとして生かされるのではないかと期待しています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:05
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 今日の記事を見ていたら,ベルマーク財団がベルマーク集めの非効率さに悩んでいるというものがあったので,取り上げてみました。

 ベルマークは,1960年,教育環境の整っていない地方の学校を援助するため,協賛企業が売上の一部を寄付するシステムとして始まったということでした。
 しかし,技術の進んだ現代でも,商品のパッケージに付いているマークをきり,その種類ごとに集めて自分たちで集計するというアナログなシステムに変わりはありません。
 QRコードにしてはどうかという意見もあるそうですが,1つのQRコードで何度も読み込めてしまうなどの技術的に解決しにくい問題もあるということです。
 また,マークの形を一つ変えるにも,マークを付けている会社の製品パッケージを変えることになるので,非常に大きな負担を強いることになるということです。
 結果,協賛企業が離れていく恐れもあり,なかなか変更がしづらく,今でもPTAは手作業のままということです。そして,ベルマークが送られてきた財団も手作業で行うそうです。

 この記事を見ていて,そういえばベルマークなるものがあったと思い出しました。
 小学校低学年の頃は,これを集めて学校に持っていった記憶がありますが,その後はいまいち記憶もなく,残念ながら私はあまりこの活動に協力的ではなかったのかもしれません。
 ただ,システムとしては記憶にあり,それがこの記事を見ていて未だに変わっていなかったのかと思いました。
 そういえば,以前PTAの父兄達が一生懸命ベルマークを仕分けせざるを得ず,その時間をパートに当てた方が遙かに生産的なのにという記事を見たことがあったのを思い出しました。
 私が見ている情報の限りということにはなりますが,ベルマーク制度への協力について消極的な父兄は少なくないような印象です。

 この記事を見ていて,このスマホ等が普及した現代において非効率な手作業でベルマークを仕分けることはどうなのかとは思います。
 ベルマークは子供が些細な活動でも誰かを助けられるという考えを持つ教育的意義があるとは思うのですが,その反面膨大なベルマークの紙片を多くの大人が集まって時間をかけて作業をするのは教育的価値とのバランスが取れないのではないかと思えます。

 一方,全国からベルマークの紙片が送られてきて手作業で仕分ける財団側も,相当非効率な作業を強いられていることから,何とかしたいと思っているのでしょうが,妙案がないということなのでしょう。
 そうなると,残念ながらベルマーク制度を別の制度に移行させ,現行ベルマーク制度を終わらせるのがよいのだろうとは思いますが,果たしてどのような制度に移行させるのがいいかという妙案まではありません。
 この制度の存在意義が子供達が小さな活動で誰かを助けることを実感させるというものであれば,それをベルマーク制度にゆだねるのではなく,学校のカリキュラム中に導入してベルマーク制度をなくしてしまうのが一つの策のように思えるのですが,そうするとベルマークの恩恵を被ってきたところは今後どうするのかという問題もあるのかもしれません。

 いずれにせよ,現行制度のままではどの立場の人達においてもあまりベルマーク制度について協力的に思うことは難しいように思えます。
 このままでは,協力企業もイメージ悪化を防ぐために取りやめてしまい,ベルマーク制度の理念の一つが損なわれる懸念もあるので,何とかしないわけにもいかないでしょう。


 今日は珍しく阪神ではなく,CSファイナルステージの話題を取り上げたいと思います。

 今日は広島さんと読売が試合をしましたが,広島さんが8回に新井さんのタイムリーと菊池さんのスリーランで逆転して勝利しました。

 畠さんが敗戦投手となりましたが,7回は悪くない投球だったため,回跨ぎをさせた采配が悔やまれるところでしょう。
 しかし,広島さんは,シーズンからよくやっていた終盤の逆転劇を,この土壇場の短期決戦でもできるのですから,本当に強いチームだと改めて思いました。
 今季引退を表明している新井さんがチャンスでタイムリーを打てていましたが,阪神時代ではここで凡退するのだろうという場面なだけに,本当に広島さんという環境と水が合うのだろうとしみじみ思いました。
 また,菊池さんはあの場面であの一撃を打てるのですから,これでセカンド守備も素晴らしいわけで,阪神としてはうらやましいという思いでしか見られません。

 読売の采配としては,畠さんの回跨ぎも問題ですが,好投の田口さんを6回で下げた点についてもどうだったのかと思います。
 もちろん結果論ですから,これをもって責めるというには高橋監督に酷だとは思うのですが,それにしても今日の試合は投手起用の仕方によって流れが変わってしまったのではと思うところもあります。
 やはり采配のもっとも肝要な点は投手起用だと改めて思いますし,来季の矢野監督にもその点を強く求めています。

 これで広島さんが日本シリーズ進出に王手をかけましたが,私としてはあれだけ広島さんがシーズンで強かったのですから,ぶっちぎりの強さで他球団を圧倒して日本シリーズにいってもらわねば困ると思っています。
 シーズン終盤は中継ぎ投手の関係で苦労するシーンをよく見ましたが,それを日本シリーズの短期決戦で見たくはないので,ここでうまく流れに乗って好調のまま日本シリーズに突入してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:05
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 先日阪神監督に矢野さんが就任しましたが,その後コーチ陣がどうなるのかを注目していました。
 そして,今日の段階で,大半のスタッフが固まったという記事を見ました。

 ヘッドコーチは,楽天さんで外野守備走塁コーチを務めていた清水さんが就任するという話です。
 清水さんは,守備と走塁に定評のある方で,陽さんや糸井さんらの外野守備を鍛え上げた実績もあります。
 阪神の守備力はお世辞にも高くはなく,金本阪神は攻撃面に偏って編成をされていたようにも思われるので,清水さんのような守備に強い人がやってくるというのはいいことだと思います。
 侍ジャパンでは外野守備走塁コーチを務めた経歴を持っており,頭脳と経験も申し分ない方でしょう。
 また,以下の通り,阪神のコーチングスタッフは大半が留任者で占められることから,やや緊張感を欠くやもと懸念されるところですが,清水さんのような外部者がヘッドコーチという要職に就任することは緊張感を増すことにもなると思うので,これはなかなかいい人事だと思います。
 ちなみに,清水さんは,矢野さんと中日時代のチームメイトで気心のしれた仲だということで,そういったことも人事に影響したのだろうと思われます。

 2軍監督は,チーフ兼守備走塁コーチを務めていた平田さんが収まる予定だそうです。
 平田さんは,2軍監督としても実績のある方であり,こういう方が2軍の重しにのっかってくれると安定感があるように思います。

 2軍投手コーチの福原さん,バッテリーコーチの藤井さん,内野守備走塁コーチの藤本さん,打撃コーチの濱中さん,外野守備走塁コーチの筒井さんが1軍に昇格するという情報もあります。
 正直言って実績という面では物足りなさも感じますが,今季は右打者の打撃コーチではなかったため,一旦右打者が不調に陥った際の対応がなかなか出来ていなかったように思われますから,ある意味右の強打者として一時期阪神の4番を背負っていた濱中さんが打撃コーチ就任というのは悪くはない話だろうと思います。
 個人的には,濱中さんが登場した時期には,彼が将来の阪神を担っていってくれると確信していたのですが,残念ながら現役時代は怪我に泣かされて実現しませんでした。これがコーチとしてそれを実現してくれるならば,私としてもいうことはありません。

 打撃コーチには和田さんが招聘される話が出ていたのですが,金本前監督が辞任するという話と合わせて消えてしまったようです。
 矢野さんと同じく東北福祉大つながりで担当してくれるのではと期待していたので残念ですが,濱中さんにはその分頑張ってもらいましょう。

 2軍監督であった矢野さんにとって,大半が気心のしれた仲ということになりますが,一方で若いスタッフが多く実績に乏しいといわざるを得ず,上記の通り緊張感を保てるのかがやや心配ではあります。
 2軍は日本一になったことを考えると,それなりにコーチングスタッフの指導力もあるのだろうと思うのですが,1軍と2軍の違いを考えれば,それがどこまで通用すると考えていいのかはわかりません。
 やはり,金本前監督の辞任時期の関係で,組閣をするにしてもあまり時間がなく,大半を留任に頼らざるを得なかったというのが実体なのでしょう。
 コーチングスタッフ陣が頼れないとはいいませんが,今季の成績が振るわなかった以上,もう少し厚みのある人選ができればという思いはあります。
 その意味では,上記の通り,外部招聘のヘッドコーチ清水さんというのは非常に緊張感を出しうる人選であり,私は効果的であろうと思っています。

 2軍のコーチングスタッフはまだ未定のようですが,とりあえず関本さんが検討されていること,今中さんの招聘が見送られたことは見ました。
 また,狩野さんに就任要請がなされたという記事も見ましたが,これらのメンツは最近阪神を引退したまだ若い顔ぶればかりだと思います。
 これらの人達が悪いということはないものの,コーチとしての実績に乏しいことは否めず,やはり時間がないために声をかけやすい人に要請をしているというようにも見えてしまい,金本前監督の辞任劇が本当に突然出てきた話だったのだろうなと思わずにはいられません。
 そして,金本前監督が辞任するにしても,もう少し計画的に事を運んでいれば混乱も起こらなかったのにと,阪神の体質について大変残念に感じています。

 そんな中で,個人的にはブラゼルさんに打撃コーチのオファーがあったという記事はちょっと注目しています。
 本当かどうかはわかりませんが,外国人選手のためにブラゼルさんがコーチに就任するのはすごく面白い考えなのではと思います。
 今季低迷してしまったロサリオさんですが,素材が素晴らしいことは間違いないので,あとは技術的な面をうまくサポートできれば化ける可能性は大いにあると思っています。
 2軍で生き生きしているロサリオさんの写真などを見ると,環境によって彼はうまく変えていける可能性があると思えるので,同じ外国人助っ人として阪神で活躍したブラゼルさんはきっと外国人選手のために役に立ってくれるのではないかと思うのです。
 実現するかはわかりませんが,久しぶりにブラゼルさんの名前を聞けただけでもうれしくなります。

 このような形で阪神のコーチングスタッフはおおよそ固まりつつありますが,いくつか問題は感じているものの,特にヘッドコーチ清水さんについては非常に楽しみな人事と思われ,阪神が手堅い采配をできるようになるような気がします。
 残念ながら,今季は采配で負けた試合もいくつかあったように思われますし,また打撃指導の方針等の問題で一旦調子を崩した選手が立ち直れずに2軍に行ったということもありましたが,そういった失敗例を生かせる人材がほどほどに集まりつつあるようにも思えます。
 今はもはや来季を楽しみにするしかない身ですから,まずはこういった人選面から楽しませてもらうことにします。


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 今日のニュースを見ていたら,自分の車に放火した男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男が火を付けたのは,自分の所有するBMWでした。
 これをゴルフ練習場の駐車場で,オイルをまいてライターで火を付けた疑いがもたれています。
 調べによると,男は,盗難を装い,自宅からなくなった車がゴルフ場の駐車場で燃えていると110番通報したということでした。
 駆けつけた署員が近くの草むらに捨てられていたドライブレコーダーを発見し,その映像を確認すると,ドライブレコーダーを取り外す男の姿が映っていたということで,男に事情を確認した結果,男が放火を認めたと言うことでした。
 男はローンが払えなかったなどと容疑を認めているということですが,警察は保険金目当ての可能性もあるとみて調べているそうです。

 この男がどの程度の収入があってローンを組んでBMWを購入したのかはわかりませんが,やはり住宅購入などと同じく身の丈にあった予測の元で買い物をしたのかというのが問題であろうと思います。
 警察は保険金目当ての可能性を疑っているということですが,ただ盗難されて燃やされただけではローンは免責されないと思われ,私も車両保険の適用を受けてローンを返済し,場合によっては若干の余ったお金を手に入れようというところまで考えがあったような気がします。

 男にとって残念なことはドライブレコーダーが発見されたことですが,どうやらドライブレコーダーは付近の草むらにあったということですから,詰めの甘い犯行だったというべきでしょう。
 警察にしてみれば,車の着火道具の有無を探すために近辺を捜索することは捜査の第一歩だと思いますし,まさかそんな第一歩目に探すであろう場所に捨てたというのは証拠隠滅としても拙かったと思います。
 また,ドライブレコーダーには取り外す映像が残っていたそうですが,これがなかったとしても,放火現場の駐車場まで運転する様子もばっちり写っていたでしょうし,そういった意味でも非常に拙い犯行だと思わずにはいられません。

 また,男について残念なことは,ローン等が考慮にあったとしても,車に放火したことでしょう。
 男は26歳ということで,その若さでBMWを所持していたのですから,一見車にこだわりがありそうに見えるのですが,こともあろうにその愛車に火を放ってお釈迦にしてしまったわけで,この男は本当に意味で特に車は好きではなかったのだろうと思ってしまいました。


 矢野監督は,FA権を取得見込みの上本さんに対して,監督としては残ってほしいと残留要請をしたという記事を見ました。
 一方で,上本さんですが,監督がどうこうではなく,自分の出来ることをしっかりやるだけとコメントしており,FA権を行使する可能性はあるように思われます。

 上本さんの打撃能力や走塁能力は阪神の中でも上位であり,FA権を行使するとなればその点は注目されるでしょう。
 一方,上本さんの年齢や,これまでの怪我の経歴を考えると,他球団がどれだけ獲得したいと考えるかは未知数です。
 ただ,怪我へのケアを万全にすれば,年俸がCランクであれば躊躇わずに手を出したいと考える球団はあるのではと思っています。
 上本さんの心情はわかりませんが,今季のあと一歩でサイクルヒットという場面を金本前監督の選手交代によって妨げられたことは,このチームではやってられないと思う動機としては十分だと思います。
 その金本前監督がいなくなったとしても,チーム体質が激変したわけではなく,せっかく取得ができるならば他球団の評価を聞いてみたいと思うことはやむを得ないことだと思います。

 もしも上本さんが出て行ってしまうとすれば,それは大変残念というほかありませんが,過去の扱いを考えれば引き留めきることも気の毒と思ってしまいます。
 本人の選択を見守りたいとは思いますが,リハビリ中の上本さんがFA権を行使するとなれば阪神はよほど嫌われていると思うべきですし,今後の選手の取り扱いについてもっと注意を払ってもらいたいと思います。
 先日の金本前監督の辞任の経緯を考えると,これが球団全体の体質なのかもしれませんが,結局球団は個人の集合体であるということを今一度振り返ってもらいたいものです。

 ナバーロさんが残留を希望して帰国したという記事を見ましたが,ナバーロさんは悪くはない働きをしていたと思うので,本来の仕事ぶりを考えれば残留相当なはずだと思います。
 もしも残留させないとすれば,長距離砲という阪神のニーズと合わないことですが,それはわかっていて獲得した阪神が悪いのであってナバーロさんには何ら問題はないと思っています。
 現在ロサリオさんを減俸した上で残留させるかという問題もあるようですが,個人的には残留させるだけさせて,来季の結果次第で今後の契約継続を考える方がいいと思います。
 ナバーロさんに求められていたアベレージヒッターとしての役割は阪神の中ではそれなりに果たしていたと思いますし,ロサリオさんも減俸できるのであれば復活の兆しも多少あることから長距離砲としての起用も十分可能性はあると思うからです。
 むしろ,阪神打線の貧弱ぶりを考えると,彼らが想定よりも劣るというだけで契約を打ち切ってしまうような贅沢をできる立場でもないと思われ,今後獲得予定の新外国人等との兼ね合いを考えれば十分なのではないでしょうか。


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 先日金本監督が辞任した阪神の監督のポジションですが,昨日矢野さんにオファーをしたという記事を見ました。
 そして,今日は,矢野さんが正式に受諾の意向を伝えたという一報が入ってきました。

 矢野さんは,今季2軍監督として日本一に導いた実績があり,かつ金本さんと一緒に阪神の首脳陣の一人として3年間携わってきたことから,現在の阪神の状況や戦力等をよく知っております。
 また,今季1軍で調子を崩した選手が2軍で取り戻すということがよくありましたが,その立役者は2軍監督である矢野さんであることに疑いはなく,今季のように主力選手が調子を崩した時の対応策もよく知っているのではないかと思います。

 一方,金本監督の辞任について,事実上解任だと言うようにいわれていますが,ある記事によれば矢野さんが監督就任交渉において,揚塩球団社長から金本監督辞任の経緯を説明して謝罪したという情報もあり,金本監督と二人三脚で3年間歩んできた矢野さんにとっては盟友に対する手ひどい裏切りを目にしたばかりという状況でした。
 ある記事によれば,矢野さんが来季ヘッドコーチの話を受けている最中に金本監督が辞任することになったという話を受けたというものもあり,これが真実であれば矢野さんが球団に対する強い不信感を持つことは当然であろうと思います。
 そして,もしも自分が監督に就任したとしても,観客動員数等によっては,自分も手ひどく切られてしまう可能性があると懸念して就任を躊躇うのはある意味当然とも思われます。

 にもかかわらず監督就任のオファーを受けたというのは,責任感なのか,自分が現在の阪神をよく知っているという自負もあるのか,巡ってきたチャンスを生かしたいという考えもあるのか,おそらくいずれもあるのだろうと思います。
 金本監督の下では,これまで主にチーム戦力の底上げのために人材育成と登用をしてきたと思いますが,一方で恐怖政治のような状況が選手を萎縮させて悪循環に陥ったという情報もあります。
 矢野さんは,2軍監督として調子を崩した選手達の面倒をよく見て復調させたり,若手育成に力を入れてきましたから,これまでの金本路線を継承して底上げを図りつつ,悪評の部分についてはうまく回避していくようになるのではないかと思います。
 特に,矢野さんは,長い期間阪神の正捕手として,攻撃面だけでなく守備面においてもチームの要としてつとめてきた実績がありますから,野球をよく知っている方だと思うので,不可解な采配はあまりないのではないかと期待はしております。

 矢野さんが監督になることには異論はないのですが,問題はコーチングスタッフでしょう。
 昨日の話では,何名かは決まっているかのような情報もありましたが,そこは矢野さんに全て選ばせるべきですし,この人事に球団が口出しをしてはいけないと思います。
 矢野さんは結果責任を負う以上,結果に至る振る舞いにおいて矢野さんの自由意思をどれだけ介在させてあげられるかが球団の器であり,コーチングスタッフの人選の裁量は全面的に矢野さんが持つべきでしょう。

 ヘッドコーチについて山田さんが就任するという噂がありますが,個人的にはバッテリーコーとして山田さんが有能だったとしても,ヘッドコーチは矢野さんに自ら選ばせるべきかと思います。
 矢野さんは,捕手ですから,戦略的にも外野手出身監督よりも優れている可能性がありますが,それでも戦略面等の補佐をしてくれるような人材がヘッドコーチとして不可欠だと思います。
 そういった人材は,気心の知れているのは当然のこと,自分よりベテランで,野球をよく知っている方がふさわしいと思われます。

 そんな中で,金本監督が招聘したがっていた和田さんですが,矢野さんが監督に就任するならば和田さんの招聘も不可能ではないかもしれないと思います。
 金本監督と矢野さん,和田さんは3人とも東北福祉大という共通点を持っており,ビジョンもそれなりに共有できているように思われるからです。
 和田さんがコーチとしてどれだけ有能なのかはわかりませんが,今季の阪神の散々な打撃陣を思い出せば,それを根本から何とかしてくれる存在が是非ともほしいところです。

 矢野さんが現在考えていることとしては,まずはコーチングスタッフの人選,そして補強でしょう。
 補強としては,外国人のほか,FA,ドラフトと,これから考えるべきことが多いと思います。
 特に,間近に迫ったドラフトにおける戦略を考えることが今は最重要課題かもしれません。
 個人的には,投手より野手の方が今の阪神にとって足りない要素だとは思うのですが,根尾さんは競合球団が多そうであるため,そこに敢えて行くのかというのはわかりません。
 金本監督は,毎年ドラフトで意表を突いてきましたが,矢野さんはオーソドックスなタイプのように思われ,順当にスポーツ紙等で予想されたとおりになるのでしょうか。これからが楽しみです。


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 CS第1ステージが昨日から始まりましたが,読売が2連勝してファイナルステージへの進出を決めました。

 読売が勝ったこと自体には何とも思わないのですが,菅野さんがCSでノーノーを決めたことについては言及せざるを得ないでしょう。

 今季菅野さんは,最優秀防御率,最多勝,最多奪三振の3冠をとっており,澤村賞の基準も全て超えたことから,ほぼ間違いなく澤村賞を受賞する,今や日本最高の投手といっていい方だと思います。
 その菅野さんが満を持して今日登板するということで,読売は今日でCS進出を決めるつもりだったのだろうと思っていました。
 そして,菅野さんは,序盤に4点の援護をもらった後,圧巻の投球で,7回に山田さんに四球を与えるまで完全試合のペースで進んでいました。
 四球を出した後も,崩れることなく続くバレンティンさんを三振に切って取り,そのまま9回までノーヒットを継続しました。

 菅野さんは,レギュラーシーズン終盤から続く連続無失点記録を41イニングまで伸ばし,その存在はまさにエースというべきものだということは誰も疑わないでしょう。
 今季の読売を思い返せば,打線は打つべき時に打てない,投手はいまいちピリッとしないということで,阪神ほどではないものの1年通して弱い状態が続くという異常な年だったと思いますが,菅野さんはそんな中でもエースとして振るまい続けました。
 一時期菅野さんでも勝てない試合はありましたが,それでももっともチームが勝たねばならないこの終盤と短期決戦で結果を出せる存在こそチームの柱たるエースだと思います。
 読売のウイークポイントは結構多くありますが,それでもエースがいるチームは大崩しないと思いますし,うらやましくもあります。
 いくら読売が好きではない私でも,もはや菅野さんを認めないわけには行かないと思います。

 もしも昨日今日の勝利が高橋監督を1日でも長くという思いでやっているのだとすれば,高橋監督としては監督冥利に尽きると思います。
 高橋さんは,球団には人生を翻弄されっぱなしだと思うのですが,現場ではみな彼のことをわかっているのだろうと思いますし,逆にそれが上に伝わらないもどかしさも感じます。

 ただ,今回の勝ちでも,おそらく下位チームが日本シリーズをかけて争うことの意義が問われるように思います。
 制度がそうなっていたとしても,特に広島さんは圧倒的に強かったシーズンでしたし,もしも3位の読売が日本シリーズに進出するようなことがあってはどうなのかという問題意識は残ることになるだろうと思います。
 今季は,広島さんが圧倒的な強さで5月頃から早々と不動の地位を固め,ヤクルトさんは9月前半においてほとんど2位を確実にしていましたから,そんなチームを差し置いて短期決戦で強かったチームが勝ち進んでいいのかという気持ちは誰もが持つのだろうと思われます。
 いずれにせよ,今季はその制度の下で試合が実施されているのですから,それらを踏まえてシーズン後に議論がなされればとは思います。


 昨日でシーズン全試合を終えた阪神ですが,最終戦は勝ち星を挙げて終われました。
 本来は荒木さんと岩瀬さんの引退試合だったので,中日さんを勝たせるべきだったとは思うものの,最後の最後まで意地を見せたことはよかったと思います。
 自前の打者の育成が常に問題になっていましたが,昨日は中谷さんが最後を決めてくれまして,次につながってくれればいいと心から思いました。

 金本監督の辞任について,いろいろな記事において事実上の解任だといわれています。
 事実関係が不明なので,私もあまり言及は出来ないのですが,金本監督は育成のために3年は最下位を耐えてくれといって監督になりましたから,もしも周りの解任の圧力があったとすればそれは不誠実だとは思いました。
 金本監督就任に当たって三顧の礼で招き入れた経緯がありましたが,もしも圧力による辞任であれば,今後阪神の監督をやることのリスクが高すぎるのではと思ったりします。
 3年契約の1年目ですから,残り2年は本人の意向によって自動的に契約が続くはずなのに,圧力によって辞任となったならば,監督における複数年契約など意味のないものなのだろうと改めて思います。

 プロ野球は興行なので,ファンがそっぽを向いてしまえば不採算となり成り立たなくなります。
 そう考えると,今季のチームの弱い状態が継続することは,運営会社として楽観視できないことは当然だと思います。
 それを長期的に強くなるという見通しで考えられるのか,やはり短期的な興行収入で見るのか,経営の問題になるのでどちらが正しいとはいいきれないとは思います。
 ただ,金本監督就任において,長期的視点をとるという選択を表面的にはした以上,前者を選択してもらいたかったようにも思えます。

 次期監督について矢野さんにオファーを出したという記事を見ましたが,矢野さんは現時点では保留のようです。
 一方で,福原さん,藤井さん,藤本さんら2軍コーチを1軍に昇格させ,山田1軍バッテリコーチをヘッド格に昇格させるプランも挙がっているという記事も見ました。
 この手の話が漏れることのセキュリティの問題はさておき,通常,コーチ陣は,監督が自身の頼るべき人を選んで就任させるものですし,そうあるべきですが,監督は決まらないのにコーチ陣だけ先に決めようというのはどういう考え方なのでしょうか。
 金本監督が事実上解任されたという話や,このコーチ人事の話を見ていると,どうも阪神の監督には裁量がなさ過ぎるような気がしてなりません。
 矢野さんが次期監督に就任するかどうかはわかりませんが,少なくともこういった光景を見ていて,自分の盟友たる金本監督の状況や,やりたいようにやれない現況を見ていて,どう判断するのかというところなのでしょうか。
 もっとチームをどうしたいのかという視点を持って,監督を決めてもらいたいものです。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:27
2018.10.11 Thursday
 こんばんは。


 今日もいろいろとニュースがありましたが,やはり私としては金本監督辞任を取り上げなければならないと思いました。

 金本監督が,本日突如,今シーズン限り監督を辞任する旨発表しました。
 その理由としては,成績不振,最下位というのが決定打だったということです。
 3位の読売高橋監督が辞任したことは,金本監督辞任に拍車をかけたのだろうと思われます。

 これまでの金本監督の発言等を思い出せば,昨日のホーム最終戦での挨拶こそ辞任を前提としたように聞こえなくはないものの,それまではフロントが続投を明言していましたし,来季のために和田さんを打撃コーチとして招聘する話題が出るなど,来季も続投することを前提として話が出ていたように思えます。
 それだけに,金本監督は来季も監督を続けるのだと思っていたのですが,驚きました。
 ただ,金本監督は,チームを強くしたいということで,三顧の礼をもって招かれた経緯がありましたから,本人としてもこのような結果になってまで続けられないという思いはあったのでしょう。

 金本監督の功績といえば,2軍の若手などを積極的に登用したことでしょう。
 2軍でよいという話を聞けば使ってみるということが多く,若手も頑張ればチャンスをもらえるという雰囲気は良かったと思います。
 一方,この点は,チャンスをもらったのに生かせなければあまり使ってもらえないということも意味しており,それが選手の萎縮という問題もつながってしまったように思われ,今振り返ればやり方を丁寧にやらないと問題も多く出てしまう方法だったように思います。

 また,ドラフトでは,大山さんや高山さん,糸原さんなどの将来性ある野手を優先的に獲得し,何人かはチームを背負ってくれる存在になる芽が既に出始めていますから,長い目でチームを見た時には金本監督のドラフト方針がチームの将来を帰るかもしれないと思っています。
 その分,投手について期待された選手を敢えて避けたということもありましたが,それでも小野さんは出てきましたし,すぐに怪我をしてしまいましたが高橋さんも今後が楽しみな投手の一人だと思います。

 ほかには,阪神お得意の,他球団からベテラン投手を獲得して再生するという点では桑原さんが挙げられると思います。
 今季こそあまりよくありませんでしたが,昨季までは桑原さんなしでシーズンを戦うことは考えられませんでしたし,この点も功績といえるのだろうと思います。

 総じて見れば,金本監督は,いろいろな選手を,情報を元に取り上げて積極的に起用しており,そのうち何人かは芽を出し始めたということで,チームの将来のための基礎を作った人だと思います。

 ただ,精神論や過度の競争の中で選手達が緊張しすぎたり,いざ不調に陥ったりした時に適切にケアできなかったりという面が目立ちました。
 また,ネットでよくいわれる申告スクイズや,投手起用などにおいても,あからさまに見え見えな戦術もしばしば見られ,そういった稚拙さは監督就任当初からは随分なくなったものの,やはり最近でもそれなりに見られていました。

 私は,金本監督は,一つの方向性を持ってやっていた人だと思っていますし,そのやり方に問題はあったとしても,その方向性自体が間違っているとはいいがたいと思っていました。
 ですから,最下位という結果を見ても,それは方向性という戦略レベルでのミスというわけではなく,むしろ戦術レベルのミスが非常に多かったという印象です。
 戦術レベルのミスであれば,監督はもちろんのこと,それを補佐するヘッドコーチをはじめとするコーチングスタッフの問題だと思っており,そうであればスタッフを変えることによって補いうる問題であろうとも思っていました。
 そのため,私は,昨日のブログでも,金本監督を留任させること自体に反対はなく,むしろスタッフを変えなければならないと思っていると述べたのです。

 ただ,このような形で金本監督が離れることとなり,現役時代にあれだけファンだった私としても非常に寂しい気持ちがあります。
 辞任という結果について,監督には,責任者としての責任はもちろんのこと,戦術面でのミスや,チーム内の雰囲気に関する問題等の様々な問題に関する責任という要素もあると思い,ある意味やむを得ないだろうとも思っています。
 ですが,おそらくやりたいと思っていたことを半分も実現できないまま去ることになったと思いますし,その悔しさは現役時代よりも強いと思いますので,私としても非常に残念です。
 おそらくまた監督として登場してくれるのではないかと思いますので,それまでに戦術面などを鍛え上げて登場してもらいたいと願ってやみません。

 次の監督候補ですが,筆頭は2軍日本一に導いた矢野さんだと思うのですが,矢野さんは金本監督が去るのと同時にいなくなる可能性もあると思われ,そうなると岡田さんか平田さんということになるのでしょうか。
 両名とも選択肢としてはよいと思うのですが,私としては,いっそこのような結果を前提にチームを変革するならば外の血を入れる必要があるように思われ,例えば落合さんのような能力の高い方にお願いしてはどうかというように思います。

 いずれにせよ,阪神の来季の課題は,打力向上,先発投手,中継ぎ投手の充実でしょう。
 ロサリオさんを年俸カットで残留させるのかはまだわかりませんが,スライダーを克服できればあのパワーは脅威でしょうから,その見込み次第でしょうか。
 個人的には,中谷さんと陽川さん,原口さんがもう一度出てきてほしいと思っています。
 また,投手の最大の課題は藤浪さんという柱の復活だと思うので,それを成し遂げられそうな人が監督として就任してもらいたいものです。

 金本政権での試合はあとわずかですが,この辞任の一報で残り試合はただの消化試合ではなくなったと思います。
 最後まで楽しみにしたいと思いますので,いい試合を期待しています。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:25
 こんばんは。


 既に最下位の決まった阪神ですが,今日は甲子園最終戦が行われ,最後は何とか逆転勝利を収めました。

 勝利の話題は後で述べるとして,今日取り上げたいのは,リクエストでジャッジが覆った件です。
 今日の試合では,一塁塁審のジャッジに対して3度リクエストが要求されましたが,そのいずれでもジャッジが覆りました。
 このような状態が異常事態であることは,野球を知らない人が聞いてもそう思うことでしょう。

 以前にもここで述べましたが,今季リクエストでジャッジが覆るという場面が結構多かった印象ですが,それはカメラなどの技術の発達の影響なのか,それとも審判の質が下がったのか,いろいろと議論が起こっています。
 これについては,もともと誤審はあったものの,カメラの技術が低かった時代は見過ごされていたという説も根強く,その点は私にはわかりません。
 ただ,一ついえることは,現時点でこれだけ誤審が出ているということが異常だということです。
 過去から質が低かったかどうかはわかりませんが,それが今の質の低さの理由になってはいけないですし,それを是正しないといけないことも当然だと思います。

 今日の試合は消化試合で,観客の入りも悪く,選手は別としても球場の雰囲気は普段に比べて緊張感を欠いていたのだろうとは思います。
 ただ,誤審の理由を求めるにしてもそれも許されないことは明らかであり,今日の一塁塁審である杉本さんについては猛省してもらいたいものです。

 近年映像技術の発達によって,誤審が明らかになってきて,審判の権威が落ちつつあります。
 人によるジャッジのメリットについて主張する声も出てきておりますが,一方で人によるジャッジの不安定さも指摘されてきています。
 今回のようにリクエストで覆ることが多すぎると,もはやジャッジは機械で十分なのではないかという意見が強まることは十分予想されます。
 機械の方が正確で,かつ機械ごとに判断のブレもないですから,選手としてもやりやすいのだろうとも思います。
 今の世の中では,いろいろなものが機械に取って代わられる時代ではありますが,野球の審判も近い将来そのような事態になってしまうのではと思わせる,そんなミスジャッジだったと思いました。


 さて,上記の通り,阪神はホーム最終戦を白星で飾れました。
 1点ビハインドのところを,中谷さんのホームランで追いつき,陽川さんのタイムリーで勝ち越して,ドリスさんが抑えたという,なすべき試合を行えたと思います。
 以前から何度も言っていた,僅差で勝つということができた貴重な試合だったと思いますし,また将来性ある中谷さんと陽川さんが活躍したという意味でもファンとしてはうれしい試合でした。

 ただ,一言言うとすると,今日の勝利の相手が,今季お得意様扱いしていた横浜さんだったということでしょうか。
 横浜さんは,今季唯一阪神に対して優しいチームでしたから,この勝利をもって阪神は強いと考えるとしたらそれは錯覚というべきでしょう。
 別のチームからも同じように勝ち星を挙げられて,初めて喜べるという気もしますし,横浜さんには申し訳ないものの,私は今日の勝利だけでは満ち足りることはありません。

 試合後,金本監督は,挨拶の中で,結果について謝罪をしましたが,今日までのコメントをいろいろ見ている限り,球団の監督続投の意向の通り,金本監督も監督業を継続するようです。
 今回の順位の結果が監督が悪いからかどうかはわかりませんし,去年までは割とよく戦っていたとも思うので,金本監督について今季の成績一つで辞任してもらいたいとまでは思いません。
 いろいろといわれてはいますが,それでも人材を見いだして起用しようという考えは伝わりますし,この順位だけで全ての評価を貶めるということはないと思います。
 もしもよく報道されているとおり,金本監督の起用方法や発言等が選手を必要以上に萎縮させて思うとおりに活躍できない状態を作出したのであれば,その点は早々に是正してもらわねばならないと思います。
 ですが,今季がこれだけの酷い結果であった以上,課題はわかっていると思いますので,来季はその課題を克服するべく頑張ってもらいたいと思っています。

 ただ,何度も言うとおり,この結果について誰かが責任をとらないと,けじめは付かないと思います。
 監督が責任をとる形を見せないならば,別の首脳陣の誰かがその形を見せないと,ファンなどの外野だけでなく,首脳陣に振り回されて実力を発揮できなかった選手達も納得できないように思います。

 また,戦略面や戦術面において,より勉強をしてもらわないといけないような場面が,今季も多々見受けられたように思います。
 それだけでなく,打撃やピッチングについて,1軍にいたままではてこ入れしきれずに不調に陥るというシーンも散見され,そういう人材が不足していた感は否めないように思います。
 個人的には,現在のスタッフではその点において物足りないと思っており,そういった面に優れるスタッフと何名か入れ替えるというようにしてもらいたいと強く思っています。
 ですから,責任という面,首脳陣の補強面という二つの意味で,首脳陣を何名か入れ替えることは重要だと思われ,トップを変革させてこそ選手も替われるのではないかと思っています。
 今のところではそのような声はあまり聞こえてこないのですが,私はその点を強く期待しています。


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 今日のニュースを見ていたら,東京地裁で,裁判官が殴られるという事件があったので,取り上げてみました。

 事件のあったのは,地裁内のトイレで,男性裁判官が手を洗っていたところ,高齢の男性に変装した女に杖で殴られたということでした。
 女は,女子トイレに逃げ込んだものの,暴行の疑いで現行犯逮捕されました。
 女は,日比谷公園のトイレでメガネや杖,カツラを身につけて変装して東京地裁に侵入し,事件後に逃げ込んだ女子トイレでワンピースに着替えて,福の中に杖を隠し持ったということでした。
 調べに対して,女は,容疑を認め,民事裁判の調書を改竄され,なんとかしようと思ったと供述しているそうです。
 裁判官は軽傷ということでした。

 裁判所内での事件というのは時々見かけることがありますが,こうしてみると私たち弁護士だけでなく裁判官も恨みを買う仕事なのだと改めて思います。
 民事裁判の終わり方は主に和解と判決とありますが,判決の場合,勝ち負けがはっきりとするという性質上,当事者に不服の感情を持たれることも少なくありません。
 私自身,不服のある判決を受けたことは何度もありますが,その判決は我々法律家ですらそう思うのですから,一般の方々にとってはより理不尽という印象を持つことは想像に難くありません。
 記事によれば,今回の事件では,民事裁判の調書改竄という疑いを持ったということで,担当裁判官がターゲットだったようです。弁護士も恨みを買う仕事だという自覚はありますが,裁判官は結論を作ってしまう人達なだけに弁護士よりも恨みを買うのだろうと改めて思います。
 
 今回の件で問題なのは,東京地裁というのはいろいろな裁判所の中でも比較的セキュリティがしっかりしているということです。
 裁判所の門には守衛さんがおり,手荷物検査もされ,職員の数も多いことから,比較的暴挙には出にくい環境だったと思います。
 にもかかわらず東京地裁でこういった犯行が行われたのですから,その他のセキュリティにおいて劣る各裁判所はよりしっかりしないとまずいということになるのでしょう。

 以前,仙台地裁で,保釈された刑事被告人が騒動を起こしたという一件がありましたが,あの一件によっていくつかの裁判所では手荷物検査が行われたり,保釈事件における判決以前には金属探知機による手荷物検査がなされるようになったりされるなど,ルールが変わったりしました。
 このことは,セキュリティ強化の意味では歓迎すべきかもしれませんが,一方で利便性という意味ではなかなか困った運用だと思います。
 今回の事件では,金属探知機で反応しなかった杖が凶器として使用されたようですが,そうなると今後のセキュリティ対策はどうなるのでしょうか。
 裁判所に入ったりするにもより厳重なセキュリティをとる必要があるということは,利便性を損なわれるということにもなりますし,やむを得ないとしても面倒に感じることも事実です。
 問題が起こってから対処するというのは泥縄的な気もしなくもないですが,裁判所としても何もしないわけにもいかないでしょうし,何らかのセキュリティ対策をとるのでしょう。
 こうして世の中からどんどん利便性が失われていくわけで,犯罪を犯す人達はそういった影響まではあまり考えないのだろうと思ったりもしました。


 今日の阪神ですが,読売に競り負けてしまいました。

 一応競って負けたという展開ではあったものの,まさに阪神がやるべき野球を読売に見せつけられた形になったわけで,今日の負けはこれまでよりも屈辱を感じてもらわないといけないものだと思います。
 これを高橋監督へのはなむけと肯定的に捉えようとは思いますが,それにしても阪神は弱いなとしみじみ思います。
 結局岡本さんの引き立て役として登場するばかりで,いいところがなく今季は終わってしまうのだと実感しました。

 この敗戦で,甲子園39敗目,球団ワースト記録を23年ぶりに更新したそうです。
 暗黒時代を超える弱さを見せたにもかかわらず,首脳陣は基本的に留任見込みという記事を見まして,これが本当であればファンだけでなく選手も納得できないだろうと思います。
 もう来季のことを考えるしかないのですが,せめて今からは来季を楽しみにさせてくれるくらいの情報を何か提供してもらえないと,本格的に阪神から人が離れて行ってしまうように危惧します。
 球団自体も,結果を含めて深刻に捉えているとは思うのですが,それをある程度形にしてもらいたいものです。


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2018.10.08 Monday
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 昨日の時点で,阪神はあと1敗でもすれば最下位が確定するといわれていた状況下で,本日あっさりと敗戦して最下位が確定しました。

 今日の試合は,先発才木さんが2回までに6失点して,早くも店じまいでした。
 また,ショートの植田さんは失策をしますし,バレンティンさんにはホームランを打たれますし,中継ぎ陣は頑張ったとはいえ,悪いところをいろいろと見た試合でした。
 打線の方は,一応ある程度点をとって追い上げはしたものの,追いつききれずに一応意地を見せた形で終わるという,本当に今年は何度見たことかわからないくらいよく見た試合風景でした。
 総じて見れば,今季の順位が決まったこの試合は,今年の弱い阪神が凝縮されたような負け方だったと思います。

 思えば,2月前は2位争いの一角として参加していましたが,そこからうっかりしていたところでいつの間にか最下位ということで,順位の入れ替わりの激しさを感じます。
 確か,当時もそこまでゲーム差は詰まっていなかったものの,一応借金は6前後で推移していて,弱いながらも意地を見せていたように思います。
 しかし,9月27日以降,11戦もやりながら,勝てたのはわずか2戦,しかもいずれも先発藤浪さんの試合ということで,勝負弱さを露呈した終盤の展開だったと思います。

 個別の試合を見ても,1年の試合展開を大局的に見ても,とにかく終盤でどうにかする力が足りなさすぎますが,この原因は何なのか,もはや何ともわかりません。
 ただ,振り返れば,今季1年通して阪神はずっと弱かったですし,この順位は17年ぶりとはいえ,今年の弱さを考えればおあつらえ向きというべきだろうとも思っています。
 阪神は,オープン戦は最下位,交流戦ではリーグ最下位,シーズンも最下位ということで,純粋に弱いという評価が当てはまると思います。
 一方で,ファームは日本一となりましたが,これは1軍と2軍のレベルが近いというべきなのかもしれません。
 それは,1軍選手の全般的な能力が高くないのか,それとも1軍で駄目になった選手が2軍の適切な指導の下で復活したからなのか,何ともわかりませんが,いずれにせよ1軍と2軍の戦力差が少ないというのは現在の阪神の状況なのだろうと思います。

 今季を振り返れば,梅野さんと大山さん,北條さん,糸原さんがレギュラーレベルでやれるとわかったことは非常に大きな手応えだったと思います。
 また,終盤に入ってですが,藤浪さんも一応一つの方法論にたどり着きつつあるように思われ,その点も収穫だろうとは思います。
 一方,今の阪神に足りないのは,長距離打てるファースト,安定したセンター,1年通じて投げられる先発,安定した中継ぎでしょうか。
 これだけ足りないとなれば,それは駄目だろうと思うのですが,逆に言えばこんな状況でよく1年野球やれたなとしみじみ思います。

 阪神打線において,最大の誤算は,長距離砲として期待されたロサリオさんであることで間違いないと思います。
 当初は日本野球にもそれなりに順応することが期待されていましたが,外のスライダーにまったくあわずに,相当な打席数というチャンスを不意にして終わってしまいました。
 後半は対応できそうな兆しもありましたが,もはや時期的に遅かったといわれても仕方ありません。
 阪神が直近でホームランを打ったのは,9月29日の大山さんのランニングホームランであり,その前は9月22日の中谷さんまで遡りますから,いくらホームランの出づらい甲子園をホームにしているとはいえ長打力がなさ過ぎて,打線にほとんど脅威がありません。
 甲子園がホームランが出にくいといっても,相手チームの選手は数多くホームランを打っており,数字的には阪神のホームラン数が19本に対して被ホームラン数は46本ですから,やはり打線が貧弱というのは間違いないように思えます。
 来季の補強ポイントとしては,打てるファーストとセンターは急務であり,これが達成できなければ来季も同じように打てない打線になるでしょう。
 また,糸原さんには片鱗が見えていますが,打つべき時に打てる決定力ある打者が必要です。
 こればかりはなりたくてもなれるわけでもないですし,どうすればいいかは何とも言い難いですが,来季は流れを作れる打者をどうにかして打線中に組み込めるようにしてもらわないと停滞したままとなりそうです。

 先日も書いたとおり,おそらくこのオフは大粛正が行われると思うのですが,今のところ対象者として西岡さん,今成さん,西田さんが挙がっております。
 その他にもかなりの名前が出ると思われ,その上で補強も相当行われると思うのですが,気になるのは首脳陣でしょうか。
 金本監督が悪いと断じるには材料が足りないのですが,調子を落として2軍でそこそこ良くなった選手が1軍でまた調子を崩す様を何度も見ており,それは監督を含めたチーム全体の雰囲気の問題もあるという話もあります。
 そのようなふわっとした理由で監督一人の身分の問題を挙げるには足りないとは思うのですが,選手の大粛正をするのであれば首脳陣も責任をとらないと形にならないだろうとは思います。
 その意味では,2軍首脳陣はそれぞれ実績を上げてきたと思われ,維持ないし昇進は理解できますが,1軍スタッフは責任をとらないと納得いきません。
 そのため,2軍で実績のある矢野さんがヘッドコーチ就任というのは順当のように思えるのですが,片岡さんが二軍監督就任見込みというのは疑問を感じます。
 監督としては,自分の信頼できる人をスタッフとして招き入れて人事を決めるべきだとは思うのですが,結果を出せなかった,特に最悪の結果になってしまったのであれば,スタッフ変更は不可避と思われます。

 この結果は非常に重大ではあるものの,一方でこれだけの結果が出てしまったのであればもはや大改革をしないと誰も納得しない雰囲気となりました。
 もしもなまじ4位で終われば,現体制が肯定されてしまう可能性もあったと思えば,CSに出られないチームであれば4位も6位も同じ,むしろ最下位の方が改革が進むと考え,今回の結果を受け入れるつもりです。
 そして,その結果の通り,選手大粛正の前にまずは首脳陣大粛正を行ってくれるのだろうと思います。

 阪神は,昭和の最後は最下位でしたが,平成の最後も最下位でした。
 これが運命というものなのかもしれませんが,新元号では変わってもらえると思いますので,あまり気にしてもいられません。
 私が弱すぎてもっともショックを受けたのは5月くらいで,そこからはどんな順位でも大概同じだと思っていただけに,不思議とそこまで何とも思いません。
 むしろ,これをきっかけとして,チームが生まれ変わってくれればと思います。
 その生まれ変わりは,主観面以前に,人員等の客観面を先行してもらいたいものです。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:09
 こんばんは。


 一昨日夜,読売の高橋監督が辞任するという報道が出ました。
 その少し前,飛ばしで同様の情報が流れるも,直ちに削除されるということがありましたが,その後に満を持してという形で正式に報道されました。

 成績だけ見ると,読売の伝統と実績を考えれば,辞任は相当だったろうと思います。
 むしろ,高橋さん自身は監督業を辛そうにやっていたような印象が強く,もしも向いていないポジションに強引に3年もつけられていたのだとすればと思うと,本当にお疲れ様でしたと思いますし,読売に対しては反感を持ちます。

 また,読売に反感を持つ理由としては,次の監督に原さんが就任する可能性が高いということも挙げられます。
 思い返せば,高橋さんの監督就任時,原さんが辞任して,当時代打の切り札だった高橋さんが突如現役を引退して監督になりました。
 この時の読売を巡る騒動を思い出すと,原さんが自身の美人局問題で反社会的勢力と見られる人に対して1億円を支払ったことが公にされました。
 また,読売選手の野球賭博問題も取り沙汰されました。
 そういった汚れた問題にまみれた読売,特に原さん個人の大きな問題も有耶無耶にする形で,原さんは突然監督を辞任し,高橋さんが現役引退して監督に就任しました。
 当時,私は,これは窮地に陥った原さんを救うために,生け贄として高橋さんを差し出したのだと思っていました。
 そして,当時も,ほとぼりが冷めた頃に原さんが登場するのではと思っていましたが,どうやら本当にその展開となりそうです。

 このようなことのために,天才打者であり,代打の切り札であった高橋さんは現役引退を強いられ,不慣れな監督業に据え置かれ,成績が振るわないために多くの批判を受け,にもかかわらずなかなかやめさせてもらえず,最終的に原さんのほとぼりが冷めたと考えられた時期にようやくリリースされたという顛末をたどったように見えます。
 真実はわかりませんが,外から事実関係を見ている限りではそのように見えてしまい,結局高橋さんという有能な人物の人生を差し出して読売は醜聞から逃げたというように思えてなりません。

 それだけに,原さんが3度目の監督就任の可能性が高いというニュースを耳にした時,3年前の危惧が現実化し,本当に読売が嫌いになりました。
 伝統ある人気球団を守るのであれば,有能な人間を切り捨てることも辞さないこの球団に対しては,是非とも他の5球団は野球で成敗してもらわねばならないと思います。
 原さんは実績ある監督ではありますが,もはや原さんに席はないということを実力で追い出してもらうくらいの気概を見せてもらいたく,来季のセリーグ5球団に対しては非常に強い期待をしています。


 そんな期待をしている球団の一つである阪神ですが,今日の敗戦を待つまでもなく,今日読売が勝利した時点でCS進出が完全に消滅しました。
 今季の阪神はひたすら弱かったですが,このところ特に勝負弱く,終盤の連戦で4連敗となれば,このような結果は当然というべきものだと思います。

 昨日今日を見ている限り,かなりいい接戦でしたから,阪神の選手達はそれなりに頑張っていると思うのですが,いかんせん勝負弱いとしかいいようがありません。
 今季の阪神は,勝つ時は大勝,接戦は落とす,終盤まで負けていると逆転できないという展開が多かったように思いますが,こういう特徴は弱いチームによく見られるものだと思います。
 今年1年を振り返ると,しみじみと強かった時期を思い出すことが一度もなく,通年で弱かったと改めて思います。
 私は暗黒時代以来の訓練された阪神ファンですから,これで離れるということはないのですが,今季の阪神を見てファンを止めようと思った人は少なくないように思います。

 もはや今の阪神は,最下位か5位かという瀬戸際に立たされており,それも中日さんと互角でまだ見通せないと思います。
 これだけ弱いとなれば,おそらくこのオフは大粛正がなされると思うのですが,今のところは西岡さん,山本翔也さんが戦力外となり,横山さんは育成契約になるということです。
 おそらく,これからまだまだ出てくるのだと思いますし,補強の方も本格的に行われるのだと思うのですが,選手だけでなく首脳陣についても粛正が行われないといけないでしょう。
 監督を維持するかは別として,ヘッドコーチ以下は責任をとらざるを得ないでしょうし,来季の陣容は全く別の形になるくらいでなければならないと思います。
 思い返せば,かつて野村監督が退任して星野監督が就任した際,大粛正が行われましたが,かなりの血の入れ替えを行った成果か,その後阪神は弱小チームから強豪チームに生まれ変わりました。
 阪神は,まだ弱小チームに加入してから間がないため,血の入れ替えをして生まれ変わるならばチャンスはあると思います。
 それだけに,今年のオフは,残念ながら容赦なく行うしかないのではないかと思います。


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三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:47
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,シンガポール政府が国家予算の余剰金を国民に支給することを決定したというものがあったので,取り上げてみました。

 シンガポール政府が支給対象としたのは,21歳以上の国民全員です。
 一人当たり300ドルの支給を決定したということで,その理由は年度予算が余ったからということです。
 余った年度予算は46億ドルということで,前年度は19億ドルだったことを考えると遙かに高額な余剰であるということです。
 シンガポールの平均月収は約32万円ということで,月収の約10分の1が支給されるため,国民は歓喜に湧いているそうです。

 この記事を見ていて,そもそも集めた税金が余るというのが素晴らしいと思いました。
 日本では赤字国債を発行して繋いでいるような繋いでいないような状況の予算編成を毎年行っており,今後どうなるのか見通しも立てられませんが,予算が余るというのは非常に健全な会計であるといえると思います。
 そのことは率直にうらやましいと思いますが,日本とシンガポールでは収入や支出の事情も異なるのでしょうし,一概に全てを理想というわけにもいかないでしょう。
 ただ,少なくとも,健全な予算配分の出来る余力とそれを実行できる首脳というのはやはりうらやましいでしょうか。

 日本の場合,仮に予算が余ったら,何とか年度内に使い切ることを考え,用途のわからない箱物やよくわからない投資に使ったりすると思うのですが,シンガポールは国民に還元しようというのが大したものだと思います。
 これをバラマキと見る向きもあるでしょうが,それでも国家が国民に還元しようという意識がある分やはり評価が高まるように思えます。
 バラマキといえば,かつて日本でも地域振興券などをばらまいたことがありましたが,あの時の日本財政は赤字でしたから,赤字の状態でバラマキをするのと余剰が出て還元するのでは話が違うため,同列で考えてはいけないでしょう。

 余剰を還元する場合,現金を支給する方法のほか,翌年の税金を減額する方法もあると思います。
 前者の方法を採る場合,支給までの事務の段取りの手間や振込手数料等のコストが大きくかかることが予想され,還元率でいえば後者の方が大きいと思います。
 一方,後者は,継続的に税金を支払うことが前提となっていますから,例えば税金を納める額が支給額より少ない人や,翌年までに亡くなってしまった人などは恩恵を受けられません。
 どちらがいいかというのは問題ですが,支持率的には即物的な支給の方が影響が大きいと思われ,私が政府の者であれば前者を選択する可能性が高いと思います。

 この件を踏まえて,翌年度の予算編成において,余剰がこれだけ出たことを前提に税金が下がる可能性もあり得るのだろうかとも思いますが,1年分で余剰が出ただけで既にできあがっている制度を変えることもないでしょうし,おそらく直ちに税金が安くなるということまではないでしょう。
 しかし,余剰が生じるくらいであれば少なくとも新しい税金を課せられる可能性は少ないのだろうと思いますし,やはり健全経営の国家はうらやましいということに尽きると思いました。


 今日の阪神ですが,昨日よりはまだましな試合展開だったものの,好投した岩田さんを見殺しにして,無得点で終了しました。
 特に,6回2アウトまで安打でいっていて,その次に登場した丸さんに一発を食らった以外はほぼ完璧というべき投球だっただけに,これで報われないのは打線がふがいなさ過ぎると思います。
 7安打も打ちながら無得点ということで,今季再三いってきたチャンスで打てる決定力ある打者がいないことがもっとも大きな問題だと改めて思いました。

 また,ナバーロさんに代打として森越さんを送るシーンは疑問を呈せざるを得ませんでした。
 しかも,森越さんは送りバントのためだけに登場し,その後の打者は2連続で,しかも2人の打者あわせてたった2球であっさり凡退して終わってしまったわけで,采配自体もまったく流れを読めていないと思いました。
 もっといえば,2人目の凡打を打った打者は島田さんでしたが,島田さんはまだ経験が浅く,決定機に決められるかわからないわけですから,ナバーロさんにバントのためだけの代打を出した以上,少なくとも島田さんにも代打を出すのだと思っていました。しかし,島田さんをそのまま打たせ,わずか1球で凡退となりました。
 金本采配については,1年目よりも投手起用等の面で随分よくなったと思っていましたが,やはり疑問の残る采配は多く,個人的には金本政権が続くにしてもヘッドコーチが代わらないと阪神はこのままでは采配で劣ることになると強く危惧しています。

 今週末にまた台風が来るそうで,阪神戦はまた中止になるのでしょう。
 今季の残り試合も少なくなったところで,今年はことごとく天候に勝てない年だと思いますが,天候以前に勝負にならなかった年でもあったと思います。
 去年も,来季こそチームを立て直してもらいたいといっていましたが,去年よりも今年がより深刻になり,阪神はどうなってしまうのかと心配でなりません。
 せめて残り試合はもう少し面白い試合を見せてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:34
2018.10.01 Monday
 こんばんは。


 関東地方では,昨晩から今朝にかけて台風が過ぎていきました。
 夜間であったため,体感するような被害は感じませんでしたが,相当風が強かったため,これで眠れないという人も散見されたようです。
 今朝は,雨はありませんでしたが,台風一過ということで今日は大変蒸し暑い日になりました。
 10月に入ったにもかかわらず,町中が夏服の装いで,このような気候であれば致し方ないと思います。

 さて,こんな台風となれば交通機関の乱れが問題となりますが,昨晩はJRが,首都圏の在来線全線を午後8時以降は運休とするという随分と思い切った施策に打って出ました。
 その上で,今朝は始発から平常通りのダイヤで運行するということになっていましたが,台風一過の強風や障害物等の問題で,案の定朝から大変な遅延をすることとなり,各ターミナル駅では人があふれかえっていたようです。
 私の地元の常磐線も,各駅電車は地下鉄とつながっているから平常通りのダイヤに戻りやすかったようであるものの,快速電車の方は夕方までずっと乱れっぱなしという状況でした。

 今回の騒動を見ていて,まずJRが昨晩に午後8時以降の在来線全線の運休をしたことは大変評価に値すると思います。
 このような大きな台風がやってくる場合,電車のダイヤが大きく乱れたり,運休の可能性も出てきます。
 JR側としては,旅客がいる限りは極力運行しようとするのでしょうが,天候の悪い中では予期せぬ事故も起こりかねないですし,そのような中で手探りで運転をしていくことは結果として大きな遅延を招いたり,注意を様々なところに払うために相当な労力がかかることと思います。
 一方,旅客側も,一度停車した電車がいつ出発するのか,運行再開予定はどうなっているのかと大変不安定な地位に置かれることになりますし,場合によっては自身の予定も立てづらいということになるかもしれません。
 それを解決する施策として,一定時間より後はいっそ運転を止めてしまうというのは,ある意味大胆かつ鉄道業としての責務の問題もあるでしょう。
 しかし,こうすることで,鉄道会社側の負担も減り,同時に旅客側の予定も立てやすくなることを考えれば,合理的な施策だったと思います。
 鉄道会社側にとっては,この時間の運行を取りやめることが損失につながることもあり得るでしょうが,運転を強行して遅延原因に対して人を割いて対応しなければならない状況が生じるコストを考えれば,どこまで損といえるのかはわかりません。

 この施策をとる場合の問題は,午後8時以降は運休という情報をいかに周知するかで,昨日は午後過ぎには周知していましたから,比較的迅速な対応だったと思います。
 ただ,これを知らずに電車を乗り過ごした人がある程度いたようで,その原因等については調査はすべきでしょう。
 ともあれ,このような対応は個人的には非常によかったと思います。

 一方,今日の朝からの遅延は大変なものだったようで,柏駅でも快速電車のホームは人が充満しており,対して各駅ホームはいつも通りの人数しかいないという具合で,ダイヤが乱れている路線とそうでない路線がはっきりしていたと思います。

 私としては,いっそ台風が夜間に過ぎるのであれば,昨日の夜と同じように今朝についても午前10時までは運休とするという施策をとってはどうなのだろうかと思いました。
 しかし,この考えは,以下の通り事前準備もない状況では全く現実的ではないと思います。

 まず,上記の午後8時以降運休というのは初めての対応だったようで,突如朝に電車が全線動かないというのは各企業としても戸惑うでしょうし,企業に与える影響も非常に大きいと思います。

 また,夜の場合は帰宅の用途が多いと思いますが,朝の場合は登校出社が多いと思われ,その時間帯は人によってまちまちです。
 例えば,もしも電車の始発を午前10時からに一斉にするとしてしまえば,おそらく午前9時半頃から駅前には人が列をなして,電車に乗ろうとするだけで大渋滞が発生するでしょうし,日頃経験したことがないくらいの満員電車になることでしょう。
 夜の場合,午後8時以降運休となったとしても,帰宅時間を午後8時前にすればよいということですから,皆が一斉に電車に乗るということはないでしょうが,朝の場合は一斉に電車に乗るという状況が生まれてしまうため,おそらくこの案はよほど計画的に対応しない限りは成功しないと思います。

 その計画的な対応というのは,例えば企業に出社時間を調整してもらう等ですが,そのようなことをするのであれば予めこのような場合にはどうするということを場合分けをして決めておかねばならないと思います。
 そういった対応を予め決めずに,いきなり電車は朝10時から一斉に動かし始めるとしたら,おそらく大混乱になるでしょうから,鉄道会社側としては朝からは平常通りのダイヤで頑張りますというしかなかったと思います。

 ただ,今日の一日の混乱ぶりを思い出すと,今のままでいいはずもないと思います。
 これによって,いつ電車がやってくるか,乗った電車はいつ進むのかもわからず,混雑した車内で目的地到達前に疲弊する状況はいいものとは到底いえないと思います。
 また,鉄道会社側としても,朝から平常通りのダイヤといわざるを得なかったものの,昨日段階からそのようにできるわけもないとわかっていたでしょうし,無理を押し通そうとして,結果として大幅なダイヤの乱れ,少しでも乱れを解消するための尽力等,こちらも大いに疲弊していると思います。

 やはりこのような状況をどうするか,一度きちんと決めごとをした方がいいと思いますが,この決めごとには鉄道会社側だけでなく,登校時間や出社時間を柔軟に対応できるのかという意味では学校や企業側の努力も不可欠でしょう。
 そして,それを鉄道会社側に主導させることは非常に酷であると思われ,行政が立ち入って何らかのルール作りをするのが妥当なのではないかと思ったりしています。


 今日の阪神ですが,全く見るところもなく,大敗しました。
 打ってはヒット1本で2塁も踏めず,投げては10失点と,今日の観客はかなり厳しいヤジを飛ばしていたそうですが,私が観客であれば金返せと思う試合だったでしょう。

 ただ,今の阪神は非常に弱く,それゆえにヤジのプレッシャーが強くなり,それが選手を萎縮させてより阪神が弱くなるという負のスパイラルが生じているような気もします。
 私も今季の阪神に対してはいろいろと思うところはありますが,こういう状況になると暗黒時代をよく思い出すものです。
 あの頃は,勝負の勝ち負けも一応の関心事項ではありましたが,それと同じくらいあの選手が活躍したかとか,そういう一つでも良いところを見つけることに腐心したものでした。
 それは,初めから優勝戦線に絡んでいないという諦めが前提にあったからこそとれた心の広いスタンスだったと思うのですが,今はもはやCS進出は厳しくなった以上,私はこれまで以上に阪神に優しくなれるような気がしています。
 こういうモードは逆に悲しいというべきなのかもしれませんが,昔から訓練された阪神ファンはこういう風にもなるべきという気もしていて,私は明日以降も穏やかな目で阪神を見たいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:56
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