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 こんばんは。

 先日,自動車生産で有名なアメリカのデトロイト市が破産したということで大変話題になりましたが,今日はそのデトロイト市に関するニュースがありました。
 それは,デトロイト市が地元のプロアイスホッケーチームであるデトロイト・レッドウイングスの新たなホームスタジアムの建設に4億4400万ドル(約440億円)もの公的資金を投じるという計画を立てたというものです。
 これに対しては,当然のように批判が集中しているそうです。

 私は仕事上破産に関する相談を数多く受けますが,そのような相談を受ける中で時々あるのは,様々な原因で債務を負うものの,その一発での挽回に賭けて,その賭けに負けて債務が増大したというものです。
 今回のデトロイト市の考えは,まさにそれに近い発想にあると思います。

 このデトロイト市の意図は報道では分かりかねますが,おそらくプロスポーツチームを盛り上げてその観戦等によって経済を回るようにして,債務超過状態を少しでも回復させようというものではないかと思います。
 しかし,この考えは,プロスポーツチームの隆盛に失敗した時には巨大なハコモノが残るだけで,その管理費用等によって債務がさらに増大する可能性を秘めております。

 マイナスの発想から出発するばかりではよくないことは理解します。
 しかし,今必要なのは堅実さによる信頼の回復なのではないかと思います。
 破産をされる多くの方に共通されるのは,一つの原因からだけでなく,色々な要素が積もり積もって長期的に負債が蓄積してしまうということだと思います。
 今回のデトロイト市の件も,自動車産業の衰退に伴って徐々に負債が増大して今日に至ったものと思います。
 そのように時間をかけて発生してきた負債を一朝一夕でなくそうというのは少々虫がよすぎやしないかというように思います。

 むしろ,現在デトロイト市は,税金が不足していることによって,色々な公共サービスが破綻状態に追い込まれており,建物や信号も見る影もないような写真がたくさん出回っているのを見るにつけ,まずは安全と信頼を回復するところに資金を投じるのが先なのではというように思います。
 スポーツ観戦は,平和な世の中だからこそ楽しめると思うので,スポーツは隆盛するものの治安が悪いというのでは,スポールへの資金投入の成功の確率も下がってしまうのではと思います。
 ですから,もう少し堅実な発想から再建を考えてもらいたいものだと思いました。


 阪神は,今日は勝つべき試合でしたが,結局敗戦を喫してしまいました。
 その原因は,打てないところが第1,制球力が崩れたのは誰が見ても明らかなのに能見さんを引っ張った和田監督が第2というように思います。
 点をとったのは能見さんだけという情けない状態では,どうやって勝てばよいのかと思うので,野手の方々はもっと頑張ってもらわねばと思います。
 また,やり方を誤らねば今日は十分勝てたと思うだけに,和田監督には猛省してもらいたいものだと思います。
 もうじき甲子園を高校生に明け渡さねばならないのですから,その前の残り少ない試合はもっと頑張ってもらいたいと思います。


 なお,私事ですが,明日から1週間程度フィリピンに出張します。
 向こうの方でもネットが繋がるようなので,時間がとれた場合はまた何か思いついたことを書き込んでみたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:53
 こんばんは。

 最近ツイッター上で,コンビニの店員が売り物のアイスのケース内に入る写真がアップされ,店はフランチャイズ契約を解約され,それを行った店員は解雇されるという事件がありました。
 そして,今度は,別のコンビニで,客が売り物のアイスケースに入ったという写真がツイッター上にアップされるというニュースがありました。
 これについて,当該店舗は,レジ接客中に客がアイスケースに入ってしまったという事情を説明した上で謝罪をし,アイスケースに侵入されたであろう期間にケース内にあったと思われる販売されたアイスクリームについては返金をするという対応をとることとなりました。
 また,その期間にアイスケース内にあった全アイスだけでなくアイスケース自体も処分して入れ替えるということでした。

 私は,今回のケースは大変悪質な事案であると思います。
 というのは,先日の同様の事件で,コンビニがフランチャイズ契約を解約されたりするという重大な事件になったことを知っていたと思われ,その影響を知っていたであろうにもかかわらず行ったことだからです。

 そして,結果として店側には,様々な損失を与えることになりました。
 まずは,当該行為時にアイスケース内にあったアイスの全部処分,新たなアイスの仕入れ,アイスケースの入れ替え,そして購入者に対する返金という経済的損失です。
 次に,この行為があったことによって不衛生な店であるという風評被害が発生した場合,その分の減収減益が考えられます。
 第3に,返金を求めてくる客は当然怒っている可能性もあり,そのような客に対する謝罪を尽くさねばならないでしょうし,それ以外の客に対しても失った信頼を取り戻す努力が必要でしょう。
 第4に,その信頼を得るため,店舗としての体制の見直しを図ると明言していることから,このようなことがなければしなくてもよかった手間をかけることになったと思います。

 思いつくだけでこの程度ですから,ほかにもフランチャイザーに対する説明などと色々な目に見えない雑務を今後も行っていくことでしょう。

 それだけ今回の行動が与えた損失,影響は非常に大きく,しかもつい最近フランチャイズ契約の解約にまで至ったケースを見ていればそれなりにその影響は想像も付いたであろうと思うと,今回の件は大変悪質というほかないでしょう。

 この行為をした方がどのような意図で及んだのかは分かりかねますが,それによって負う責任は重大であると思います。

 まず,上記の経済的損失に対する賠償責任を負うことになるでしょう。
 風評被害等まで全て負うかは別として,少なくともアイスケース内のアイスの弁償代は間違いなく発生すると思われます。
 また,この写真は,中に入っていた者だけでは成立せず,撮影者もいたはずですから,その撮影者も同様の責任を連帯して負うことになります。

 次に,刑事責任を負うことになります。
 ここで成立するのは威力業務妨害罪だと思いますが,店側は被害届を提出したという記事もありましたので,ツイッターのアカウント情報と店の防犯カメラの情報から犯人を辿るのはそこまで難しいことではないと思います。
 また,撮影者も威力業務妨害罪の共犯ということで問題になると思われますが,それもおそらく実行犯を辿ればすぐに判明することでしょう。
 この刑事処分を免れる,もしくは軽減するためには被害者である店舗との間で示談をする必要があると思いますが,これを早急に行わないと場合によっては逮捕等にまで発展する可能性もあると思います。

 その他,最近ツイッターで騒ぎがある案件では,学校や企業に所属している方の場合,校則や就業規則によって処分をされることが想定されます。

 また,ネット上に名前がさらされてしまっている場合,就職等に差し障りが生じることも考えられます。

 このように,今回の行動によって,失うものは非常に多いというほかなく,逆に得るものはなかったのではというように思います。
 どのような意図で行われた行為かは存じませんが,それにしてもなすべきことではなかったと改めて思いました。


 阪神は,昨日は大勝したものの,今日はその逆の展開となってしまいました。
 昨日は新井良太さんが大活躍した反面,今日は何とも言えない感じで,私も大勝の翌日の大敗はこれまで何度も見てきただけに,何とかならなかったものかなと思いました。
 昨日の大勝の中で,マートンさんが打てておらず,今日もよくなかったですから,この点は結構心配です。
 また,今日の大量失点はボイヤーさんでしたが,球数が多いという印象なので,やはり決め球に欠く以上あまり接戦では使いづらいのではという不安も持ちました。
 ひとまず3連戦の最後は勝利で飾ってもらいたいものですが,大負けだけに切り替えもできると思うので,期待したいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:41
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ある交通事故に関するものがありました。

 この事故では,車にはねられてしまった男性が病院に行くのを拒んで救急搬送を拒否したのですが,その約1ヶ月後に自宅で被害者の男性が死亡していたのが発見されたというものでした。
 そして,頭蓋骨とあばら骨が交通事故によって骨折していたことが発覚し,死の原因は頭を強く打ったことによる脳機能障害であり,事故後24時間以内に死亡した可能性が高いとして,交通事故の加害者が自動車運転過失致死の疑いで書類送検されたということでした。

 まずは被害者の男性の死という最悪の結果についてお悔やみ申し上げます。
 この記事だけでは分かりかねますが,もしも事故当時に適切な治療を受けたのであれば命が救えたのかという点を思うと何ともやりきれない思いになります。

 ところで,もしも事故当時に適切な治療を受けていれば救命できたという場合,自動車運転過失致死罪ではなく,自動車運転過失傷害罪に止まるのではないかという点が当然疑問に思われることと思います。そのような場合に,死の結果まで加害者に責任追及するのは酷ではないかというような話が出てくることは十分ありうると思います。
 しかし,刑法学的には,死と交通事故の間に因果関係がある以上,死の結果を加害者に問うことは否定されるものではないので,このような事案でも自動車運転過失致死罪が成立するものと思います。
 ただ,実際に判決で量刑を考慮する上では,今回のように救急搬送を拒否したという事情が斟酌されることになるでしょうから,必ずしも不当な結論
になることはないとは思います。

 この件を見てみると,一般論としては,ひとまず自分が万が一他人に怪我を負わせてしまった場合には,それなりの治療を受けてもらう必要があることを示唆していると思います。
 この件では,被害者の男性が救急搬送を拒否した理由は不明ということですが,外傷も特に見あたらなかったということで,加害者が被害者を自宅まで送り届けて受診するように念を押したまでということでした。
 しかし,どのような事故でも,仮に事故当時に無傷と思ったとしても,目に見えないところに損傷を負っている可能性は十分にあり,医療を受けてもらうことは被害者のためだけでなく加害者のためにも重要であると再認識しました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:11
2013.07.22 Monday
 こんばんは。

 昨日は参議院選挙がありましたが,与党の圧勝で終わりました。
 ここでは政治的なお話は一切触れるつもりはないのですが,とりあえずいい方向に進むように願うばかりです。

 さて,今日は土用の丑の日ですが,そんな日に鰻重万引きの事件がありました。
 スーパーで鰻重4パック,鰻寿司2パックなど合計8品を万引きしたというものです。

 この万引犯は,これらを万引きした後,駐車場に停めた車で逃走をしたのですが,その進路に男性従業員が立ちはだかりました。
 その車は男性従業員に向かって直進し,男性従業員は車のボンネットに飛び乗りました。
 ところが,その後,万引き犯は車にブレーキをかけて振り落としたということでした。
 幸いにも男性従業員に怪我はなかったということですが,万引犯はその後車のナンバーから足が付いて事後強盗罪として逮捕されました。
 万引犯は盗んだことは認めているものの,従業員を落とそうとした覚えはないと供述しているそうです。

 そもそも事後強盗罪とは何かということですが,窃盗犯が盗んだ物の取り返しを防いだり,自分を逮捕しようとしたりする人に対して暴行脅迫をする場合に強盗として取り扱われるというものです。
 本件では,万引犯が自分を逮捕しようとしてやってきた男性従業員を振り落としたということで事後強盗とされたということでしょう。
 しかし,現時点で従業員を振り落とそうとした覚えはないと述べているので,この点は確実に成立するのかはまだ不明です。
 ただ,もしもボンネットに従業員が乗った認識があったとすれば,その後にどのような行動をとったのか,振り落とそうと下とされるブレーキに関して駐車場にブレーキ痕が残っているかなどがこの点の事実認定に重要になってくると思います。

 さて,土用の丑の日ということで,大変タイムリーな事件ですが,私が今日帰りにスーパーに寄って見てみると,まあ確かに値が張るもので,結局別の機会に食べればいいのではと思って別の食材を買いました。
 最近特に,鰻が絶滅危惧種入りするだとか何とか煽られ,ものすごく値上がりしている印象です。
 個人的には鰻は好きですが,自分のあまのじゃくなところが世相で流行らせようとしている鰻に対して待ったをかけているような感じで,今は鰻から敬遠しているところです。
 しかし,実際お手頃価格であれば食べてみたいというような気持ちもあり,その意味ではこの犯人の気持ちも分からんではありません。

 ですが,それにしても盗んだ量が多すぎます。
 一体何食分持っていこうと思ったのか,それは分かりかねますが,もし家族の分まで持っていったのだとすれば,家族は盗んだ鰻で流行を満たしたところでどう思うものかなと思うところです。
 もし事後強盗が成立するとなれば,窃盗と比べて罪も跳ね上がるわけで,鰻でスタミナを付けたところで到底釣り合うとは思えません。
 また,今回幸いにして従業員に怪我がなかったからいいものの,もし怪我があれば強盗傷害罪として裁判員裁判になっていた可能性もあり,その意味でも行動を慎んでもらいたかったと思います。
 多分今頃バカなことをしたと反省しているところでしょうが,せめて行動を起こす前にそれがもたらす効果などを今一度確認してもらいたいものだと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:53
 こんばんは。

 連日報道がなされている広島の少女死体遺棄事件ですが,今日の報道を見ていたところ,逮捕された少年少女のうち,一人の少女が生活保護を受給していたというものを見ました。

 通常親の監護下にいれば生活保護の受給の必要はないところですが,記事によるとどうやら親の育児放棄を原因として単身世帯として直接受け取っていたというようです。
 しかし,一方では,この少女達は仕事であわせて月100万円程度の収入があったという話もあり,これが真実であれば不正受給の可能性もあるのではというようにも思います。

 今回の事件では,私の見ている限り,報道上殺意の有無について言及されているものは見受けられないので,殺人か傷害致死なのかは分かりません。
 しかし,いずれの罪名にしても,行為と結果の重大性やその後の反省の態度の乏しさ等を考えれば,少年審判手続において逆送とされて刑事裁判にかけられる可能性は否定できないと思います。

 ここで,上記の虐待が真実であれば,その少年審判手続において虐待という事情が考慮されることになるのではないかと思います。
 すなわち,これまで十分な教育を受けてこられなかった背景があるのであれば,逆送ではなく,少年法の手続上での再教育が検討されるということです。
 特に,ある少女は生活保護を不正受給していた可能性がありますが,それはこの少女に知恵を与えた誰かの存在を仄めかすものであり,この点も再教育の必要性という方向に傾く要素になるのではというようにも思うところです。

 それでも,行動や結果の重大性,そして反省の乏しさは無視することができず,逆送の可能性も十分あり得るところです。
 今回対象となる可能性のある罪名は,今のところ,死体遺棄,殺人もしくは傷害致死,そして場合によっては生活保護費に関する詐欺というところで,事案を見てもかなり悪質といわざるを得ず,逆送の可能性は十分考えられます。

 ちなみに,殺意の有無の主張については私はよく分かりませんが,それを解明する一つの手がかりとして,本件ではラインが用いられるのではと思います。
 通常,殺意という内心の問題は表面に出てきづらいですが,このように内心がライン上に克明かつかなりの頻度で吐露されている以上,この記載の中に殺意を疑わせるものがあれば,その弁解は必要になると思います。
 報道に出ている情報程度では何ともいいがたいところですが,ライン上で被害者の首の骨が折られたというものがありましたから,少なくとも首の骨を折った実行犯は殺意が認定される可能性が高いのではないかと思います。

 なお,被害者の遺族の方々において,民事上の賠償責任を少年少女に対して問うことは可能でしょうが,おそらく賠償能力は持ち合わせていないでしょう。
 そうすると,少年少女の親に対する責任を問えるかですが,親に監督義務違反があれば問いうるということになります。
 監督義務違反の事情についてはよく分かりませんが,犯行に荷担した少年少女のうち4人だけで共同生活をしていたという報道もあり,その辺の事情を丁寧に拾っていく必要がありそうです。
 そのほか,このような事件の場合は犯罪被害等給付金という国から一定のお金を受け取れる制度があるので,最低限これだけは給付を受けてもらいたいと思います。

 いずれにせよ,大変凄惨な事件であり,亡くなられた被害者の方のご冥福をお祈りします。
 そして,このような事件が起こらないように願うばかりです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 18:19
 こんにちは。

 今日のニュースを見ていたら,中国のあるバス会社の補償金の支払いに関するものがあったので,取り上げてみました。

 青島のバス会社のバスのドライバーが,運転ミスによって乗客の頭に怪我を負わせてしまいました。
 そこで,乗客がバス会社に補償金を請求しましたが,そこで提示された金額が期待した額に満たなかったので受取を拒否しました。
 そうしたところ,バス会社は3000枚の1元硬貨を渡してきたということでした。
 その際,バス会社側は「10万元でも8万元でも全て硬貨で支払う」と主張してきたそうで,客は20キログラムもの硬貨を受取り脱力したということでした。

 日本では,21枚以上の硬貨を使って支払をしようとする場合,受取を拒否できるという法律がありますが,中国にはそのような法律があるのかどうかは分かりません。
 しかし,バス会社は,加害者側にしてはずいぶん横柄な態度に見えます。

 日本では,そのような行いは通用せず,横柄な態度を繰り替えるのであれば訴訟等によって解決を図るところです。
 中国の場合,どのように解決を図るのは道筋が分かりかねるところですが,このバスの路線のところに他に交通手段がなければ,このような横暴も受け入れるか問題なのかもしれません。
 ですが,いざ問題があったとき,このような横柄な態度をとるということが分かってしまったわけですから,他に代替交通手段があれば,このバス会社の利用は大きく減少することでしょう。
 その意味では,独占,もしくは寡占業なのか,それともそうでないのかによってこの会社の商売の仕方が変わってくるように思われます。
 ですが,いずれにせよ,被害者の面から見ても,商売の面から見ても,このような嫌がらせのような手段で煙に巻こうとするのは会社の姿勢としてよくないことはいうまでもないと思います。


 昨日は野球のオールスターでしたが,私は全く見ていないのでどの様になったのかは分かりません。
 ただ,3回もやるとなれば,オールスターの価値が下がってしまうように懸念します。
 祭典ですから,神経質に考えるのはそぐわないと思うものの,希少性という付加価値を付けてくれた方がいいのにと毎度この時期になると思います。
 ちなみに,原監督においては,足を怪我している西岡さんをあまり使わないようにお願いします。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 16:55
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,生活保護受給者がお金を支払わずに高級外車をコインパーキングに停め続けたとして,威力業務妨害で逮捕されたというものを見ました。

 記事によれば,コインパーキングに,16回,300時間にわたって高級外車を停めたにもかかわらず,ロック板を乗り越える方法で料金を支払わなかったということです。
 そして,調べに対して,生活保護を受けていて経済的に余裕がなかったと容疑を認めているということでした。

 本件は色々と問題がありますが,まずは本題のお金を支払わずにコインパーキングに停め続けたことを威力業務妨害という罪としたことについて述べてみたいと思います。
 サービスを騙し取ったということで一見詐欺に見えなくもないですが,詐欺は騙す行為によって被害者が騙された状態になることが必要です。
 そうなると,このコインパーキングはおそらく無人のものでしょうから,騙されたのは機械ということで詐欺に当たらないと解釈されたと思われます。
 そこで,業務妨害罪の成立の問題としたのだろうと思います。

 本件では,そもそも生活保護受給者が高級外車とはこれいかにというように思うところです。
 私が今まで見てきた中には,他人名義の車を所持して生活保護の審査をすり抜けるという方がいたこともあるので,もしかしたらそういった理由で見逃されたのかもしれません。
 車を借りていただけでは本人の資産といえないように思えますが,これが実質的に自分の財産を他人名義にしていただけだということであればひっかかるはずということになるでしょう。
 この辺りは記事にはまったく出ていない領域なので何ともいいがたいですが,16日くらい高級外車を所持している場合,私であれば他人の高い品物を預けっぱなしにしておくのは相当不安ですから,借り物説は何となく信憑性がない気がして,もしかしたら他人名義にしたものの実質的には自分のものという案件なのかもしれません。
 この話は憶測の域を出ないところですが,何となくそのように思いました。

 もし他人名義にしたものの実質的には自分のものということであれば,生活保護の審査の甘さの問題になってくると思います。
 私は,生活保護の審査が厳格すぎれば,本当に困っている人が給付を受けられないという事態に陥りかねないので,それはよろしくはないと思います。
 しかし,甘い審査で生活保護を出し過ぎるのは,納税者の納得を得ることは難しいことも事実だと思います。
 ですから,厳格すぎる審査をしないまでも,厳格さを減らした分審査を日常的継続的に実施することが必要であると思っています。
 もちろん,このような考えがマンパワーの面から現実的ではないことは理解しているのですが,この制度の運営に一番必要なのはバランスだと思いますから,そこをうまくとれるような制度設計にしてもらわないと色々な不満が出てくることは避けられないと思います。

 また,それとあわせて,扶養義務者のいる親族がいる場合は,その人達からの回収についてももう少しきちんと制度設計してもらいたいと思います。
 現行法上,できなくはないものの,実際にはやりづらい請求ですから,その辺りをもう少し詰めてもらった方がいいのかなという気もします。

 いずれにせよ,生活保護制度がきちんと運営されることを,納税者の一人として強く希望します。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:47
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,カメルーンの湖の湖水爆発の可能性に関するものがあったので取り上げてみました。

 湖水爆発は,何らかの原因で噴火口がふさがれた火山口に水がたまってできた湖(火山湖)に,火山活動で発生した二酸化炭素が噴出し,火山湖の水に二酸化炭素が吸収されたために,その二酸化炭素濃度の飽和,火口部の崩壊等のきっかけで濃い二酸化炭素が火口より麓に流出する現象ということです。
 なかなか難しい原理なのですが,火山湖の水の二酸化炭素濃度が高まり,限界まで達すると,何かのきっかけで濃度の高い二酸化炭素が周辺にまき散らされるということなのでしょうか。

 この現象のやっかいなところは,火山湖周辺の二酸化炭素濃度が高まることによって,二酸化炭素中毒で人や家畜が健康障害を被る恐れが生じるという点のようです。
 記事によると,30年くらい前に発生した湖水爆発では,周辺住民約1800人が窒息死してしまったというのですから,この被害規模は非常に深刻ととるべきでしょう。
 想像してみると,おそらく何の前触れもなく屋内外を問わず周辺の酸素がなくなって,息ができなくなって窒息死という状況なのでしょうか。
 しかも,目に見えるものではないので,どこまで逃げれば安全なのかもわからず,周辺住民としては湖水爆発の恐れを感じたら火山湖から遠ざかる以外にないということなのでしょう。

 そして,今,二酸化炭素の濃度の高い水が浅い領域に見受けられるようになったということで,湖水爆発が近づきつつあるということでした。
 これを避けるには,水中の二酸化炭素濃度を下げる措置を講じる必要があります。
 そのため,二酸化炭素を強制輩出するポンプの設置に乗り出したということでした。
 現在もガス抜き措置を行っているそうですが,その装置が足りないようで,対応が急がれるように思います。

 私の日常にはそのようなことは縁遠いので,何ともいいがたいものを感じますが,それでもその恐怖感はよく理解できます。
 湖水爆発というメカニズムを知らなければ,多分当事者ともなれば,突然息ができなくなり,なぜ自分や周りの人間達が死んでいくのかまったく分からないのでしょう。
 30年前には相当大きな被害が出たということですが,今回はそこから発達した人間の叡智を見せてもらいたいと思います。


 今日の阪神は,昨日一昨日の惨敗を乗り越えて勝利を収めることができました。
 今日は打線好調で,勝つべくして勝ったというように思いますが,それでも継投策には疑問があります。
 皆様も感じていると思いますが,やはり昨日今日と継投に失敗して大量点をとられており,今日も一歩間違えば負けていたところでした。
 昨日今日の大量失点の原因は,ひとえに投手の相性や調子の味方を間違えた采配ミスであると思います。
 昨日は何十年ぶりかの読売戦1イニング8失点ですし,今日など6点差から1点差ですから,継投で点をとられすぎなのは明らかです。
 また,継投ミスが分かったら,ある程度早い段階で手を打つべきで,それをしないまま傷口を広げたという印象すらあります。

 和田監督采配は,前半戦はそれなりに悪くはなかった印象です。
 今年は,去年と違ってそれなりに足を使って動くことを意識しているように思えますし,中継ぎの防御率を見る限り継投策もそれなりに当たっていると思います。
 しかし,これから後半戦を戦うに当たって,前半戦と違ってどのような形でも勝利が求められるようになりますから,昨日今日のような無意味な大量失点は防ぐような采配を強く希望します。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,中国のエレベーター事故の記事があったので取り上げてみました。

 あるオフィスビルで,定員13名のエレベーターに大人16人,子ども2人の合計18人が乗り込みました。
 そうしたところ,定員オーバーの表示が付いてビル係員が数人降りるように促したものの,誰も降りようとしませんでした。
 そして,そのままドアが閉じましたが,結果エレベーターは地下1階に落下し,18人は閉じ込められてしまいました。
 落下したエレベーター内では,蒸し暑さで女性が意識を失ったということですが,その後エレベーター管理会社がドアを開け,消防署員が倒れた女性をロビーに運んだということでした。
 そして,女性は意識を取り戻すと,ビルを後にしたそうです。
 オフィスビル内で働いている人によると,毎日エレベーター前で係員が整理に当たっているが,無理矢理乗り込む人があとを絶たず,これまでにも何度かエレベーターの落下事故が起こっているということでした。

 色々と突っ込みどころがあるのですが,まずはエレベーターの仕組みについて言及してみたいと思います。
 日本のエレベーターでは,定員オーバーの場合,そもそも出発しないのですが,どうもここのエレベーターはドアを閉じてしまうようです。
 本来の仕様がどうなのかは分かりませんが,もしかしたら毎日無理矢理乗り込む人が多かったがためにそのような安全装置を外してしまったのではないかというような気がします。
 色々な原因があるのはもちろんのことですが,本件では定員オーバーの場合にエレベーターが動かないようになっていればよかったのにと思わずにはいられません。

 次に,定員オーバーにも関わらず誰も譲る気がなかったようだという点についても疑問視します。
 私もエレベーター前で待つ際にフラストレーションを感じることがあり,それが大型の建物であればなおさら強く感じるところではあるのですが,それでもさすがに定員オーバーの際にはやむなく譲ると思います。
 それは,私に限らず日本ではたいていの人がそうするように思います。
 ここは国民性等の問題なのかもしれないのですが,私はエレベーターガールではなくエレベーター前の整理員という人を初めて耳にしたので,もしかしたら日本の常識はあちらの国ではちがうのかもしれません。
 まあ,満員電車を思い浮かべると,あまりかの国のことばかり言えないのですが。

 そして,蒸し暑さで意識を失ったという女性は,意識が戻った後にビルを去っていったということですが,日本では念のため病院で診察してもらうケースが多いと思います。
 特に,エレベーターの落下ということで身体にも衝撃を受けていたわけですから,念のため異常性の確認をすることが多いと思います。
 これが何もなくビルを去っていったということですが,もしかしたら気軽に病院に行けるかどうかというのは中国の健康保険制度と関係しているのかもしれません。
 私が以前聞いたところでは,救急車に乗るのでもお金がかかるということだったような気がするので(間違っていたらすみません。),もしかしたら医療が身近ではないのかもしれません。

 と,色々と思うところはあるのですが,ひとまずけが人がいなさそうなのはよかったと思います。
 今後は,このような事故をなくすため,まずは定員オーバーの際にはエレベーターが動かなくなるということに着手してもらいたいと思います。


 今日の阪神は,早々に能見さんが四球で崩れて試合が決まってしまいました。
 もちろん,打つ方も,チャンスを作りながら点を入れられなかったというようにも思いますが,それでも初回の3点は重すぎました。
 やはり1イニングに3四球では無失点で切り抜けるのはもはや困難ですから,四球は本当に勘弁してもらいたいと思います。
 また,捕手としても,ストレートの制球力に問題がありそうなのに,ストレートを要求しすぎるのはどうかなと思いました。
 この直接対決は今シーズンの帰趨を左右することにもなる気がするので,明日こそは勝利をもぎ取ってくれることを願ってやみません。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:44
 こんばんは。

 今日の阪神は和田監督騒動以降初めての敗戦となりました。
 敗戦自体は残念ではありますが,いつかは負けるわけですから,このような結論になったのは十分受け入れられるものと思います。

 今日残念だったのは秋山さんの出来でしょうか。
 秋山さんは先発ローテーションの一角を奪取してくれる活躍をしてくれるのではと期待していただけに,今回の投球は少々残念でした。
 特に,3回まではきちんと仕事ができていただけに,なぜ4回であそこまでの状態になってしまったのかは何ともいいがたいところですが,まだまだ彼は若いので,今後に期待したいと思います。

 もう一つ残念なのは,新井良太さんの出来だと思います。
 新井良太さんは,これまで守備には大いに問題があるものの,それを補って余りある打撃力でスタメンを張っていたように思います。
 にもかかわらず,最近ずっと打てておらず,この調子ではサードは坂さんの方がよいというように評価されてしまうことでしょう。
 本人が一番辛い思いをされているでしょうし,地力のある選手なだけにここから巻き返しを図ってくれるものと期待しておりますが,一軍にいて出場機会を待つよりも一度二軍でじっくり調整をした方がいいような気もしなくもありません。

 一方,今日特筆すべき点としては,まずは安定感をもって無難に仕事をしたボイヤーさんでしょう。
 以前より申し上げているとおり,ボイヤーさんは決め球に欠くので,ストレートを待って対応しようとすれば甘い球が来るまでカットしようというように対応できてしまうように思います。それだけに,毎度毎度球数は多くなりがちです(今日は球数は少なかったですが。)。
 しかし,それでもまだ自責点0で居続けられるのは,やはりコントロールがよいので,甘い球をなかなか投げないからだと思います。
 もう少し様子は見たいと思いますが,それでも今のところは期待以上の活躍をしてくれていると思います。

 次に,表題の通り松田遼馬さんの一軍デビューを語らないわけにはいきません。
 彼はまだ19歳で,140キロ後半のストレートと習得中のフォークボールが武器という,将来を期待させる荒削り感たっぷりの逸材です。
 特に,投球フォームが藤川球児さんに似ていることから藤川二世とも呼び声が高く,私も強く期待していたのです。
 そして,今日の投球も,その期待通り,140キロ代後半のストレートをバンバン投げ込み,結果無失点で1イニングを切り抜けました。
 見ている限り,コントロールはまだまだ改善の余地ありと見受けましたが,あの伸びのあるストレートはロマンを感じずにはいられません。
 キャッチャーの小宮山さんも,デビュー戦は一番いいストレートを投げ込ませようという意向でストレート圧しを続けたと思われ,なかなかいいバッテリーだなと思いました,
 今のコントロールではいつか手痛く打たれることもあるでしょうが,それでもこれからもおそれずにどんどんストレートを投げ込んでいってもらいたいと思います。

 明日以降の勝利をまた期待しています。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:05
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,福島県相馬市で発生した汚染水340トンが農業用水に使う川に流されていたというものを見ました。

 これは日本原子力研究開発機構が発注した除染モデル実証事業で,受注した中堅ゼネコンが,福島県相馬市で生じた汚染水を流していたというものです。
 日本原子力研究開発機構は,この中堅ゼネコンが川に流すことを尻ながら,排水経路に触れていない国土開発の計画書を了承し,地元に提出していたそうです。
 南相馬市は,排水の説明を受けておらず,排水の事実も知らなかったと話しているそうです。
 放射性物質汚染対処特措法では,正確な情報伝達を求めているということで,環境省はこの件について調査に乗り出したということでした。

 これまで原子力災害の被災地の方々は,避難をさせられていただけでなく,これまでの仕事も奪われてしまい,大変な思いをしておられたと思います。
 新たに仕事を始めても,風評被害などで商品の売れ生きもよくなかったと思いますが,風評被害は時間の経過とともに徐々に薄れていくと思いますし,あれから2年以上経過して多少は風評被害も回復してきたかもしれません。

 しかし,今回の一件は実害を及ぼしかねないものであり,それに伴って風評被害も新たに発生することが懸念されるものだと思います。
 しかも,その理由が,中堅ゼネコンの汚染水処理方法の手抜きと思われる作為,そしてそれを漫然と見過ごした日本原子力研究開発機構の怠慢ということで,本当にひどい話だと思います。
 除染モデル実証事業は,地域の方々を原子力災害から救うための事業のはずなのに,それを行っている人たちが原子力災害をより悪化させているのでは,何のために存在している人たちなのかまったく分かりません。

 このようなことが発生したからには,まず汚染水の利用範囲を正確に特定し,害の及ぶ可能性のある範囲を明確に線引きすべきでしょう。
 そうないと,福島県産というだけで風評被害が広がってしまいますから,このような線引きは犠牲を最小限にとどめるためにはやむを得ないと思います。

 そして,今回責任のある業者達にはこの事業から撤退していただくべきだと思います。
 除染作業のノウハウを持った業者の数は多くはないかも知れませんが,これだけの規模の害をもたらし,かつ除染作業の信用をおとしめた以上,信用されない業者を使うことは風評被害を増長させるだけだと思いますから,このような措置はとっていただくべきと思います。

 また,日本原子力研究開発機構は,今回の被害をできる限り責任を持って対応もらいたいと思います。
 このようなことがあると,謝罪と今後の再発防止措置が話題になりますが,それだけでは被害を受けた農家の人たちが浮かばれないので,きちんとしてもらいたいものです。

 事故から時間が経過したから責任感等が薄れてしまったのかもしれませんが,私程度のところに来る情報でも依然として人体に危険のある状況が続いているというように聞いていますから,この事業に携わる方々は大変でも引き締めて頑張ってもらいたいと思います。


 今日も阪神は勝ちまして,先日触れた和田監督騒動以降まったく負けなしという恐るべき状況が続いております。
 特に,今日はようやく読売が敗戦してくれたおかげで,ゲーム差が縮まり,この好調ぶりはどうなのだろうかと思います。
 もちろん,ここの試合を見る限り,その全てが好調とは言えません。
 今日は,初回こそ点を入れたものの,その後は点を入れることができずに,メッセンジャーさんには1点を守りきるというなかなか大変な負担をかけてしまいました。
 ただ,勝てる時に勝っておくことは決して悪いことではありません。
 できれば,オールスター前にもう少し読売との差を縮めたいものです。
 特に,これから迎える直接対決では,その負け知らずぶりを発揮してもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:50
 こんばんは。

 今日のニュースで,日ハムのルーキー大谷さんが,練習中に外野でのランニング中に打撃練習の打球が頭に直撃して右頬骨不全骨折になってしまったというものがありました。

 画像を見たのですが,こめかみの辺りに当たっているようで,野球選手としては目に当たらなかったことは幸いだったとは思いますが,それでも頭部というのは大変気になります。
 不全骨折ということは骨にひびが入っているという状況でしょうから,打球の衝撃がそれなりに強かったということなので,脳などへの影響も慎重に検査していただいた方がいいように思います。
 今のところ,3日間安静にした後に痛みなどの経過を見て出場可能となる見込みということですが,将来のある選手だけに無理だけはさせないでもらいたいと思います。

 私が球場に行く時は,練習から見ようと試合開始1時間前くらいに到着することが多いのですが,その際にはよく打球がほかの選手に当たらないものだと思うものです。
 観客席で見ている人に対しては,係員の方が笛を鳴らして打球の行方の注意喚起をするので,まったく無防備に当たるということはないのでしょうが,選手は同じグラウンド上で自分の練習に励んでいたりしているので,きちんと見ているのかなと思う時もあります。
 今回の大谷さんの画像を見る限り,まったく打球に関心を払っているように見えなかったので,多分グラウンドにいることに慣れてしまって警戒心を持たなくなってしまったのではと思います。

 おそらく今本人は,痛みだけでなく,このようなことで怪我を負ってしまって試合に出られないことなどに後悔をしているのだろうと思います。
 ただ,今回の件は,他の選手にはグラウンド内では打球に気をつけないといけないと再認識させられましたし,大谷さんには適度な休みを与えられたので,それが全て悪いことばかりと考えるのはよくないと思います。
 もちろん,今後後遺症が何も出ない場合はそのような面を考えられるという限定つきなので,無事であることを願うばかりです。
 特に,大谷さんは,球界初の二刀流というロマンを背負い,日本中からの期待を一身に受ける立場ですから,よりいっそうそのように思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:27
2013.07.10 Wednesday
 こんばんは。

 今日もこの暑い中野球が行われ,選手だけでなく観客も大変だなと思いました。
 こんな熱帯夜の中ではちょっと動くだけでも体力を大きく失いそうで,まして走ったり投げたりと本当にお疲れ様ですという気持ちになります。

 さて,今日も阪神は勝ちましたが,先日の和田監督の不倫発覚騒動以降一度も負けていないという不思議な展開となっております。
 それが影響しているというつもりはないのですが,それにしても最近負けがないばかりか,去年は苦手の中日さんにこんなに見ていて楽な試合をしてもらえるとは,阪神に何があったのだろうかというように思えてなりません。
 以前,和田監督が,現有戦力にちょっとしたスパイスで優勝できるといっていましたが,これがそのスパイスかと思ってしまうところです(冗談ばかりですみません。)。
 とはいえ,結局読売が負けてくれないと,3位との差が広がるばかりで,阪神にとってはしんどい展開が続いているように思われます。
 読売は安定して強いなという印象で,なかなか負けてくれませんから,やはり優勝を目指すのであれば如何に直接対決で阪神が叩くかということが大きなポイントになりそうです。

 さて,今日の題名のとおり,今日取り上げたいのは,広島対横浜戦の広島さんの守備の問題です。
 具体的にどのようなものかというと,7対6で横浜さんが1点差で勝っている場面,横浜さんの攻撃で2アウト1・2塁というところで打者下園さんを迎えました。
 下園さんは,打球を上手く引っ張り,ライト方向へのヒットを飛ばしますが,その間セカンドランナー石川さんがホームインし,ファーストランナー鶴岡さんは三塁まで進みました。
 ところが,打者の下園さんが2塁に行こうとしたところで1塁と2塁の守備に挟まれるという挟殺状態となってしまいます。
 そこで,下園さんが1塁2塁を行ったり来たりしていると,その隙に3塁の鶴岡さんがホームを目指しました。
 それに気づいた選手がホームにボールを投げ,今度はホームと3塁の挟殺状態となりました。
 そして,捕手がボールを送球ミスし,ボールは3塁ベースの遙か向こう側へとんでいってしまい,結果鶴岡さんだけでなく,打者の下園さんまでホームインしてしまいました。

 このプレーは,挟殺の難しさをいうのがそもそもあると思います。
 これは高校野球でも徹底的に練習のなされるところですから,挟殺での失敗はプロとしてあるまじきといえばその通りですが,なぜか挟殺失敗で走者全員生き残るという展開が今年は数多く見られるので,この点本件だけをことさら責めるのは止めておきたいと思います。

 ただ,挟殺が失敗して全員生き残るにしても,送球ミスのために打者まで生還してしまう,実質的ランニングホームラン状態というのは,さすがにプロとしていいのだろうかと思ってしまうところです。
 もちろんミスをしたくてしたわけではないので,私もこれを責めすぎるのはよくないと思います。
 しかし,暑い中見に来た広島ファンのお客さんは,多分暑さも相俟って相当がっかりしたことと思います。

 この動画を見た限り,広島さんの守備は,送球ミスをした捕手だけでなく,挟殺プレーで仕留めきれなかった1塁と2塁の送球も何だかバタバタしていたような気がします。
 広島さんの選手は,全体的に素材がいい方が揃っており,外野手は守備のいい方ばかりという印象ですが,逆に内野手の方々の守備はいずれも荒削りというようなイメージです。
 私のような素人のイメージですから,外れていたら大変申し訳ないのですが,多分ご自身も自覚されているでしょうし,今回のようなプレーはきっと今後ないようにしてもらえるものと信じたいと思います。
 とはいえ,こんな偉そうなことをいいつつ,できれば阪神戦ではお手柔らかにと思っている自分がいるので,その点は反省します。

 ちなみに,このプレーの中で,広島さんの守備だけでなく,3塁走者の鶴岡さんも飛び出しすぎだということを付言します。
 普通であれば鶴岡さんはアウトになっている状況で,点差を広げるチャンスの3塁ランナーがこんなに安易に飛び出すのはよろしくありません。
 鶴岡さんの立場としては,1・2塁の挟殺から救うべく,ちょっと飛び出すふりをして誘うのは戦略上ありですが,今回の鶴岡さんのプレーは本件のような奇跡が起きない限りはよろしくないものだと思うので,私は広島さんの失態に隠れた失態であると思っています。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | スポーツ関連 | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:33
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,お笑い芸人が高級自転車を盗んだとして逮捕されたというものを見ました。

 記事にある犯行の内容は,他人の自転車を無断でネットオークションに出品し,落札された後に盗んだというものです。
 この事件は,少し前からネット上で結構話題になっていたもので,その件の進展があったのかと思いました。

 本人は犯行を否認しているということなので,この方が犯人であるのかどうかは分かりかねます。
 犯人性については,ネットオークション上で出品していた人のアカウントをこの方が使用していたか,自転車が窃盗された時間のこの人のアリバイなどを手がかりに検討されることになるかと思います。

 さて,否認事件ですから有罪無罪はまだまだ何も分からないところですが,以下はもしも有罪となればという前提で書いてみたいと思います。

 もっとも問題となるのが量刑ですが,有罪となれば実刑の可能性が高いと思います。
 この方の前科関係は分かりかねますが,私の経験上被害額が100万円台に上る場合は,前科がなくても多くの場合で実刑になっているように思われるので,そのように考えました。
 ただ,最近私が手がけた案件の中では,前科のない方で,被害額が数百万円に及んだにもかかわらず,ギリギリで実刑にならなかった方もいたので,必ず実刑というわけではないと思われます。

 実刑を回避する可能性の高い方法は,被害者との間で示談をすることだと思います。
 ただ,否認事件の場合は原則示談はなかなか難しいのが実情です。
 というのは,捕まっている本人が犯行を認めていないのに,被害を弁償するというのは主張と行動に齟齬が生じるからです。
 また,被害者にしてみても,「私はやってないが,とりあえず示談してほしい」という要望に応じる人がどれだけいるのかと考えれば,なかなか難しいことは理解できると思います。

 もし被害者の協力の下に示談をできたとすれば,実刑を回避できる可能性は高いと思います。
 私が過去に見た案件では,1000万円単位の横領をした金融機関の職員の方について示談ができたときに執行猶予判決が下されたので,それを考えれば今回も示談ができれば実刑を回避できる可能性が高いのではと思います。

 しかし,本件での問題の一つは,被害者が9名いるということで,示談の対象者が多いことだと思います。
 すなわち,話をしなければいけない人が多いということは,その分示談が大変になるということです。

 また,もう一つ問題として考えられることは,被害者感情です。
 この事件の被害品は自転車ですが,先日ネットで話題になっていた記事を見る限り,いわゆるレース用の自転車で,かなり高価なものです。
 この手の自転車は数十万円するという値段もさながら,所有者は大変思い入れを持っており,手入れや保管に細心の注意を払っている方ばかりだと思います。
 それを,保管している場所に侵入して奪っていった挙げ句,本来価格に比較して極めて廉価で売却したわけですから,思い入れの強さに比例して受けたぞんざいな扱いに甚大な精神的苦痛を被ったであろうことは想像に難くありません。
 示談をするに当たっては,原則時価額を基準に支払額を考えますが,所有者にしてみれば時価額などでは到底賄えない価値のものを失ったと考えるでしょうから,示談はなかなか困難ではと思います。

 しかし,もしもこの方の有罪の証拠が揃っていた場合,起訴されるまでに示談ができれば,裁判事態も避けられる可能性があります。
 そうなると,まずこの方において決めなければならないことは,否認の方向で行くのか,それとも示談を優先する方向に進むのかということでしょう。
 その上で,示談を優先する方向に進んだ場合は,示談金を準備した上,なるべく早急に被害者全員に話を持ち込むべきだと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:27
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,熊本で郵便局の配達員が犬が怖いという理由である民家への配達を怠っていたというものを見ました。
 この配達員は,今年5月からこの民家を含むエリアの担当になったものの,犬が吠えるとポストに近づけず郵便物を局に持ち帰っていたということでした。
 雨の日は犬が家の中にいるので配達できたということでした。
 民家の男性は,まだ届いていない文書があり,十分な説明もないと話しているそうです。
 また,日本郵便によれば,不配の手紙の行方と枚数について調査をしており,必要があれば処分するということでした。

 私も仕事上郵便は非常によく使うのですが,このような理由で郵便物が届かないというのはまったく納得がいきません。
 郵便局にお金を支払って送達をお願いした以上,そのための努力はきちんとしていただけないと,もはやサービスとして成り立たないと思います。

 犬がどのようなものかは分からないので,それが身の危険を感じるくらいのものなのかは不明です。
 もし大型犬で近づきがたいのであれば,届けられなかったことは理解はします。
 しかし,そうであれば,この民家に相談するなりして対処すべきで,2ヶ月もの間雨の日以外不配であったというのはなすべき努力をしていないように思います。
 一応雨の日には配達しようとしていたということで,不配に後ろめたさを感じていたように見受けられますが,それでも同情はできません。

 このような事件があったからといって郵便制度に不審を抱いて利用しないということはないですし,そのようにするのは仕事上もできないのですが,できればより信頼を高めるよう努力をしてもらいたいと思います。


 今日の阪神は,マエケンさんから勝利を収めたということで,3タテもそうですが非常に大きな勝利だったと思います。
 先の読売との対戦カードでは連敗してしまっただけに,ここで連勝して読売との差を少しでも縮められたのはよかったと思います。
 それが特にエースのマエケンさんで,かつこのところ打点を上げていなかった鳥谷さんの久々のホームランで打ち勝てたというのは大変喜ばしいと思います。

 また,最近不調続きの藤浪さんに勝ちが付いたのも大きいと思います。
 藤浪さんは0点に抑え込む見事な投球で,このところ早い回で打ち込まれていたところが多少なりとも修正できた成果だと思います。

 もう少しで前半戦も終了ですが,今回の3連勝で流れに乗って少しでも読売との差を縮めてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:15
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,アメリカ気象局の落雷に関する統計があったので,これを取り上げてみます。

 これは6年間で集めた238件のデータを元に発表されたものですが,何と落雷で死亡した人の82%が男性ということでした。
 男性の死亡率が高い原因として,男性は落雷の危険性を十分に認識して折らず,落雷を受ける可能性の高い場所にいたり,落雷の危険があってもすぐに逃げないからという分析でした。

 また,1年で最も死亡率が高い月は7月で34%,続いて6月の23%,8月の14%ということのようで,いずれも夏に落雷の死亡者が多いようです。

 さらに,落雷の死亡率が最も高いレジャーは釣りということでした。
 ゴルフは通勤と同程度の死亡率ということで,ゴルファーの間で落雷の危険性が浸透していたからだと分析されているようでした。

 この統計を見て,私は何となく納得してしまいました。
 まず,落雷を恐れるかどうかという点ですが,子どもの頃は大変恐怖した記憶はあるものの,その危険の可能性が低いと経験的に知ってしまった大人になってからはそれを軽視する傾向にあることは否定できないと思ったからです。
 特に,雷が鳴っていても,今のうちから大丈夫だろうと思って駆け足くらいで対応をとることも多い気がします。
 男性を私基準で考えるのはどうかとは思いますが,それでも女性がそのような考え方をしないのだとすれば確かに男性の方が死亡率が高いというのは頷けると思うのです。

 また,ゴルフは色々な人と一緒に行くのが一般的ですが,釣りは一人で行くことも多いでしょうし,そうなると他人から避難の提案を受ける機会も少なそうなわけで,死亡率が高いのは頷けます。
 特に,釣りは成果が上がらねばあとちょっとと粘りやすい傾向にあると思いますから,人の心情を考えても死亡率の高さは納得できます。

 ただ,6年間の238件のサンプルで一般的な傾向ととってよいのかは,統計学をやっていない私には何ともいいがたいところです。
 とはいえ,むしろ6年間で238件という数が落雷死亡者数ととるのであれば,やはり数は少ないのだろうという結論に落ち着くことになるのでしょうか。
 まあ,そのような風に落雷を捉えるからこそ男性は死亡者が多いのでしょうから,ちょうど落雷の多い7月,十分気をつけるようにしたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | -  | - | 00:01
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,小学校5年生の少年が自転車で女性をはねて寝たきり状態にしてしまったことに関し,親に賠償責任を認めたというものがありました。

 事件は,2008年9月22日,少年が,マウンテンバイクに乗って時速20〜30キロメートル毎時で坂を下っていた際,女性に衝突したというものです。
 これによって,女性は頭の骨が折れ,現在も意識が戻っていないそうです。

 判決では,少年の前方不注意が原因と認定し,母親の監督義務違反を認め,母親に賠償責任を認めたということでした。

 民法では,直接行為を行った者以外にも賠償責任を認めるという規定がいくつかあります。
 その典型的なものは使用者責任で,例えば運送会社の従業員が交通事故を起こした際,事故を起こした当人だけでなく使用者である運送会社側も責任を及ぼすのが原則となるというようなものです。
 同様に,事理弁識能力のない未成年者が他人に損害を加えた場合,親権者等の監督者が監督責任を負うというものがあります。
 ここでいう事理弁識能力の有無はおおよそ12歳前後が目安とされていますが,そうすると本件ではこれを満たすように思われます。
 となれば,親権者が監督責任を負うように思われますが,この民法の規定は親権者等の監督者が監督義務を怠らなかったときは責任を負担させないという条文になっています。
 そこで,本件では,少年の運転に過失があったかどうかという点のほか,親権者がきちんと監督をしていたのかという点も争点になったようです。

 その結果は,大変厳しいもので,少年の母親(記事によれば,少年には父親がいないようです。)に9500万円の賠償をするようにということになったようです。
 なお,この事案は保険会社が絡んでおり,母親の保険会社に対する支払分等の細かい争点があるようですが,ここではそこは割愛します。

 母親にしてみれば,自分の起こした事故ではないのにこれだけ多額の賠償責任を負担させられるのは何とも気の毒のように思えてきます。
 しかし,被害者側の立場に立ってみれば,事故が起きないのが一番ですが,万一事故に遭ってしまったら如何に適切な賠償を受けるかが重要になってくるわけです。
 そうすると,基本的な発想は賠償金を支払ってくれる相手方を捻出するという考え方が出てくるのは当然で,そのために母親が当事者として出現したのでしょう。
 事実関係は証拠等がわからないのでこの判決の事実認定の妥当性は不明ですが,仮に認定された事実関係が正しいのであれば法的にはこの判決はおおよそ妥当ということになるのだと思います。

 こういう事故を見てみると,改めて自転車というのは怖い乗り物だと思います。
 私は大学時代に車の免許を取ったのですが,その際に道交法について学ぶことが非常に多く,特に一時停止線を意識するようになったのはその頃からだったと思います。
 車の免許取得以降,自転車の運転の仕方も随分変わったように思え,振り返ってみたら私もその昔はそれなりに危険な運転をしていたものだと思い出します。
 小学校の頃から基礎的なことは教わりますが,それ以上の部分は自動車教習所に行くまでは自らの体験より学んできたようなもので,その危険性を理解しないまま自転車を運転するのがいかに恐ろしいことかと思わずにはいられません。
 この事故を起こした小学校5年生くらいでは,坂道の走行の危険くらいは体験的に理解はするでしょうが,それ以上ではなかったような気もしまして,その意味では私はたまたま運良く小学校の頃は事故を起こさなかっただけなのではないだろうかと思うところです。

 私も自転車の絡む交通事故事件を何度も手がけたことがあり,その際には一様に自転車の方は賠償額の想像以上の多額さに不服に思われる傾向があると思います。
 しかし,自転車の事故であろうと自動車と同様の法律が適用され,賠償額も同じように計算されます。
 もちろん自転車と自動車では被害の規模が違うのが普通ですから,それに伴って比較的自転車の方が賠償額が少額であるということはできると思います。
 ですから,賠償額が常に数千万円に上るという考えは間違いで,あくまで被害の規模がどの程度かによるということになります。
 ですが,本件のように坂道でそれなりに速度が出ている状況で歩行者に当たってしまえば,当然被害も大きくなるわけで,賠償金も増加するのも当然です。
 その意味では,現在の報道は自転車運転の危険性の話はよく論じられているものの,本件も広く周知し,自転車においても多額の賠償金を負担する可能性は十分にあるということを皆に理解してもらわねばならないのではないかと思いました。
 また,親が子どもに自転車の乗り方を教える際には,今回のような事件をとくと伝え,監督義務を尽くすことが大事であるということも同時に思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:43
2013.07.04 Thursday
 こんばんは。

 今日の記事を見ていたら,私が小学生時代に好きだったキン肉マンのキャラクター人気投票「超人総選挙2013」の投票結果が発表されたというものがありました。
 1位のウォーズマン,2位のロビンマスクは極めて順当ですが,8位に来るくらい実は悪魔将軍が人気だったことに驚きました。
 確かに色々な超人は出ておりますが,悪魔将軍は最強クラスであると思っているので,将軍という位とはいえさしもの超人の神もなかなか勝つことはたやすくはないであろうと思っております。

 ウォーズマンは,顔が大変描きやすく,小学校の頃にキン肉マンの絵を描いた際には一番初めに書いた超人であるように記憶しております。
 ロビンマスクはやや難しくはありましたが,それでも容姿と戦う姿勢の格好良さから,当時より好きでした。

 とはいえ,この漫画特有のキャラクターのブレというか,設定のいい加減さのために,ロビンマスクは中途半端な悪役から正道の正義超人まで何でも担当しており,正直その性格付けには困るところがなくはありません。
 それをいえば,ラーメンマンも,出た当時はカレクックと同格の小悪党な感じでしたが,今では重鎮ポジションを抑えており,相当出世した部類に入ると思います。
 これらの超人はいずれもファンの投稿でできた超人であり,流行っていた当時投稿した人はきっと誇らしげに暮らしているだろうなと思ったものです。

 さて,今回の総選挙の目玉は,作者ゆでたまご先生が「29位(ニク)の超人を主人公にした読み切りを執筆する」と話していた点で,29位が誰になるのか注目されていました。
 そして,結果,ベンキマンが29位となり,特別読み切りが決定してしまいました。
 ベンキマンと決まった瞬間,原作の嶋田先生は膝から崩れ落ちたということでした。
 ベンキマンは,かつては強敵と描かれておりましたが,それもかれこれ初期のまだキン肉マンが現在のような路線に入ったばかりの頃の話で,今さらこの超人を主人公にどのように膨らませるのであろうかと大変興味があります。
 30位には,アシュラマンの師匠サムソンが正体であるサタンクロスですから,それなりに話も膨らんだと想像しますが,運命のいたずらというか,ベンキマンではどう話を作ったらいいのかというように思います。
 私は,かねてからキン肉マンの登場する超人は,どちらかといえば怪人であり,超人というのは少々違うのではないだろうかと思っていましたが,特にベンキマンなど「人」のカテゴリーに入れて論じてよいのかと思うところです。
 しかし,その家族構成まで描かれるとすれば,親兄弟も皆あのような容姿なのだろうかと気になってしまいます。
 とはいえ,一点大変気がかりなのが,ベンキマンはインカ出身という設定だったと思いますが,それを貫き通した場合インカ関係者からクレームがあるのではというように思うところです。
 しかし,キン肉マンの読者であれば,ゆで先生の荒唐無稽な設定を楽しむという姿勢を既に十分訓練しておりますから,そのようなクレームをするには至らないものと信じております。

 いずれにせよ,現在連載中のものも含めて今後も楽しみにしております。
 現在連載中のものはウォーズマンがこれから戦いますが,ウォーズマンは物語中盤以降負け癖があるのではないかというくらい負け続きですから,ここはコンピュータ超人というよく分からないカテゴリーの代表格というプライドにかけて是非とも健闘してもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:48
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,年金積立金管理運用行政法人が,2012年度の厚生年金と国民年金の積立金運用結果が11兆2222億円の黒字だったと発表したというものを見ました。
 運用利回りはプラス10.23%で過去最高ということでした。
 このうち,外国株式が3兆7620億円,国内株式が3兆3314億円といずれも大幅な黒字だったということでした。
 この黒字の原因は,アベノミクスの影響で国内株式の価格が大きく上昇したこと,円安が進んで外貨建ての株式や債券の円ベースの評価額が膨らんだことが挙げられるということでした。

 私は,アベノミクスの全てがいいというつもりはないのですが,それでもこれまで赤字が続いて制度の存続も危ぶまれた年金事業に関してそれなりの成果を上げたことは素直に評価すべきであると思います。
 これまでの年金の赤字の原因の一つは運用の失敗にあったと思いますが,それを多少なりとも取り返した今回の功績はかなり大きかったと思います。
 もちろん,一時的な上昇の可能性もあり,今後もこの調子が続くとはとても思えません。
 すなわち,この数字は12年度のものですから,最近の株の急落などを反映していないと思われ,最近のものまで反映した13年度のものは赤字になる可能性もあると思います。
 しかし,一時的であったとしても成果が出たのであれば,それはいいことだと思います。

 ただ,ここからのことは注視しなければなりません。
 なぜならば,これまで運用として要らないハコモノを建てて,その事業を何度も失敗させてきたのですから,今回黒字が出たのをいいことにまた要らないハコモノを建てたりすることが懸念されるからです。
 今回の11兆円ではまだ大幅赤字を埋め合わせるには至らないでしょうが,それでも少なくとも過去の失敗を振り返れば目減りさせるようなバカな真似だけは決してやめてもらいたいと思います。

 個人が株投資をして失敗する分には,通常は証券会社等からきちんと説明を受けたり,自身がきちんと調べた上でやるものなので,ある意味自分で責任をとろうという気にもなるものです。
 しかし,年金の運用は,こちらが頼んでもいないのに勝手にやって,そして勝手に失敗してくるという余計なお世話を何度もしてきたわけで,今度このような失敗をしたとなればもはやそれは許されないどころの話ではないと思います。
 特に,年金財源の問題もあってか消費税増税の話もありますし,年金受給年齢の引き上げの議論もありますから,少なくともここからの大きな失敗は国家の方向性を大きく左右するといっても過言ではないと思います。
 ですから,安易に目減りさせる方向で何か物事を進めることだけは現に控えてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:37
2013.07.01 Monday
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ブラックマネー詐欺に関するものを見ました。
 ブラックマネー詐欺は,紙幣に白紙を挟んで薬品をかけると紙幣が増えると偽って,そのために紙幣を預かってそのままだまし取るという詐欺です。
 本件では,1万円札を同じ大きさの白紙で挟んで薬品をかけると黒く変色し,その後に還元液をかけると白紙が全て1万円に変わると説明をされたそうです。
 そして,犯人は,被害者の前で実践し,白紙と現金をすり替えるようなマジックのような手口でこれが真実のように信じさせました。
 そして,お金を出してくれれば,できあがったお金の20%をもらえるとして,100万円を預かり,黒い紙の束とすり替えて盗んだということでした。

 率直に,このような手口で騙されるのだろうかというように思うところです。
 しかし。そのようなことをいえばあらゆる詐欺がおかしな理屈を用いているでしょうし,それが話術かマジックかの違いだけであれば,私は騙されたこと自体を非難するつもりはありません。
 ただ,これが成功すれば,単なる通貨偽造であり,そこに対する自身の中のとがめ立てがなかったのだとすれば,それは大変問題に思います。
 とはいえ,被害者を共犯者のように仕立て上げ,その罪悪感から通報できないようにするのがこの詐欺の手口の最大の狡猾なところですから,その部分ばかりを責めるのはどうかという気もしなくはありません。

 今回の件など,不審に思おうとすればいくらでもそのような機会はあったのだと思いますが,もしかしたら一種の催眠のように,これが本当に大した手段であると信じさせられていたのかもしれません。
 その意味では,このような手段でとばかりいうのではなく,どのような機序でこのようなことが起こったのかをよく検証し,広く知らしめる必要があるのではないかと思います。
 冷静に考えれば,同じ札が増えたところで,ナンバーが一緒と判明すれば捕まることは自明であるとは思います。
 ですが,それでもこのようなことを打って出た以上,それなりに理由がある可能性もあるので,私はこの事件を特殊なケースとして考えるのはよろしくはないと思いました。

 とりあえず,大きなお金を動かす際には,それなりに注意をすべきというのは,どんなときでも当てはまる話であると改めて思いました。


 今日のニュースで,阪神のマートンさんに,メジャーが興味を示しているというものを見ました。
 マートンさんの人生ですから,いざ本人が希望したら引き留められませんが,それでも阪神ファンとしては出ていってもらったら大いに困ります。
 特に,6月は軒並みナインが調子を落とす中,唯一打ち続けてくれて,そのおかげで今の地位に踏みとどまれるわけで,もしマートンさんがいなくなれば戦っていけるのか不安です。
 とはいえ,メジャーでマートンさんが活躍できるのだろうかというようにも思うところもあります。
 打つ方については申し分はないと思いますが,守備と走塁については果たしてメジャーで通用するのだろうかと思ってしまいます。
 特に思うのは,私の見立ての悪さ故であれば申し訳ないのですが,マートンさんが時折見せる,注意力を欠いた守備と走塁については,日本の中でも大丈夫だろうかと思ってしまう時があります。
 タッチアップでいけるのに外野手がボールをとる前に塁に戻れていなくて次の塁に進めていなかったりする時には,大変残念な思いをする時もあります。
 能力自体は極めて高いレベルにあり,本気を出せばメジャーもという気もするのですが,まずは自分が要所にあるプレーにおいて集中力を発揮するところからお願いしたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:08
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