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 こんばんは。


 今日のニュースといえば,座間の事件ですが,これについてはまだ全容がよく分かっていないので,現時点ではあまり言及することはできません。
 ただ,自殺サイト関連ということで聞いていたものですから,被疑者は自殺幇助や嘱託殺人の主張をするのだろうと思っていたのですが,自分で殺害したという趣旨の供述をしているようで,その点は若干意外でした。
 しかも,金目的ということも述べているようですから,これが真実であれば強盗殺人の可能性もあり,被害者の数をも考慮すれば,量刑は極めて重くなるのではないかと思われます。
 いずれにせよ,亡くなられた方々のご冥福を祈るばかりです。


 さて,今日取り上げるのは,先日から話題になっていた東名高速での進路妨害が原因で夫婦が亡くなった死傷事件についてです。
 今日のニュースでは,危険運転致死傷罪で起訴されたということでした。
 当初は過失運転致死傷罪で逮捕ということでしたから,この罪名のまま起訴されると思っていたのですが,この点意外であると思いました。
 危険運転致死傷罪のほか暴行罪でも起訴されているということです。

 危険運転致死傷罪は,過失運転致死傷罪と異なり,故意犯,つまり過失ではなく犯行を犯す意思を持って犯行を犯したという犯罪類型です。
 また,過失運転致死傷罪との違いとしては,過失運転致死傷罪では自動車運転に当たって過失によって他人を傷つけたときという広い範囲をカバーする犯罪類型であることに比べて,危険運転致死傷罪に該当するためには5類型のどれかに当てはまらなければならないという点です。
 おそらく,今回当てはまると考えられた類型は,妨害運転致死傷罪という類型だと思います。

 この類型は,人または車の通行を妨害する目的で,走行中の自動車の直前に進入し,その他通行中の人または車に著しく接近し,かつ重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為となります。

 この類型に該当するためには,まず人または車の通行を妨害する目的が必要となります。
 これについては,被害車両を停止させた後に胸ぐらを掴むなどしていたということですから,停止させる目的で加害者が車を走行させたという目的はありそうです。

 次に,上記の条文に該当する行為があるかどうかの問題です。
 記事を見る限りでは,抗争中の被害車両の直前に加害車両が進入して停車させたということはあったようなので,一応この点に該当しそうに思えます。
 ですが,被害者の方々が亡くなった直接の原因は,後続車による交通事故ですが,危険運転致死傷罪の想定しているところでは危険運転行為そのものによって死傷の結果が生じることのようにも思われます。
 記事によれば,停車させられてから3分後に後続車の事故に遭ったということですから,果たしてこの類型に該当するといって良いのか,問題になると思われます。

 検察は,被害車両を停車させた場所が高速道路という極めて危険であり,通常車両が停車するような場所ではないことなどを考慮して,あおり運転の結果として事故が発生した場合には危険運転致死傷罪の適用はあり得ると考えてこの罪名で起訴したのだろうと思われます。
 ただ,刑事裁判は,検察と弁護側の2当事者対立構造の中で審理されるわけで,検察の起訴はあくまで検察という一方当事者の主張に過ぎないものですから,これから裁判所がどのような判断をするのかが非常に注目されるところです。
 おそらく弁護側は危険運転致死傷罪の適用について争うのだろうと思いますから,裁判所の法律解釈の問題として本件に危険運転致死傷罪が適用できるのかが最大の争点となることでしょう。

 検察は,遺族の方々の心情を最大限に酌んで,できる限りのことをしようという職業倫理に基づいて法解釈を行い,このような起訴に至ったということでしょう。
 検察は自身の起訴内容が認められない見込みの起訴は避ける傾向にあり,それだけに今回の危険運転致死傷罪での起訴は相当思い切った勇気の要る判断だったと思います。
 ですが,それだけ勇気を持ってでも,どのような事故に危険運転致死傷罪が適用できるのかという先例を作ろうという意識があったと思われます。
 検察のこのような姿勢には当不当の反応があるのだろうと思いますが,その帰趨については関心を持ってみていきたいと思います。


 阪神ドラフト4位の島田さんですが,2塁内野安打を打ったという記事がスポーツ新聞の一面を飾っていたという書き込みを見ました。
 島田さんは俊足が売りの選手であり,なおかつ肩も強いということですから,非常に関心があります。
 打撃には難ありと聞いていますが,もしも出塁率が高くなれば赤星さんを継ぐ存在として球界を代表するリードオフマンに成長してくれるのではと大いに期待されるところではあります。
 ですが,大学野球の中での活躍ぶりでスポーツ新聞一面はやり過ぎというほかありません。
 これが人気球団阪神の力ということなのでしょうが,それにしてもほかにスポーツニュースはなかったのかと思わざるを得ません。
 昨日は日本シリーズ谷間の日であったことも理解できますが,それにしてもこれかというのは率直な思いでした。

 その日本シリーズですが,ソフトバンクさんが今のところ3連勝ということで,相当有利な状況に立っています。
 正直言って,戦力差であれば横浜さんよりもソフトバンクさんが強いのはその通りだと思うのですが,それにしても流れまでソフトバンクさんに傾いているというのはなかなか厳しい展開だと思います。
 短期決戦は流れのまま終わってしまうことが多いですから,明日の試合ではどこかで流れが変わってくれないとこのまま終わってしまうのではというように思えます。
 個人的には,日本シリーズが4戦で終わってしまうと,また阪神ドラフト選手の記事が一面に躍り出るなどなりかねないと思うと,できれば横浜さんにはセリーグ代表として意地を見せてもらいたいという思いがあります。


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 今日の記事を見ていたら,日ハムさんの中田翔さんについて,阪神とのトレード話の可能性があるというものがあったので,取り上げてみました。

 この話の発端になっているのが,先日のドラフト会議で清宮さんの交渉権を日ハムさんが獲得したことです。
 もしも清宮さんが日ハムさんに入団するということになれば,日ハムさんは右の大砲として清宮さんを育成すると思われ,そうなると今季不振だった中田翔さんの処遇をどうするかという問題が出るということです。
 中田翔さんはFA権を持っているものの,FAの結果他球団が獲得するとなれば,Aランクであることから人的補償のリスクがあるため,他球団が獲得を躊躇うだろうということです。
 ですが,もしも金銭トレードであれば,人的補償のリスクを回避できるため,他球団,特に右の大砲を熱望している阪神にとっては非常に魅力があるということです。
 一方,日ハムさんにとっては,高額年俸を払っている中田翔さんについてその分節約できるメリットがあるということでした。

 この話を見ていて,そもそも中田翔さんの扱いが非常に気の毒に思えました。
 確かに,今季の数字を見る限り,年俸や期待に見合う活躍をしたというには難しいとは思います。
 ですが,これまでの数字,特に過去3年を見てみると,コンスタントに25本以上のホームランと100打点を打っており,打率こそ2割5分から6分ではありますが,十分右の大砲として活躍してきたといって差し支えないと思います。
 それだけに,今季の数字が振るわなかったからといって,直ちにその評価が落ちるというのは言い過ぎだとは思います。

 一方で,今季の数字が振るわなかったことは事実であり,来季はこれを打開しないことには需要は乏しくなってしまうことは仕方がないと思います。
 今季振るわなかった理由とそれを打開する術を見いだせるのであれば,十分獲得する利益はあると思うのですが,その点をどう見るのかが各球団にとって大事なポイントとなるのでしょう。

 さて,阪神の事情ですが,今の阪神に欠けている要素は主砲と先発のコマ数だと思います。
 ポジション別に見れば,ファーストがちょうど空いてしまっており,主砲かつファーストとなればちょうど中田翔さんが合致すると思います。
 また,今季の中田翔さんはチャンスに弱かったですが,それまでは打率こそ2割5分から6分ではあるもののチャンスで勝負強い打撃を見せてくれており,決定力不足の阪神打線にとってはその点でも合致すると言っていいと思います。

 ただ,阪神としては,例年ファーストの右の大砲を助っ人外国人で埋め合わせようと考えてきました。
 今季はロジャースさんとキャンベルさんを獲得したものの,いずれもその枠を満たすことができませんでしたが,正直言ってこれは阪神の獲得のミスだというべきでしょう。
 その前の年まで担っていたゴメスさんは,去年こそチャンスで撃てない場面が続いていたものの,一昨年まではいい活躍をしていたというべきであり,その時点までは助っ人外国人で埋め合わせできていたと言っていいと思います。
 阪神は,現在,来季に向けて,韓国リーグで活躍していたロザリオさんの獲得を企図しているということですが,もしもロザリオさんがメジャーリーグ時代や韓国リーグでの活躍と同様の活躍をできるのであれば,その需要を満たすことは可能であると言えると思います。
 ただ,日本の野球は,他国に比べて,球威こそ少ないものの,制球力と変化球が優れていることから,そのような野球にロザリオさんが馴染めるかは,これまでロザリオさんが日本で活躍したことがない以上はある程度賭の要素があることは否定できません。
 また,ロザリオさんが活躍した場合,いつまで阪神にいてくれるのかも問題です。ロザリオさんはまだ若い選手ですから,いつかメジャーに帰りたいという願望もあるでしょうし,阪神としては右の主砲を安定的に確保するには日本人であった方がよいということはできると思います。
 そうすると,ロザリオさん獲得については前向きに進めてもらいたいものの,中田翔さんを不要とまではいえないでしょう。

 ただ,仮にロザリオさんと中田翔さんの2人が阪神に来た時,両者が両立することはないでしょうから,その点どちらが選ばれるべきかという問題もあると思います。
 机上の空論にもかかわらず悩むのもどうかとは思いますが,それでも阪神にとっては弱点を埋め合わせるせっかくの機会ですから,来季を大きく左右する局面の一つだと思いますので,注視したいと思います。

 ちなみに,そのロザリオさんについて,阪神が3億円を準備して獲得に乗り出しているという記事を見ました。
 確かに相当高額年俸で,これで日本球界に通用しなかったとすればとんでもないことになることは予想されるところですが,それでも数字を見ている限りではそれなりに活躍するのではないかと期待されるところです。
 画像を見た限り,相当スイングスピードが速いので,あとは上記の通り日本の投手にどこまで通用するのかが問題でしょう。

 なお,中田さんとロザリオさんの2択のように書いてしまっていますが,もしも両者のうちどちらかでも阪神にやってきた場合,今季ファーストを守っていた大山さん,原口さん,中谷さんは本来のポジションで勝負しなければならないということになろうかと思います。
 各ポジション争いが相当激化すると思うのですが,いずれの打者も打撃が相当期待できる選手達ばかりですから,これを契機に層が厚くなっていってくれるととてもうれしい限りです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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 今日のニュースを見ていたら,いじめた子の親が刑事罰を受けるという条例がアメリカで施行されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この条例が施行されたのは,ニューヨーク州南部の都市ノーストナワンダです。
 この条例では,子供が90日間のうちに2回いじめをしたり他の生徒を攻撃したりした場合,その子供の両親は250ドルの罰金を支払うか,もしくは最大15日間刑務所で過ごすか,その両方が科されるということです。
 このような条例は,2016年にウィスコンシン州で可決された条例がモデルになっているそうで,その条例では警察が子供がいじめていることを両親に通知してから90日以内にいじめが再発した場合,両親に336ドルの罰金を科し,さらに1年以内に2回目の違反があった場合には681ドルの罰金が科されるそうです。

 そもそもいじめの根絶というのは昔からの大きな課題ではありますが,それは未だに有効な打開策がありません。
 今回の条例は,そのようないじめ対策に真剣に取り組んでいるという意味では評価できるものだと思います。

 一方で,ノーストナワンダの条例についてはいくつかの疑問点があります。

 一つ目は,両親にとって結果を回避できる可能性がどれだけあるのかという点です。
 本来は悪いことをした人が責任を負うべきなのでしょうが,子供であればこそ親に責任を負わせようという発想の下でこの条例はできていると思います。
 そうであるならば,親,まして両親に責任が生じるのですから,親としてはその責任を回避する機会を保障され,そのような機会があったにもかかわらずいじめが発生したから責任を負うという形が少なくともできているべきだと思います。
 この点,記事を見ている限り,90日間のうちに2回というようになっているものの,1回目のいじめの際に両親にいじめがあったことが告知され,両親から子供に対してその行為を止めさせるという機会が与えられているのか,よく分かりません。
 ウィスコンシン州の方では,警察が両親に書面で通知してから90日以内にいじめがあったかどうかという規定になっているので,一応両親の側で子供のいじめを止める機会があると思うのですが,ノーストナワンダの方はどうなのでしょうか。

 二つ目は,いじめを誰が判定するのかという問題です。
 ウィスコンシン州の方では警察となっていますが,そうなると警察にはいじめを判定するための部署が必要になろうかと思われ,当該部署は学校に介入することになると思います。
 警察は,いじめ解消のためにある程度学校に介入するのは致し方ないのだろうと思うのですが,一方で日常的に介入するのは教育現場を混乱させるきっかけにならないかという危惧もあります。
 また,警察はそのような事実認定を適切にできるのか,証拠収集等を一般の刑事事件等と同じように行うのかなども問題になるかと思います。
 いじめの判定を行うのにもっとも適しているのは学校だろうと思うのですが,学校に任せればいじめの隠蔽につながることも懸念されます。
 ノーストナワンダの場合には,誰がいじめの有無を認定するのか,それがよく分かりません。
 いじめの認定がいい加減になされれば,90日間という期限の起算点が曖昧になるため,結局この条例が骨抜きになるのではと懸念されます。

 三つ目は,二つ目のいじめの認定主体の問題とも関連しますが,この条例がいじめの手段として使われないかという懸念です。
 すなわち,もしもいじめの認定がいい加減になされる場合,誰かを陥れるため,子供がいじめを申告するということが考えられます。
 そのように陥れるというのは,むしろ陥れる対象をいじめることに他ならないと思いますが,問題はいじめというものの認定が非常に難しいことにあると思います。
 いじめの方法は,基本的に陰湿なものですから,SNS等が利用されるというのであれば格別,そうでない場合には大半が確たる証拠がなく証言に頼る場合が多いと思います。
 そのようなあいまいな証拠であってもいじめ被害者を救済する必要があると思いますが,あいまいな証拠でいじめ認定をするという傾向が固まってしまえばいじめられたと狂言することはいくらでも可能になってしまうことでしょう。
 いじめ行為を行っていない両親を刑事責任に問う可能性がある以上,いじめの認定は厳格になされるべきでしょうが,もしも厳格に過ぎればいじめの認定は極めて困難になると思われ,この条例は意味をなさなくなってしまうと思います。
 そう考えた場合,仮に警察がいじめの認定主体となるならば,外部者である警察にどこまで正確な認定ができるのかという問題は残るように思えます。

 今思いつくところで問題点を挙げてみましたが,それでもいじめ根絶という誰もなしえなかったことに対して対策を講じようという姿勢自体は評価されるべきだと思います。
 この条例が実際どの程度機能するのかは分かりませんが,例えばいじめの認定のために警察が学校にやってきて聞き取りをするだけでも意味のあることなのかもしれないと思うと,刑事罰が科されなかったとしても存在意義はあるのかもしれないとも思えます。
 ひとまず,この条例施行の前後でいじめの件数がどうなっていくのか,その推移については気になるところです。


 阪神の大和さんが,FA移籍について,他球団の話も聞いてみたいという意向を示しているという記事を見ました。
 その理由の一つとして,一般論ではあるものの,野球人としてサブでやりたいと思っている人は誰もいないということを挙げたということでした。

 確かに,大和さんのこの言葉は非常に理解できます。
 大和さんは,守備はどのポジションでも超一流ですが,打撃に好不調の波が大きく,体力もあまりなかったのでシーズン通して働くことが困難であったということもあって,サブとして起用されることが非常に多かったです。
 今季の大和さんは,スイッチヒッターに転向して,打率もこれまでに比べて良い成績を残していたものの,あまり起用されることなく,基本的にはこれまでと同じような扱いを受けてシーズンを終えました。
 大和さんにしてみれば,今シーズンは課題の打撃もある程度結果を出していただけに,このような扱いを受けることは不服だったのだろうと思います。
 個人的には,特にシーズン序盤は守備がボロボロでしたから,そんな状態で大和さんをかたくなに起用しない姿勢に疑問を感じていましたし,大和さんの言い分は非常に理解できます。

 ただ,これまで見ている限り,大和さんの打撃は,一時的に非常に好調になる時期はくるものの,平常時はあまり打てないことが多く,基本的には打撃をあまり期待される選手ではありませんでした。
 今季は勝負所で点をとってくれることも多く見受けられ,今後はこのような活躍をしてくれるのではという期待もあるものの,まだ1年では来季もこのような活躍ができるというには早計だと思います。

 また,年間通してスタメンで出場できる体力に欠けていると思われますが,この点は今季はどうだったのでしょうか。
 基本的にサブ起用が多かったため,その点はよく分からないのですが,若い時分で問題があった体力面について,これから30代を迎えるとなった場合にその懸念がクリアできるのかという問題はあると思います。

 現在横浜さんとオリックスさんが熱心に調査しているという報道を見ておりますが,メンバー構成を見る限りオリックスさんであればスタメンポジションはあり得るように思えます。
 もしもオリックスさんに移籍するならば,引っ越しの必要もないでしょうし,いろいろと大和さんに有利なこともあるのでしょう。
 阪神に残留した方が引退後に有利だという話もあるでしょうが,それよりも大和さんとしては現役キャリアをいかに充実させるのがよいかということが優先されるべきことなのでしょうし,引退後のことを多く述べるのはむしろマイナスだろうというように思えます。

 阪神は守備面に多くの問題を抱えていると思いますが,一方で怪我しがちであるものの打撃が頼りになる上本さん,ショートは糸原さんを始めとして若手がポジション争いをしており,サードは鳥谷さんと成長株の大山さんが,ファーストは新外国人が就くといわれております。
 外野も,中谷さん,高山さん,福留さんらが争っており,阪神球団が今回大和さんの意見を確認して協議したとしても大和さんを今季と違う取り扱いにするという結論を出すことはなかなか難しいとも思われます。
 阪神としては,大和さんは,いろいろなポジションを高いレベルで守れる貴重な存在ではあるものの,穴埋め的な考えをしていることも事実であると思われ,その点は大和さんにとって不服なのでしょう。
 阪神サイドにしてみれば,大和さんほどポジション穴埋めに適した存在はいないと考えているため,残留を強く希望するでしょうが,それは大和さんの理想とは違うわけで,折り合いを付けられなければ流出もやむなしかと覚悟しているところではあります。

 他球団にとっては,大和さんはBランクである以上,人的補償のリスクを抱えることになるわけですが,大和さんのスタメン起用が確定的であればともかく阪神と同じく最悪サブ起用も見込めると考えているならば,人的補償のリスクをとることまでは難しいのではないかと思います。
 各球団のプロテクトリストまで考えると,個人的には横浜さんは消極的になり,オリックスさんは積極的な判断もありうるのかなと思ったりしています。

 個人的には,大和さんは,前田大和の時代からよく見てきた選手であり,できればこのまま阪神に残ってほしいと思っていますが,こればかりは大和さんの人生ですから何とも言えません。
 見守るしかないと思いますので,今後の動向には注視したいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:03
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 今日のニュースを見ていたら,所有者不明土地が720万ヘクタールに及ぶというものがあったので,取り上げてみました。

 所有者不明土地とは,相続登記が適切に行われていないなど,所有者が直ちに判明しなかったり,分かっていても連絡が付かなかったりする土地のことをいうそうです。
 民間の研究会において,所有者不明土地が2040年に約720万ヘクタールに達する見込みであるということでした。
 北海道本島の面積が約780万ヘクタールですから,その約9割に相当する数字で,経済的損失は類型で約6兆円にも及ぶということでした。
 今後の死亡者数とアンケート調査に基づいて算出した相続未登記率の将来予測を用いて,40年までに約310万ヘクタールの所有者不明土地が新たに発生すると予測されているということで,今年6月に公表された16年時点の推計値の約410万ヘクタールを足すと,約720万ヘクタールに及ぶということでした。
 16年時点での経済的損失は約1800億円だそうですが,人口減少などに伴って所有者不明土地は今後加速度的に増加する見込みで,40年の損失額は役3100億円に膨らむということで,17年から40年までの類型では約6兆円に達する試算だということでした。

 私も仕事柄相続未了の不動産を良く目にすることがありますが,この原因は相続がいつまでになされなければならないという期限がなく,ペナルティも特にないことだと思います。
 もちろん,期限等を付けてしまえば,遺産分割協議で問題になっている案件について十分に審理を尽くせない等と問題が生じることは明白であり,期限を設けることがいいことだとは思いません。
 ですが,相続未了でも特に現時点で支障がないと考えた場合,遺産分割協議書作成,それに伴う印鑑証明書の添付,不動産移転登記手続等の面倒ごとを経る必要がないと考えて行われないこともしばしばあります。

 相続は,一度放置すると,大変なことになります。
 具体的には,時間が経過すると,相続人が亡くなり,その子供が代襲相続人として相続人の地位を引き継ぐことになると,相続人の人数が末広がりに増えていくことになります。これまで私が担当した相続事件では,相続人が100名を超えたということもありました。
 相続人の人数が増えれば,その人数分だけ個人個人の主張も増えて解決が難しくなります。
 また,見ず知らずの相続人がたくさん生じてくることもあって,そのような人は自分が相続人であることを知らず,相続手続に協力を得ることも難しくなります。特に,相続手続への協力を仰ぐ際には,書類に実印を押印してもらった上で印鑑証明書をもらう必要が生じることが多く,振り込め詐欺が横行する昨今において,見ず知らずの人から突然頼まれてそのようなことを協力的に行おうとする人が少ないかもしれないという問題もあります。
 さらに,相続人探しも問題になることが多く,私が手がけた案件ではブラジルやフィリピンなどに相続人が引っ越してしまって大変な目に遭ったこともありました。
 ほかにも相続人が増えることのデメリットが多く,相続案件を放置すると大変な目に遭うことは間違いありません。
 そして,一度面倒だと思って放置した相続案件は,次の世代になってより面倒になってしまい,さらに放置したくなるというようになってしまいます。
 そうして放置を繰り返した挙げ句,相続人がものすごい数にふくれあがり,かつ相続人を探すことも困難になったという顛末は容易に予想されるものです。
 誰かが中心になって相続問題を解決しようとしても,その中心人物にかかる負担が非常に大きく,解決を断念してしまうというケースも少なくないと思います。

 所有者不明土地の問題は,相続制度の問題点が大きく関わっていると思うのですが,一方でこれをどのように改正すれば解決できるのかも難しい問題だと思います。
 ただ,例えば地方で誰も手を付けないような不動産でも,道路拡大に伴う土地収用や,大規模施設が建設されることで土地の転売をもくろむ等の問題が出てきた際,相続がきちんと解決されていないと断念して大きな利益を逃すということにもなりかねません。
 結局法制度が変わるまではこの制度の下で対応せざるを得ないので,どこかでこの面倒ごとをクリアするように考えなければならないでしょう。


 今日はドラフト会議がありましたが,阪神は清宮さんを逃したものの,馬場さんとの交渉権を獲得しました。
 昨日までの報道では,社会人の有力投手の鈴木さんのどちらかという話を聞いていたのですが,まさか馬場さんに行くとは思いませんでした。
 ただ,馬場さんも速球派のよい投手で,ドラフト1位でどこかの球団が指名するだろうという噂は聞いていただけに,今後の活躍が楽しみではあります。
 馬場さんは,速球派で,変化球もいろいろと操れるようですが,一方で制球力に難ありという話も聞いています。
 一方で,大学4年のこの秋に制球力が改善されているという話も耳にしており,もしもそうであればあとは全体的な底上げができれば十分通用する投手なようにも思えます。
 阪神は守備力が弱いですから,馬場さんのような三振のとれる投手は理想的であり,今後の活躍が期待できると思います。

 阪神のドラフトを見ていると,他球団と比べれば非常によいとも悪いとも言えない感じで,それだけに来季に繋げるには申し分ないというように思っています。
 去年までは野手中心の補強でしたが,今季はドラフト1位と2位で両方とも投手をとりにいっており,やはり阪神の課題は投手,特に先発だという意識があるのだろうと思います。
 現在の阪神の問題点は,長距離の打てる野手と先発投手だと思うので,そのうち先発投手を埋め合わせようというのは合理的な発想でしょう。
 清宮さんが来てくれていたら,長距離砲が埋まったかもしれず,その意味では残念ではありますが,長距離砲は外国人助っ人で埋め合わせると割り切るならば長期的なチーム運営を考えると先発候補を何枚もそろえておくことはよいことだと思います。

 先発投手重視という考えの下では,阪神が台湾代表左腕の呂さんを獲得する見込みというのは,このドラフトのニュースよりも非常にわくわくさせるものだったと思います。
 呂さんは,まだ21歳で,150キロの直球と素晴らしくキレるスライダー,チェンジアップを使う投手で,オリックスさんも目を付けていたと聞いていました。
 おそらく,阪神の戦略としては,来年1年をじっくりと育成に充てて,メッセンジャーさんが日本人扱いとなる再来年から外国人枠の一つを使って先発投手として起用するのではないかと思われます。
 阪神は左腕の育成には定評があるだけに,若くて伸び代の豊富な呂さんの成長には大いに期待できると思います。
 私が映像を見た限りでは,あのスライダーは素晴らしいというほかなく決め球に適していますし,それに150キロの直球とチェンジアップで緩急が付けられるのであれば,磨かれれば相当活躍できるのではないかと思っています。

 今の時期は夢を見る期間なので,もっと楽しませてもらいたいと思います。


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2017.10.25 Wednesday
 こんばんは。


 今季思うように活躍できずに調整中の藤浪さんですが,今日のフェニックスリーグで5回1失点というよい投球を見せてくれました。

 今日の投球成績は,5回3安打1失点,12奪三振,無四球ということで,かなりいい投球を見せてくれたと思います。
 課題の死球も今日は出ずに,比較的安定していたと言えると思います。
 4回までは無安打10奪三振ということで,直球とカットボール中心でほぼ完璧な投球だったということでした。
 5回には,3連打で1失点してしまったということですが,その後は2者連続三振ということで,失点しても崩れなかったということでした。

 藤浪さんに関する問題は,右打者のインハイに抜ける球,そしてそれによって生じる頭部付近の球による死球であり,そこから崩れる傾向が多く見られました。
 そして,それを避けるため,執拗にアウトロー中心の配球に変わり,それでもインハイに抜ける球がそこそこあるという状態です。
 結局は死球を出さないようにするというのが目下の課題だとは思うのですが,藤浪さんの持ち味は荒れ球であるともいえ,アウトロー中心の配球はその持ち味を半減させるものということもできると思います。
 もちろん,持ち味を半減させた状態でもそれなりに活躍できていたということは,相当基本スペックが高いわけで,それ自体が脅威というべきなのでしょうが,それでもまだ真価を見せられないという状態だとは思います。

 荒れ球を使えないというのは,死球から崩れてしまうことがもっとも大きな問題なのでしょう。
 もちろん死球自体がよくないことだとは思うのですが,一方で死球を過度に恐れていては上記の通り持ち味が薄れてしまうという欠点もあります。
 ですから,まず克服すべきは死球から崩れることを防ぐことにあろうかと思っていたのですが,今日の投球はむしろ死球を出さないようにするという対策の下での投球であるように思えました。
 もちろん死球が出ないのはいいことなのですが,この時期だからこそ死球が出ても崩れないという訓練をすべきなのではというようにも思えます。
 ただ,その訓練の前提としては,当てられる打者がいるということになり,やはりそのような意見は無責任なのでしょう。

 もしも死球を引き金とするイップスであるならば,一つの治療方法は自信をつけることだと思います。
 その意味で,先日のCS最終戦登板は,非常に危険な賭だったとは思うものの,素晴らしい投球を見せられたことは良い方向に作用することが期待されるものだと思います。
 そして,先日の登板に引き続いて今日の活躍ぶりは,復活の兆しになり得るものだとも思います。

 これで直ちに治るのではないとは思うものの,一歩ずつ成功体験を重ねることで良い方向に運べていければいいと思います。
 あとは,死球後どのような振る舞いができるのか,それを改めて見てみたいものです。


 明日はドラフトですが,阪神はずいぶん前から公言しているとおり,清宮さんを1位指名するようです。
 金本監督になってからのドラフトは,これまで事前に報道されていた選手と異なる選手が選ばれていましたが,今回はさすがに公式にも清宮さんを指名するといっていたのですから,清宮さん1位指名の方向は揺るがないのでしょう。
 清宮さんが阪神にやって来た場合,まずは育成からということになるのでしょうが,これまで外国人助っ人に頼らざるを得なかった長距離砲を得られることになるわけで,長い目で見たチーム編成は大きく変わるのだろうと思います。

 ただ,複数球団が手を挙げるといわれている以上,清宮さんがやってくる前提であまり考えるのはよくないと思われ,実質的には次点候補を誰にするかが本当の勝負なようにも思えます。
 金本監督は,清宮さんの外れ1位候補として,今のチーム事情を考えれば当然投手,しかも社会人投手を優先して指名する方針を示しています。
 現時点ではいろいろと名前が挙がっていますが,各球団ともにドラフト上位で投手を指名してくることはこれまでの傾向からでも明らかであり,果たして思うようにいけるかが問題です。

 このところ,ドラフト上位は野手中心の阪神でしたが,今回はどうなるのか,今から楽しみにしたいと思います。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:44
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 先日,ZOZOTOWNにおいて,商品の送料は顧客が自由に設定できるという制度を試験的に導入しておりました。
 これについては,送料を顧客側に設定させる意味はどのようなものなのだろうかとか,マーケティング等にどのような意義があるのだろうかなどと話題になっていましたが,本日,この制度が導入された期間のうち10月1日から23日までの平均送料,送料0円が設定された注文の割合,都道府県別平均送料ランキングが公開されました。
 これによると,平均送料は96円,送料0円が設定された注文の割合は43%ということでした。
 また,都道府県別の平均送料ランキングでは,1位が福島県,2位が岩手県,3位が青森県と東北勢が並び,最下位は奈良県,46位は大阪府,45位は兵庫県,44位は滋賀県,43位は京都府と関西勢が並びました。

 これを見ていて,東北勢はどちらかというと送料を支払おうという考えが多く,関西勢はそういう傾向が少ないと見られるかもしれません。
 ただ,その差は1位の福島県が111.73円に対して最下位の奈良県が86.05円であり,25円の差をそこまで大きいと考えるべきかという問題はあるかもしれません。
 もちろん,取り扱い数が多ければ,少額の積み重ねでもものすごい影響が出ることは間違いないでしょうが,それでもこの差をもって東北勢と関西勢の人間性の差を論じるにはまだ足りないのではという気もします。

 ZOZOTOWNさんは何らかの意図があってこの制度を導入したのでしょうし,今回の制度導入後の結果によっておそらく有意なデータを取得することもできたのだろうと思います。
 ただ,私が思うことは,送料を無料に設定することは自由であるといいながら,一方で本当に無料を享受した割合や平均送料のランキングを公開するというのは,無言の圧力で送料無料はやめてほしい,できればもう少し送料金額を上げてほしいという表現そのものなのではないかというようにも思えます。

 最近の通販では送料無料というものが多く,それ故に通販に拍車がかかり,運送業者の方々に過重な負担となっているという現実があります。
 それを考えれば,競争の範囲内で送料を発送者負担にするというのは分からなくもないのですが,一方で送料無料が蔓延しすぎることは送料無料が当たり前という意識を抱かせることにもつながり,過当競争を生み出したり,運送業者の方々の仕事を当然のものと考える傾向にもつながりかねず,あまり健全なものではないとは思います。
 その意味では,もしも今回の送料自由設定というのが送料無料が流行っている現状に風穴を開けようというのであれば,一つの考えとして理解できます。
 ただ,このような統計の公表は,送料無料はよろしくないといっているようにも思えてしまい,圧力を感じてしまいます。
 今後もこの制度を続行する限りはまたこのような統計を公表するのだろうと思いますから,今回の公表という行動がその後の顧客の送料設定にどのような影響を及ぼすのかは見てみたいものです。


 CSですが,横浜さんが昨日の流れをそのままに勝利して日本シリーズ進出を決めました。
 横浜さんは元々が投手の良いチームではありますが,ここに来て誤算だったのは広島さんの投手陣が打たれすぎたことだったように思えます。
 また,打線もシーズンの時ほど活躍ができておらず,これが流れの影響なのか,それとも鈴木誠也さん不在の影響なのか,何とも言い難いです。
 ただ,思い返せば,広島さんは本拠地での胴上げのチャンスがありながらそれをふいにして敵地胴上げとなってしまったことを思い出すと,特にシーズン後半はここぞという場面ではあまり活躍できなかったように思えます。
 そうなると,ここぞという場面で2度も上位チームを打ち負かした横浜さんであれば,日本シリーズでソフトバンクさんを倒してくれるのではないかという期待もあります。

 横浜さんの日本シリーズ進出をもって,CSの意義とは,ペナントレースとはと考える向きが出てくることが予想されます。
 9月を思い返せば,横浜さんは,3位を読売と争っており,一時はその座を読売に明け渡したこともありましたが,最後の最後でその座を確保してCSに進出したという経緯がありました。
 つまり,横浜さんは,CS進出すら盤石ではなく,そのチームが短期決戦に強いということで,ペナントレースの長い試合で勝ち進んできた1位と2位のチームを差し置いて日本シリーズに進出して良いのかということは議論になるでしょう。
 個人的には,制度としてそうなっているならば致し方ないとは思います。
 特に,CS制度も途中で改正されて,1位チームには1勝のアドバンテージがあるという形になったのですから,それでもなお下位チームが日本シリーズに進出してはならないというならばCSという制度自体を廃止するしかないのだろうと思います

 CS廃止は昔から何度も言われてきたことであり,その判断は難しいですが,一ついいたいことはCSがなかった時代,9月中盤から日本シリーズまで消化試合が続いていたということです。
 もちろんペナントレースで競っている分にはいいのですが,今年の広島さんのように8月後半にはほぼ順位が決まってしまっている状態の際には,9月中盤といわずとも8月後半から日本シリーズを意識した調整を交えた試合が続くことになるでしょう。
 消化試合は一般的に観客数が少なく,選手のモチベーションも低くなりがちになり,一軍選手の多くは試合にも出なくなるため,やる意味があるのかといわれていたこともあったと思います。
 その対策としてCSは一つの案だったと思いますが,もしもCSを廃止するならば消化試合が極力生じないようにどうしたらよいかということもワンセットで考えるべきでしょう。

 ただし,CS制度を残すならば,先日の甲子園のように,無理な日程に無理矢理詰め込んだために雨天強行となることは,誰にとってもよくないことだと思いますから,その点は見直しをしないと私は賛同しかねます。
 いずれにせよ,今後の議論状況は注目したいものです。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:57
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,農協直営のレストランで食品偽装があったというものがあったので,取り上げてみました。

 偽装があったのはJA全農兵庫の直営高級レストランで,神戸牛フィレ肉を提供すべきところを,偽装して但馬牛フィレ肉を提供していたということでした。
 昨年4月以降で推計で3200食を提供しており,差額は総額で約1000万円にも上るということです。
 発覚の経緯は,神戸牛フィレ肉(単品8000円)について,但馬牛フィレ肉(単品5500円)を神戸牛に偽装して提供しているという内部告発によるものということでした。
 40代の料理長は,神戸牛が恒常的に不足する中,注文に応じようと但馬牛を提供してしまったと事実関係を認めたそうです。
 また,伝票を調べた結果,仕入れ量と販売量にかなりの差異があることも判明したということでした。
 JA全農兵庫は,この店を当面の間休業とし,提供客には代金を返金する方針だということです。
 系列店が銀座にあるそうですが,こちらでは同様の行為は確認されなかったものの,再点検のために休店するということです。

 私は,正直言って味の違いが分かる人間ではないので,高級肉か否かを区別することはできないと思います。
 それだけに,仮に私が神戸牛だといわれて但馬牛を提供されたとしても,おそらく区別が付かなかったろうと思います。
 そして,内部告発で発覚したということは,それまでに提供された3200食分を食べた人達も同様に区別が付かなかったということでしょう。
 そもそも,但馬牛のランクの高いものを神戸ビーフと呼ぶそうで,そうなると私だったらよほど食べ比べないと区別することもできなかったろうと思います。

 ただ,一般人が区別できないからといってよかったかといえば,決してそのようなことはないことは明らかです。
 客は,神戸牛を食べるつもりで金を支払い,安い但馬牛の提供を受けていたのだとすれば,それは騙されたというほかなく,詐欺だといわれても仕方がないことだと思います。
 提供していたのが本物の神戸牛でないと知りながら,神戸牛とメニュー表に書いて客を信じ込ませたわけで,金額が上記の通りであれば1食あたり2500円も不当に利益を得ていたわけですから,詐欺の構成要件に該当する可能性もあろうかと思います。
 それだけに,この行為は犯罪であるといえる可能性もあり,単に信頼やブランドを傷つけた等という生ぬるい問題ではないと思います。

 また,信頼やブランドについても,農協であれば当然そのような点で誤りはないだろうという前提を覆す行為であったことは明らかであり,農協という看板を傷つける行為であったことも間違いないと思います。

 そう考えれば,返金は当然なされるべきだとは思うものの,問題はどのようにして返金されるべき被害者を判別するかでしょう。
 記事によれば,このような行為は少なくとも昨年4月頃から始めたようですが,このときの領収証をとっておいていれば分かるでしょうけれども,1年以上前の領収証をとっておいている人がどれだけいるのでしょうか。
 そうなると,人によっては,差額をもらうために,食べてもいないのに食べたという人も出てくるように思います。
 支払について,証拠がないから支払わないとすれば店側は被害者保護に欠けるといわれるでしょうが,一方で無限定に支払っていればいくらでも請求をしてくる人が現れると思われ,この点をどうするかがもっとも難しい問題でしょう。

 この問題は内部告発で発覚したということですが,もしもこれがなければこれからもずっと続いていたのだろと思うと,恐ろしい話だと思います。
 できれば自浄作用でなくなってもらいたかったところですが,発覚したことを契機に良くなってもらいたいと思います。
 そして,もしもこのような行為が氷山の一角ではないのであれば,発覚していない店においては早急に是正してもらいたいと思います。


 CSですが,今日は横浜さんが広島さんに逆転勝利をしまして,日本シリーズ進出に王手をかけました。
 これで横浜さんが進出してしまえば,まさにペナントレースとは一体何だったのかというような思いに駆られることもありますが,短期決戦とはこのようなものなのではないかというようにも思えます。
 阪神も横浜さんにやられてしまいましたし,これが短期決戦の醍醐味だとするならば,広島さんがここで敗れたとしてもそういうものなのかというようにも思えるものです。

 楽天さんも,一時期はいいところまでソフトバンクさんを追い詰めたものの,ソフトバンクさんが流れを掴んでからは一気に日本シリーズまで持って行きましたし,これが短期決戦と流れというものなんだろうと思います。
 昔は流れなどといってもそのようなものは感覚に過ぎないだろうと思っていたのですが,例えばパワプロなどの野球ゲームをやっていても点を取れる時には一気呵成でしたし,理屈はわからないもののどうやら確かに流れというのはあるのだろうと思います。
 短期決戦では流れを掴めないと勝ちづらいと思いますので,明日以降の広島さんがそれをできるのかが問題でしょう。
 そのためには,今日のようにノーアウト満塁で点を入れられない等ということはないようにしないといけないと思います。
 流れの法則性を考えると,どうやらなぜかチャンスを生かせない場合には手放し,チャンスを生かせる,ピンチを抑え込む,ファインプレーが出るなどの時にはやってくるということが多いようですから,今日のようなノーアウト満塁で最低でも犠牲フライで点をとらなければいけないのだろうと思いました。


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 今日の話題といえば,衆議院議員総選挙と台風だと思います。

 衆議院議員総選挙についていえば,まだ完全な結果は出ていないものの,おおよそいわれていたとおりの結果だったと思いますし,あとは個別の議員の当落の件が問題になるということでしょう。
 野党がごたごたして自滅したことが与党大勝の流れに拍車をかけたのでしょうが,こうしてみてみると去年の都知事選に蓮舫さんが出ていれば,小池さんに勝てたという見込みもありましたし,小池さん率いる希望の党がここまで顔を出すこともなかったのだろうと思うと,あの時の決断がここに大きく影響しているように思えます。
 ただ,仮に蓮舫さんが都知事になっていたとしても,同じく二重国籍問題が問われるようになり,大変な事態になっていたかもしれず,去年の都知事選だけで結論が変わったと考えるのは早計かもしれません。
 いずれにせよ,野党の自滅が目立った選挙だったと思いました。

 台風については,先週末の段階である程度強いという話は聞いていましたし,進路予想も見てはいましたが,実際には金曜日段階で確認したよりも強く,かつ若干速度が落ちていて,関東地方については明日の通勤時間帯に直撃する見込みのようです。
 私は通勤に電車を使わないため,ダメージはそこまで大きくはないのですが,電車通学・通勤の人達は大変な目に遭う日となることでしょう。
 こうなると,しみじみ電車を使った通学・通勤は大変だと思うものです。


 さて,今日取り上げるのは,世間でこれだけ話題になっている上記の話題ではなく,阪神が西武の野上さんの獲得の調査をしているという件についてです。

 記事によれば,野上さんは国内FA権をもっており,今オフの権利行使も視野に入れているということで,阪神が補強ポイントとして調査をしているということでした。

 野上さんは,現在30歳で,今季の成績は11勝10敗,防御率3.64,投球回数が144イニングということで,イニングを食えるいい投手だと思います。
 今季はプロ初完封を挙げるなど,スタミナもある投手だという印象です。
 今季の阪神を思い返せば,期待された藤浪さんが先発から早々に離脱し,昨季活躍した岩貞さんが思うように活躍できず,先発投手のやりくりには苦労しました。
 特に,シーズン終盤にエースメッセンジャーさんが足の骨折で離脱した後,急遽メンドーサさんを獲得して穴埋めをするなど,先発投手については十分足りているとは言えない状態です。
 野上さんは,来季で31歳ですから,目立った故障も見あたらないので,まだ活躍できると思われ,阪神としては獲得したい選手と言えると思います。
 しかも,現在の年俸が推定5000万円ということですから,当然ここに上積みするとしても阪神の財力を考えれば特に問題はなさそうに思えます。

 問題があるとすると,FAで獲得した際に人的補償を出す必要があるかどうかだと思います。
 いろいろなサイトを見ていると,野上さんの評価はBとCの境目くらいというところで,場合によっては人的補償が必要となる可能性もあります。
 もしも人的補償を要するとした場合のプロテクトリストですが,私もいろいろと考えているものの,やはり守りきれない選手がいて,非常に悩ましいところです。

 西武さんの立場とすれば,野上さんをとられてしまうならば人的補償で投手の獲得を検討することになると思われます。
 そうなると,プロテクトの当落線上に乗ってきそうな投手は,私の考えの限りでは,横山さん,小野さん,才木さん,島本さん,松田さんといったところになりそうです。
 このうち,才木さんを外す選択は全くないと思いますし,松田さんは素材を考えれば残したいところです。
 一方,小野さんはまだ伸び代がある投手ですから,彼を失うことも非常に思うところがありますし,ほかの選手もそうです。
 そのようにいろいろと考えると,人的補償のリスクを冒してまで野上さんを取りに行くべきかというようにも思えます。

 特に,金本監督は,原則自前の選手を育成し,限られた範囲でのみ補強を行うという方針を示していますから,そうなると人的補償によって育成課程の選手を手放すことを許容できるのかという問題はあります。
 阪神にしてみると,実績ある先発投手は非常にほしい存在であることは間違いないのですが,人的補償のリスクを踏んでまで乗り出せるかは難しいと思います。

 そうなると,個人的には,人的補償の必要があるか,すなわちBかCのいずれなのかによって選択が変わってくると思います。
 もしも野上さんがCであれば,迷わず獲得に乗り出すべきだと思いますし,Bであればかなり悩ましい,私であれば撤退というように思うところです。
 いずれにせよ,今後の展開については楽しみに見守りたいと思います。

 ちなみに,個人的なことではありますが,阪神がCSに敗退して以降,やや野球に対する関心が薄れてきてしまっており,今のCSファイナルステージは結果だけ見ている始末になっております。
 それだけ阪神敗戦のショックが私の中では大きいということでしょう。
 ただ,日本シリーズまでにはその興味を戻していきたいとは思っています。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:53
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,布団をドライヤーで乾かして火事になったというものがあったので,取り上げてみました。

 内容はタイトルの通りなのですが,警察によると,この家の70代の母親が布団を乾かそうとしてドライヤーを付けたままふとんの中に放置していたところ,火が出たということでした。
 家には70代の両親と40代の息子の3人がいたそうですが,全員無事ということです。
 日は出火から約1時間半後にほぼ消し止められたものの,建物の内部が全焼したということでした。

 現場は北海道ですが,今日は全国的に寒かったので,おそらく北海道はもっと寒いのだろうと思います。
 そんな中で火事で家を失ったというのはおそらく相当大変なことなのだろうと思います。

 何らかのアクシデントで布団が濡れてしまったのでしょうが,ドライヤーで布団を乾かそうというのは何となく想像ができなくはありません。
 ですが,ドライヤーを使った際に吹き出し口が非常に熱くなる現象を誰もが感じたことがあると思うのですが,この母親はその点に思いが至らなかったのでしょう。
 また,布団の中は埃だらけでしょうから,濡れていてある程度湿気があったとはいえ,ドライヤーによって点火するには環境的には相当だったということでしょう。
 さらに,ドライヤーで乾燥させようという発想を持ったのは致し方ないとしても,それを放置したというのが被害を拡大させた要因になったのでしょう。
 不幸なことは,ドライヤーの温度ヒューズが作動しなかったことでしょうか。これが作動していれば,もしかしたらこの事態は防げたかもしれませんし,この点はやや気になります。

 けが人がいなかったことは幸いだと思いますが,これから寒い冬を迎えるに当たって非常に厳しい思いをされるのではないかと思います。
 ストーブにまつわる事故は例年目にしますが,このような件はあまり見受けないので,注意喚起のためにももっと世に知らしめるべきニュースだと思いました。


 阪神のCSが終わり,大和さんのFAの可能性の件などいろいろなニュースが耳に入ってくるようになりました。

 阪神の守備力は12球団の中でも弱い方であり,それだけに大和さんの守備力は珍重されるべきものでしたが,金本体制はどちらかというと守備よりも打撃を優先する傾向からなのか,大和さんがレギュラー出場するという機会はあまりなかったと思います。
 今季の大和さんは,スイッチヒッターに挑戦した結果からなのか,打撃面もそれなりの数字を残しており,個人的には守備を重視してスタメン起用すべきということを何度もここで述べていたのですが,途中出場が非常に多かった印象でした。

 大和さんとしては,阪神に必要とされていないわけではないだろうけれども,自分をもっと必要としてくれる球団があるならば新天地を目指したいと考えているのかもしれません。
 その気持ちは分からなくもないのですが,阪神から出て行ってしまうとすれば相当な痛手であるというほかありません。
 今や阪神の守備の中心選手なだけに,大和さんがいなくなってしまったら,来季の阪神の守備は壊滅的な状態になるのではと懸念されます。

 阪神としては,当然最大限の引き留め対策を講じてもらいたいところですが,もしも出場機会の増加が目的であるならばチーム方針の幹の部分の問題になるだけに,金本監督が今後のチーム構成をどのように考えるのかが問題になるのでしょう。


 金本監督は,今季の敗因について,外国人助っ人打者があまり活躍できなかったことを挙げたということでした。
 ですが,正直言って,今回の結果は各助っ人の来日前から分かっていたことだと思います。
 キャンベルさんとロジャースさんは,いずれも大砲ではなく,いわゆるアベレージヒッターという触れ込みだったと思います。
 阪神のニーズに合う選手は一発のある長距離砲ですから,明らかに両選手はニーズに合わなかったことは調査段階から分かっていたことでした。
 それだけに,金本監督の発言を見た時,私はだったら初めからとってこなければ良かったのにと思わずにはいられませんでした。

 来季の助っ人候補の筆頭に挙がっているのは,今韓国リーグで活躍しているロザリオさんだと聞いています。
 ロザリオさんの韓国リーグでの成績を見ていると,3割30本100打点超えということで,映像を見ている限りでもまさに阪神が求めている長距離砲だと思います。
 今のところ,私が見ている限りでの問題は,あまり球を見ないタイプなようなので,四球が少ないのであれば,調子を落とした時にとことん成績を落としてしまうのではという点でしょうか。
 もともとメジャーでは捕手として活躍していたものの,守備面の関係から今はもっぱらファーストを守っていると聞いております。
 メジャー時代は,後半こそ打撃の調子を落としていたようですが,2割7分,28本,71打点ということで,打者としては相当なレベルだと考えて良さそうだと思います。
 しかも,まだ29歳なので,これからの活躍も期待できると思います。

 懸念があるとすれば,ロザリオさんを獲得すると,もしもドラフトで清宮さんを獲得した際に両立できないことでしょうか。
 ただ,清宮さんを1位指名する球団は相当数に上る見込みだということなので,そうであればロザリオさん獲得を企図することは当然だろうと思います。

 いずれにせよ,来季の助っ人外国人については,今季と同じように望まないタイプの選手の獲得をしないようにしてもらいたいと思います。
 そうでなければ,阪神も外国人選手側も誰も幸せになれないと思います。

 ちなみに,メンドーサさんとも来季は契約をしない方向だそうです。
 メッセンジャーさんの穴埋めとして急遽獲得したものの,0勝2敗ということで,期待された活躍はできませんでした。
 ただ,私にいわせれば,メンドーサさんの数字は,もともと日ハムさんにいた際の活躍ぶりと大体一致していたので,メンドーサさんが意外にできたとかできなかったとか,そういう気持ちは全くありません。
 むしろ,予想通りすぎただけに,短期間でもそのくらいの計算ができる投手がいたことはありがたかったというべきだと思います。
 これだけの短期契約になったことはメンドーサさんには申し訳ない気持ちではありますが,外国人枠の関係上来季のメンドーサさんの枠を設ける余地は難しいと思いますし,仕方ない判断だと思います。

 一方,メンデスさんの去就については,まだ報道も固まっていないようです。
 個人的には,メッセンジャーさんが日本人扱いになった際には,先発投手としてメンデスさんが出てきてくれるようになると,阪神の投手陣は非常に盤石になるのではと期待しているので,今季あまり活躍の機会なく不服はあろうと思いますが,残留してもらいたいと思っています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:24
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,以前給食の異物混入問題で話題に上がったことがあった大磯町の中学校の給食問題で,新たな委託業者が見つからないというものがあったので,取り上げてみました。

 以前話題になった給食異物混入問題については改めて語る必要はないと思いますが,その騒動の結果として,委託していた業者からの申し出で給食が一時休止となったということでした。
 そのため,現在は給食導入前にあったパンの出張販売のほか,コンビニ利用を許可するなどして,弁当を持参できない生徒に対応するとしているということです。
 町の方では別業者を検討しているということですが,教育長によれば,大手三社に当たったものの,リスクが大きいとして契約の話に乗ってもらえなかったということでした。
 町としては,今後も継続して業者を選定して交渉する方向だということでした。

 この問題は非常に対応が難しいと思います。

 まず,問題のある給食を野放しにできないということがあります。
 給食については,味がまずいかどうかは主観の問題もあるかもしれず,殊更論じるのもどうかと思います。
 ですが,異物混入が昨年1月から今年7月までで84件ということで,さすがにこれは看過できないかもしれません。
 業者は納入を中止したいと申し出たということですが,最終的にこのニュースが世間で大きく話題になるにつれて,業者側としても継続を困難と考えたのだろうとは思います。
 ただ,業者としても,半分以上食べ残しが出た状況や,異物混入の件数を考えた時,どのような対応をとってきたのかということは問題なのかもしれないと思いました。
 飲食業で問題を完全に0にできるのは理想とはいえなかなか難しいとは思います。ですが,問題が継続的に発生した状況を考えると,しかるべき対策をどこまでとっていたのかというのは問題になるでしょう。
 業者からの申し出で給食の供給を一時停止にしたということですが,業者の都合による一時休止となれば,契約上業者側は責任を負う可能性もあり,その点は今後の問題になるのでしょうか。

 一方で,この問題の難しさは,これだけ話題になってしまったことです。
 今世間では選挙の話題が最も多く上がっていますが,政治や登場人物の関係性等様々な要素があり,一見するとわかりにくい話題であるとも言えると思います。
 それだけに,一部の人は大変熱心で,他方では全く関心のない人が生まれるということもあると思います。
 ただ,「給食がまずい」という話題は子供から年配の方まで誰もがまんべんなく分かる話題の一つで,このニュースの影響力はかなり大きかったと思います。
 それだけに,この問題の帰趨については皆の目が厳しくなっていると思われ,代わりに入った業者も同じようなミスを犯した場合には「前の轍を学ばない」「子供達の食の安全を誰が守れるのか」などと大いに話題になってしまうことが強く懸念されると思います。

 「給食がまずい」とニュースに出た当時,町の声というのを見ていたところでは「別の業者に変えろ」という声が多かったと思います。
 ですが,実際問題,多数の児童や生徒に給食を供給できる能力を持つ業者は非常に限られていると思います。
 それだけに,あの業者がだめならばこの業者というように,簡単に変えられる代物ではありません。
 この給食業者の提供した給食には「まずい」「異物が混入した」と業者の一方的なミスがあり,基本的に児童や生徒側に落ち度はありませんから,業者側を過剰にバッシングする傾向があったのはある意味致し方なかったのかもしれません。
 ですが,それが行き過ぎてしまったがために,別の業者も参入を躊躇うような事態に発展してしまったのではと思わずにはいられません。

 問題のある給食は,町との契約責任にしたがって業者が責任を持って是正していくべきであり,町が業者に対して強く責任追及するのは当然だと思います。
 また,町の運営は税金で成り立っていますから,市民としてそれについてある程度責任追及することも理解できます。
 今回の騒動については,町側の対応にも若干問題があったように思われ,それが拡大に拍車をかけたようにも思えます。
 ただ,個人的にはその向きをやり過ぎてしまったがために,最終的に守ろうとしたものも守れなくなってしまった本末転倒な状態なのではないだろうかというような気もします。
 しっかりした対応を求めるのは当然必要だと思うのですが,何事もやり過ぎは問題というように思いました。


 CS第1ステージですが,ご存じの通り阪神は敗戦しました。
 敗因は,もはや言い逃れができない,能見さんが試合を壊してしまったことだったと思います。
 初回に3失点してしまった段階で,流れは完全に横浜さんにいってしまい,その後も3失点したところでほぼ試合が決まってしまいました。
 能見さんはこれまで何度も阪神のために尽くしてくれましたから,この一事をもって能見さんを過剰に責めることはしたくないですが,ただ敗因は紛れもなく能見さんだったと思います。

 今日の良かったことは,大山さんの得点と,藤浪さんの投球でしょうか。
 特に,藤浪さんのスライダーは相当えぐい角度で決まっていまして,これだけの投球ができるならば今日の先発が藤浪さんであればとも思いました。
 ただ,昨日まで何度も述べたとおり,そもそも藤浪さんを今季また登板させたこと自体が問題で,結果オーライだったとはいえ,非常に危険な綱渡り登板だったと思います。
 もしも今日の藤浪さんが炎上していたら,もはや取り返しが付かなかっただろうと思うと,結果こそ最良だったとはいえ,率直にこのような選手起用はいかがかとは思いました。

 いずれにせよ,今季の阪神はこれで終わりました。
 もう少し見られると期待していただけに,結構残念だと思っていますし,思ったより私自身へこんでいるように思います。
 ただ,今季を思い返せば十分楽しめたように思えますし,あまり贅沢は言わないでおこうと思います。
 とりあえず,後日もう一度今季の阪神について思いを巡らせることとして,今日はもうあまり考えないようにしようと思いました。
 あと,横浜さん,おめでとうございます。是非とも広島さんといい試合をしてください。


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2017.10.16 Monday
 こんばんは。


 昨日雨の中で催された阪神と横浜さんのクライマックスシリーズ第1ステージ第2戦でしたが,今日は引き続き第3戦が催される予定だったものの雨天中止となりました。

 今日の雨で中止ならば昨日も中止だったろうと思わずにはいられないのですが,今日の甲子園球場の写真を見た時に昨日よりもより無理だという感想を持ちました。
 今日の甲子園球場の内野は水たまりに沈んでいるという表現が妥当なくらい水没した感じに見えまして,こればかりはいくら頑張っても雨が止まなければどうしようもない状態のように見えました。
 私にしてみると,このグラウンドコンディションで,現在も継続して降っているのですから,果たして明日もできるのだろうかと思ってしまいます。
 明日の予報は,朝までは雨だそうですが,それ以降は曇りということで,天気だけ見れば野球できなくもないように思えます。
 しかし,これだけ大きな水たまり状態のグラウンドは果たして水はけはどうなのかと思います。
 学生時代の雨の翌日の校庭グラウンドのどろどろした状態を思い浮かべると,これから整備をするのはかなり大変だろうと思わずにはいられません。

 今日はにわかに阪神園芸さんの名前をよく耳にする日でした。
 阪神園芸さんの関係者のコメントによれば,昨日の試合はほぼ毎イニング,ぬかるんだマウンド,バッターボックス付近などに1袋20キロの乾燥砂を3袋も投入してやりくりしていたということでした。
 どうも今までにはないくらいの砂の量だったようで,通常は1試合1袋も使わないところをこれだけ投入したという異例な試合のようでした。
 それでもぐちゃぐちゃなグラウンドの状態でしたが,一応試合が成立していたのはそうとうな苦労があったということでしょう。
 今日の甲子園球場の状態を見ている限り,明日の開催の準備を開始できるのは少なくとも相当小雨な状態になってからでしょうから,準備期間がそもそも相当短いと思われます。
 その短い準備期間の間にどれだけ一応試合ができるくらいの状態まで戻せるかというのが非常に大きな問題になろうかと思いました。

 また,野球道具についてもいろいろと問題があるようです。
 具体的には,濡れてしまった道具,特にグラブは元に戻るまで丸2日自然乾燥させるしかないそうで,明日の試合には間に合わない可能性が高いようです。
 幸い風邪をひくなど体調を崩した選手はいないそうですが,それでも用具を含めてベストコンディションで臨めるというわけにはいかないようです。

 こうなると,本当に昨日の試合の強行開催は大いに問題であったと思います。
 杵渕セリーグ統括が,強行開催の理由について,クライマックスという性質も考えて,できるだけ試合を行うというのが基本だとして開催を判断したというようにコメントしております。
 また,試合をやったからには審判は9回を目指すのが基本なので,とにかく試合を行うということを一番に考えて判断したとしています。
 その上で,現状ではベストの判断をしたと述べていますが,正直言ってそのような考えには賛同できません。
 制度の問題として,中止が続けば代替の日が設けづらいというのはよく分かるのですが,そうであればこそクライマックスシリーズ開始まであった間を有効活用できたのではないかという疑問も思い当たるのです。
 また,天候の問題でペナントレース上位のチームが進出するとなったとしても,今回に限っていえば阪神と横浜さんの差はそれなりに大きかったため,ある意味順当だと考えることもできたと思います。
 金本監督も,選手が気の毒で申し訳ないと言っていましたが,その台詞こそNPBが言うべきものでしょう。
 観客も,これだけの悪いコンディションの中で試合を続行することをどこまで望んでいたのか,非常に難しいものだと思います。

 明日どうなるかはまだ分かりませんが,少なくとも酷い状態での強行家裁は避けてもらいたいと強く思います。

 ちなみに,昨日炎上してしまった桑原さんですが,明日は何が何でもやらないといけない気持ちと語ったということでした。
 正直言って,昨日あの状況であれだけの球数を投げさせられたのですから,桑原さんに明日投げさせるという選択はしてはいけないと思います。
 もちろん,本人は与えられた職務を全力でこなそうとするでしょうが,それをしてしまえば本当に困った時に力を尽くしてもらいづらくなると思うので,明日は桑原さんに投げさせるのは本当に止めてほしいと思います。


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2017.10.15 Sunday
 こんばんは。


 昨日からクライマックスシリーズ第1ステージが始まりましたが,昨日はメッセンジャーさんが抑えて福留さんが点をとって勝つという理想的な試合でした。
 昨日の試合については,もう少し打線が点をとってほしかったこと,桑原さんが危なかったことが課題ではありましたが,それよりもこの短期決戦において勝利という結果以上に大事なものはないので,おおよそ満足のいく結果だったと思います。


 一方,今日は13対6という荒れたゲームで大敗しました。
 今日の敗因については色々とあろうかとは思いますが,大きく分けて桑原さんの続投とNPBが雨天で試合を強行したことがあるのではないかと思っています。


 桑原さんには今季は何度も助けてもらってきたので,この試合で大量失点をしたとしても私は桑原さんに文句を言うつもりはありません。
 むしろ,それをいうとすれば,桑原さんを使い続けた首脳陣の問題であろうと思います。

 シーズン終盤の桑原さんの投球はあまりよいものではなく,これはシーズン序盤からピンチの場面ばかり多投させすぎたことの影響があったのではないかといわれていました。
 それが,ペナントレースが終了してからクライマックスシリーズ開始までで時間が空いたことから,その間の休養でどのくらい回復するものかと思っていましたが,昨日の試合ではあまり良くなかったという印象でした。
 2塁3塁の走者を背負った状況でも昨日は何とかアウトを取って無失点で切り抜けられましたが,桑原さんの状態が万全ではないことは昨日の登板でおおよそ分かっていたのではないかと思います。

 短期決戦では調子の良い選手から起用するのが鉄則であり,いかに桑原さんがよい投手であったとしても調子が悪ければ起用を見送る,もしくは具合が悪そうであれば早期に交代機を窺うというのは必要であったと思います。

 しかし,今日は,桑原さんが失点した後も起用し続け,相当程度失点をしてからようやく交代することとなりました。
 今日は,後で述べるように試合をできるようなコンディションではなく,守備のもたつきに足を引っ張られるなど桑原さんにとっても最悪な状態での投球でした。
 そうなれば,ある程度のところで交代を考えるのは首脳陣の責任だったと思いますが,残念ながらそのタイミングを逸して大量失点を許すこととなり,今日の試合結果をほぼ決めてしまうこととなりました。

 今日敗戦するのは仕方ないとしても,これだけの状態を引っ張ってしまい,球数もかなり投げさせてしまったということで,今後のクライマックスシリーズで桑原さんを登板させることが事実上相当困難になってしまったと思います。
 今日の桑原さんの交代機の誤りは,今後の中継ぎ投手起用について選択肢を一つ削るだけの影響を持つと思われ,首脳陣はそこまで考えて投手交代を考えていたのか甚だ疑問です。
 負けるにしても,桑原さんに関して今後につながらないような負け方になってしまったのは首脳陣の責任であろうと思います。


 次に,試合を強行開催したことについては,主催者であるNPBに大いに責任があると思います。

 今日の雨の具合を考えれば,普通の試合は中止だったと思います。
 ですが,阪神という超人気球団のプレーオフの試合,しかも今日阪神が勝てばファイナルステージに進出できるという試合ですからその注目度も大きく,収益も相当多額に見込める試合ですから,極力中止したくないというのは当然だったと思います。

 とはいえ,今日の状態で試合を強行開催したことは,結局横浜さんは勝ち星を獲得できたことで意義はあったとは思えるものの,この調子で第2ステージに進んだチームがいたところでいずれも広島さんにやられてしまうのではと思わずにはいられませんでした。
 なぜならば,グラウンドのコンディションは近年例を見ないほど最悪で,両チームの選手ともに過大に過ぎる疲労を負ってしまったと思うからです。
 今日のグラウンドは,雨に濡れたなどというレベルではなく,ドロドロな状態であり,かろうじてバッターボックスは見えるようにしていたものの,映像からでは各塁のベースが見て取りづらい状態でした。
 水がたまりすぎて,映像上では走る選手の姿が水たまりに映っておりました。
 また,雨の影響で,ボールもまともに転がらず,いいところの泥にボールを転がせればいくらでも進塁し放題ではないかと思えるくらいの状態でした。
 一方で,選手も走りづらそうで,皆がプロ野球選手とは思えないような走るフォームに見えました。
 当然試合も13対6と大味な試合,まさに泥仕合となってしまいました。

 大人の都合で強行開催したのだろうとは思いますが,現地の観客も相当厳しい環境におかれていたと思います。
 横浜さんにしてみれば,強行開催した利益は大いにあったとは思うのですが,選手の疲労は尋常ではないと思います。
 また,案の定デッドボールも出て,糸井さんは負傷交代となり,選手の健康面を考慮した上で試合が続行されたとも考えづらい状態だったと思います。
 強行開催した以上,止め時が分からなくなって続行したというような感じに思えましたが,もしもそうだとすれば非常に無責任打と思います。
 横浜さんは勝利した以上開催に問題ないと考えるでしょうが,阪神ファンという立場を離れて一般人としてみてもこの強行開催は不適切だと思います。
 阪神は,球団としてNPBに対して異議を申し立てないといけないレベルの試合だったと思いますし,NPBはこれが前例として許容されたと思わずに猛省してもらいたいと思います。


 いずれにせよ,阪神としては,1勝1敗ということですから,もう負けられません。
 今日の試合の疲労は相当大きいと思いますし,ましてこれだけやって敗戦ですから,気持ちの切り替えも厳しいでしょう。
 最終回に投げたマテオさんなど,もはや気持ちが切れていたと思われ,プロとしての姿勢はともかく,その気持ちは痛いほどよく分かります。
 ここから切り替えていくことは肉体的にも精神的にも相当厳しいでしょうが,そこを何とかしてもらって必ず次は勝ってもらいたいと思います。


 ちなみに,藤浪さんがファイナルステージの先発を見越して大阪に帰ってきたという記事を見ました。
 確かに前回登板では死球後に右投手から内角の球でアウトを取れたということで,課題を一応は克服できたようにも見えましたが,1度だけできたからといって藤浪さんがもう大丈夫だと言えるのでしょうか。
 もしも本当に広島さんとの戦いに登板させる予定なのだとすれば,私はさすがに阪神のものの考え方にはついて行けません。
 藤浪さんの今後を考えた時に,今季は治療に集中させることが重要であると思われ,それを目先の戦いのために起用しようと考えるのは納得できません。
 どうなるのかはわかりませんが,私は避けてもらいたいと心から望みます。


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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ニコラス・ケイジさんのパッケージのうまい棒が配布中止になったというものがあったので,取り上げてみました。

 このうまい棒は,映画「オレの獲物はビンラディン」の前売り特典として予定されていた特性のものでした。
 うまい棒のパッケージにはニコラス・ケイジさんの顔写真が写っていたのですが,このうまい棒が急遽配布中止となりました。
 その理由として配給会社が説明しているのは,ニコラス・ケイジさんんが日本の製菓会社に対して肖像権を与えているような誤解が生じ,その情報が拡散されたからとのことでした。
 どうやら,ニコラス・ケイジさんからは肖像権の使用許諾が与えられていなかったようで,それが配布中止につながったということでした。
 配給会社は,この件について謝罪した上で,ニコラス・ケイジさんとそのイメージ,評価に与えた損害を遺憾に思うとコメントしたということでした。

 この記事を見ていて,そもそもうまい棒にスターの顔写真をプリントするのにまさか許可を得ていなかったという点について驚きました。
 しかも,それをしていたのが,海賊版等の業者ではなく,公式の配給会社が関連していたというのですから,さすがに配給会社は何をやっていたのかというように思わずにはいられません。
 おそらく前売り特典であるうまい棒がないからといって売り上げを大きく左右することはないのだろうとは思いますが,それでもファンにしてみれば一体この騒動は何だったのかという思いを抱くことでしょう。

 私自身はうまい棒は好きなのですが,ニコラス・ケイジさんが対応を考えるとすればそのことは理解できます。
 うまい棒の一般的なイメージは安くて身近でおいしいというものだと思いますが,一方でそのような距離感の近さは芸能人にとっては気軽というイメージに近づいてしまうように思えます。
 そのような気軽なイメージを抱かれて喜ぶ人もいれば,それを好ましくないと思う人もいるでしょうし,ニコラス・ケイジさんはそれを後者として解釈したのでしょう。
 また,うまい棒に顔がプリントされていると,キャラクターがギャグテイストを帯びているような感覚もあるように思え,それを好ましくないと思う人もいることでしょう。
 そのようなニコラス・ケイジさんの考えについて,配給会社であればある程度予想した上で,肖像権という単語に思い当たらずとも,せめてニコラス・ケイジさん側に確認をとるくらいの配慮はすべきだったのではというように思えます。

 映画の宣伝のためにいろいろと考えを尽くしたのだろうとは思いますが,それも関係各所への配慮あってこそだと思いました。


 阪神の藤浪さんですが,今日はフェニックスリーグに登板し,7回1安打無失点の好投でした。
 数字を見ると,103球で11奪三振と非常に優秀でした。
 課題の制球については,1四球のほか1死球と悪くはなかったと思います。

 もっとも懸念された死球後の投球ですが,先日見た際には死球の後に大きく崩れてしまったところ,今日は次の打者から空振り三振をとれまして,崩れたとは思えませんでした。
 死球の場面は,もっとも懸念される右打者に対するすっぽ抜けといういつものパターンで,これを何とかできないと今後も同じことを繰り返すことになってしまうと思われ,また出てしまったかという思いがありました。
 ただ,その後に続く熊代さんは右打者ですが,その右打者から空振り三振をとれたことは大きかったと思います。
 とはいえ,最後の空振りをとったカットボールは逆球で,この空振りは偶然とも考えられるものですから,課題の死球から崩れるという展開を克服できたとは言い切れません。
 本当はここから投げさせて崩れるかどうかの様子を見るべきだろうとは思うのですが,ここまで7イニング103球投げていますから,この日はここまでとした判断自体は妥当だと思います。
 いずれにせよ,次回以降の登板を見てみないとまだまだ症状の改善については分からないというしかありません。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:19
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 今日のニュースを見ていたら,大学教授が無免許でひき逃げ疑惑で逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 今月4日,追突の交通事故が発生しました。
 この際,追突された自動車を運転していた女性は頸椎捻挫の重傷を負ってしまったということでした。
 その後,追突した車は,警察や救急車に連絡することもなく,その場を逃走してしまったということでした。
 そして,その被疑者が本日逮捕されたのですが,その被疑者は国立大学の教育学部の美術教育学を教える教授でした。
 教授は,調べに対して,「身に覚えがない。自分は○○(教授の名前)ではない。」と述べ,容疑を否認しているそうです。
 逮捕につながったきっかけは,被害者女性が車のナンバーを覚えていたからということで,それによって加害車両が特定されたということでした。
 加害車両は,事故後修理工場に持ち込まれており,警察は証拠隠滅を計った可能性を考えているそうです。
 なお,教授の免許は6年前に失効しており,事故当時は無免許だったそうです。

 あらゆる自動車を運転する人は,交通事故を起こす危険をもっていると思います。
 ある程度注意をしていても,どこかで集中力が切れるなどして起こってしまうことがあるもので,起こってほしくはないのは当然ですが,ある意味誰もが他人事ではないと考えるべきものと思います。
 それだけに,事故を回避する努力を行うことが第一ではありますが,万一事故が起こってしまった際,迅速に対応して被害を最小限に食い止めることが肝要だと思います。

 本件では,教授は容疑を否認しているので,現時点でこの教授の犯行と決めつけて話をするわけにはいきません。
 ただ,取り調べに対して,教授は,自分の名前すら否認しているということで,それがもしも虚偽の説明であればさすがにほかの供述の信憑性に大きく影響しそうな気もします。
 警察が人違いで逮捕した可能性も否定できないので,その点は注視する必要がありますが,仮にそうでないとすればこのような不合理な点で言い訳をしているというのはさすがに何ともいいようがなくなると思います。
 仮に逮捕されたのが教授でないとするならば,今大学では誰が講義を持っているのか,そのような点から不思議なことがいろいろと考えられてしまいます。
 特に,こういう時に,教育学部の教授という,人にものを教える身分の方がなす挙動なのだろうかといわれてしまうことは致し方ないとも思えます。

 教授が事故を起こしたかどうかについては,事故発生当時教授がどこで何をしていたのか,加害車両の名義,事故当時誰が加害車両を所持していたのか,修理工場に持ち込んだのは誰なのか,修理工場にはどのような説明がされたのか等について詳細に確認された上で,教授の発言が正しいかどうかが検証された上で判断されることになるでしょうから,その動向を待ちたいと思います。

 記事中に気になる記述があったとすれば,教授が事故車両を修理工場に持ち込んだという点です。
 もしも記事にある免許の失効時期が正しければ,少なくとも修理工場まで無免許運転をしたことになる可能性はあるかもしれません。

 とりあえず,被害者の方の怪我の回復が望まれるばかりです。


 クライマックスシリーズを控える阪神ですが,藤浪さんはローテーションから外される見込みということです。
 藤浪さんは,フェニックスリーグの参加メンバーとして宮崎に行っていて,12日の西武戦に先発し,その後中5,6日の間隔で先発を繰り返す予定ということですから,裏番組に当たるクライマックスシリーズには出場しないことが濃厚ということでした。

 個人的には,現在不安定な藤浪さんを無理にクライマックスシリーズに起用することは大いに反対であり,この球団の判断は賛同です。
 藤浪さんの不調の真の原因は分かりませんが,もしも精神的な要因であるならば容易に治らないことが予想されます。
 シーズン終盤に何度か登板機会はあったものの,死球から崩れる展開を何度も目にしたことを思い出せば,クライマックスシリーズに間に合うと考えることは無謀だろうと思わざるを得ません。
 本当はフェニックスリーグ登板自体も症状改善に意味があるのかはやや懐疑的に思いますが,それでもプレッシャーのかかる場面での登板でないならばまだいいかと思いました。


 そのクライマックスシリーズですが,雨天中止の場合はホーム球団の勝ちというルールのため,阪神が相当有利であるというニュースがあります。
 どうやらクライマックスシリーズ第1ステージにあわせてあまり天気がよろしくないようで,場合によっては戦わずして阪神が第2ステージに進出する可能性もあるようです。
 一見不合理に見えるルールではありますが,よくよく考えれば阪神と横浜さんのゲーム差もそれなりにありましたし,ペナントレースの価値を考えれば2位が優先されるルールというのはそこまで問題ないように思えます。
 とはいえ,これが横浜さんの立場になれば,私は納得したのかどうかは分かりません。


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 今日のニュースを見ていたら,サーフィンをしていた人の車6台が盗まれたというものがあったので,取り上げてみました。

 盗まれた車6台は,いずれもビーチの駐車場に停まっていたものでした。
 いずれもサーファーがサーフィンをしている時に盗まれたということで,車には鍵がかけられていたものの,その鍵はいずれも小さな箱に入れて車体の下などに取り付けていたということでした。
 被害額はあわせて910万円にも上るということです。
 警察は,複数犯の可能性もあると見て,周辺の防犯カメラ映像などを調べるなど,窃盗事件として捜査しているということです。

 この記事を見ていて,窃盗犯はコツさえ分かれば盗みやすいのだろうと思うとともに,サーフィンなどをしづらくなるだろうと思いました。

 まず,車泥棒にしてみると,もっとも窃盗がしやすい状況というのは鍵を入手することだと思います。
 その鍵が挿しっぱなしで車から離れたということなどであれば非常に盗みやすいと思われますが,一方でそのような事態は非常に少なく,一般的には鍵を使わずに盗む方法が企図されることが多いと思われます。
 その点,このようなサーファーの鍵保管方法であれば,窃盗犯としてはその箱の開け方だけ分かれば盗むことが可能になるわけで,一般的な車窃盗事案の中では技術的要素が少なくて済む部類なのだろうと思われます。

 一方,サーファーにとっては非常に悩ましい事件だと思います。
 私も昔マリンスポーツをやっていた時期がありましたが,その時にもっとも気を遣ったのは所持品の管理の問題でした。
 近年の車の鍵は,電子的な仕組みのものが大半であることから,水につけると壊れてしまう可能性があります。
 そうすると,例えばプールのロッカーの鍵のように体にゴムなどで固定して海に入るわけにはいきません。
 そうなれば,陸に車の鍵を始めとした荷物を置かねばならないわけですが,そうすると今度はどのように盗難対策を講じるかというのが問題になります。
 そこで,今回サーファー達がとった対策が,車の中に貴重品を保管し,その鍵を隠してしまうという考え方だったと思います。
 ですが,その隠し場所がその道の人達に共通する分かりやすいものであれば,結局暴かれてしまえばもはや為す術がなかったというのが本件だったと思います。
 この問題が解決できないと,結局荷物番がいなければマリンスポーツを楽しめないということになってしまうでしょうし,一人で気軽にやってくるということができないならば,マリンスポーツの衰退の問題にすら発展しかねないと思います。

 では,車の下に箱を設置しないとしたら,一体どこに設置すればいいのか,非常に悩ましい問題でしょう。
 もっともよい対策は,海水浴場にコインロッカーが設置され,それを利用することなのかもしれません。
 ただ,鍵を海に持ち込む前提になりますから,海水に浸かる鍵の劣化の問題,波にさらわれて鍵がなくされる問題などが懸念されます。
 また,ロッカーの個数の問題もあると思われます。

 一方,人が預かる方式については,人を常駐させなければならないため,運営側(おそらく地方公共団体でしょうか。)の支出の問題もあり得ますし,採算見込みについて計算をしなければならないと思われます。

 自己責任の部分があるとはいえ,ある程度の対策を講じなければマリンスポーツの衰退,ひいては地元の衰退の問題にもなりかねませんし,きちんと考えなければならない問題だろうと思いました。


 今日は,阪神のペナントレース最終戦が行われました。
 しかも,新井良太さんが今シーズン限りの引退ということで,今日は安藤さんとあわせて2人の最終試合となりました。

 安藤さんについては,先日いろいろと述べましたが,最後の登板も非常にフォームが美しかったと思います。
 もうストレートで140キロ出ないのだという様を見ていると,本人としてももう引退の時期であると自ら思ったのかもしれませんが,それでも一時代を背負った選手だけに,非常に惜しい気持ちが強くあります。
 金本監督が自らボールを私に行く姿を見た時には,意識せずとも悲しくなり,本当に終わってしまうのだと認識せざるを得ませんでした。
 金本監督は,監督としてだけでなく同僚としてもともにしましたから,その感慨も人一倍あると思うのですが,こういう姿を見ていると安藤さんは皆に信頼される選手だったのだと改めて思うものでした。
 石川さんがホームランを打った場面についてですが,石川さんもプロ初ホームランですし,未来ある選手ですから,一生懸命やってこの結果だったと思えば,ご愛敬というべきでしょう。
 最後は新人の才木さんにボールを託して去っていきまして,世代交代を感じずにはいられませんでした。
 安藤さん,本当にお疲れ様でした。

 その安藤さんの最後のアウトをとったのは,同じく引退する新井良太さんのファインプレーでした。
 この横っ飛びを見ると,まだできるのではないかといいたいところですが,今季は打率も悪く,本人もいろいろと考えた末だったのでしょう。
 一時期は阪神の4番に座り,新井兄さんと一緒に打線を構成していた時には,昔兄弟で描いていた夢が実現したのだろうと思って胸を熱くさせたものでした。
 4番に良太さんが座っていた当時は,良太さんがまさに中軸という活躍をしていた一方で兄さんはチャンスで併殺を打つ場面が多かったため,ネット上では,良太さんが新井(良)と記載される一方で,兄さんの方が新井(悪)と揶揄されていたことはいい思い出でした。
 それが,今や新井兄さんは広島で復活というべき活躍を遂げている一方,新井良太さんが先に引退することになるとは,まさに悲しいという一言に尽きます。
 できれば,新井良太さんのホームラン時の豪快なバット投げを見たかったところでしたが,今日はそれが見られず残念でした。
 今後の人生に幸が多いことを願うばかりです。

 今日は,メッセンジャーさんもいい活躍をしてくれましたし,大山さん,福留さんのホームランも見られ,鳥谷さんの1000四球記録の達成もありましたから,非常に盛りだくさんな試合だったと思います。
 また,非常に気持ちの良い快勝で,消化試合とは思えないくらいの充実度だったと思います。

 これからクライマックスシリーズに突入するわけですが,今日の試合は調子づけるには十分な試合だったと思いますし,ここで勢いに乗っていってもらえると大変うれしいところです。


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 今日のニュースを見ていたら,本日Google PixelのイベントにおいてGoogle Translate on Pixelが発表されたというものがあったので,取り上げてみました。

 このGoogle Translate on Pixelというものは,異なる言語を話す相手の声をリアルタイムで翻訳するというものです。
 記事にあった例によると,イタリア語で会話がしたい場合,ユニットのボタンを押して「Help me,speak Italian」といえばイタリア語モードとなって,ユーザーが話した言葉が翻訳されて,スマホのスピーカーから相手に意思が伝えられるということでした。
 また,Google Translate on Pixelによって音楽捜査や検索,スケジュールや着信メッセージなどの読み上げもできるとのことでした。
 Google Translate on Pixelは11月に発売されるそうですが,その大勝には日本は含まれていないということでした。

 私は普段英語などを使う仕事をすることもあるので,この器具には大変興味があります。
 私も多くの日本人と同じく,英語の読み書きはそれなりに自信があるものの,話す方は不得手という体たらくで,一応の意思疎通は可能ではあるものの実用的かといえば胸を張ってそうだとは言い難いです。
 それだけに,このような器具の存在は非常に心強く,かつ仕事の幅も大きく広がるのではという期待があります。

 一方で,例えば翻訳サイトの翻訳能力を見るに,最近はなかなかよくできていると感心することもままありますが,例えば翻訳サイトの翻訳文をそのまま使ってやりとりすることには躊躇いがあります。
 私も翻訳サイトを使うことはよくありますが,もしも英語でメールを打つ場合には,翻訳サイトから出てきた文章を自分なりに添削したり修正したりしてからでないとやはり相手に示したりするだけの勇気はありません。
 最近のGoogle翻訳の出来はよくなっているとは思うものの,これをそのまま使うには躊躇いがあるだけに,もしもこの器具を使った際の出来がGoogle翻訳レベルであるならばこれで海外に行っても大丈夫だというにはさすがに問題があろうかと思います。
 その意味では,この器具が出回り始めたとしても,英会話能力の重要性についてはまだ衰えることはないのだろうと思っています。

 また,スマホのスピーカーを通じてということが記事にありますが,おそらく通信機能が働くことが前提になっていることでしょう。
 そうすると,海外で通信できる状態にないと使えないと思われ,wifiの入っている建物内であればいいものの,そうでなければパケット通信契約をしなければならないということになろうかと思います。
 最近日本の携帯電話の海外ローミングも使える機会が多いですが,それでも利用料が高額であるということも否めず,使用機会が限定的になってしまうのではないかというようにも思えます。

 さらに,この器具が出たてでまだ世間に出回っていない現時点では,この器具を利用している人は基本的に裕福な人だと見られると思われます。
 そうすると,国によっては,この器具を利用している人が中心にターゲットになって犯罪に巻き込まれるのではというようにも想像します。

 というように考えると,私としては相当興味深くこの器具を見ていますが,この実用性などについては今後様子を見て,その使用感などの情報を集めてから検討したいというように思います。
 ただ,おそらく遠くない将来に日本に導入されるでしょうし,その時には私は割と早い段階で手にするのではというように思っています。


 今日の阪神ですが,竹若さんがプロ初登板にして初勝利を飾りました。
 長坂さんもプロ初出場となりましたが,なかなかいい動きをしていたと思いました。
 また,ドリスさんは単独セーブ王が確定し,本拠地連敗が5でストップするなど,今日の試合はなかなかいい試合だったと思います。
 途中までは非常に厳しい試合展開ではありましたが,いろいろと試せましたし,何しろ甲子園で連敗中だというホームの嫌な流れを断ち切れたというのは非常に大きかったと思います。
 不安要素としては,ホームでの打線停滞というところでしょうが,もはやここまで来て不安ばかりいっていても打開できないでしょうし,期待するしかないというところでしょう。
 明日が今季のペナントレース最終戦ですが,クライマックスシリーズに向けて勝って終わりにしたいものです。

 クライマックスシリーズの先発投手ですが,秋山さんが広島さんとの戦いまで温存される見込みという記事を見ました。
 記事によれば,横浜さんとの戦いはメッセンジャーさん,能見さん,岩貞さんの3人で行く方針だということです。
 今の阪神の2枚看板はメッセンジャーさんと秋山さんですから,私はてっきり秋山さんが横浜戦の2戦目に投げると思っていました。
 しかし,秋山さんの対横浜対戦成績はあまりよろしくなく,それを考えた時にこれまでの実績で対戦成績のよい選手を登板させるというのは戦略上ありだと思っています。
 また,第1ステージ勝ち抜けは当然の前提ではありますが,仮に勝ち抜けたとした場合に第2ステージで出てくる広島さんはさらに強いわけですから,そこにエース級をぶつけたいと考えるのはもっともでしょう。
 どのような戦略でやってくるかはまだ見物ではありますが,これから楽しみであることは間違いありません。


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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,盗撮目的で他人の家の玄関ドアに設置されている郵便受けにスマホを入れた男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 男は,この部屋内の女性を盗撮しようと考え,女性が住むアパートの玄関にある郵便受けに郵便受けにスマホを差し入れたということでした。
 しかし,スマホを差し入れた際,そのスマホを室内に落としてしまいました。
 そこで,男は,スマホを回収するため,「酒に酔って他人の家のポストに携帯電話を入れてしまった」として警察にスマホを落としたと遺失物届を提出したところ,警察に問い詰められて盗撮目的という犯行を自供したということでした。
 犯行時,女性は不在だったということで,男と女性に面識はないということです。
 警察は,男が盗撮する目的でアパート2階の女性宅前の通路に立ち入ったという住居侵入で男を逮捕したということでした。

 このニュースを見ていて,男の態様がいろいろと残念だと思いました。
 おそらく,男としては,このスマホが部屋に落ちている状態が継続すれば,女性がこれを警察に届け出てしまって犯行が発覚するとおそれ,何とか早急に手を打たなければと焦ったのでしょう。
 そして,警察に届け出られる前に自分から警察に言った方がいい,その理屈としては遺失物届がいい,その言い訳は酔っぱらって入れたというのがいいと思ったのでしょう。
 しかし,記事を見る限り,女性の住居はアパート2階ですから,用のない人が酔っぱらって偶然立ち寄るには極めて不自然であり,冷静になって考えればこの言い訳が通りそうもないことは分かったのだろうと思います。
 そして,にもかかわらずこの言い訳を述べたということを見ても,おそらく男は冷静な判断力を欠いていたのだろうと思われます。

 郵便受けにスマホを差し入れていた最中に落としてしまったという段階でいろいろと思うところがあるわけですが,せめて万一に備えてストラップや紐などを付けて落下を防ぐくらいのことは考えてもらいたかったものです。
 ただ,それは別として,こうしてみると郵便受けというのは作りによってはなかなか不用心なもののように思えます。
 私が以前住んでいたアパートでは,ドアに設置されていた郵便受けには,特に返し等も付いておらず単に紙を差し入れるだけの仕組みでしたから,今考えると非常に不用心だったと思うものです。
 かといって,これまでそれがまかり通ってきたわけで,それはこれまで世の中であまり大きな問題にならなかったからなのでしょう。
 今回の事件のように郵便受けが使われる様を見ると,個人的にはその存在についていろいろと考えさせられました。


 阪神のドリスさんがセーブタイトルを,マテオさんと桑原さんが同点でホールドポイントのタイトルを獲得することが濃厚という記事を見ました。
 こうしてみてみると,今季の阪神はこの3投手には本当にお世話になりました。

 ドリスさんですが,今年の正月時点では契約合意間近などという話で契約が締結できていなかったというのがおかしいと思えるくらいの活躍ぶりでした。
 確かに,昨季は怪我をしてしまいましたが,それは酷使のせいであり,これだけ優秀な投手であれば怪我のリハビリを兼ねてももう1年契約をすべきではと思っていただけに,なかなか契約しないそぶりは非常にいろいろと思わされました。
 そして,蓋を開けてみれば,ドリスさんなしでは今の順位は全くあり得なかったと思うと,阪神の見る目のなさを改めて実感するものです。

 マテオさんは昨季に引き続いてよく投げてくれました。
 また,桑原さんは今季ものすごく重用されましたが,特に危ない場面ばかりに投入されることが多く,精神的にも肉体的にも厳しい状況であったと推察されます。
 にもかかわらず,両投手とも本当によく投げてくれました。

 今季の阪神は,マテオさん,桑原さんのほか,岩崎さんと高橋さんの4人が60試合も登板しまして,これは球団史上初だというニュースがありました。
 確かにいずれも優秀な投手達ばかりですが,一方で中継ぎ投手がこれだけ活躍するということは先発投手が途中でスイッチする展開が多かったということの裏返しともとれると思います。
 阪神の先発投手陣の中で完投能力のある投手は少なく,完投までいかずともイニングイーターと言える投手も多くはありません。
 このことはひいては中継ぎ投手陣に大きな負担をかけることとなり,9月に入ってからは自慢の中継ぎ投手陣が打ち込まれるという展開を何度も目にすることになりました。

 そう考えると,ホールドポイントや60試合登板の投手が4人というのは必ずしも誇らしいことではなく,阪神としては来季に向けて長いイニングを投げられる先発投手を獲得ないし育成することが大きな課題だと言えると思います。
 長いイニングを投げられるというには,スタミナがあることはもちろんのこと,あまり大きく崩れずに活躍できる投手という意味であり,そのような投手はどこの球団もほしいに決まっている選手なわけです。
 私も自分で無茶を言っていることは分かっているのですが,それでもやはり阪神の大きな課題だと敢えていわせて頂きたいと思います。
 阪神の課題は,先発投手とファーストの大砲であり,それを埋め合わせられるようなオフの補強を検討してもらいたいものです。

 なお,右の大砲候補といわれていた中日さんのゲレーロさんですが,阪神が獲得を企図していたものの,他球団との金額競争に負けそうな見込みで,獲得は相当厳しいようです。
 そもそも中日さんの選手ですから,これをもって他球団がずるいとかそういうようなことを述べるのは筋違いなのは分かっているのですが,もしも読売が多額の金を投じて獲得しようとしているのであれば,せめて昨季の補強の二の舞にならないように気をつけてもらいたいと捨て台詞だけ述べておきたいと思います。


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2017.10.03 Tuesday
 こんばんは。


 先日福岡の高校で,授業中に生徒が教師に対して暴力を振るう動画がネット上で話題となり,暴力を振るっていた生徒が逮捕されるという事件が起きました。
 この事件後,この高校では謝罪文を出しましたが,その謝罪文の文章がどうも的を射ていないということがまた大きく話題になりました。
 具体的には,その謝罪文では,暴力行為について問題視しているというような記載もあるものの,SNSの利用についても問題視しており,最終的には暴力行為に関する教育よりもSNS等のITに関する教育をしっかり行っていきたいという形で終わっていました。
 この謝罪文について,ネット上では,暴力行為が本来的な問題であるのに,SNSで犯行を拡散した行為の方を咎めているように見えていたため,あたかも高校がSNSで拡散されなければ問題を隠蔽できたのだから拡散させた生徒が悪いと論点を間違えているのではないかという批判が多く見受けられました。
 私自身,謝罪文を読んでみたところ,本来問題とすべきはSNSの拡散ではなく暴力行為を抑制することであるにもかかわらず,SNSという手段を問題視しているということは世間に拡散されなければ暴力行為が表に出なかったのにというようなニュアンスにとることもできると思って,違和感を感じました。

 そして,さらに今日の記事では,この謝罪文が,以前に他の高校で問題が発生した時の謝罪文と本体部分が類似しているというということが指摘され,さらに大きくネット上では話題になっていました。

 この類似しているという文章と比較してみたところ,確かに中盤からは非常に類似していると思われ,特に終盤の方はそのままというように思えました。
 謝罪文というのは,その性質上ある程度類似することは致し方ないとは思うのですが,これだけ類似していると偶然一致したものとは考えがたく,別の高校のものをコピペしてきたのではと疑われかねないものだと思います。
 そして,もしもコピペをしてきたのであるならば,上記の的を射ていない謝罪内容というのも頷けます。
 別の高校の謝罪文はSNSに不適切な書き込みを行ったことに関連する謝罪文であり,本件とは異なって暴力行為という要素がなかったのですから,今後一層のIT教育に取り組むという結語は頷けるものだと思います。
 もしもそれを今回の謝罪文のためにもってきたのだとすれば,上記の通り問題の本質はSNS利用ではなく暴力行為ですから,本質の異なる謝罪文になることは予想されるところであって,それゆえに別の高校のものをもってきたのではないかというように思えてしまうのです。

 コピペでないのであればいいのですが,それでもそのように疑われたということ自体が教育機関という性質上大きく問題であろうと思います。
 例えば,高校では読書感想文の宿題やレポート作成の課題などないでしょうが,仮にそのようなものがあった場合に生徒がネット上で見つけてきたものをコピペして仕上げてきたとした場合,学校側はそれに対して強く指導できないように思えます。
 ある意味生徒からカンニングを正当化する抗弁の一つとして用いられる懸念があり,その点で今回のように疑われる行為を教育機関が行ったということが非常に大きな問題であろうと思うのです。

 高校としては,コピペであるというわけにはいかないでしょうから,偶然一致してしまったというしかないのだろうとは思いますが,ここまで類似してしまうとその信用性も疑われるもので,極めて厳しい立場に立たされるように思えます。
 暴力行為や逮捕の妥当性,暴力行為発生時のクラスの状況,SNS拡散など今回の事件では多様な問題がありますが,できればその中でも学校は毅然とした対応をとって状況の回復に努めてもらいたいものです。


 阪神にシーズン途中でやってきた助っ人外国人ロジャースさんが近日中に帰国する予定という記事を見ました。

 ロジャースさんは,一時的に活躍したものの,インコースが得意ではないという弱点を見抜かれてしまったこと,助っ人外国人に求められるパワーのレベルになかったことなどから,あまり一軍で起用されませんでした。
 苦手なコースについてはあまりわかりませんでしたが,パワーがそこまでなかったことは来日前から分かっていたことだと思われ,それをこのような形で契約終了に向かわせることはどうなのだろうかと思います。

 ロジャースさんは,二軍でもそれなりにがんばっていましたし,ベンチでも雰囲気をよくしようと努めていた優良外人であろうとは思いますが,それでも望むレベルになかったのであれば結果として契約終了は仕方ないでしょう。
 ただ,もしもこの結論が来日前からわかりきっていたことであったならば,もう少し首脳陣は考えて人材獲得をやってもらえないかと思わずにはいられません。
 しかも,これからクライマックスシリーズを迎えるという段で帰国を許してしまうというのは,戦力としても期待していないということですから,失礼なやり方ではないかと思ってしまいます。

 このところ外国人打者の獲得については過去の駄目外人列伝を思い起こさせる感じになりつつありますが,有能なスカウトはいないものかと悩ましいものです。


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2017.10.02 Monday
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 今日の阪神関連のニュースを見ていたところ,高宮さんが戦力外通告を受けたというものがあったので,取り上げてみました。

 高宮さんは,2005年に横浜さんに入団後,2011年にトレードでオリックスさんに移籍しました。
 その後,2012年に当時阪神にいた平野さんがFA宣言をしてオリックスさんに入団した際に人的補償として阪神に入団しました。
 2015年には52試合に登板してぼうぎょりつ3.03と安定した投球を見せており,読売の阿部さんに対しては絶大な威力を誇っていましたが,昨季は16試合に登板して防御率6.39と振るいませんでした。
 また,今季は一軍登板がなく,今季の二軍登板でも40試合で防御率5.19と結果を残せていませんでした。

 高宮さんを初めて認識したのは,非常に申し訳ないことなのですが,横浜さんに在籍していた時のオリックスさんとの交流戦での登板での水差し野郎事件でした。
 ここでその事件の詳細を言及することは避けたいと思いますが,その際の印象が強すぎて,高宮さんに対する私の中での偏見ができてしまっていました。
 それだけに,それなりに活躍する選手だということは分かっていたものの,平野さんの人的補償として獲得するという話を聞いた際には果たしてそれが妥当な判断なのかと疑わしく思ったものでした。

 しかし,私の見る目のなさを非常に痛感したのは2015年の活躍ぶりを見た時でした。
 あの年のリリーフを考えると,高宮さんがいなければ非常に投手陣のやりくりが厳しかったと思い出しまして,高宮さんという人の実力を思い知らされることとなりました。
 あれだけできるのであればまだまだ活躍が見込めると思っていたものの,昨季だけでなく今季も活躍が見られませんでした。
 今季の阪神の中継ぎ投手陣はみなが疲弊しきってしまっていたため,高宮さんが出てきてくれればと思ったことは何度もありましたが,結局このような形で阪神を去ってしまうことは非常に寂しく思います。

 高宮さんが2016年以降なぜ不振にあえぐことになったのかは分かりませんが,その原因を明らかにして調整できるのであれば,まだ現役を続けることは十分できるのではないかと思っています。
 特に,左腕の中継ぎ投手は貴重ですし,経験もある方なので,中継ぎ投手に不足している球団が獲得を検討することはありうると思っています。
 願わくば,敵球団の選手として登板してもらいたいと思っています。


 ほかの阪神関連のニュースといえば,清宮さんと面談をしたというものでしょうか。
 阪神は1位指名をする方針を伝えたということですが,面談に訪れたのは10球団ということで,もしも10球団競合するならば回避する選択肢はどうなのだろうかと思ったりもしました。

 確かに清宮さんを獲得できるとすれば,阪神がこれまで求めていたファーストの大砲が手に入るということになるので,阪神の獲得したいと考えるポイントに合致するというべきでしょう。
 ですが,清宮さんに使命が集中するならば別の選手をほぼ希望通り選ぶことができるようになるのではと思うと,絶好のチャンスというようにも思えます。
 阪神は,去年一昨年ともっぱら1位指名と噂された選手に行かずに意外な1位指名を続けていましたが,今季もそのようなサプライズがあったりするのだろうかと思ったりもします。
 ここまで1位指名を打ち出して今更清宮さん以外に指名が行くというのはメンツの面でも難しいのかもしれませんが,これまでのことを考えると最後まで目が離せないと思っています。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:45
 こんばんは。


 今日のプロ野球の試合の勝敗で,CS進出チームが全て決まりました。
 8月に入った頃から,大方の予想で,首位広島さん,2位阪神というのはどんでん返しのない限りは決まったものと見られていましたが,つい最近まで熾烈な3位争いが繰り広げられていました。
 横浜さんが地位を固めていたものの,読売が追い上げてきて,一時期は3位が逆転するまでなりました。
 しかし,今日の試合では,読売が阪神に負け,横浜さんが勝ったことで,CS進出は横浜さんに決まり,読売は初のCS進出を逃すこととなりました。

 今季の読売を思い返せば,終盤の追い上げこそ立派で脅威でしたし,とにかく菅野さんが素晴らしかったという印象が強いですが,やはり大型連敗を初め相当失速したことが足を引っ張ったというべきでしょう。
 終盤の追い上げを中盤くらいで見せていられれば少なくとも3位には入れていたでしょうが,それができないからこそ野球というものなのかもしれません。
 思えば,今季の読売は,FA選手のほとんどが2軍スタートで始まる誤算だけでなく,山口さんが上がってきたと思ったら暴力事件で今季出場はできずということで,高橋監督にとっては極めて気の毒なシーズンだったというほかないと思います。
 個人的には,高橋監督の采配についてもいくつか意見はあるものの,この地位に至ったのは采配というよりもむしろ働くべき選手が出てこなかったことが大きく,高橋監督が悪くて没落したという評価はしたくないです。
 いずれにせよ,読売はCSに進出しないということで,CSで菅野さん,マイコラスさん,田口さんを迎え撃たなくてよいということは僥倖であろうと思います。

 一方で,最近の横浜さんはなかなか手強く,先日も阪神は5連戦で1勝3敗1引き分けと惨敗というべき成績だったと思います。
 また,このところ阪神は勝てているものの,やはり例年に見られる9月の失速というのは今回もあるように思われます。
 このような状態で果たして阪神はCSを突破できるのか,不安に思います。

 阪神は,中継ぎ投手陣の安定した活躍によって今の地位に踏みとどまっていると言えるかと思いますが,先発投手がやや不安定であること,そして打てなくなる時にはほとんど機能しなくなる打線というのが問題だと思います。
 ただ,中継ぎ投手については,最近疲れが出てきたからか,打ち込まれることが多く,特にドリスさんについてはこのところ不安定さが目立つように思われます。
 最近守備の粗はあまり目立たなくはなりましたが,一部の選手を除いて守備がうまいというほどではなく,やはり多少不安もあります。

 選手の疲れについては何とも言い難いところではありますが,順位が決まった以上はこれからはCSに向けて極力温存を意識して調整的な選手起用を念頭に行うことになるのでしょう。
 できればもう少し早い段階でそれができればよかったのですが,CS進出チームが全て決まるまではそういうわけにもいかなかったですし,残り試合もわずかではありますがようやく次の試合からそのような形でやれるということでしょう。

 問題は打線だと思うのですが,このところ俊介さん,上本さん,大和さんがいい活躍をするところが見られており,大山さんもトンネルを抜けつつあるように思えます。
 こういった選手に,糸井さんなどのベテラン選手がいい味を出してくれると打線の幅が広がると思うのですが,どうなるのでしょうか。
 できれば高山さんや北條さん,原口さんにも出てきたもらいたいところではありますが,現状俊介さんなどからポジションを奪うのは難しいでしょうし,短期決戦では調子のいい選手を使うべきという考えからいけば理想のみで起用するのは難しいでしょう。

 今日好投した岩田さんはCSに先発投手として起用されることが濃厚のようで,おそらくメッセンジャーさん,秋山さんに並ぶ投手ということになるのでしょう。
 メッセンジャーさんは,骨折したにもかかわらず,今日は2軍戦で5回2安打無失点,最速151キロと好投を見せまして,この調子でいけばCSには間に合うと考えて良さそうです。
 できればもう少し様子を見た上で起用できれば申し分ないですが,この場面ではもはやそのようにいうことも難しいでしょう。
 藤浪さんをCSという大舞台で起用して不振脱却を計るという考え方もあると聞きましたが,短期決戦をそのような実験場に使うのは藤浪さんにとっても誰にとっても適切ではないと思うので,そのような考えは決して持たないでもらいたいと願ってやみません。

 このところの横浜さんを見ていると,阪神がホームで戦えるとしても,あまりそれをアドバンテージとは思いづらいところがあります。
 まして例年の失速を考えた時,阪神はここぞというところで勝ちきれないという展開をいつも目にしており,これから非常にはらはらする展開を見ることになるのだろうと思っています。
 ですが,去年と違って,10月も野球を楽しめるということをまずは喜びたいと思います。
 特に,終盤の失速を見ている限りでは,とてもCSに出られるチームではなかったですから,にもかかわらずこうしてまだ阪神を見ていられることを喜ぶことがまずは一番だろうと思うようにしたいです。
 金本監督は短期決戦を監督として始めて迎えるわけですが,和田監督は短期決戦には強かった思い出があるので,金本監督もそれに続いていってもらいたいと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(1)  | trackbacks(0) | 21:42
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