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 こんばんは。


 昨晩のニュースを見ていたところ,シュタインズゲートがハリウッドで実写化するというものを見たので,取り上げてみました。

 シュタインズゲートといえば,大人気ゲームからアニメ化して大ヒットした作品です。
 私は,アニメ化したものを見てどっぷりハマってしまったわけですが,この作品といえば練られたストーリーと予想できない展開,魅力的なキャラクターといった長所が非常によくまとまったものだと思います。
 これまで何度かこのブログで書いたことがありますが,とかくアニメの初めの数話を見て挫折しそうになったところで,ネット上の評判でとにかく耐えるようにという話があったことから,なんとか耐えて見続けた結果,中盤から加速度的に面白くなっていきました。
 とにかく,初めの数話が万人受けするにはハードルが高すぎるというのが大変残念で,人に勧めるには非常に抵抗もあるのですが,それでもやはりこの作品以上に面白い作品を探すのが難しいと思える数少ない一作であることは疑いないと思います。

 この作品は,二匹目のドジョウを目当てに,映画や続編が作られました。
 本家の作品を楽しんだ以上,これらも楽しまないわけにはいかないと考え,すべてを見ましたが,個人的な評価としては映画はいまいち,続編は面白かったものの期待値の高さまで及ばなかったという感じでした。
 続編については,非常に面白かった回が数話ありましたが,全体的に暗いテイストであったこと,本家が面白すぎたために期待値を高く設定しすぎたこともあって,個人的には期待には及ばなかったという評価にはなってしまいました。
 その他にも大量のスピンオフ作品があるようで,うちいくつかは視聴したことがあったものの,残念ながら私のもともとの期待値が高かったからか,あまり楽しめず,途中で挫折しました。

 このように,この作品は,非常に面白かったのですが,それだけに二匹目のドジョウを追う傾向が強すぎて,どこかで本家の名を貶めてしまうのではと不安に思っているところでもあります。
 そんな中で出てきたハリウッド実写化について,個人的には非常に不安です。
 そもそも,やや古いネットスラングにまみれた本作について,外国人キャストで固められた俳優たちがどこまで世界観を作れるのか,非常に不安です。
 また,この作品は,緻密な伏線,それをきれいに回収するという展開が売りなのですが,それが舞台が外国になった際に色々と変わってくるように思われ,もはやシュタインズゲートとはいえないような作品になってしまうのではないかという不安もあります。

 以前デスノートが日本や海外で実写化されましたが,それらは最終的に原作とは別物という印象です。
 このうち,日本での映画化された作品は,ある意味別物としてもそれなりにうまく作り上げたものという印象で,このように原作から独立したものということにさえなってくれるならば,私は納得できるように思います。

 漫画もアニメも実写化もすべて成功した作品といえばピンポンが思いつきますが,あれは原作を非常にうまく生かしたという作品であり,あれを想起するのはこのハリウッド実写化を念頭に置く際にあまり成功への道筋が見えないように思います。
 ですから,シュタインズゲートを実写化するのであれば,原作の設定だけを用いて,まったく別の脚本等でやってくれると,作品の完成を心待ちにできるような気がします。
 それは,ある意味本家の期待値を流用しないようにするという配慮であって,逃げであることは否めませんが,それでも本家の期待値が高すぎるのですから仕方ないでしょう。

 いずれにせよ,続報を楽しみに待つことにします。


 今年はオリンピックイヤーですが,阪神は,オリンピック開催中の野球の公式戦中断期間で,パ・リーグ4球団を相手に9試合無観客試合を予定しているということです。
 記事によれば,7月21日から8月13日までプロ野球を中断するということで,阪神は中断期間のうち前半は全体練習を,中盤からは練習試合を実施する予定ということです。
 そして,その間の練習試合については,オリンピック開催期間中であることを考慮して,商業的要素を排除して,あくまで練習として無観客試合を行う方針ということです。

 阪神は,例年中盤から後半にかけて失速する傾向がありますから,このような空白期間をうまく利用できれば例年の傾向を打開することができるかもしれないとも思います。
 阪神は,他球団よりも中継ぎ投手陣が優秀であるという長所がありますが,それ故に中継ぎ投手陣を酷使しがちであり,それが終盤失速の一因になっていたこともあったように思います。
 それだけに,今回の空白期間は,他球団に比べて阪神が有利であるように思います。

 そのような期間を練習試合に当てられることはなかなか有意義だと思うのですが,無観客試合なのはもったいないと思います。
 おそらく私は,競技によっては,オリンピックよりも阪神を注目してしまいそうなので,そういった人が増えることによってオリンピックに水を差すことを懸念したこの判断はよく理解できます。
 ただ,オープン戦でもお金が取れるプロ野球ですから,まして野球空白期間で野球に飢えているファンにとって無観客試合というのは残念ではあります。

 正式な決定がなされれば,我々は受け入れるしかないものの,なんとか見せてもらえないものかと思うばかりです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:59
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 昨晩のニュースを見ていたところ,シュタインズゲートがハリウッドで実写化するというものを見たので,取り上げてみました。

 シュタインズゲートといえば,大人気ゲームからアニメ化して大ヒットした作品です。
 私は,アニメ化したものを見てどっぷりハマってしまったわけですが,この作品といえば練られたストーリーと予想できない展開,魅力的なキャラクターといった長所が非常によくまとまったものだと思います。
 これまで何度かこのブログで書いたことがありますが,とかくアニメの初めの数話を見て挫折しそうになったところで,ネット上の評判でとにかく耐えるようにという話があったことから,なんとか耐えて見続けた結果,中盤から加速度的に面白くなっていきました。
 とにかく,初めの数話が万人受けするにはハードルが高すぎるというのが大変残念で,人に勧めるには非常に抵抗もあるのですが,それでもやはりこの作品以上に面白い作品を探すのが難しいと思える数少ない一作であることは疑いないと思います。

 この作品は,二匹目のドジョウを目当てに,映画や続編が作られました。
 本家の作品を楽しんだ以上,これらも楽しまないわけにはいかないと考え,すべてを見ましたが,個人的な評価としては映画はいまいち,続編は面白かったものの期待値の高さまで及ばなかったという感じでした。
 続編については,非常に面白かった回が数話ありましたが,全体的に暗いテイストであったこと,本家が面白すぎたために期待値を高く設定しすぎたこともあって,個人的には期待には及ばなかったという評価にはなってしまいました。
 その他にも大量のスピンオフ作品があるようで,うちいくつかは視聴したことがあったものの,残念ながら私のもともとの期待値が高かったからか,あまり楽しめず,途中で挫折しました。

 このように,この作品は,非常に面白かったのですが,それだけに二匹目のドジョウを追う傾向が強すぎて,どこかで本家の名を貶めてしまうのではと不安に思っているところでもあります。
 そんな中で出てきたハリウッド実写化について,個人的には非常に不安です。
 そもそも,やや古いネットスラングにまみれた本作について,外国人キャストで固められた俳優たちがどこまで世界観を作れるのか,非常に不安です。
 また,この作品は,緻密な伏線,それをきれいに回収するという展開が売りなのですが,それが舞台が外国になった際に色々と変わってくるように思われ,もはやシュタインズゲートとはいえないような作品になってしまうのではないかという不安もあります。

 以前デスノートが日本や海外で実写化されましたが,それらは最終的に原作とは別物という印象です。
 このうち,日本での映画化された作品は,ある意味別物としてもそれなりにうまく作り上げたものという印象で,このように原作から独立したものということにさえなってくれるならば,私は納得できるように思います。

 漫画もアニメも実写化もすべて成功した作品といえばピンポンが思いつきますが,あれは原作を非常にうまく生かしたという作品であり,あれを想起するのはこのハリウッド実写化を念頭に置く際にあまり成功への道筋が見えないように思います。
 ですから,シュタインズゲートを実写化するのであれば,原作の設定だけを用いて,まったく別の脚本等でやってくれると,作品の完成を心待ちにできるような気がします。
 それは,ある意味本家の期待値を流用しないようにするという配慮であって,逃げであることは否めませんが,それでも本家の期待値が高すぎるのですから仕方ないでしょう。

 いずれにせよ,続報を楽しみに待つことにします。


 今年はオリンピックイヤーですが,阪神は,オリンピック開催中の野球の公式戦中断期間で,パ・リーグ4球団を相手に9試合無観客試合を予定しているということです。
 記事によれば,7月21日から8月13日までプロ野球を中断するということで,阪神は中断期間のうち前半は全体練習を,中盤からは練習試合を実施する予定ということです。
 そして,その間の練習試合については,オリンピック開催期間中であることを考慮して,商業的要素を排除して,あくまで練習として無観客試合を行う方針ということです。

 阪神は,例年中盤から後半にかけて失速する傾向がありますから,このような空白期間をうまく利用できれば例年の傾向を打開することができるかもしれないとも思います。
 阪神は,他球団よりも中継ぎ投手陣が優秀であるという長所がありますが,それ故に中継ぎ投手陣を酷使しがちであり,それが終盤失速の一因になっていたこともあったように思います。
 それだけに,今回の空白期間は,他球団に比べて阪神が有利であるように思います。

 そのような期間を練習試合に当てられることはなかなか有意義だと思うのですが,無観客試合なのはもったいないと思います。
 おそらく私は,競技によっては,オリンピックよりも阪神を注目してしまいそうなので,そういった人が増えることによってオリンピックに水を差すことを懸念したこの判断はよく理解できます。
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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:29
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 世間では新型肺炎が騒ぎになっているところですが,このことはニュース等でたくさん報じていますし,正確な情報がどれだけあるかもわからないので,今日は芸能人の不倫問題について思ったことを書いてみようと思います。

 このところ,東出さんの不倫問題がよくニュースになっていますが,そのニュースを巡っては,杏さんが可哀想だという評価を最もよく見ます。
 その評価は,反面として東出さんに対する非難も含んでおり,ワイドショーなどでは結構厳し目に非難されていることもあるように聞いております。
 一方で,不倫に対して世の中が厳しくなりすぎた,夫婦のことなので他人がどうこういうべきではないという意見も目立ちます。

 私は,ほとんどテレビを見ないので,東出さんという方もあまり知りませんので,正直言ってこのニュースを見ていても特に世の中の不倫事件の一つくらいの印象しかありません。
 仕事柄不倫事件などそれなりに見るので,これが芸能人か一般人かの違いだけで,それ以上に関心がないというのが本音ではあります。

 私はその程度の認識であるものの,もしも東出さんや杏さんについて知っている人たちについて,これを夫婦のことだからどうこういうべきではないというのだとすれば,それは的を外した意見のように思いました。

 一般的に不倫関係など,まさに他人事であり,それを他人が面白おかしくいう,しかもそれを公共の電波を使って言うというのは,私は良いことだとは思いません。
 ただ,芸能人の場合,演技力等の能力のほかイメージなども商売道具であり,それに対して一般人は評価をつけることによって芸能人は仕事をできるようになると思います。
 そして,もしも不倫騒動が,その芸能人の商売道具の一つを毀損するものであるならば,それに評価を付して彼らの糧となるべき一般人はやはり否定的に評価すべきというのは当然のことのように思います。

 芸能人は,一般人からの肯定的評価をもって生計を立てているわけですが,その肯定的評価は好印象や悪印象等様々あると思います。
 そのうち,悪印象をもって商売道具としている人たちについて不倫があったとしても,別に一般人からの評価はさほど変わらない,すなわち商売道具は既存されていないと思いますが,好印象をもって商売道具としているのであれば商売道具が毀損することになるのですから,単純にプロ意識が欠けていると思います。
 そう考えると,東出さんはこれまで肯定的なイメージで生計を立ててきた方であり,にもかかわらず不倫騒動によって商売道具を既存したのであれば,一般人から責められるのは致し方ないのだろうと思います。

 こう考えると,不倫問題については,一般人と芸能人とで考え方が変わるべきと思いますから,私は,夫婦の問題だから騒ぐべきではないという意見について違和感を感じました。

 一方,不倫事件について世の中が騒ぎすぎという点については,個人的には頷けるところはあります。
 世の中にもっと重要な問題はあるにも関わらず,わかりやすいものが選択されて報道される様子を見ると,優先順位を誤っているという認識は私の中でもあります。
 ですが,報道も商売の側面がありますから,ある程度わかりやすいものに飛びつくのは仕方がないのでしょうか。

 また,不倫に対する非難が厳しすぎるという点については,特にSNSによって匿名での議論が活発になることがそれに拍車をかけているのだろうと思います。
 ただ,これについても時代がそうなのである以上,これが加熱し過ぎだと非難したところで世の中が変わるわけではないでしょうから,私は世の中にあわせて対応していくしかないのだろうと思います。


 元阪神のドリスさんが,ブルージェイズさんに入団することが決まったという記事を見ました。
 元読売の山口さんと同じ球団ということであり,その意味では今後山口さんがニュースで取り上げられる際にあわせて報じられることがあるかもしれません。

 ドリスさんは基本的によい投手なのですが,あの落ちる球をうまく逸らさないでいられる捕手に出会えるかによって活躍できるかどうかが大きく変わると思われます。
 また,ドリスさんは,日によって状態が大きく変わり,非常によい日は誰も手を付けられませんが,悪い日はピンチを背負いがちで,よく抑えで出てきて残塁したままなんとか逃げ切ったという試合も多かった印象です。
 それでも,素材としては素晴らしい投手であることは間違いなく,個人的には阪神にいたオ・スンファンさんと同じくらい活躍してくれると嬉しいかと思っています。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:34
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 このところ,中国の新型コロナウイルス肺炎の件が大いに話題に上っております。
 少し前から爆発的に拡大するのではないかと懸念されておりましたが,このところ日々罹患者数が激増しております。
 おそらく公表されている何倍もの数の罹患者がいると思われますが,この新型コロナウイルス肺炎については当初ヒトヒト感染はないと言われていたものの,それがあると言われるようになったり,さらに発熱なく罹患するケースもあると言われてみたり,対処の仕方についてはまだ未知数のところが多くありそうです。

 これから旧正月を迎えることで,中国からの観光客が日本にもたくさん訪れる可能性があると言われていますが,おそらく中にはこのウイルスが持ち込まれる可能性も少なからずあると思われます。
 こればかりは,すべてを抑制することはできないのだろうと思いますが,かといって対処方法は未知数ということで,少なくともこれからこの肺炎が中国でもほとんど見受けられなくなったと言われるまではあまり人の多いところに行かないというのがもっとも効果的な対処方法であるように思われます。

 中国では,武漢市が封鎖され,それに続いて隣の黃岡も封鎖される見込みということですが,日本であれば罹患ないしそのおそれがあるかわからない方を隔離すること,まして町そのものを封鎖するとなれば,法的根拠も当然ありませんし,人権の問題も大きく出ることでしょう。
 ただ,感染拡大防止という観点から見れば,この隔離政策は有効であろうというようにも思われるため,個人的には評価の難しいところであります。

 そのような中で,ある記事を見ていたところ,現在中国のネット上で,マスクはハサミなどで切ってから捨てるようにという呼びかけがなされているという話題を見ました。
 その理由としては,捨てられたマスクを拾い集めて再販売しようとする者が現れるからということです。
 記事によると,現時点で実際にそのような業者がいるということまでは言及されていないため,そういった懸念が広がっているということにとどまるものだと思いますが,一方でありえなくはない話だと思います。
 その理由の一つとしては,現在圧倒的なマスクの品薄のニュースがあるからです。
 感染者が多い武漢市や広州市ではマスクが品薄状態になったり,値上げされていたりするということですから,悪いことを考える人によっては再利用ということもありうるかもしれません。
 特に,昔と違って,最近のマスクには黒などの色がついているものもよく見受けられますから,もしも再利用しようとする輩が出てきた際,マスクに着色してごまかそうとすることもありえなくはないというように思いました。

 このマスクの件,我々も他人事ではないと思います。
 最近アマゾンでは中国製品の問題が取り上げられることがありますが,もしも今後アマゾンなどのネット通販でマスクを購入する場合,それが中国から送られてくる再利用マスクが混入する可能性もゼロではないというように懸念します。
 こういうことを疑いだしたらきりがないということはわかっているものの,これを対岸の火事と思うのは良くもないと思いました。


 阪神の守屋さんですが,本日反論記者会見を開きました。
 その内容については別の記事におまかせすることとしますが,守屋さんとしては事実関係を争うという意向のようです。

 この事実が実際にあったかどうかについては,もはや外野の我々が知るすべはないと思いますし,そればかりは今後の動きを見ていくしかないと思います。
 ですが,昨日の記事では,それなりの物証たる写真まであり,それについて本日一通りの説明をしていたものの,やはり物証に対して口頭での説明だけではなかなか対応が難しい面があるということも事実でしょう。
 一方,守屋さんの主張を見るに,物証等が残らなさそうなものが多い印象で,ありうるとすればメールやラインなどのやりとりが使えるかどうかなのでしょうか。
 外野に対して物証を示す必要は本来ないと思いますが,プロ野球選手という人から注目される人物であることを考えると,もしも今後さらにこの事態が展開してファンが守屋さんに対する不信を膨らませるようなこととなれば,何らかの物証を示して潔白と述べる必要が出てくるようにも思われます。
 それは今後の展開次第だとして,とりあえず守屋さんはプレーについては予定通り続ける予定ということですから,今回のことは念頭に置きつつ見守ることとしたいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:10
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 今日のニュースを見ていたら,赤信号中で横断しようとした自転車の運転手が自動車にはねられて亡くなった事件に関する判決についてのものがあったので,取り上げてみました。

 この事故は,自動車側の信号が青の状況で進行したところ,赤信号で横断しようとした自転車をはねてしまったというものでした。
 これについて,自動車運転処罰法の過失致死の罪に問われて刑事裁判が行われていましたが,徳島地裁は無罪判決を下したということでした。
 裁判官は,自転車が赤に従って横断を差し控えるものと期待,信頼するのが通常である,前照灯の光や反射板を踏まえても自転車の存在を予見できたか疑いが残るとして,自動車側の過失を認めることはできないとしました。

 この事故については,まず言うまでもなく結果が極めて重大であり,遺族の方にとってはどのような形ではあれ自動車側に責任をとってほしいと考えるように思いますし,その気持は非常に良く理解できるところでもあります。

 一方,自動車運転者側においては,信号に従って進行したところで,信号無視をした自転車と衝突した場合でも責任を追及されるのであれば,信号はなんのためにあるのかというように思うところでもあります。
 私自身車を運転しますが,信号に従わずに事故を起こした際には言語道断であるものの,信号に従って運転して事故が起こった場合にも責任を追及されるのはなかなか厳しいものがあるという認識を持ちます。
 そういった自動車運転者の立場としては,この判決は非常にありがたく思いますし,もしもこれで有罪になったとすれば信号だけでなく何を信頼して運転すればよいのかわからなくなりますし,今後の日本中での自動車運転全体に大きな影響を与えるところだったと思います。
 また,これで有罪となれば,歩行者や自転車側としては,信号を無視しても自動車側が悪いという認識を持ってしまう懸念すらあり,そういった意味でもこのような判決でありがたいと思いました。

 検察側は,この事件で有罪となるように考えて起訴したのだろうと思うのですが,一方で求刑が罰金30万円という,人が亡くなった事故にしては非常に低いものであり,弱気な態度も垣間見えるように思いました。
 もしも弱気な態度が根底にあるのであれば,もともと起訴をする必要があったのかということも疑問に思うところです。

 なお,記事からはわかりませんが,もしもドライブレコーダーがなければ,信号の色は運転者の方の記憶だけで勝負することになったでしょう。
 その場合,確たる証拠がないことになり,もしかしたら捜査機関からの取り調べでおかしな自白が取られてしまっていたかもしれないとも思いました。
 私が担当した事件でも,信号の色に関する確たる証拠がなく,被告人供述を裁判所が採用せずに有罪となったものもありました。
 そう考えると,やはり自動車にはドライブレコーダーが必須だと思いますし,これについては自動ブレーキ導入とともに法律で義務化してもいいくらいだと思っています。


 阪神の守屋さんですが,今日傷害の疑いで書類送検されたという記事を見ました。
 守屋さんは否認しているということですが,それなりに信憑性のある記事と写真が出てしまっており,これらを今後どのように対応していくのかが問題となるのでしょう。
 もしもこれが事実であれば,まずは謹慎,その上で最悪退団の可能性も否定できないと思いますし,民事ではなく刑事事件というのはそれだけ重大なものと受け止めるべきであると考えています。

 この件について,阪神の谷本球団本部長は,プライベートのことなので本人に任せるしかない,プレーに影響が出ないようにきっちりとやってほしいとコメントしたそうです。
 正直言って,このコメントは失敗だと思います。
 まず,刑事事件ということの重要性を理解しているとは言い難く,それをプライベートというのは認識の甘さを感じます。
 次に,上記の通り,少なくとも事実確認の上謹慎処分も見込まれることを考えると,プレーに影響という謹慎はないような前提で話をすることも,ことの重大性を認識できていないようにもとれてしまいます。
 もしかしたら,阪神球団としては,まだ守屋さんが一人で対応すればうまく収まると思っているのかもしれませんが,私としてはなかなか厳しい局面だと思っていますし,今季守屋さんが登板する機会すら失われることも大いに覚悟しているところです。
 少なくとも,プライベートとかいうのではなく,「事実確認をした上で,改めて対応する」と述べて,現時点では余計なことを言わないのが重要だと思いますし,その意味ではもう少しなんとかならないものかと思いました。

 守屋さんは,昨年大いに活躍した,やや遅咲きの選手で,ジョンソンさんとドリスさんが抜けた中継ぎ投手陣を引っ張る一人として期待されるべき存在でした。
 しかし,上記の通り,私は,少なくとも今季守屋さんが登板することは期待しないほうが良いと思っていますし,そうすると阪神の中継ぎ陣がかなり手薄になってしまうというように思っています。
 大半を新戦力などで補うことになりますので未知数の領域の問題が多いですが,こればかりはもはや仕方のないことだと思っています。
 いずれにせよ,この件の推移を見守るしかないでしょう。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:01
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 今日のニュースを見ていたら,三菱UFJ銀行が,紙の通帳をやめることを推進する方針を出したというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,三菱UFJ銀行は,今月24日から,紙の通帳をやめてスマートフォンなどで閲覧できるデジタル通帳に切り替えた利用者に対して,1000円を提供するということです。
 この取組については,先着10万人を対象とするそうです。
 記事によれば,紙の通帳には1口座当たり年200年の印紙税や印刷代などの負担が銀行側に生じるところ,低金利の時代を考慮して少しでもデジタル化を進めてコスト減を狙うということです。
 また,あわせて,新規口座開設者の一部に対する紙の通帳発行を対象に,200円から1000円程度の手数料の徴収する検討もしているそうです。

 この口座開設に関する印紙代等については,我々弁護士の業界では話題になったことがありました。
 というのは,我々が破産管財人を担当する際,一般的に破産管財事件用の口座を開設するのですが,某銀行の支店において口座開設を拒絶されたという事例があったからです。
 その際,理由として挙げられたのは,今回のような銀行側のコストがあるにも関わらず,破産管財事件の多くは配当等がないことから銀行側に利益が出る見込みが高くはないからということでした。
 銀行の公的な役割からすれば,そのような理由はいかがなものかと思う一方で,この低金利の時代で銀行が相当苦しい思いをしていることも理解していることから,気持ちだけで言えば理解できるところも多少はあると思いました。
 今回の話は,銀行側が少しでもコストを減らそうという行動の一環なのだろうということで,理解できる面もあります。

 ただ,私としては,どちらかというと,口座開設に手数料が生じる可能性があるということの方が気になる話です。
 現時点では,印紙代等が生じる可能性のある紙通帳の発行がなければ手数料は生じないように思われますが,口座開設に手数料が生じるという理屈が許容されるのであれば,今後さらに銀行の経営が大変になってきた際には紙通帳の発行を問わず口座開設に手数料がかかる時代が来るのではないかというように思いました。
 また,以前議論に上った,口座維持手数料という問題もあったと思われ,それも今回の件と同じような問題意識が根源にあると思います。

 一方で,このところ電子マネーが流行り始めておりますが,電子マネーについて送金等に手数料が生じないということになれば,為替という意味での銀行の機能が世間から離れていくことも考えられることから,より銀行が大変な状況になることも想像できます。
 各大手銀行は電子マネーに関する取り組みを始めていますが,この手のものは草創期にシェアを獲得したところが強くなると思われるところ,現時点で各金融機関ともにまだ出遅れているように思われます。

 この数年を見ると,通信技術の進展や決済手段の多様化など,かつての価値観等をもとにビジネスをしようとする場合,いろいろな面で遅れてしまうことが予想されます。
 このようなことは,コスト減を試みようとしている銀行だけでなく,そういった新しいコストを回避しようと検討をしなければならない利用者側にも言えると思います。
 一方で,新しいものに飛びついて失敗したときのダメージも考慮する必要がありますし,なかなか先が見通しづらいところもあるように思います。

 なお,もしも銀行が通帳のデジタル化をすすめるのであれば,その分これまで税収として入っていた印紙税等についてなくなるわけですから,減収分を増税されることはありうるのかというのは気になるところではあります。


 メジャーのアストロズさんでは,今サイン盗み問題で大スキャンダルが発生しています。
 そんな中,今日の記事を見ていたら,この問題で解任されたアストロズさんの監督の次期候補に,阪神でも活躍したペレスさんの名前が上がっているという記事を見ました。

 ペレスさんの名前をかなり久しぶりに耳にしたことから,自分もびっくりしたのですが,確か20年ほど前にクルーズさんとともに阪神で中軸打者として期待されたものの,期待のホームランも打てず,打率もパッとしないまま,1年で解雇された選手でした。
 確か,なぜか岩瀬さんとは相性がよく,サヨナラヒットやホームランを打っていたかと思いますが,それ以外はあまり思い出すこともできない暗黒時代後期の選手であるという印象です。

 そんなペレスさんの名前をこんなところで見るとは,世の中とは本当にわからないものだと思います。
 現役時代の成績を見てみると,一時良かったことはあったようですが,全体的に名選手と言えるものではないように思います。
 しかし,それでもこうして監督候補に上がるというのは,指導者としては優秀ということなのでしょうか。
 あちらの世界では,日本とは違って,現役時代のネームバリューよりは指導者としての力をもって監督を検討することが多いと思いますので,その点で評価されたとすれば頷けますし,日本もそういてくれたほうがいいのにと思うこともしばしばあるところです。
 これも何かの縁なので,もしもペレスさんが監督をやってくれると,来季のアストロズさんをより楽しみに見ることができるようになると思います。


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 先日までよく話題に出ていたものの,このところとんと聞かなくなったゴーンさんの件について,今日のニュースを見ていたら,その逃走を援助した元米軍特殊部隊員のコメントに関するものがあったので,取り上げてみました。

 このコメントによれば,この援助者は,ゴーンさんの境遇を知り,不公正な司法制度の人質だったという意味で,とても共感を覚えたとかたったということでした。
 ただし,その逃亡への関与の程度や,報酬が支払われたのかについてはコメントしなかったということでした。
 この方は,アメリカで2012年に起訴され,当初無罪を主張していたところ,裁判所が海外逃亡の恐れがあるとして保釈を認めず,裁判を待つ1年2ヶ月以上拘束されたということでした。その末に,この状況を長引かせたくないとして,一部の罪を認めたということでした。

 まず,確かに記事にある境遇を見る限り似ている点もそれなりにあるように思いますし,その点について本当に同情したのかもしれません。
 しかし,もしもこのコメントが正しいのであれば,犯人隠避罪等が成立する可能性があり,違法行為に手を染めたわけです。それは義理人情等で語れるものではなく,私にすればやはり犯罪の被疑者の一人に過ぎないと思います。
 ゴーンさんの妻に対しては逮捕状をとったのですから,犯行を認めているこの方についても早々に逮捕状を取り,行動範囲を狭めるように動いた方が良いのではないかと思います。

 次に,この方のコメントを見るに,アメリカでは,1年2ヶ月にわたって拘束され続けたということですから,日本の人質司法とあまり変わらないのではないかと思いました。
 だから日本の制度がいいということはありえないのですが,それでも日本に対して批判的な論調でコメントする他国では問題のない司法制度なのだろうかということは思うところです。
 他国においては,そのように拘束する理由があるのだというように説明されるのだろうと思うのですが,一方で日本にその理由がないわけではないのであり,いずれもこの点においては欠陥を抱えた者同士ということではないだろうかと思います。

 私は,この人質司法が変わったほうがいいとは思いますが,一方で新制度への過渡期において,捜査機関がこれまで慣れた手法での捜査をできなくなることによる治安の悪化も懸念しています。
 日本の治安の良さは警察等の活躍によるところが大きいと思いますが,今の勾留制度を大きく変えることは警察における大きな混乱が生じることが大いに予想されますから,なかなか難しい面もあるのでしょう。

 第3に,この方のコメントでも,結局世界のマスコミが最も知りたかった逃亡の具体的な方法については語られませんでした。
 それを語ってしまえば,それを手助けした人たちに与える影響,今後の自身の商売において取るべき手法の制限などの問題が色々と生じるように思われ,当然言及することはできないのだろうと思います。
 ですが,このことを語らず,自分の主張のみを語るという場合,徐々に世間の関心は薄れていくのだろうと思います。
 今世界でこのニュースがどれだけ報じられているのかわかりませんが,当事国である日本であまり見かけなくなったということを考えると,まして他国で日本以上に関心を持つことも難しいかもしれません。そういった意味では,単にこのニュースは,色々なニュースと同様,消費物の一つという位置づけになってしまうのではないかという気もします。
 なお,仮に逃走方法について説明した場合,そこからある程度の期間は盛り上がるのでしょうが,やはりそのうち飽きられてしまうでしょうし,あわせて逃走手段への対策も講じられるでしょうから,さほど影響に大差はないのかもしれません。


 阪神を退団した鳥谷さんについて,ある記事ではロッテさんが移籍先として再浮上したというものがありました。

 私としては,鳥谷さんほどの功労者であれば,引退時期も自身で選択すべきだと思いますし,ロッテさんとの間で話がまとまるのであればそれでいいと思ってはいます。
 ただ,これだけのスター選手が,移籍先が決まらぬまま年を越すこととなり,ましてこのまま引退という危機を迎えていることについて,このような事態にならない判断はできなかったものかという思うもあります。
 自分ではまだやれるという思いがあるでしょうし,また阪神の起用方法について不満もあったかもしれませんが,それでも自己評価と他者の評価はまた別物であり,少なくともこういう事態になる前に自身でマーケティングをすべきだったかなという気がします。
 もちろんある程度のマーケティングをした上で打って出たのかもしれませんが,現在の状況を考えるとその判断は甘かったかもしれないとも思います。

 もうじき各球団のキャンプのメンバーが発表されますが,この時期までに移籍先が決まらない場合はかなり見通しは厳しいだろうと思います。
 もしもロッテさんに決まるならばそれがいいと思うのですが,その場合はどれだけチームに貢献できるのか,見てみたいところではあります。


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 今日は,注目されていた大津の園児事故の件について判決言い渡し期日でしたが,延期されたということでした。

 延期された理由としては,被告人が,それまで認めていた公訴事実について,一転して争うという姿勢を見せたからということです。
 被告人は,これまでの公判で公訴事実を認める姿勢を見せていたものの,昨年末のテレビのインタビューで,公訴事実の一方については争う趣旨の発言をしていたということでした。
 そして,検察から弁論再開の申立があり,その点について被告人に確認したところ,最終的に一方については争う姿勢に転じたため,公判を続行することになったということでした。
 裁判官からは,これまで時間があり,十分に弁護士と話し合うことができたはずなので残念だと注意したということでした。

 私がこれまで経験していた中で,認めていた事件が判決期日に否認に転じたということはありません。
 否認事件として対応していたものが,公判中に認めに転じたことは何度かありますが,認め事件が否認に転じたこと,ましてそれが判決期日であることなど全く経験もありません。

 それまでの弁護士との公判の打ち合わせが十分に行われていたかどうかはわかりません。
 ただ,私が弁護人として担当していれば,少なくとも公判手続が続いている中でテレビのインタビューなど受けさせることはしないと思います。
 なぜなら,そのインタビューの中で,裁判での発言と矛盾するような内容の話をしたり,揚げ足を取られるなどして不用意な発言をして,不必要に重罪になってしまったりすることを避ける必要があると思うからです。
 おそらく弁護士全般としても,被告人本人がマスコミ対応するというのであれば,事前に入念な準備をしたいと思うでしょうし,今回のインタビューが弁護士の了解のもとで行われたとはにわかに信じがたいところです。
 もしも弁護士の了解なく被告人がインタビューに応じていたのであれば,それまでの弁護士との打ち合わせも十分な意思疎通が図れていたとは思い難く,だからこそこのような事態になってしまったのではないかというような想像をしますが,この点は想像の域を出ません。

 今日が判決期日ということですから,それまでに必要な証拠の提出だけでなく被告人質問等も済ませたのだと思いますが,それはあくまで認め事件という前提でのものであったと思います。
 否認事件の場合,否認されている部分についてそれまでの証拠から認定することができるのかを厳密に検討する必要があります。
 また,もしも検察側が,それまでに提出した証拠は認め事件を前提としていたものであり,突然否認事件を前提とするのであればさらなる立証の機会をほしいと思うのであれば,それを与える必要も当然出てくるでしょう。
 さらに,すでに一度終わった被告人質問についても,否認部分について重点的に確認しなければならないでしょう。
 判決は期日までに作成できていたかと思いますが,事実認定をする都合上,その場で直ちに書き換えるわけにも当然いきませんから,改めて裁判をやり直すというのは致し方ないということになるかと思います。

 ただし,一度認めていたのですから,なぜ過去に認めていたのか,それをなぜ今になって否認に転じるようにしたのかという点から説明が求められることになるでしょう。
 また,それまで弁護側も認め事件を前提として主張立証を構成していたのですから,自ら立てた構成を崩して否認事件として戦うとしても,すでに出してしまったものを撤回することも難しいので,ここまで裁判が進んでしまったということは非常に難しい戦いになるのだろうと思われます。
 弁護士の立場としては,そういったデメリットを計算すれば,今更改めて否認事件としてやり直すことは一般的に反対したいところでしょうが,被告人が否認だというのであれば,無罪推定の原則を考えると,それに従うのは仕方のないことであったと思います。

 ただ,事故から8ヶ月以上経過してようやく判決期日にたどり着いたにもかかわらず,このようにやり直しをするというのは,被害者家族,遺族にとっては大変酷なことだと思いますし,許せないと思うことも当然だと思います。
 国家としても,裁判をやり直すということで,無駄に時間と労力を支払った分をどうしてくれるのかということもあり,無為に流された税金を思えばニュースを見ている我々も他人事ではないと思います。

 かといって,無罪推定の原則はあるわけですから,一から証拠を見直して,争点について十分証明できているのかを検討しなければならないでしょう。
 私から見ても,理不尽な思いは抱きつつも,無罪推定の原則に遡れば,再度のやり直しは致し方ないというように思います。
 ただし,もしも結果として公訴事実のすべてが認定されるような事態となった場合,おそらく本日言い渡される予定であった刑よりも重くなることは間違いないのだろうと思いました。


 阪神を数ヶ月足らずで去ったソラーテさんですが,ブレーブスとマイナー契約をしたという記事を見ました。

 個人的には,阪神を去る直前,モチベーションが低いと言って1軍帯同をせず,そのまま契約が終わった選手について,別の環境でまた野球をしようというのは釈然としません。
 確かに,ソラーテさんの起用について,ポジションをコロコロと変え,守備面での不調の様子も見ましたし,それが本人の意に反する起用だったのだろうと想像します。その点において,矢野監督の采配は非常に悪かったと思いますし,ソラーテさんに対しても同情的に思うところもあります。
 ですが,そうであったとしても,やる気がないからチームに貢献しないといった選手が,別のチームであればまた野球をしたいというのは,阪神を袖にしたというような印象を持ってしまいます。
 そう考えると,私としては,ソラーテさんについては,ブレーブスでの活躍を特に期待したいとも思いませんし,今後の動向についてはニュースが目に入った限度で見る程度の興味しかありません。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ナイキの厚底シューズであるヴェイパーフライが国際陸連によって禁止されるかもしれないというものがあったので,取り上げてみました。

 このニュースを報じたのは,いくつかのイギリス紙であり,ある新聞では今月末にも国際陸連の調査チームの調査結果がでるということでした。
 国際陸連の規則では,「競技に使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能でなければならず,不公平なサポートや利点を提供するものであってはならない」と規定されており,これに抵触するかが問題だということです。

 ヴェイパーフライは,昨年のマラソン界を席巻し,特に非公認記録ではあるもののケニアの選手が2時間を切るタイムを出すなど話題になっていたと思います。
 また,今年の箱根駅伝では8割超の選手がヴェイパーフライを使い,10区間中7区間で区間新記録が誕生し,総合タイムは複数の学校がこれまでの最高タイムを上回る結果となりました。
 箱根駅伝の開催以前からヴェイパーフライのことは話題に上がっていましたが,それがまさに実証される結果となったわけで,選手の努力が背景にあったのはもちろんのことではあるものの,それにしてもこれまでの記録を大きく塗り替える成果に,やはり違和感を持った人も多かったように思います。

 このような騒動は,過去に水泳の水着のときにも話題に出たように思います。
 ですが,あの水着は,1人ずつの特注品で,1人では着用もできないようなものだったと思いますが,ヴェイパーフライはシューズの中では高い部類であるものの手が出せないくらいの価格ではなく,「すべてのランナーが合理的に利用可能で」あると思います。
 ですから,問題は,「不公平なサポートや利点を提供する」かどうかということなのでしょう。

 ヴェイパーフライの性能はやはり他のシューズとは違うのでしょうから,その意味では使っている人はサポートや利点を受けているというように思います。
 ただし,他のシューズも大なり小なり技術的な要素があるわけで,それらと比較した上で「不公平」ということができるのかどうかが問題ではないかと思われます。

 こればかりはある種のさじ加減の問題であって,その判断の合理性についてはなんとも言い難いところですが,もしもこの時期にヴェイパーフライを禁止するとなれば選手に与える影響は大きいと思います。
 というのは,ヴェイパーフライは,その性質上,反発力が大きな靴であることから,走法もヴェイパーフライにあわせた訓練をしているはずであり,ヴェイパーフライを使用できないとなれば今からトレーニング方法を変更する必要が出てくる可能性があるからです。
 箱根駅伝に出場した選手の8割がヴェイパーフライということですから,おそらくオリンピック出場選手も多くがヴェイパーフライを前提にトレーニングを積んでいる可能性があり,それを今更変更するとなれば多くの選手が影響を受けることになるのでしょう。

 そう思うと,この時期に禁止というのは酷ではないかと思いますが,一方で先日の箱根駅伝を思い返せば,ヴェイパーフライの影響が小さいとはとても思えず,従来のマラソンとは次元の違うスポーツになってしまうのではないかという危惧もあります。
 それだけに,従来の記録と,それを出した選手たちへのリスペクトを考えれば,影響の大きさはあれ,使わせないようにしたほうがいいのではないかというような気もします。

 ですが,もしもここでヴェイパーフライを禁止する場合,それを禁止する場合とそうでない場合の境界線がよくわからず,今後のシューズ開発への影響も大きくなるように思います。
 裁判例もそうですが,何らかの処分を出す場合には,次の同様の問題が生じた際の解決の基準となるようにすべきと思われ,もしも禁止するならばそれをきちんと提示できるかどうかが問題だと思います。

 なお,この問題については,以前から色々なところで議論がありましたが,他のメーカーはどんな思いでこの問題を見ているのだろうかというように思います。
 もしも一流選手がヴェイパーフライ一色となれば,他のメーカーにしてみれば非常に大きな打撃となりますし,かといってヴェイパーフライが許されるのであれば,特許を害しない程度に類似の性能のシューズを開発しようと考えると思います。
 そういった意味でも,この問題は,ナイキだけでなく,色々なところが注目しているのだろうと思いました。


 今日の記事を見ていたら,阪神が好きでしこ名を朝阪神とした力士が,開幕から2連敗したというものがありました。
 現在序二段ということですが,開幕2連敗したものの,速く勝てるように頑張ると述べているそうです。

 これを見ていて,昔の阪神暗黒時代を思い出しました。
 あのときは,オープン戦は割とよく活躍する時もありましたが,シーズンに入るとめっぽう弱かったなとしみじみ思い返します。
 あの暗黒時代があるから今があるとは言いたくありませんが,あの時に負けることへの精神的負担に関する訓練を積んできたからこそ,昨年程度の負けでは切り替えができるようになったと思っています。

 相撲も野球も積み重ねですから,一朝一夕で強くなることはありませんが,おそらく朝阪神さんもよくよく理解して稽古に勤しんでいるのでしょうから,個人的には今後に期待して見ていきたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:32
 こんばんは。


 今日は成人式でしたが,今年も荒れる成人式のニュースがありました。
 しかし,今日町中を歩いていたところ,普通の成人が多くおり,そうした人たちにとっては荒れる成人式のニュースは迷惑でしかないのだろうと思います。
 どうしても悪さをした人たちが目立つわけですが,それでも大半がまっとうな人たちであるということを頭に入れておきたいものです。

 今日のニュースを見ていたら,車を盗んだというものがあったので取り上げてみました。

 男が車を盗んだのはスーパーの駐車場で,盗んだ動機は寒くて歩くのが大変で,移動手段として使ったということでした。
 男は中学生の教師だということです。

 ニュースを見ていて,動機が短絡的であることが目を引きました。
 おそらくこの犯行自体はまさにここで語られたものに尽きるのだろうと思うのですが,ここに至る以前に色々な精神的なものが蓄積し,それがここに発露として出てきたのではないかと思います。
 そうでなければ,寒い冬など毎年のように経験してきたのですから,これまでも同様の犯行を繰り返してきていたはずでしょうが,にもかかわらず男は現在中学校教師なのですから,これまでそういった犯行をしてこなかったということでしょう。
 そうだとすると,この日は異常な判断をしてしまうことを許容するような状況だったと思われ,本当に解明されるべきはその点なのだろうと思われます。

 また,車にはナンバープレートが付いていますし,最近は街中防犯カメラだらけですから,盗んだとしても簡単に足がつくものだと思います。
 そればかりか,車のサイズを考えると,盗んだとしても置き場に困るわけで,おそらく道路に放置するくらいしかないでしょう。
 寒いから自宅に帰るために盗んだとすれば,車は自宅前の道路にでも放置したのでしょうか。
 いずれにせよ,この犯行を犯すというのはあまりにも合理的な判断ができる状況にはなかったように思わざるを得ません。

 しかし,男が犯行を犯したのが連休中ですが,中学校にしてみれば3学期が始まったばかりで,3連休が終わったところで教員が1人逮捕されて学校に来ないということなのですから,たいへん驚くでしょうし,迷惑極まりないことでしょう。
 このようなお粗末な犯行であることを考えても,生徒の教育に悪いことはいうまでもなく,他の教員は指導に困らされることになるのだろうと思われます。
 それだけに,こんな愚かな行為に巻き込まれた他の職員や生徒たちについては気の毒と言うしかありません。


 阪神の藤浪さんですが,11日に鳴尾浜でブルペン入りしましたが,記事によればコントロールが安定しているということです。
 そして,コントロールが安定している割には球威もキレもあるということで,ちょっとにわかに信じられないような気がします。
 12月には,自費で沖縄入りして講習に参加し,最先端技術で投球を分析して理想のフォームを完成させる指導を受けたということですが,それが影響しているのでしょうか。

 これまで数年かけて阪神の投手コーチなどが指導を続けてきたものの,制球が不安定なままでしたので,個人的にはこんなにあっさりと良くなっているという報道はにわかに信じがたいというように考えております。
 昨年は,山本昌さんの指導を受けましたし,それに加えて沖縄での指導ということで,色々な場所で試行錯誤してもがいていることはよくわかります。
 ただ,この数年は本人も本当に苦しんでいましたので,これで劇的によくなるというように外野が勝手な期待を持つことは,本人を焦らせ,最終的にはよろしくない方向にいってしまうようにも思われます。
 ですから,少しでも改善していれば御の字,その上でどこかで自身をつけてもらった上で,5イニングくらいを目処にするところから徐々に戦列に復帰というくらいで良いのではないかと思います。
 藤浪さんが成績を出してくれることは,阪神の優勝に大きな影響を与えることは間違いないでしょうが,去年も一昨年も同じことを言って焦らせてきましたから,今年は長い目で見守りたいと思っています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:00
2020.01.06 Monday
 こんばんは。
 今年はじめての書き込みとなります。本年もよろしくお願いします。

 さて,年末に日本を揺るがせたニュースと言えばゴーンさん逃亡でした。
 このところは,ゴーンさんのことよりもイラン情勢の方が多く取り上げられており,それは至極当然のことでゴーンさんに関するニュースが少なくなったところで,やや時期を逸してこの件を取り上げるのも憚られるところですが,敢えて思ったことを書いてみたいと思います。

 この問題はいくつかの問題があると思います。
 問題点としては,日本のいわゆる人質司法,起訴された事件の有罪率,逃亡したことに関する是非などだと思います。
 これらを分けて考えないと,最終的にゴーンさんが行った逃亡はやむを得なかったなどという結論になってしまうように思いますので,この点を気をつけないといけないだろうと思います。

 第1に,ゴーンさんが問題意識を抱えている人質司法の問題については,私もゴーンさんに同感です。
 否認事件については原則勾留延長が認められるため,約20日間の身柄拘束がなされることが極めて多く,それを回避するためにやってもいないことを自白してしまうという構造が生じてしまいます。
 これまでの刑事訴訟の理念として,冤罪をいかに減らすかということが大きな課題であったにもかかわらず,現在の逮捕後の勾留という制度は冤罪を生み出しやすい構造になってしまっており,これは現在も変更される見込みがありません。
 そればかりか,起訴後も,保釈されない場合は身柄拘束が継続するのですから,やはり誤認逮捕などが生じた場合に受ける苦痛は実質的な刑罰とすら言えるものだと思います。
 この制度を変更するには抜本的な構造改革と捜査機関の証拠収集方法に関する意識の変更を要することから,これまで捜査について積み重ねてきた長い歴史を一から積み直すことにもなりますし,到底容易なこととは思えません。
 また,現在のシステムが真相解明に繋がってきたことなども否定できませんから,悪者とだけ考えるのも良くないのかもしれません。
 ですが,やはり現在の勾留システムについてはやはり好ましくはないように思います。

 なお,ゴーンさんは,保釈条件として妻との連絡が取れなかったことについて不満を持っているような記事も見ました。
 これについては,正直言って私はなんとも言い難いところです。
 というのは,報道に出ているゴーンさんの妻の証拠隠滅活動の疑いがどれだけ正しいのかわからないからです。
 保釈時にもっとも懸念されることは逃亡と証拠隠滅ですが,そのうち証拠隠滅とおそれて裁判所が妻との面会を許さなかったという点に関し,どれだけそのおそれがあるという状況があったのかわからないと,私としてはその是非について述べようもありません。

 第2に,起訴後の事件の有罪率ですが,これについては検察において捜査はしたものの起訴まで至らなかった事件との割合を考えた上でないとフェアではないように思います。
 検察は,刑事裁判に巻き込まれると多大な苦痛が生じることも踏まえて,有罪が見込める事件に絞って起訴をしているという現状がありますので,この有罪率は検察の選別と優秀さを示す指標とも言えるかもしれません。
 ただ,それでも問題のある事件は存在しますが,もしかしたら裁判官はそういった有罪率を前提として検察に対して強く信頼を寄せていて,問題のある事件でも有罪判決を下してしまう傾向があるのではないかと疑ったことは何度かありました。
 また,本件は特捜案件ですが,特捜案件は一般の刑事事件と異なって逮捕された事件はほぼ起訴していますし,そういった意味では他の事件のように選別された上での有罪率というものとはまた毛色が違うような気がしなくもありません。
 そうした中で,ゴーンさんが,日本では起訴された案件でほぼ無罪が難しいと考えて絶望感を受けたことは理解できなくはありません。
 私は,この事件の証拠関係等を具体的に知っているわけではないので,判決の見込み等についてはなんともわかりませんが,ゴーンさんが強い懸念を持っていたことは間違いないのでしょう。

 第3の逃亡の問題ですが,これについてはまったくゴーンさんを擁護する理由はないと思います。
 確かに,ゴーンさんが日本の司法制度によって苦痛を受け,今後もより大きな苦痛を受ける可能性が高いと思い,逃げたいと考える気持ちはあったのだろうとは思います。
 ですが,少なくとも日本の入管制度を欺いて出国したことは違法である可能性が高く,この点においては弁明の余地のない犯罪行為ではないかと思います。
 憲法学において出てくる抵抗権の行使の一環などと主張する可能性もあるのかもしれませんが,本来の抵抗権とはやや色合いが違うように思います。
 また,あくまで報道から出てきた情報によることにはなりますが,自らの資金力を用いて,空港や他国の航空会社等の多くの人間に迷惑をかけて逃亡を図ったとなると,他者を踏み台にして自分だけが助かろうとした極めて利己的な行為だと思いますから,違法行為を犯す理由としても低レベルだと思います。

 そのため,確かに日本の制度について問題があることは私も否定しませんが,それはあくまで制度の問題であって,ゴーンさんを肯定的に評価する事情になり得るものではないと思っています。
 ですから,逃亡したという入管法違反の疑いのある行為については,動機については理解できる部分もなくはないものの,結果は否定的に評価されるべきだと思いますし,そうでなければ法治国家ではないと思います。

 なお,ある記事では,ゴーンさんは,本件について,レバノンの裁判所で裁判を受けようとしているようですが,それこそ日本の主権侵害であり,到底許す類の話ではありません。

 また,ゴーンさんの逃亡について,弁護人が責められていますが,もし私が彼らの立場だった場合に逃亡を食い止められるかと言われれば難しかったように思います。
 いかにゴーンさんクラスの大物だったとしても,弁護人は他の事件も担当している以上は,四六時中ゴーンさんだけを見張ることも現実的ではないですし,逃亡されてしまったことについて責めるのは酷のように思います。

 さらに,この件をもって保釈許可の幅を縮めるという話題も出ていますが,人質司法の問題に向き合った結果として幅が広まってきた経緯を考えると,幅を縮めることは時代に逆行する結果となり,むしろ国民の利益に反すると思います。
 むしろ,これまでの逃亡事案のときも話題になりましたが,逃亡されないような制度づくりをもっと真剣に行うべきだったと思われ,個人的にはその点について国会なのか裁判所の運用なのか,いずれにせよ可及的速やかに行ってもらいたいと強く思うばかりです。


 今日の記事を見ていたら,阪神の藤川さんが,もしも阪神が今年に優勝したら第一線を退く意向を持っていると述べられたそうです。

 これだけの大選手となると,引退時期は自ら適切な時期を選択してほしいとは思いますが,一方で今や阪神の抑えの切り札になっていますから,引退は単純に戦力ダウンになってしまうと思います。
 また,まだ活躍しだす前から藤川さんを見てきた私としては,彼がいなくなると一つの時代が終わったような気がして,たいへん寂しく思うところでもあります。

 ただ,正直言って,阪神が今年優勝するとすれば,外国人助っ人が当たることが前提になるため,現時点では未知数というほかないわけです。
 ですが,このオフはセ・リーグ他球団も戦力ダウンがある程度ありましたし,実際阪神が優勝できる見込みは結構あるような気がしなくもありません。

 毎年この時期は優勝を期して野球を楽しみにするわけですが,藤川さんがこんな発言をしてしまうと,どんな気持ちで野球を見ていいやら困ってしまうものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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