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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,70代女性の代わりに60代女性が替え玉受験をしたというものがあったので,取り上げてみました。

 この入試があったのは2013年3月で,定時制高校の入試面接で替え玉が行われたということでした。
 発覚の経緯は,去年11月に替え玉受験があったという文書が届き,聞き取り調査を行ったところその疑惑が発覚したということでした。
 この70代女性と60代女性は親族関係にあったそうで,面接の際に顔写真で本人確認されたものの見分けられなかったということでした。
 替え玉を行った60代女性は,この高校の卒業生らで作る定時制教育振興会のメンバーで,この高校から出願者を募るように要請されていたそうです。
 そこで70代女性に出願を依頼したものの,面接控え室には60代女性が入ったなどと説明をしたそうです。
 これらの聞き取り調査から,60代女性が代わりに面接を受けた可能性が高いとして,教育委員会は70代女性の合格を取り消すと発表したそうです。
 教育委員会は,確認が不十分だったとして,関係者の処分も検討しているそうです。
 なお,70代女性は,13年5月,一度も登校せずに退学したそうです。

 私は,替え玉受験という記事を見たとき,筆記試験の替え玉だと思っていたのですが,まさか面接の方だと思いませんでした。
 70代女性がなぜ面接を回避したかったのかよく分かりませんが,直ちに退学をした経緯を見ている限り,60代女性に入試を受けるように頼まれてやむを得ず受けたということなのではと思います。
 しかし,面接の替え玉は普通は写真などで発覚するだろうと思うのですが,親族ということもあってよほど顔が似ていたのかもしれません。

 どういう経緯で怪文書が届いたのかは分かりませんが,もしかしたら教育振興会メンバーに対して出願者数を増やすように必要以上のストレスがかけられて,内部告発目的でこのような行為に出たということかもしれません。
 生涯学習のための高齢者の定時制高校入学というのは私は悪くないことだろうと思うものの,もしもそれを世間にアピールするために出願者の数値目標が課せられていたとすると,それは教育の押しつけということであり,生涯学習という性質とも合うとは思えません。
 個人的には,面接の経緯,面接における本人確認の状況,面接での得点等も重要な調査すべき項目と思いますが,その他教育振興会において数値目標等が定められていたのか等についても調査されるべきと思いました。


 阪神は,中日さんとのカードにおいて,一応2勝1敗と勝ち越しを決めました。
 昨日の試合は,福留さんがサヨナラホームランということで,緊張感のある展開の中爽快感ある終わり方をしてくれてとても気分がよかったところでしたが,今日は無抵抗な感じで一方的な敗戦でした。
 負けるときは惜しいよりもこんな一方的な方が後に引きづらないとも思えるので,私はある意味割り切っていますが,それにしても無抵抗だったなという印象でした。
 とりあえず,このカードを見ていて,大和さんをFAで流出させないよう,阪神は全力を尽くさねばならないということだけは確認できたと思います。

 今日は阪神は負けてしまったものの,ひとまず横浜さんも敗戦したので差が縮まらなかったことはよかったと思っています。
 広島さんは大差で勝利したため,差が10ゲームまで広がってしまったことは残念としかいいようがないのですが,それでも今は現実問題として2位を明け渡すかどうかという方がシビアな問題になっていると思います。
 できれば1位をもう一度争えるようになってもらいたいですが,これから死のロードと失速の9月を迎えるため,あまり過大な期待は抱かないようにしようと思います。


 2軍で調整中の藤浪さんですが,オリックス戦に先発し,3回4安打1失点だったということでした。
 71球も投げ,3四球で,四球から失点もしていますから,まだ制球難から崩れる傾向は見受けられるものの,158キロを2回出すなど球は走っているといえると思います。

 ある記事では,イップスになると一般的に球速が落ちるため,藤浪さんはイップスではないのではないかというものがありました。
 私もそのような話は聞いたことがありますが,実際にイップスかどうかは本人の問題であり,そこを重点的に述べるべきではないかもしれません。
 特に,右打者のインハイに抜ける球が問題視されていたものの,この試合では右打者をほぼ抑えられていて,その問題は意識すれば克服できる類のことなのではとも思えます。

 今みるべきことは,若干フォームが変わったことなのではないかと思います。
 フォームが変わったものの制球難が若干顔を出しているところを見る限り,まだ完全にこれが馴染んでいないのかもしれませんが,それでもいい方向につながっていってくれることを願うしかありません。
 今見ている限りは,昔よりは制球が若干戻っていると思いますし,何より前の問題だったときより球のキレもあるように思えるので,多少状態は改善してきてくれているのではと思っています。

 個人的には,右打者への頭部の死球は問題だと思いますし,四球から崩れるパターンもよく見ているので制球を矯正してほしいとは思うものの,ある程度四球を出してもいいからスタミナと力で押さえつけて勝つところを見せてもらいたいという気持ちがあります。
 四球が多くなってある程度球数が出てしまっても,それでも結果を見せてくれてきたのが今までの藤浪さんでしたから,制球が矯正されるのが一番ですが,ある程度矯正できたら,あとはスタミナと力で押さえつける投球を見せてくれればいいと思います。
 今の2軍での調整経験は今後の野球人生を左右することになる期間だと思うので,その方向性を決定づけられるような調整をしてもらいたいものです。
 そして,できれば総力戦に突入する8月後半から9月に復帰してもらいたいと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 21:56
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国でエレベーターが爆発下という者があったので,取り上げてみました。

 エレベーターは16階建てマンションの9階でおきました。
 爆発の威力は,エレベーターの出入り口の枠が吹き飛ぶ程度の衝撃だったということです。
 作業員がエレベーターを調べたところ,9階のエレベーター部分の隙間にマグボトルが挟まっていたということでした。
 爆発前に監視カメラに写っていた7階に住む女性によると,人に会うために9階に行く用事があったそうですが,すぐに帰る予定だったため,エレベーターのドアにマグボトルをかませてエレベーターが閉まらないようにしたということでした。
 しかし,ドアはマグボトルをかんだまま閉まって移動を開始し,すぐに大きな音とともに故障したということでした。
 専門家によると,中国のエレベーターのドアは2種類あり,ドアに者が触れると自動的に開くタイプと,センサーで検知するタイプがあるということです。
 センサータイプの場合,死角ができてしまうことがあるので,その死角にものがあっても検知しないそうです。
 マンション管理会社は,女性は軽傷を負ったものの,大事には至らず,女性の行動による故障なので修理費用について女性と話し合いを進めるということでした。

 この記事を見ていて,まず疑問に思ったことは,結局記事からだけでは爆発の原因が分からないということです。
 マグボトルをドアにかませたのにエレベーターが動き出したことは分かったのですが,そうするとなぜエレベーターが爆発するのでしょうか。
 ドアにものを挟めたまま動き出すエレベーターの存在は危険きわまりないと思いますし,その問題が顕在化したという意味ではこの事件に意味はあると思いますが,肝心な爆発原因が分からないのであればこのメーカーのエレベーターに乗ることは避けたいと思うものです。

 この女性がマグボトルをドアにかませるという行為をしたということですが,どうもこの女性の行為が初めてのようには思えず,少なくともどこかでこの方法に関する知恵を付けてきたか,過去に成功した経験を持っていたように思えます。
 この行為は,エレベーターの停止時間によっては他人にしてみれば迷惑きわまりないものですが,中国というか,この女性の周りではどの程度蔓延している行為なのか気になるものです。
 文化が違うから許容されるものなのかもしれませんが,少なくともあまり褒められた行為ではないと思います。
 そして,中国の2タイプのエレベーターのうち片方のタイプがどれだけ世間に採用されているかは分かりませんが,センサータイプの数が多ければこの行為が爆発を呼び込む可能性があることをより広く認識されるべきかと思いました。

 先日は中国の信号の爆発の件を取り上げましたが,どうも中国と聞くと爆発と結びつけてしまいがちな自分がいます。
 信号の件は気温が爆発の原因といわれていましたが,今回はそれが不可解であり,こうなってしまうとどんなものでも爆発の可能性を感じてしまうものです。


 今日の阪神は,横浜さんに勝利しまして,1日にして同率2位に並びました。

 今日は,岩田さんが久々に先発で頑張ってくれまして,久方ぶりの勝利を飾れました。
 暴投などで2失点した際にはこのまま負けてしまうのではと心配したものでしたが,その後よく立ち直り,約2年ぶりの勝利を収めました。
 岩田さんは元々地力はある方でしたが,突如崩れて大量失点して負けてしまうという展開をこれまで幾度となく見てきました。
 特に,5回まで好投したものの,突如6回から崩れるというパターンが多かったように思われ,今日は様子見という意味合いはあったとしても5回までの登板というのは久々の先発としては妥当な判断だったと思っています。

 今日は,8回に大量得点を挙げられましたが,それよりも中谷さんのホームランで逆転できたことが大きかったと思います。
 こうしてみてみると,やはり一発のもつ力というものの大きさをまざまざと感じますし,中谷さんは粗さはあるもののそれなりに開花してきたという印象が持てて大変うれしい限りです。
 特に,負けている展開で,一発がほしい展開で出てきたホームランでしたから,これまで再三述べてきた打つべき時に打つという決定力を見せてくれたことは,今の停滞しているチームにとって非常に大きな意味のあるものだと思いました。

 8回の攻撃は流れができてそれに乗った形には見えますが,それでも最近鬱憤がたまっていましたから,やはりたまにはこのくらいやってくれないとという気持ちで見ていました。
 この口火を切った大山さんのホームランを見ていて,去年のドラフトは少なくとも失敗ではなかったろうと思えました。
 阪神にとっては,自前の若手長距離砲というものはずっと嘱望され続けていた存在でしたが,今まで濱中さんを始め,林さん,森田さんなどなかなか期待されても開花せずに終わった選手達が多かったという思い出です。
 ここにきて,中谷さんと大山さんがよく打つ場面を見ていて,ついに自前の若手長距離砲候補を育てられているのではと期待してしまっています。
 大山さんのホームランは,広い甲子園において左中間に持って行けており,4月から1軍に挙げずに2軍で基礎を作り続けてきた成果が見えているのではないかという印象が持てました。
 もちろん,いろいろと弱点は見えなくもないのですが,それを差し引いても大山さんがうまく育成できれば相当な打者になるのではと今から楽しみです。

 ちなみに,長距離砲といえば,当たれば飛ぶ江越さんですが,2軍でもなかなかバットに球を当てられないようで,1軍は当面先のようです。
 江越さんは,守備は相当うまいですし,足も速く,パワーもありますから,後はバットに球が当てられればいうことなしなのですが,本当に後一歩がどうにかならないか歯がゆい思いがあります。

 そして,最後は大和さんが守備で締めてゲームを終えられましたが,大和さんが守っている安心感は尋常ではありません。
 FAで流出は何とか食い止める必要があるでしょう。

 ひとまず阪神は3タテを防ぐことができましたが,それでも順位上接戦していた横浜さんに対しては勝ち越しが至上命題だったと思うので,正直言ってこのカードの結果は失望しているところが大きいです。
 今日は広島さんが負けたのでゲーム差が縮まりましたが,総じてゲーム差は広がっており,このままでは圧倒的大差を付けられたままシーズンを追えることになってしまいます。
 広島さんとは地力の差があるのかもしれませんが,横浜さんとはこの3連戦を見ていてほぼ互角だったと思われ,結局やりくりの方法などで負けたというように感じています。
 後半戦は内容よりは結果が求められてくるので,もうそろそろ実験的な選手起用よりは勝てる起用をしてもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:21
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国で,決済用のQRコードをすり替えて利益がとられるという犯罪が発生したというものがあったので,取り上げてみました。

 この中国の食品市場では,八百屋や肉屋の決済に当たって,QRコードが掲げられており,ここからデジタルで決済を行う形式となっておりました。
 具体的には,客が商品を購入する際,QRコードをスキャンし,金額を自身の携帯電話に入力して決済を実行した後,店員にその画面を提示して確かに支払ったと証明して商品を持ち帰るという仕組みです。
 この仕組みを採用した場合,現地での現金のやりとりはなく,店員は画面上で決済された数字を確認すればいいという意味では,簡便な方法であるといえると思います。
 ただし,現金でのやりとりがないため,その決済がきちんとなされたのかと気づくまでに時間がかかるというデメリットもあろうかと思います。
 今回発生した犯罪は,この店頭に貼ってあるQRコードを何者かがすり替え,店の利益をそのまま自身に送金させるように仕向けていたというものでした。
 店主達はしばらくそれに気づかず,客が決済するたびにすり替えた者に対して利益が行くという構造になってしまっていたようです。

 この記事を見ていて,そもそも中国の市場の中には,このようにキャッシュレスで取引がされているということに率直に驚きました。
 このような取引が複数回なされていたところを見ると,おそらく昨日今日に根付いたものではなく,ある程度期間が経った状態でこのような決済方法を多くの人が採用するようになったのでしょう。
 日本ではクレジットカードの使用もためらう人が文化的に多いといわれていますが,まして携帯電話端末を用いたこのような決済はより広まりづらいのではないかと思います。

 最近は日本でも電子マネーが流通し始め,小銭を利用しなくて済む気軽さというものが広まっているように思います。
 また,電子マネーによっては,使用にポイントが付されるものもあり,現金を使用した取引よりも得があるとしてその使用が広まっているというところもあります。
 一方で,独自の電子マネーは,それを発行している業者の信用力にもかかってくるもので,当該業者の経営難によってそれが意味のないものになってしまう危険もあります。
 また,国をまたいで利用される電子マネーについては,既に流通している通貨との関係もありますし,それを発行している者が通貨発行権を浸食しつつあるというように考えると,既存通貨との関係も問題になることでしょう。
 それらのここで多く論じることは避けたいと思いますが,いずれにせよ電子マネーの広がりは今後避けられない現象だと思います。

 そのような電子的決済にまつわる問題の中で,今回の事件は極めて原始的かつ根本的な問題を狙った犯罪だと思います。
 バーチャルな世界に手を加えることなく,リアルの世界に手を加えることで利益を自身に誘導するという原始的な手法ではありますが,一方で一度成功すれば発覚まで時間がかかるという意味でもなかなか手の込んだものかもしれません。
 とはいえ,電子的記録が残るとするならば,利益の流れが掴まれやすいという点もあると思われます。
 おそらく決済された利益が流れてくる先も巧妙に隠したりしてはいるのでしょうが,それをどこまで追えるかが今後の課題になるのでしょう。

 日本はまだそのようなことを問題にするまでの時代には来ていないと思うのですが,今後そのような時代が到来したときのためにその対策については勉強させてもらう必要があると思いました。


 今日も阪神は横浜さんに負けてしまい,ついに2位の座を明け渡すこととなりました。

 今日は打線は最後までよく踏ん張ったと思いますが,一方で投手陣がよくありませんでした。
 小野さんは,5回4失点と今日はよくなく,球団新人ワーストタイとなるデビューから6連敗という不名誉な記録に並んでしまいました。
 これまでは援護を受けられなかった不運もありましたが,今日に限っていえば最後が1点差であったというところを見ても,残念ながら小野さんの失点が最後まで影響したというべきだと思います。

 また,首脳陣が,8回の追い上げている場面で藤川さんを起用したことには大いに疑問が残ります。
 藤川さんは,球速は出ていても,フォークも落ちませんし,残念ながら点差のあるときに様子を見ることはあっても,僅差で起用することは勇気がないとできない選択だと思いました。
 この場面は桑原さんを起用しておけば,順当に無失点のままであったように思われました。
 少なくとも,藤川さんがピンチを背負った場面で,失点する前に桑原さんにスイッチしておけば,2失点は免れたと思いますし,そうであれば延長までいけていたかもしれません。
 桑原さんが登板過多であれば起用しないのは分かるのですが,直近の登板は7月19日が最後ですから,今日投げさせなかった理由がよく分かりませんでした。

 また,守備を軽視しすぎであることはこれまでも何度か述べたとおりでしたが,守備は本職のポジションの人を起用するという本来考えるべきことを首脳陣はあまり守れていないように思えました。
 大山さんをレフトで起用するのではなく,あの場面は俊介さんを起用すべきということはファンレベルでも考えると思うのですが,一体どうしてしまったのでしょうか。

 さらに,加賀さんが登板した場面ですが,加賀さんの被打率は昨日までで右打者に3割3分3厘,左打者に1割3厘でしたから,この場面は右の代打を出すべきだったと思います。
 しかし,この場面で出てきた高山さんは,被打率の通り打つことができずに終わってしまい,首脳陣はこういったデータを見ていないのだろうかと疑問に思いました。

 総じて考えると,今日は小野さんや藤川さんの問題もありましたが,首脳陣の采配,データ確認不足等で負けてしまったと思っています。
 今日の試合は,順位を考えれば決して負けてはいけない試合だったと思います。
 打線は最後の最後まで意地を見せたのに,首脳陣の采配の問題で負けてしまったと思うと,今季の阪神はここまでなのかなと思ってしまうところもあります。
 これまでを振り返ると,勢いに乗っていたときには勝ちまくれましたが,いざ正念場になると,能力が僅差のチームに対してミスを重ねて敗戦するという傾向があると思えてなりません。
 このまま明日も負けてしまえば,優勝どころかクライマックス進出も実現するとは思えません。
 首脳陣は,もう少し大局的にものを考えて采配をしてもらいたいと心から願う次第です。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:30
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 阪神の藤浪さんといえば,日本を背負って立つエースになることを嘱望されながら,今季は結果が出せず,二軍で調整をしております。
 今季の登板で問題なのは,とにかく制球力です。
 藤浪さんは,基本的に右打者に対してはアウトローを狙って投げるのですが,なぜか右打者からみてインハイ,すなわち右打者の頭部に近いところに球が抜ける傾向があります。
 また,制球力は元々あまり高くはなかったですが,昨季から特に制球難で試合が壊れるという様を何度となく見せられてきてしまいました。

 今季は,制球難で試合を作れることなく5回持たずに降板するといった状況がよく見られていました。
 昨季に制球難がよくいわれていた際には,これを荒れ球として生かすべきという考えと,矯正しないと実戦で使いづらいという考えが対立していたと思われ,WBCでは前者を前提に調整していたと思います。
 しかし,WBC決勝前の練習試合ではメジャー打線相手には通用せず,藤浪さんはWBCにおいて苦い思い出とともに帰国していたと思います。

 昨季終了後の秋のキャンプから制球矯正に取りかかっていたとは思いますが,結局それが功を奏さずに今まで来てしまっており,それを今も引きずってしまっているという状態です。

 二軍に降格した後も,今月2日の試合ではよく見られていた右打者に対する頭部危険球退場,その以前も4回0/3を7四死球で7失点と,とても先発投手として通用する成績であるとはいえないものだったと思います。
 藤浪さんの再起のきっかけは,果たして技術的なものなのか,それとも精神的なものなのか,色々と物議を醸しているところではありますが,正直言って私はよく分かりません。
 ですが,どちらの問題にせよ,実績を積み重ねて自信を形成していくことは成功のために必要なことだと思います。
 特に,球を見ている限り,直球はそれなりに走っていると思いますから,結局のところ能力不足という問題ではなく,きっかけがあれば再起はできるのではないかと思っています。

 今日は,藤浪さんが2軍戦で1イニング限定で中継ぎ登板をしました。
 結果は1安打無失点で空振り三振も奪えたということで,まずまずの出来だったと思います。
 今日の当番は,藤浪さんが自ら申し込んで設定したということで,本人の危機感も感じるところではありますが,それでも一応の結果を出せたということはいいことだと思います。

 藤浪さんは,制球力のある投手ではないので,1イニングの結果で勝負するというよりは,1試合単位で見て総合的な結果を見るべき投手だと思います。
 それだけに,今後も2軍では短いイニングで試していくのだろうとは思いますが,藤浪さんを1軍に昇格させて中継ぎ投手として起用するのかといえば本人の能力等にあわないポジションであろうというように思います。
 そう考えると,おそらく中継ぎとして昇格という意識よりは,あくまで調整のために短いイニングで登板させていると考えるべきであり,中継ぎにもう一枚加わるのではと考えるのはあまり現実味がないのかもしれません。
 特に,今の1軍の中継ぎはそれなりに数が揃っており,9月に入って総力戦になってきたというのであればともかく,現時点で藤浪さんを中継ぎ登板させるというのはなかなかないのではと思っています。
 また,藤浪さんの素質を考えれば,できれば先発完投型の投手として大成してもらいたいと思いますし,その意味では先発投手として再起してもらいたいという思いも強いです。

 一方で,これだけ精神的に追い詰められる展開を何度も迎えてきたのであれば,長いイニングを今も投げさせ続けることはむしろつぶれてしまいかねないという気もするので,再起のきっかけを与えるのであれば短いイニングを何度も投げさせた方がきっかけを掴むチャンスが多いと思います。
 球団としては,球界の宝である藤浪さんをここでつぶさぬよう,何とか再起させてもらいたいものです。


 そんな阪神ですが,今日は横浜さんとの2位3位対決に破れ,ついにゲーム差なしで並ばれてしまいました。
 今日は,岩貞さんがよく頑張りましたが,今永さんを打線が攻略できず,岩貞さんを見殺しにしてしまいました。
 確かに今永さんはいい投手ではありますが,岩貞さんにとっては気の毒であるといわざるを得ません。
 特に,今季の岩貞さんは不調で崩れるときもままありましたが,そんな今季の中でこれだけ好投をしたのですから報われてほしかったです。

 今日のよかった点は,岩貞さんの好投のほか,マテオさんの代わりに昇格したメンデスさんが十分いけそうだということが分かったことでしょうか。
 阪神の外国人中継ぎ投手の見る目は大したもので,マテオさん,ドリスさんに続いてメンデスさんも当たったわけです。
 これを何とか打者の方でも当ててもらいたいものではあるのですが,近年ではマートンさんが当たったということで上出来ととるべきなのでしょうか。

 今日の筒香さんの一発は,捕手坂本さんのミスというよりも筒香さんがうまかったと見るべきだと思うので,個人的には今日は互角の試合だったと思います。
 今日のスタメンはあまり打てませんでしたが,西岡さんが特によくなかったと思うので,できれば西岡さんの起用方法を再考した方がいいのかもしれないと思いました。

 明日は小野さんが先発ですが,このところ好投を見せながら援護をもらえずに未だ勝てていないという大変気の毒な状況にあります。
 これだけ頑張っているルーキーなのですから,そろそろ勝ち星を付けてあげるべきですし,打線は今日と同じように投手を見殺しにしないようにきちんと仕事をしてもらいたいものです。


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2017.07.23 Sunday
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,中国で信号機が爆発し他というものがあったので,取り上げてみました。

 市内に設置されていた信号機が突然爆発したということですが,その原因は気温の上昇によるものということでした。
 記事によると,爆発当時,市内は梅雨が明けて35度を超える高温が続いていたということでした。
 専門家の分析によれば,高温が続いたことにより機器の異常が発生して火災が発生したということですが,現地では高温注意報が発令された他の地域でも同じ事故が発生するのではないかと不安が上がっているそうです。
 上海では,21日午後2時,最高気温が観測史上最高の40.9度を記録したということで,その意味でも各地で不安が広がっているそうです。

 日本では信号機の爆発など聞いたことがありませんが,中国と日本の信号機の違いは何なのだろうかと思いました。
 日本の信号機の耐久性はどの程度の気温まで耐えられるのか分かりませんが,少なくとも日本でもあり得る40度くらいまでは耐久性がないと困ります。

 おそらく中国の信号機の大半も耐久性はあるのだろうと思います。
 そうでなければ,そもそもこのことがニュースになることもないでしょうし,ニュースに取り上げられるということは珍しいからと考えるならば,中国でも滅多にないことと考えるべきでしょう。
 ただ,このようなことが発生した以上,この信号機が例外中の例外だと考えるのは危険であり,その原因を究明した上で,同様の仕組みや条件にある信号機について保守点検を行わないといけないのではないかと思います。

 最近中国の爆発もののニュースをあまり聞かなかったところでしたが,久々に聞いたという気がします。
 ネット上では,中国の爆発ものニュースは恒例の扱いとなっていますが,ずいぶん前に見たアンケートでは中国の人の4人に1人がテレビの爆発を見たことがあるというものがあり,そのアンケートの母数等は不明であるものの,本当に爆発の話はあるのだろうと思います。
 日本では爆発の話はあまり聞いたことがないので,その原因が電化製品にあるのか電気の質の問題にあるのかわかりませんが,いずれにせよ注意が必要であろうと思います。


 昨日はヤクルトさん相手に敗戦を喫した阪神でしたが,今日は5-0で快勝しました。

 今日の勝利は,まずはメッセンジャーさんの活躍によるところが大きいでしょう。
 メッセンジャーさんは,投げては8回5安打無失点で10勝目と好投を見せてくれまして,これぞエースという投げっぷりだったと思います。
 できれば完投してくれたらいいとは思いましたが,広島戦から中5日でしたから無理をしないことも大事だと思いました。
 また,来日初ホームランで先制点をとってくれたことも大きな活躍だったと思います。
 結果を見ればそれなりの点差でしたが,それでも1点目をとることは流れを作り出すという役割もありますから,その意味では非常に大きな活躍だったと思います。

 また,打つ方では,メッセンジャーさんの他,中谷さんのホームラン,梅野さんのスクイズ,上本さんのタイムリースリーベースと,流れに乗ってビックイニングを作り出せました。

 そして,守備では,セカンド大和さんの素晴らしい守備の活躍を見ることができました。
 昨日は大和さんが点をとってくれましたし,今日は守備で魅せてくれましたから,大和さんは本当にチームになくてはならない人だと思います。

 昨日は中谷さんのバントミスなど重い展開で負けてしまい,ヤクルトさんの連敗記録を止めてしまうなどあまりいいところがなかったですが,今日の試合はその分気持ちのいい展開を見せてくれました。
 不調のヤクルトさん相手だけに,勝ち試合をそのまま実力として素直に喜んではいけないのだろうとは思いますが,それでもこのところあまりよろしくなく,横浜さんとの差も近かっただけに,ここでの勝利はそれなりに意味があるものだと思います。

 横浜さんとの差は,読売が負けたために1ゲームと僅差であることは否めません。
 また,上を行く広島さんとの差は,広島さんが勝ったために縮まらずに9ゲームのままと,こちらも苦しい展開です。
 順位の関係を見れば,なかなか厳しいことは間違いないのですが,とりあえず順位云々よりもできるだけ勝つことが肝要であると割り切るべきとも思っています。
 もしもこのままクライマックスシリーズに行っても,今の打撃の状態ではなかなか日本シリーズ進出は難しそうだという気がしますし,ここから調子を上げて,苦手の8月9月を勝ち越して進めるように願ってやみません。

 ちなみに,そのためには,西岡さんの外野守備はやめてもらえないだろうかと切に思います。
 ロジャースさんの打撃が想像以上によく,西岡さんの守備位置を内野で確保することが難しいがために外野手として起用しているのは分かりますが,この数試合を見ている限り外野起用に無理があるというのは素人目からも明らかだと思います。
 阪神は,シーズン序盤に守備を軽視してずいぶん痛い目をみたということがありましたが,それをぶり返しているようで,非常に気になります。
 低迷している打撃にきっかけを与えたいことはよく分かるのですが,もう少し考えてはもらえないかと思うばかりです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:51
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 今日のニュースを見ていたら,心霊番組で取り上げられた心霊写真が合成の疑いがあるというものがあったので,取り上げてみました。

 この問題は,7月19日にTBSで放送された番組で紹介された心霊写真についてです。
 番組では,とある展望台を訪れた際に撮影された写真として紹介されましたが,男性3名が写っている後ろのところに女性のような顔が写っていたということでした。
 番組では,これを霊として,心霊研究家がこの場所で事故死した女性の霊と説明した上で,この世に強い未練を残しているのですぐにお焚き上げをすることを勧めたということでした。
 ところが,この写真について,ツイッター上で,写真に写っている男性の友人という者から,合成だという声が上がりました。
 そこには元の写真も投稿され,霊といわれた女性の顔は写っていませんでした。
 そして,写真に顔など写っていないとして心霊写真であることを否定しており,かつ番組からは事前に使用許諾の連絡はなかったということでした。
 このことについて,TBS広報部は「お答えすることはない。回答を控えさせて頂く。」と述べたということでした。

 私はそもそもこの番組を見ていないので,この写真について当時どのような反応があったのか知りません。
 また,この写真が本当に心霊写真だったのか,それとも合成だったのかはわかりません。
 最近の画像加工技術は一見して見分けを付けることが難しいですし,心霊写真が合成なのか,それとも元の写真として掲載されていた方が加工されたものなのか,分からないからです。

 ただ,もしも心霊写真が合成だった場合ですが,仮に写真が事前承諾なしに使われたのであれば,写真の著作権侵害の問題が生じる可能性があり,番組制作に大いに問題を感じます。
 そのような法的問題をひとまず置いておくとして,一般的には心霊写真ではないものを心霊写真として取り上げたことの問題性が争点になるのではないかと思います。

 報道番組であれば,報道内容が真実であることを前提に視聴者は見ているわけで,ねつ造はもってのほかだと思いますが,バラエティ番組の場合はなかなか線引きが難しそうです。

 バラエティ番組では,ある程度のやらせは前提にしているように思われ,やらせは演出という言葉で正当化される場合も多々あるように思います。
 私が昔好きだったガチンコという番組では,やらせだと標榜はしていなかったものの,視聴者から見ていてやらせであると誰もが感じるような内容でしたし,あれをやらせだったからといって怒る人は多くはないと思います。
 ただ,心霊番組の場合,ある程度のリアリティがあるからこそ恐怖心をあおるわけで,あからさまなやらせだとすると一体何を見せられたのかという気持ちもあります。
 とはいえ,心霊自体が実体のはっきりしたものではなく,これを取り上げること自体がバラエティという考え方もあります。
 例えば,UFO映像の全てがリアルなものか,それとも創作物が含まれるのかということがあり,もしも創作物も含まれるのであれば今回のものもその系列の問題に過ぎないというようにも捉えられます。

 色々な考え方があろうかとは思いますが,私が心霊に興味を持っていた子供の立場だったとして考えることは,もしもやらせの写真が含まれていたのであればもはや心霊番組を見ることはないということです。
 心霊番組への関心は,未知のものへの興味に尽きると思うのですが,それが人工物であれば別に心霊番組を見る必要は全くありません。
 ですから,やらせ行為は,心霊番組の存在意義の自殺であろうというように思うので,もしも心霊写真が合成であるならば私はこの制作会社の作った心霊番組を見ることは二度とないと思います。
 これはあくまで私の意見に過ぎないのですが,それが多数派を占めるのであれば,この問題を放置してしまって問題が拡大してしまえば,本当にリアリティのある心霊番組に対する悪影響を及ぼしかねない事態も懸念されます。
 TBS広報部は説明しないと述べているそうですが,私は他局の心霊番組の信頼維持のためにも説明することは説明し,もしも問題があったのであればその点については明らかにした方が今後のためにはよいと思いました。

 ちなみに,万一合成写真を作ったのであれば,せめて他人の口から発覚しないように,自分で撮影したものでやってもらいたいと思いました。
 また,合成写真だとすれば,心霊研究家もはしごを外されて気の毒にと思いました。


 昨日怪我で途中離脱した阪神糸原さんですが,右膝内側側幅靱帯損傷と診断されたという記事を見ました。

 糸原さんは,低調な阪神打線において,打つべきポイントで仕事をしてくれる貴重な戦力でした。
 特に,ルーキーにもかかわらずここまで活躍してくれて,今季不調の北條さんの穴をどれだけ埋めてくれたかと思うと,この離脱は大変な痛手であるといわざるを得ないと思います。

 一方で,靱帯について損傷であって断裂ではないことは安堵しています。
 もちろん,断裂ではないという名称のみで損傷の方が軽いと思うのは安易だと思いますし,決して軽微な故障ではないとも思っています。
 ですが,今季の後半いっぱいの休養をとればまた来季から活躍が見られるのではないかとも思っており,私としてはまだ大丈夫というようにも考えています。

 おそらく代わりに1軍に上がるのは北條さんだと思いますが,糸原さんが穴を埋めてくれていた分きっちり挽回してもらいたいものです。


 昨日の阪神は,マテオさんから続く中継ぎ陣が崩壊して,結果を見れば大量失点で大敗しました。
 小野さんが好投してくれていただけに,大変残念ではありますが,受け入れざるを得ない結果だとは思っています。
 このせいで3位とのゲーム差が非常に迫ってしまっていて,強い危機感を感じています。

 昨日の敗戦を見ていて,中継ぎ陣が崩れたことは残念であったものの,守備の問題を大きく感じました。
 先日も言及しましたが,やはりセンター西岡さんは明らかによくないと思います。
 外野守備のミスは長打につながり致命傷になりますから,そこをもっと意識してもらいたいものです。
 西岡さんの打撃力を買っているのはよく分かるのですが,それを守備力低下の理由にしてしまえば,シーズン序盤の毎試合エラーを見る光景に逆戻りだと思います。
 最近ようやく守備崩壊で負ける展開が少なくなってきたかと思いきや,守備を軽視した布陣を敷いてしまっており,私はもっと選手起用を考えてもらいたいと強く希望します。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:35
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,読売の山口さんが暴力事件を起こした疑いで予告先発を取りやめになったというものがあったので,取り上げてみました。

 記事によれば,山口さんは,今月11日未明,友人と酒を飲んだ際,誤ってガラスで右手甲を負傷したそうです。
 そして,酔った状態で病院に行ったものの,そこで扉を壊し,男性警備員を負傷させたということでした。
 読売球団は,中日さんとの試合の予告先発に山口さんを挙げていましたが,暴力トラブルを起こした疑いがあるとして,予告先発を取りやめ,当面山口さんの起用を自粛する方針だそうです。

 この事件を見ていて,いくつかの問題を感じました。

 一つ目は,不用意にもっとも大事な商売道具である右手を怪我したことです。
 飲酒した日は山口さんの誕生日だったということですが,そこでいくら調子に乗ったとしても,プロ野球選手で,かつ先発を担う右利き投手が右手を怪我するというのはプロ意識が欠如しすぎているといわざるを得ません。

 二つ目は,病院で暴力事件を起こしたという話が出ていることです。
 まだ確証のない話ではありますが,もしもこれが真実であればプロとしての自覚がなさ過ぎるといわざるを得ません。
 山口さんは,横浜さんからFAで入団したものの,入団当初から実力を発揮できず,読売ファンの期待を大いに裏切ってきました。
 つい先日ようやく1軍戦で登板できて,これからという時期でしたが,にもかかわらずこの騒動というのは,一見すると横浜さんからのスパイなのではないかと疑ってしまうくらいの利敵行為だと思います。
 また,暴力行為自体がまったく是認されるわけがないことはいうまでもなく,記事にあった事実関係を見ていると以下のように見えてしまいます。

・酔って右手を怪我した。

・急遽病院に行くも,未明に怪我をしたので病院が閉まっていた。

・直ちに治療を受けたいと考え,酔っていたこともあって病院の扉を強く叩いて壊した。

・騒ぎを聞いてやってきた警備員に暴行した。

 これはあくまで私の予想に過ぎないのですが,もしもこの予想が正しいのだとすれば,常識外れも甚だしいものであり,紳士を標榜する読売の選手とは到底いえないでしょう。
 特に,山口さんは,去年交通事故を起こした際,襟を正すという趣旨の発言をしていたように思いますが,その後に本件を発生させたとなると,去年の事故はほとんど何も反省しないで今まで過ごしてきたように見えてしまいます。

 三つ目は,この騒動は11日に発生しているところ,本件が発表されたのが今日だったということです。
 読売が早期に本件を把握していれば,予告先発に挙げることもなかったでしょうし,昨日の練習にも参加させることもなかったでしょう。
 また,記事によると,読売は現在事実関係を調査中ということで,形式上は球団側も全体像を把握していないように思えます。
 ということは,山口さんは,本件を読売側に伝えていなかったとも思われ,場合によっては隠し通せるならば隠そうという意識すら感じました。
 これは私の勘ぐりなのかもしれませんが,それでもそう思わせてしまうこと自体が問題だと思います。
 そして,隠し通そうとしていたのだとすれば,山口さんが端的に反省していないというように思え,本件の根深さを感じさせます。

 読売は,最近は調子を盛り返しては来たものの,未だ勝率は5割に届いておりません。
 FA戦士達は開幕に間に合わず,誤算の多いシーズンであった中,最近ようやく戦力が整いつつあったところでした。
 その矢先,本件が発覚し,球団だけでなくファンも裏切られた気持ちでいっぱいでしょう。
 ファンから見ると,大枚をはたいてやってきた選手が,活躍もしないうちに酒を飲んで不祥事を起こし,それを隠そうとしたというようにしか見えません。
 もしも阪神の選手がこのようなことをしていれば,私は大変不愉快に思いますし,他の頑張っている選手達の手前厳しい処分を下すことは当然であろうと思います。
 これで野球界追放とまでいうのはやり過ぎだろうとは思いますが,少なくとも当面試合に出すことはやめてほしいと思いますし,大幅減俸も致し方ないところかもしれません。
 このようなごくわずかの一例で野球選手全体が悪く見られるのは気の毒だと思いますので,野球選手の皆様はこのようなことの再発がないように頑張ってもらいたいものです。


 シーズン後半戦が始まりましたが,阪神は昨日は勝ったものの,今日は大敗してしまいました。
 今日の大敗の要因は,岩貞さんというよりも流れを作ってしまったセンター西岡さんの守備でしょうか。
 ただ,西岡さんは本来センターではなく,あのような守備軽視の体制を敷いた阪神首脳陣に対して強い疑問を感じます。
 確かに西岡さんをうまく使いたい気持ちは分かりますが,それでも外野守備にほころびが出てしまったダメージの大きさは外野手監督である金本監督はよく理解しているはずです。
 それなのに,案の定という守備ミスを見てしまうと,あのような境遇に晒された西岡さんが非常に気の毒で,もう少しやり方もあったろうと思わずにはいられません。

 今日は,新外国人ロジャースさんが初出場して初打席でタイムリーヒットを打ちました。
 この結果自体は喜ばしいことですが,正直言って練習段階でロジャースさんを起用するのはまだ早すぎるという話だったところでたまたま初打席で打てたといういう印象が強く,次からもロジャースさんで行こうと思うにはまだ思えません。
 ロジャースさんを起用せざるを得なかったのは糸井さんの問題があるからだと思いますが,もしも糸井さんの問題がなければ2軍にいたのでしょうか。
 阪神は,打撃不足の即戦力としてロジャースさんを獲得してきたと思うのですが,まさか獲得してきてからまずは2軍で調整から始めて育成させるという話が出てくるとは思いませんでした。
 即戦力を獲得するのか,それとも素材型がほしいのか,もう少しスカウト陣の見極めをしっかりさせないととてもよろしくないと思いました。

 広島さんとの3連戦は,もしも阪神が広島さんを3タテできればまだ優勝の見込みがあると思っていましたが,今日負けてしまったので,明日勝ててもカードを迎える前から1ゲームしか詰められないこととなりました。
 もちろん,今のチーム状態を考えれば,広島さんに勝ち越せたとすれば上出来なのですが,それでは優勝を目指す球団として志が低すぎるかもしれません。
 広島さんもいつかは落ちてくるのかもしれませんが,阪神はこれから8月の死のロード,9月の低迷期を迎えるわけですから,阪神の方が下がる要素が大変多く不安に思います。
 とりあえず,今は目の前の1勝にこだわってほしいと思うので,明日以降はきちんとした守備体制をとって勝ってもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:39
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,学校歯科医が,小学校で,児童30人から保護者に無断で乳歯を抜いたというものがあったので,取り上げてみました。

 歯科医は,全校児童を対象に実施された歯科検診を担当していましたが,乳歯のぐらついている児童の歯に診療危惧である探針の先端の鍵を引っかけては抜いてしまったということでした。
 歯を抜かれた児童は30人で,抜かれた乳歯は合計36本だったということです。
 保護者から,希望していないのに子供が歯を抜かれたという連絡があって発覚したということでした。
 検診では治療行為は認められていないものの,歯科医は,永久歯への生え替わりをスムーズにするためによかれと思ってやってしまったと話しているそうです。
 ショックを受けている児童もいるそうで,学校は夏休みに入って以降,スクールカウンセラーを派遣して心のケアに当たるということです。

 これを見ていて,法律的には大変問題だろうと思いました。
 というのは,法律的に診療行為と傷害罪の区別の議論がよく出てくるのですが,その議論の一つとしては,被害者である患者の同意があるからこそ傷害罪が成立しないというものがあるからです。
 それを前提とするならば,この歯科医の行為は,患者側である児童の同意,児童は成人ではないのでその親権者である親の同意なくして行ったということになりますから,考え方によっては傷害罪の問題ともなりかねません。
 このような場合でも,歯科医としての正当業務行為等の理屈で傷害罪を成立させないという考え方もあるのですが,検診では治療行為が認められない以上,その理屈が使えるかどうかは検討が必要でしょう。
 このように,法律に反しない理屈を考えなければならないという事態を避けるべきであり,そうであればこそ患者側の同意は必要だったと思います。

 歯科医の立場になってみれば,もうとれそうな乳歯があって放置するのはいかがかという思いもあったのでしょうし,親の立場からすれば場合によっては乳歯を学校歯科医が世話をしてくれた方が楽だという考えもあったかもしれません。
 そのような利害が一致する場合,このことはありがたいこととして終わったことだろうとは思うのですが,利害の一致は必ずしもあるものでもないでしょう。

 また,小学生ともなると,乳歯が抜けそうな子供など数多くいると思いますが,一人について抜いてしまったら,他の抜けそうな子供全般に対して対応するということでしょうか。
 もしもそうなってしまうとすれば,全校児童を見る以上,大変な数の乳歯を抜く作業に従事することとなり,検診の期間だけで行うには現実的ではありません。
 まして,それについて保護者の同意を得る必要があるかとすれば,より問題は大きいと考えるべきでしょう。

 そうすると,検診での治療行為が法律上認められないことや,傷害罪の理屈の問題を持ち出すまでもなく,原則的には現実的に行わない方がよい行為だったと思います。
 歯科医の考えは何となく理解できなくもないのですが,やはりよくはなかったと思いました。


 前半戦最後の試合も勝って3連勝で折り返した阪神ですが,金本監督が前半戦の総括をしました。
 やはり,交流戦終盤からの連敗の反省,藤浪さんの不調,打撃向上について言及しておりました。

 これらの点については私も全く同感で,例年9月によく見られる失速がこんなに早く訪れてしまい,正直言って相当面食らっているというところです。
 この問題の大半は打撃不振であり,特に糸井さんと福留さんという中軸打者においてその不振ぶりが著しく見受けられました。
 これが打開できるかどうかで後半戦の成績が大きく変わってくると思うのですが,果たしてどうなるでしょうか。
 急遽獲得した新外国人ロジャースさんですが,果たしてどのポジションで起用されるのか,チーム全体の停滞した打撃成績に影響を及ぼせる活躍を見せられるのか,非常に興味があります。

 大和さんですが,国内FA権を獲得したということで,この権利行使についてゆっくり考えると話していました。
 大和さんは,これまで打撃成績は不安定で期待しがたいものの,守備は超一流で,守備位置も多彩ということで,チームのスーパーサブとして不可欠な人材だったと思います。
 それが,前半戦最後のところでは打撃でも活躍を見せてくれまして,打てる大和さんというのはもはや完全無欠で隙のない選手といってもいいと思います。
 これまでの大和さんの打撃成績は,打つときと打たないときが両極端で,なかなか安定感を期待しづらかったですから,このところの打撃成績が常に発揮されるとまでは期待していません。
 ですが,打つときは非常に頼りになる打者であるということが改めて分かり,それにあの守備ですから,もはや阪神としては手放してはいけない選手であると思います。
 特に,今季の阪神は守備のミスが多く,その意味でも大和さんの守備力は大いに目立ちます。
 阪神のチーム事情という意味でも何とか残留してもらわねばならない選手だと思いますので,誠意を持って交渉してもらいたいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 23:22
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 今日のニュースを見ていたら,中国で定員オーバーのエレベーターが落下したというものがあったので,取り上げてみました。

 事故のあったオフィスビルでは,朝8時10分頃に出社しようと混雑していてエレベーターが定員オーバーになってしまったそうです。
 具体的には,13人乗りのエレベーターに成人16人と子供2人の合計18人が乗っていたそうです。
 エレベーターは警告音を鳴らしたものの,誰も降りなかったということで,ビルの管理人がやってきたそうです。
 そして,管理人は,エレベーターに乗っている人達に対して数人降りるように伝えたものの,誰も降りず,結局エレベーターのドアが閉まったそうです。
 そして,重量オーバーのエレベーターは地下1階まで落下してしまったということでした。
 事故後,人が混雑したエレベーター内では,暑苦しさのため女性1人が意識を失ったそうです。
 落下から10分後にレスキュー隊が到着し,意識を失っていた女性に応急措置をしたということでした。
 ビルに勤務する人によれば,無理にしてエレベーターに乗ろうとする人がいて,以前もエレベーターの落下事故があったということでした。

 この記事を見ていて,思ったことは,定員オーバーなのに誰も降りなかったということ,定員オーバーなのにエレベーターのドアが閉まったこと,定員から数人オーバーでエレベーターが落下したということの不可思議さです。

 まず,このビルでは過去にも落下事故があったそうで,そうであればビルの利用者の誰もがエレベーターの利用に警戒をしてしかるべきという気もします。
 しかし,子供も含めて誰もエレベーターから降りなかったというのは,過去に落下事故があっても自分の乗っているエレベーターでは大丈夫だろうという安易な考えが背景にあるように思えます。
 また,エレベーターから降りることは何となく負けたという意識が生じること,エレベーターによっては待ち時間が長くていけるのであれば一気に行きたいと考えたこと等が原因でしょうか。
 日本ではおそらく最後に乗った人が譲ると思いますが,その理由はおそらくブザーが鳴ったときの気恥ずかしさやブザーが鳴っている間はドアが閉まらないので他人に迷惑をかけないようにしようという気持ちが働くことなどが原因だと思います。
 こう考えると,中国と日本では文化が違うと改めて思わされるものです。

 次に,ブザーが鳴っている状態でドアが閉まってしまうというのは,通常のエレベーターではないことだと思います。
 これを見ていると,ブザーが鳴っても誰も降りない文化の中では,いつまでもエレベーターが出発しないと乗客同士の喧嘩が始まる可能性を懸念しての措置なのかもしれません。
 しかし,この措置は利便性に重きが置かれるあまりに安全性が置き去りになっており,いいことだとは評価できないと思います。
 おそらく任意でブザーが鳴ってもドアが閉まるような設定にしたのだろうと思うのですが,そういったことが常態化されていたからこそワイヤーが弱ってこの事故が発生したのではないかというように思われます。

 第3に,上記の通り定員オーバーでの利用が常態化してワイヤーが弱っていたがためにこの事故が起こったように思えます。
 ただ,それにしても仮に子供2人を大人1人とカウントした場合,定員オーバーは大人4人分だとすると,その重さは仮に1人60キロとすれば240キロということですから,かなりの負担がかかったのかもしれません。
 ですが,中国で定員オーバーの利用が常態化しているのだとすれば,このくらいまでのオーバーであれば耐えられる設計になっているべきなのではという気もしなくもありません。
 元々耐えられる設計なのに,定員オーバーの利用が常態化されていたがためにワイヤーが弱って落下につながったのかもしれませんが,それにしても日本ではなかなかない性質の事故だと思いました。

 これらを見ていると,結局のところ日本ではあまり見ない性質の事故であり,現時点では自分のこととしてみなくて良さそうに思いました。
 ただ,海外に行った場合,自分の常識が通用しないことはままあると思われ,そのような際にはこのようなこともあり得ると思っておいた方がいいと思いました。


 今日の阪神ですが,大量得点と投手陣の活躍により,大差での勝ちを収めることができました。

 今日の大量得点は上本さんの4安打3打点によるところが大きいと思います。
 特に,初回に失点して負けていた展開から,上本さんの3回の勝ち越しホームランは威力が大きかったと思います。

 また,ずっと打撃が低迷していた福留さんのホームランも見られまして,これを契機に調子を上げていってもらいたいと思うばかりです。

 今日はとにかくビックイニングがあって大量点が取れて勝ちに繋げられましたが,前回の試合から阪神の打撃がかなり好調で非常に喜ばしい限りです。
 交流戦中盤から打撃が低迷し始め,ずっと長かったですが,ようやく復調の兆しが見えてきて,ちょっとだけ安堵しています。
 実際これでまだよくなったというには早いのですが,このくらい点をとって勝ってくれると非常に気持ちがいいものです。

 また,最近失点が続いて勝ちが付かなかったメッセンジャーさんも久々に活躍して勝ち星が付いてくれて,失点が非常に少なく勝てたことも今日の気持ちよさに拍車をかけるものです。
 前の試合では失点が多すぎてはらはらする展開だったため,久々に安心して野球を楽しめました。

 今日の勝利で,ひとまず前半戦を2位で折り返せることとなりました。
 少し前までは3位とずいぶん差を付けていたのに,気づいたら背後に迫られていたというのは大変情けないとは思いますが,それでも2位で折り返せるというのは安心材料ではあります。
 明日は今季活躍中の秋山さんですから,安定した投球を期待したいものです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:04
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 今日のニュースを見ていたら,梅干し13トンが盗まれたというものがあったので,取り上げてみました。

 盗まれたのは高級品種南高梅で,5月には樽67個が盗まれ,平成26年以降で被害が8件目,総量は計約13トンに及ぶようになったということです。
 警察は,闇ルートのほか,正規流通にも紛れ込んだ可能性があるとして捜査しているということです。
 昨年11月には樽約300個が盗まれたそうで,その際の被害総額は約210万円に及んだとのことです。
 梅干しは天日干しの後に樽に詰められ,その後塩抜きや味付けがされるということですが,今回盗まれた梅干しは天日干し後に樽に詰められた状態だったということで,未だ塩抜きや味付けがされる前のものということでした。

 このニュースを見ていて,ほぼ間違いなくいえることは,梅干しの自己使用目的ではなく,転売目的であろうということです。
 この量や,樽に詰められた後にさらに塩抜きや味付けという工程があることを分かって盗んでいったことを考えると,それなりに梅干しに知識があり,転売ルートももっている者と考えうると思います。
 特に,相当な多量の梅干しに塩抜き等の工程を加えられるとすれば,人的物的設備を要すると思われ,通常の窃盗犯というよりは梅干し関連の業者が行っている可能性が高そうに思われます。

 おそらく警察もそのようなことを考えて捜査しているのでしょうが,それでも平成26年以降未だ検挙できていないというのは,よほど窃盗犯が巧妙なのでしょうか。
 相当な物量を移動させるため,窃盗の機会は極めて限定的だと思いますし,盗品を保管できる場所も限られているため,足取りを追うことは他の窃盗事件に比較してまだやりやすい方だと思ったのですが,そうでもないということでしょうか。
 特に,この商品の場合,単なる保管ではなく,一定の作業工程も含まれているので,秘密裏に行うには難しい作業等が多く,比較的やりやすいのではと思ったものの,そうでもないのでしょうか。
 これだけの大がかりなもので,かつ連続的に行われているとすれば,それなりに足取りをたどる証拠等はあると思われ,一日も早い検挙が望まれるところです。


 阪神の西岡さんですが,2軍戦を視察した金本監督が高い評価をしました。
 西岡さんは,この日は1番ショートで出場し,タイムリーツーベースを打ちました。
 金本監督は,アキレス腱断裂した西岡さんについて,足がよく動いていた,ツーベースも二塁到達まで速かったと評価しました。

 私としては,西岡さんの大けがの状態を考えれば,もう少し養生してもらった上で1軍に上がってくる方がいいと思っています。
 ですが,今のチーム状態は,特に打つ方が酷く,打撃の強い西岡さんが求められている状況であるということもいえると思います。

 仮に1軍に上げるとしても,いきなりフル出場というわけにはいかないでしょう。
 また,2軍ではショート起用ですが,右肘にも問題を抱えていることを考えると,長い距離をそれなりに速い送球スピードでスローイングを前提とする守備位置もあまり好ましいといえないかもしれません。
 そう思うと,実はファーストがもっともよいのではというようにも思うのですが,今は原口さん,中谷さん,そして新外国人のロジャースさんが争うポジションであるため,おそらくファースト起用はされる可能性は低いと思われます。

 こうなると,復帰したてで西岡さんに無理をさせる構図が目に浮かぶわけで,その点で非常に心配なのですが,もしも状況を見ながらうまく起用できるならばそうしてもらいたいという気持ちもあります。
 それだけ今の阪神のチーム状態が悪いということでもあるのですが,これを打開できるのは打力だと思いますし,それを西岡さんがもっているとも思えるので,致し方ないでしょう。

 去年の悲しい戦列離脱からちょうど1年程度ですが,もしも復活したら私は相当歓喜すると思いますし,手放しで応援するのではと思っています。
 不安もあるものの,それだけ私も楽しみにしています。


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 今日のニュースを見ていたら,環境庁がライチョウ保護のためにカラスの試験捕獲に乗り出したというものがあったので,取り上げてみました。

 環境省は,去年,乗鞍岳の山頂付近でライチョウの卵を食べるカラスを撮影したということでした。
 カラスですが,山頂方向に向かう観光バスを追いかけるように,山麓から飛ぶカラスが2,3羽いるところが確認されたそうです。
 カラスは,登山者や観光客が出す生ゴミ等を目当てに移動しており,ライチョウの巣を見つけて卵を食べたと見られているそうです。
 ライチョウは,環境相のレッドリストで絶滅危惧種に指定されており,乗鞍岳ではこの10年間で130〜140羽で推移しているそうです。
 一方,カラスは,1970年代後半以降,標高2400メートル以上の高山帯にも現れるようになり,現在は長野県側の標高500メートル
の山麓周辺に10〜20羽がいるそうです。
 環境相は,ライチョウを守るため,今月から,カラスの試験捕獲に乗り出すこととしたということでした。

 この記事を見ていて,カラスも同じ自然の生き物なのに,人間が手を出すということはいいことなのかと思いました。
 もちろん絶滅危惧種を守らねばならないと考える発想も分かるのですが,一方で自然界のやりとりを人間が手を出すことがどこまでいいことなのかという気もします。

 捕獲されるカラスは,数も多く,人間にしてみれば保護の対象ではないということなのでしょう。
 しかし,数が多いから保護の対象から除くというのは,根底にある考えは理解はするものの,守る生命に順位を付けているようで,直ちに納得しづらい印象もあります。

 カラスは,どうやら元々乗鞍岳にいたのではなく,人間の足取りを追って今の山麓に到達したという経緯のようです。
 カラスの移動経緯を見るに,ある意味努力家であり,大航海時代に新大陸発見を目指して海を渡っていった人達を思い出す感じすらあります。
 カラスのそういった努力の一方,ライチョウを保護すべきということで,カラスを捕獲するというのは,なんだか人間が勝手に序列を付けて絶滅危惧種を守ろうとするエゴにすら思えてしまうものです。

 もちろん,カラスがやってきたことは人間が原因であり,そうであれば人間がカラスを取り除くということは理屈から言えばもっともなのかもしれません。
 ただ,カラスは例の一つであり,今後同じようにライチョウに危機をもたらす生き物が出てきた場合,どのようにその生き物と順列を付けるのでしょうか。
 今回はカラスというたまたま数の多い生き物だからこの判断に及んだのでしょうが,色々と考えさせられるものです。
 絶滅危惧種の保護というものの大事さと,一方で人間が極力自然に触らないということのバランスを考え,捕獲するにも最小限度というのがいいのかもしれないと思いました。


 阪神の読売3連戦ですが,結果としては負け越したものの,3タテを食らわなくて本当によかったと思いました。

 阪神の最近の失速ぶりは,例年9月に見る類のレベルのものですが,果たして後半戦はどうなるのかと思うと,もはや心配以外の気持ちが湧いてこないほどのものでした。
 特に,昨日の試合は,まさに歯牙にもかからないという体たらくでの廃線であり,これだけ今年弱いといわれている読売相手に情けないという感情以外ありませんでした。
 もちろん,色々と変革させようともがいているところはよくわかっているのですが,それでも投打全般的によろしくないとなると,単純に力量の差かと思うしかないものでした。

 そして,今日の試合を迎えたわけですが,最後の最後まで接戦でした。
 阪神がリードしては追いつかれ,突き放しても失点しという,純粋に試合としては面白かったのかもしれません。
 ですが,これだけ負けていて厳しい状態のチームですから,今日はさすがに勝ってもらわねば困ると思っていただけに,私の中ではいい試合だと手放しで楽しむことがなかなかできませんでした。

 今日は,珍しく打線がよく機能しましたが,投手陣がなかなか機能せず,ドリスさんが非常によくありませんでした。
 ですが,そんな試合で,試合をきめた糸原さん,いいところでよく打ってくれた中谷さんが非常によかったです。
 特に,初ホームランとサヨナラヒットを打った糸原さんは非常に素晴らしい働きをしてくれまして,彼がいなかったら今日は負けていました。
 サヨナラヒットは,ツーアウトから出塁した中谷さんが流れを作りましたし,今日は若手2人に乗っかって勝てた試合だったと思いました。

 とはいえ,今日のように珍しく点をとりまくれた試合で負けていたら本当にショックが大きかったと思いますし,結果オーライだったとはいえ,チーム状態の悪さを改めて実感しました。
 次のカードが終わったらオールスターでひとまず中休みを置けますが,それで果たしてこの非常に悪いチーム状態を打開することができるでしょうか。
 これから死のロードを迎え,さらに例年落ち込む9月を迎えるわけで,今の阪神が無事で済むとはなかなか思いづらいところがあります。
 大山さんはそれなりに打てる打者だとは思いますが,アウトローの変化球になかなか対応できていないようで,その辺りをじっくり修練してから1軍で使うべきとも思いますし,まだ早いのではという気がします。
 ロジャースさんの戦力は未知数ですが,仮にロジャースさん一人が打ったとしても今のチーム状態では勝てないと思われ,チーム全体の落ち込みを引き上げる必要があるでしょう。
 その方法は私には分かりませんが,誰の目から見ても危ういことは分かっていると思うので,何とか再起を望みたいものです。


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 今日のニュースを見ていたら,韓国で,出入りのできない高速道路が造られたというものがあったので,取り上げてみました。

 この高速道路は民間高速道路ということで,既にある高速道路と交差する部分があり,それなりに需要が見込まれていたということでした。
 しかし,この高速道路は,既存の高速道路からジャンクションで入ることができず,分岐点から1キロ離れた料金所から一度出て再び高速道路に入り直さなければならないそうです。
 そのため,乗り入れるためだけに余計に通行料金が生じてしまい,かつ,かなり遠回りになってしまうことが懸念されるということでした。
 しかも,この高速道路の通行料金は通常の高速道路に比べて30%ほど効果だということでした。
 この高速道路の当該区間は片道のみが建設されたそうで,建設会社が述べるその理由は需要がないと判断したからということでした。

 このニュースを見ていて思ったことは,おそらく計画段階で気づきそうなミスだったということです。
 韓国の一般の高速道路も,日本と同じく,ジャンクションで別の高速道路に乗り入れをするシステムのようですから,そもそも建設前の計画で既存の高速道路とどのようにリンクさせるのか,ジャンクションをどのように造るのかは第一に考えられるべきと思います。
 特に,高速道路を造るに当たっては,道路計画が前提にあると思われ,その道路計画は既存の高速道路の位置からどの部分にどのように道路を延ばすのかということを検討するのが一般的だと思います。
 そうすると,既存の高速道路とリンクさせる形で新しい道を造るのであれば,その接続方法というのは道路計画において非常に重要な問題になることは素人目から見ても明らかだと思います。
 にもかかわらず,結局既存の高速道路と交差はするものの,独立した2本の道を造り出したというのは,その計画がずさんだったということなのでしょう。

 問題は,民間の高速道路とはいえ,税金がどの程度投入されているかだと思います。
 韓国の民間高速道路の建設のシステムは分かりませんが,2000億円も投入して民間の建設会社が道を造るとなれば,採算性がとれない場合,国からの援助をもって造るということになろうかと思われます。
 特に,建設後は高速料金の収入があるでしょうが,建設段階では収入がない状態ですから,そのようなところで道路を造ろうとするならばいくらか税金が入っていてもおかしくないと思います。
 もしも税金が入っているのだとすれば,このようなほぼ無意味な高速道路の建設は非常に大きな問題だと思います。
 その責任の所在はどこにあるのか,無駄になってしまった税金をどのようにして補填するのか等を考えなければならないと思います。
 例えば,無駄と知った上で工事を開始し,それを進めていたのは誰か,それを許認可した監督官庁とその責任者は誰か,いつの時点でこの道路が無意味になってしまう可能性を意識したのか,それを意識した後どのような措置を講じたのか等,調査しなければならない点が非常に多くあるように思いました。

 そして,日本でもそうですが,大きな建築物が造られる際には,これに関与している政治家や利益を得ている者もいると思われ,そのような背景事情についても解明しなければならないでしょう。
 せめて使えるものができあがったのであれば責任追及自体念頭に置かれないかもしれませんが,このようになってしまった本件ではそのようなわけにもいかないと思いました。


 今日の阪神ですが,昨日の敗戦と打って変わって,気持ちいい勝ち方ができたと思います。
 本当に久しぶりに気持ちのいい勝ち方が見られて,私としても気分がいいところです。

 今日は,秋山さんが,いつもより比較的点をとられてしまっていました。
 特に,横浜さんの一発攻勢に捕まってしまい,一度は逆転されただけでなく,阪神逆転後も一気に追い詰められる等されてしまいました。
 おそらく本来6回までは投げさせたかったところでしょうが,一発を打たれた時点での交代を見ている限り,今日の秋山さんはいつもよりあまりよくなかったというべきでしょう。

 いつもの阪神であれば,これだけ一発を食らっていたら負けるしかない貧打ぶりだったわけですが,今日の阪神は一発あり,犠牲フライありと,いつもの阪神とは違うくらいよく点を取れました。
 その中でも,中谷さんと原口さんの連続ホームランを見ていると,長距離砲で点を取れるということはこんなに気分がよく,かつ楽に見ていられるものだと改めて思った次第です。
 中谷さんと原口さんは,今季は調子がよかったり悪かったりとなかなか安定していると言い難いようにも思えますが,それでもこのような場面を見てしまうとできる限りチャンスを与えた方がよい打者だろうと思います。

 また,坂本さんが途中出場しましたが,バントよし,そしてドリスさんの落ちる球も逸らさない,走者を刺せるというところを見ると,今後も大いに期待できる選手だと思いました。
 岡崎さんはオーソドックスでいい捕手だとは思うのですが,ドリスさんの落ちる球との相性が悪く,ドリスさんの捕手としては坂本さんが適切だと思います。

 中継ぎ陣もいい働きをしましたが,やはり桑原さんが出てくる安定感は非常にいいものがあります。
 かつて7回に藤川さんが出てきた時,これで7回以降は点が取れないという気持ちを持たせられたことがありましたが,まさに今の桑原さんはその当時の藤川さんが登場した時のことを思い出させてくれる活躍ぶりだと思います。
 これだけの投手であればもっと前から活躍していたと思ってしまうのですが,そこは阪神久保コーチの力ということなのでしょうか。
 そうであれば,前から何度も言及している藤浪さんを復活させてもらいたいものです。

 1ゲーム差まで詰められていた横浜さんとの差を広げることができまして,その意味でも今日の勝利は非常に大きかったと思います。
 これまで阪神の貧打には相当厳しい思いをさせられてきましたが,今日の試合をきっかけにまた多少なりとも打撃が上向きになっていってくれると大変ありがたいのですが,どうなのでしょうか。
 次のカードは今年非常に弱い読売であり,何とか勝ち越しを決めてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:20
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 最近ようやく梅雨らしく雨が降っていると思いきや,九州や山陰では相当な大雨ということで,非常に極端な天気が続いているように思います。
 ある地方では水不足などといわれていたこともありましたが,こればかりは人間がどうこうできる問題でもないので,予想できる範囲で適切に自衛するしかないのでしょうか。

 また,最近日本でも蒸し暑い日が続いておりまして,夏が近づいてきた感が強くなってきました。
 特に湿度の高さをよく感じるようになり,これが日本の夏だとじわじわと思い出してきております。

 そんな中,今日のニュースを見ていたら,イランで53.7度を記録したというものがあったので,取り上げてみました。

 先日から,スペインをはじめとする欧州や,アメリカなどでは強烈な熱波による暑さが話題に挙がっていましたが,イランでは53.7度を記録し,これは東半球の観測史上最高気温だということでした。
 昨年7月のクウェートと今年5月のパキスタンでは約54度を記録したということでしたが,「約」という頭文字が付されている以上おそらく正確な記録ではないのかもしれず,記事では今回の気温はこれらと並ぶものだといわれているそうです。

 53.7度という数字だけ見ると,もはやどのくらい暑いのかということは分かりません。
 少なくとも風呂でも熱い部類の温度ですから,それが常に体を包んでいるという環境はおそらく耐えられないのだろうと思いますし,そのような事態になったら一体どう過ごしていいのかも想像つきません。

 ある記事では,日本の暑さは湿度の高さからも来ているので,湿度が低い環境の高温と比較した場合に日本の方が住みづらいという意見もあるようです。
 その辺りの比較は実際にはよく分からないのですが,もしもそうだとしても53.7度までいってしまうとすれば湿度のあるなし関係なく普通に過ごすことはできないと思います。

 ちなみに,西半球まで含めた場合,世界最高の気温はアメリカカリフォルニアのデスバレーの56.7度だそうで,まだ上があったことに単純に驚きです。
 この辺りのランキングは,もはやどれが高いとかどうでもいいくらい,どこでも辛い気温でしょう。ですから,あまりどこが世界一とか,もはや気にしても仕方がないとも思えます。

 これから日本も暑い時期にさしかかりますが,私の仕事は外出もそれなりにあるため,なかなか厳しい状況が予想されます。
 とはいえ,私の外出はまだ他の仕事に比べれば多すぎるというほどでもないので,贅沢を言うのはよくないでしょう。
 今年も蒸し暑い夏が来るようですが,できれば耐える期間が短く終わるように願うばかりです。


 今日の阪神ですが,得意の横浜スタジアムで,横浜さんに強いメッセンジャーさんを擁して敗戦しました。
 今日の敗戦は,横浜スタジアムでの戦いでは8連勝を止めるものだったようです。
 私は,得意の球場と,今の貧打のどちらが上回るのかと思っていたのですが,貧打の方が強かったようです。

 貧打も悪かったですが,今日の問題はやはりレフト福留さんのタイムリーエラーでしょう。
 往年の守備の名手ですから,このプレー一つで全てを否定するつもりもないのですが,あのプレーは残念だったというほかありません。
 最近福留さんは打てていませんが,打てないだけでなく守れないとなると,さすがに一度休ませて中谷さんなど別の選手を使った方がいいのではと思えてしまいます。
 これまでの感謝も含めて,一度体制を見直した方がいいと改めて思いました。

 福留さんの打撃だけでなく,全体的にもやはり打撃は問題でした。
 今日の大山さんを見ている限り,やはりもう一度2軍でじっくりやり直した方がいいのではないかとも思いました。
 素材がいいのは間違いないのでしょうが,それでも今日のプレーを見ているとアウトコースの変化球に弱いように思われ,まだまだ育成の余地が大いにあるように思えました。
 にもかかわらず1軍で強行して使い続けるのは彼の将来のためにもよくないのではと思います。

 今の阪神はなかなか勝てません。
 先日のヤクルトさんとの戦いである程度復活しつつあるのかと思っていたものの,まだまだそんなに甘くはないようです。
 ここまで選手の調子が全体的に落ちてきてしまうとなると,もはや新しい選手を導入するしかないのでしょうか。
 安易にそういった方向に飛びつきたくはないのですが,2軍で着々と成果を出してる西岡さんや獲得予定のロジャースさんなどに期待するしかないのでしょうか。
 西岡さんは病み上がりですし,正直言って無理はさせたくないのですが,これだけチーム状態が悪いとなると,西岡さんの打撃力に期待してしまうところは大いにあります。

 とりあえず,このままだと横浜さんと順位が逆転しかねないので,明日は意地を見せてもらいたいと強く期待したいところです。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:25
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,バスの運転手が運賃の一部を盗んだ疑いがあったというものがあったので,取り上げてみました。

 この事件は,バス利用者から,市の交通局に対して通報があったことで調査されて問題化されました。
 利用者がバス運賃を支払おうとしたところ,料金箱の投入口のシャッターが閉じられ,運賃がシャッターの上に置かれたそうです。
 今回問題になっているのは,運転手が,意図的にボタンを操作して料金箱の投入口のシャッターを閉じ,徴収されなかった運賃を盗んだといわれているというものです。
 9日間のドライブレコーダーが確認されたところ,運転手が左手でシャッターの上に積まれたお金を掴んで右手に持ち替えている動作が129回確認されたということでした。
 市から委託を受けていたバス会社において運転手に聞き取り調査をしたところ,運転手はお金を盗んだことは否定したものの,動作については説明できなかったそうです。
 その翌日,運転手は自殺してしまったそうです。
 市の交通局は,市バス全系統の現金収入状況とドライブレコーダーを調査したところ,他の運転手に盗みが疑われるような状況はなかったそうです。
 市の交通局は,被害額を少なくとも2万7090円と算定し,警察に被害届を提出したそうです。
 また,市の交通局は,委託していたバス会社に今後損害賠償請求をする予定だそうです。

 亡くなった運転手が事件を否認している以上,この運転手の犯行として決めつけて話を進めることはしないでおこうと思います。
 ただ,一ついえることは,2万7090円で自殺をしてしまうというのはあまりにも安すぎるということでしょうか。
 命と釣り合う金額などはないのかもしれませんが,それでもこの人の月給の何分の1なのか分からないものの,それで命を放棄してしまうのはあまりにももったいないと思います。
 今後疑惑を晴らせなければ,他人から責められることもあるでしょうし,職を失うこともあるでしょうが,それでもやり直すこともできたのではないだろうかというようにも思えます。

 人にはそれぞれ事情があるのでしょうし,他人が些細だと思っていても本人にとって大きな問題ということは多々あるでしょうから,私は今回の件を馬鹿なことと切って捨てることはしたくはありません。
 ですが,こういう追い詰められたときこそ視野を広く持つということが大事なのだと自分に言い聞かせたいと思うものです。

 ちなみに,最近のバスやタクシーにはドライブレコーダーが搭載されていることが多いですが,このような時代の流れは歓迎すべきなのかもしれません。
 私は交通事故の案件も多く手がけますが,多くの事案において過失割合が問題となり,最終的には法廷での尋問手続で事故態様を認定するということも少なくありません。
 一般的に法廷で尋問をしなければならないというのは極めて苦痛を感じるものでしょうから,そこまで多額の投資ではないドライブレコーダーでそれを回避できるのであれば非常によいことだと思います。
 個人的には義務化してもらいたいと思うくらいですが,今後はどうなっていくのでしょうか。


 阪神の藤浪さんですが,昨日の2軍戦で四死球を連発した上,危険球退場になってしまい,状態が大変心配です。
 今日のコメントを見ていたところ,「メンタルどうこうより,フォーム的におかしくなったところを,自分で直せないことが第一」と技術面による力不足に言及していました。
 また,「少年時代から今まで当たり前にできていたことができなくなっている」とも話しました。
 掛布2軍監督は,次回登板予定を変更することを明かし,配慮しているようです。

 正直言って,このコメントを見ているところでは,非常に追い詰められているという状況を感じます。
 特に,「当たり前にできていたことができなくなっている」という言葉からは,本人が苦しんでいる様子が非常に伝わってきます。

 現在の藤浪さんの投球状況を見てみると,左打者に対してはインローへの球が多いものの,基本的にまんべんなくどのコースにも投げられているように見受けられます。
 一方,右打者に対しては,アウトローぎりぎりの球がかなり多く,真ん中外から真ん中下に見受けられるほか,インハイにいくつかの球が見受けられます。
 これだけアウトロー中心に投げていて,その近辺ではないインハイに行くというのは,おそらく本人が狙ってインハイに行かせているとは考えづらいと思います。
 以前から,右打者のインハイの抜ける球が非常に問題だといわれていましたが,これが顕著に表れていると思えます。

 藤浪さんの身体能力については,もはや私などが語るまでもなく,高卒1年目から活躍できるくらい極めて高いといえると思います。
 ですから,現在の問題は,身体能力の問題ではなく,別のところに原因を求めるべきでしょう。
 それがメンタルなのか,技術なのか,何ともいいがたいものですが,少なくとも上記のコメントを見ている限りかなりメンタルに厳しい状況であることは間違いなさそうです。

 阪神という球団の特性ゆえのプレッシャーの強さという問題はあるのかもしれません。
 しかし,プロである以上,他人からの批評に晒されることは程度問題の差はあれ,どの球団でもあることですから,球団の特性にのみ原因を求めることは違うように思います。

 阪神は,久保コーチの投手復活の手腕が非常に高く評価されており,これによって救援投手陣は12球団の中でもトップクラスの成績を誇っていると思います。
 一時期は,阪神の中継ぎは非常に酷い状態でしたが,今やその中継ぎ陣はトップクラスである以上,久保コーチの手腕は信じられると思いますし,むしろ久保コーチの力でどうにもならないとすれば本当にどうもできないのではと思えてしまうくらいです。
 そう思えば,阪神以外の球団で復活という可能性は,阪神にいて復活できる可能性に比べて高くないと思えます。

 キャッチボールの映像を見ていると,その段階から抜ける球が目立っているように思えます。
 藤浪さんについては,もはや基礎的な力に疑問はないので,むしろキャッチボールなどの根本的なところから始めて一つ一つ問題点を確認するという作業が重要なのではと思えても来ます。
 プロである以上,実戦での結果が求められるところではありますが,私は今季はもはや捨ててしまっても大投手復活の布石になるのであればいいのではと思っています。
 1軍のローテーション投手は一応揃っていますから,藤浪さんは焦らずにじっくりと矯正する方向で進めていけばいいと思っています。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:34
 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,ホームセンターからエアコンと室外機2セットを盗んだ男が逮捕されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この男は,ホームセンターで,箱詰めされたエアコンと室外機2セットを台車に乗せて店外に持ち出したとして窃盗罪で逮捕されました。
 従業員が店外に持ち出すところを目撃し,トラックの荷台に積もうとしていたところを制止したということでした。
 調べに対しては,男は,うっかり支払を忘れていた等と容疑を否認しているということです。

 今回はうっかり支払を忘れていたという主張を述べているということですから,窃盗の故意がなかったという主張だと思います。
 そして,支払をうっかり忘れていたという言い分が通るかどうかは,被害品の性質や男の手持ち資産,被害品の用途等から判断しないといけないでしょう。

 記事を見ると,男は建設業ですから,もしかしたらエアコンは自己使用目的ではなく建築した建物に設置するためのものだったかもしれません。
 ただ,もしも男が取り付けられるべきエアコンを調達したのだとするならば,男の現場での地位やそれを依頼した人が誰なのかということを確認しないといけないでしょう。

 また,自己使用目的だとするならば,どの部分に設置する予定だったのか,特に2台ありますからどことどこに設置する予定だったのかを確認する必要があろうかと思います。

 そして,記事によるとエアコンは約13万円相当ということですから,それだけの現金を当時所持していたのか,もしもカード支払を考えていたのだとすればどのカードを使う予定だったのか,その限度額やカード引き落とし講座の預貯金の状況等についても確認しないといけないと思います。

 エアコンと室外機という大きなものを2セットとなると,持ち出すにはなかなか目立ってしまって普通はターゲットとしないと思うのですが,ずいぶん大胆なやり方だったと思います。
 もしも今回の案件が逮捕容疑の通り盗む意思で窃盗行為を行ったのだとすれば,過去に同様の犯行を行っていて,それゆえに手慣れていたのではないかと想像されるくらいの大胆さだと思います。
 そうなると,近隣の同種事犯についても確認する必要があるのではないかと思いました。


 阪神は,昨日ようやく勝ちをつかみ取ることができ,そして今日も連勝できました。
 2日とも大山さんが影響していて,やはりドラフト1位で獲得した金本監督の目に狂いはなかったのかと思っています。
 もちろん,彼の素材を考えれば,もっと2軍で育成されるべき選手だったのかもしれませんが,このように適度に経験を積めるということも大事なことなのではないかと思っています。
 ルーキーの大山さんにチームの勝敗のような大きな期待を寄せることは良くないのかもしれませんが,それでも打つべき時に打てる選手という,この連敗中に阪神に決定的に欠けていた要素を埋めてくれた存在として非常にありがたいものだと思っています。

 また,昨日は能見さんが,今日は岩貞さんが試合を作ってくれました。
 今日の試合を見れば,途中非常に危うい展開がありましたが,これまで投手陣に負担をかけてばかりの打線が突き放してくれて,何とか持ちこたえることができたと思えます。

 今日の打線は,とられても取り返せましたし,糸井さんもホームランを打ったところを見ると,若干復調しつつあるのではと期待しているところです。
 もちろん,先日の連敗が簡単に払拭できるとは思わず,本当に復調ぶりは若干なのだろうと思います。
 ですが,あの連敗を経験してしまうと,今は若干でも復調傾向にあるというだけでありがたく思えるものです。

 次のカードは横浜さんとですが,阪神の大連敗のせいで横浜さんと差が詰まってきており,このカードは2位攻防戦という位置づけとなってしまいました。
 こうなると,打線の調子は非常に悪いものの,勝ち越しをしてもらわねば順位すら危うい状態になっているといわざるを得ません。
 広島さんにはずいぶん突き放されてしまいましたが,せめて2位は死守しないと惨めであると思います。

 心配なのは,2軍戦で登板した藤浪さんです。
 藤浪さんは,今日はよく見られた制球難が顕著に出てしまい,3者連続押し出し四死球を含めて計7四死球,しかも直球を打者の頭部に当ててしまって危険球退場となってしまいました。
 藤浪さんの制球難についてはずいぶん前から懸念されていましたが,どうやらこの点についてはほとんど復調傾向にないようです。
 実力があるのは分かっているのですが,制球難では実戦で使うことは難しいですし,現在ローテーションを守る他の投手を押しのけてまで使う理由もありません。
 このところずっといわれてきた制球難について,もっと早い段階で手を打たなかったのは球団の問題もあるのだろうと思いますが,先発ローテーションが安定している以上,今季の大半は2軍でしっかりと制球を矯正してもらわねばならないでしょう。
 藤浪さんの制球が安定してくれれば来季以降どれだけの勝ちを上げられるかもしれず,そのためには今季を犠牲にしたとしてもまだおつりが来るだけの成果が見られると信じています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:23
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