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 こんばんは。


 世間で話題になっているコロナ感染症ですが、先日国から各人宛に10万円を支払うという方針が発表されました。
 これを受けて、本日広島県知事が、県のコロナへの緊急経済対策として、県職員が国から受け取る10万円を財源に充てたいと表明しましたので、取り上げてみました。

 知事は、休業要請の協力金等の対策について財源が足りないことを述べた上で、県職員に給付される10万円に言及したということでした。
 ただ、この具体的な仕組みについてはこれから検討するということで、制度設計を急ぐと述べたということでした。
 県職員が受け取った10万円を積み立てる基金を新たに創設し、事業費に充てるというイメージで考えているそうです。
 記事によれば、知事が任命権を持つ県職員は4451人になるということです。

 このニュースを見ていて、私は率直に大変驚きました。
 確かに、この10万円について、著名人たちが、その給付を受けないとか、給付を受けた上で寄付をすると発表しているとか、そういった形での話はよく出ています。
 しかし、これらの話はあくまで自分が給付を受ける、つまり自分に処分権限があるものについて言及したものであり、今回のように知事という他人が県職員の財産の処分について言及するという形のものは今回が初めてだったように思います。

 今回のような話を進めるのであれば、各県職員から10万円を集める方法について、どのような法的根拠を考えるのでしょうか。
 このために特別な条例を制定するのかもしれませんが、それは平等権(県職員とそれ以外の人の間の不平等)や財産権を侵害する可能性が大いにありうるわけですから、いずれも憲法違反の可能性があるように思います。
 ですから、どのような形でお金を集める条例にするのかがまず大変な問題になると思います。

 憲法との関係を考えると、おそらく県職員に10万円の提供をするように義務づける条例を制定することは困難ではないかと思うのですが、そうなると善意での支払い協力を依頼するという形になるのでしょうか。
 もしも善意での協力という場合、次の問題としては事実上の強制力をかける可能性があるのかという点です。
 例えば、支払い協力をした人の名簿を作るという場合、協力した人とそうでない人が一目瞭然であり、その場合には支払っていない人に対して協力を求める形での事実上の強制力が働く可能性があります。
 このような状況では、場合によってはパワハラ等に当たる可能性もあり、そういった観点から違法の問題が出てくるかもしれません。
 実際問題、協力するにしても匿名での協力というのは困難と思われ、最終的に事実上の強制力が働く状況に陥る危険が高いのではないかと想像します。

 このように、どのようなやり方をとるとしても問題が想定されますが、一体どのようなスキームでこれを実施しようと思っているのか、それとも思いつきでいっただけなのか、非常に気になるところではあります。
 もしかしたら、コロナに対して立ち向かおうという一丸となりつつある雰囲気を利用しようと思ったのかもしれませんが、それにしてもこの方法はどうなのだろうかと疑問に感じるところではあります。

 確かに、今の情勢を見ていると、国民が国や都道府県に対して要望する程度が日を追って高くなっていっているように思われ、それに対応するだけの財源はどんどん追い詰められていくのだろうと想像します。
 それだけに、知事としては、この事態をなんとか打開したいと苦慮して、その解決策を10万円の給付金に見いだそうと思ったことも理解できます。
 特に、このところ、著名人などは給付金をもらわない、寄付をするという話がよく出ていますから、これに乗じることができると考えたのかもしれません。
 ただ、自分に処分権限のないものを利用する前提でものを話すとなれば、相応の批判が出ることも想定しているでしょうし、そのため例えば根回しを十分に行って理解を得ておくなど慎重にことを運ぶべきであろうと思います。
 そのような根回し等がどこまでなされていたのかはわかりませんが、もしもされずに知事の発言がなされたのであれば、今後大きな物議を醸す問題に発展するのだろうと思いました。


 このご時世であるため、いつも取り上げている阪神ネタがほぼ何もありません。
 少し寂しくはありますが、直近でもっとも話題になった阪神ネタはコロナ関係でしたから、それに触れなくていいだけ、いいことなのかもしれません。


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三枝康裕 | ニュース | -  | - | 23:16
 こんばんは。


 先日全国に緊急事態宣言が拡大しましたが、コロナ騒動の収束が見えないからこそこのようにさらに深刻な方向に進んでいるということでしょう。
 各人の努力が必要な時期ではありますが、密集地を減少させることが必要ということでしょうか、今日のニュースを見ていたら、チューリップ80万本を刈り取ったというものがあったので、取り上げてみました。

 このチューリップは佐倉ふるさと広場のチューリップ畑のもので、例年通りのチューリップフェスタが予定されておりましたが、コロナ騒動で中止となってしまいました。
 しかし、この広場には自由に人が出入りできるということで、11日には早朝から多くの人が来場していたということでした。
 チューリップは今週末に満開となる見通しであったため、市と観光協会が協議した上で、密集を避けるためにチューリップをすべて刈り取ることにしたということでした。

 私もかつてこれに行ったことがありましたが、大変きれいでしたし、人も大勢来ていた記憶です。
 それだけに、無料とはいえ、今日のような気候のよい日であれば、今日だけであれば行っても問題ないと考えて出かけてしまう人が多く見込まれることは間違いなかったでしょう。
 現に、今日、江ノ島などでは、人が多く来ていたそうで、そういった今日だけであれば大丈夫という考えの下に人が集うことが予想され、それを防ぐために刈り取ったというのは合理的な判断であったと思います。
 チューリップの球根を考えれば、来年もまた咲くのだろうと思いますが、それでもこれまで世話をしてきた人たちの苦労や、何よりチューリップそのものに問題があったわけではないですから、非常に気の毒な事態であったと思います。

 今日、食材を買い出しに外出した際、先週よりも人が多かったという印象を持ちました。
 それは、昨日の天気のために外出できなかったという反動や、今日の気候の温暖さだけでなく、自粛疲れのようなものもあるのかもしれません。
 そればかりか、緊急事態宣言以降閉じていた店が、今日くらいからいくつか開けているところもあり、店が開いていれば人が行くという構図ができているのではないかとも思いました。
 店側にしてみれば、商売をするかどうかが死活問題なのでしょうから、私としては閉じてほしいとは言いづらいところはあるのですが、それでも今日の人出の量を思い返すと、おそらく2週間後はまた全国的に感染者数が増えるのだろうと思いました。
 そして、そこであまり感染者数が変わっていない、むしろ増えたということになれば、緊急事態宣言の終期とされていた5月6日から延長されることになり、より自分たちで自分たちの首を絞める結果になるように思えてなりません。
 自粛疲れがあることは理解はするものの、一方で今の時期の外出が最終的に自分にはね返ってくるということを、もっと重く考えてもらわないと、この事態はいつまでたっても終わらないのだろうと思っています。

 政府は、全員に一律10万円を配るということですが、事態が長引けば、多くの人はこの10万円では全く足りないということになると思います。
 ですが、10万円の原資は税金であり、自分の足を自分で食べるという状況になるわけで、おかわりが必要な事態になることはそれだけ自分たちが苦しむことになるのだろうと思います。
 そういった意味でも、一日も早く収束させるべく、環境面から含めてより外出自粛を強める必要があるのだろうと思いました。


 先日、阪神の福留さんが、阪神で発生したコロナに関連する騒動について謝罪しましたが、これを福留さんがしたことについて大変残念に思っています。
 この問題については、前も言ったとおり、阪神がきちんとした説明をしておらず、うやむやのまま、野球界だけでなく日本に対して迷惑をかける形になったわけですが、それを阪神の生え抜きではない福留さんが謝るというのは、私にしてみれば福留さんに申し訳ない気持ちすら出てくるものです。
 これを阪神の球団がするか、それとも生え抜きのベテランがなすべきだったと思うのですが、それができないのが阪神なのでしょうか。

 しかし、福留さんは、これまでも、怠慢プレーをした選手を叱るなど、阪神の中で緩みがちの雰囲気を引き締める役割を多く担ってきました。今回の件もその一つだと思います。
 こういった選手は阪神のような球団に必要だと思うのですが、福留さんの年齢的に引退が近いとを思われ、果たして福留さんがいなくなったら阪神はどうなるのかと不安です。
 できればコーチなどで阪神に残ってもらいたいのですが、阪神の球団の体質上、福留さん1人が残ることで変われるのかというのは心配です。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:18
2020.04.13 Monday
 こんばんは。


 コロナ騒動で世の中が大変なところですが、土日だけでなく平日も大分街から人が減ったように思いました。
 私は普段あまり電車で移動しないので、東京の電車の混雑状況はあまりわからないのですが、少なくとも町中を出歩く人がずいぶん減ったというのは体感としてとても感じます。
 店が閉まっているからということもあるかもしれませんが、それだけの理由では休日は説明できても平日は説明できないと思うので、やはり各々の努力が大いにあるように思います。
 テレワークや時差出勤などが世の中でどれだけ導入されているのかはわかりませんが、少なくとも私の周囲の会社などを見ていると出勤している人が明らかに減っているところが多くありますので、何らかの努力に励んでいることは間違いないと思います。

 そんな状況において、私がウェブ漫画で連載を楽しみにしているキン肉マンについて、本日連載を1ヶ月程度更新を休載するというお知らせがあったので、取り上げてみました。

 ゆでたまご先生によれば、昨今の社会情勢を考えて、漫画執筆のためにアシスタントを集めてやることで当てはまる3密を回避する、アシスタントの通勤などによるスタッフやその家族の感染リスク増大を防ぐということが理由ということです。
 何もしないという行為を率先してやるのが最大の友情ではないかと考えたということでした。

 私は、子供の頃からかなりキン肉マンを楽しみにしており、今でもかなり楽しみにしていただけに、大変残念です。
 キン肉マンは、一度終わった作品であり、再度開始した当初は昔の面白かった思い出の貯金を使いながら見ていたという感じでしたが、最近の展開は大変面白く、いつも気にして楽しみにしていた作品の一つでした。
 展開はいつも荒唐無稽なのですが、最近の漫画にありがちな伏線とその回収の見事さというものとは相反する、熱量と面白さを第一に、展開の矛盾や論理的整合性を二の次に置いたその作風は、まさにエンターテイメントとしての私の要求に合致するものだと思っています。
 特に、昔はあまり活躍しなかった、もしくは名前の付いた必殺技など持ち合わせていなかったような超人が、きちんと格好良く描かれていたり、敵もきちんと魅力的に描かれているなど、以前に比べて深みもあり、にもかかわらず論理的にはいい加減という、いいバランスの作品だと思っています。
 今日の回では、ついに黒幕とおぼしき人物が明らかになったところで、一応それを明かした上で休止ということなのでよかったとは思うものの、それでもやはり次が楽しみで仕方ありません。

 正直言って、友情と休止の関係はいまいちよくわからないのですが、そういった論理的な部分を度外視して友情パワーでエイヤッと解決するのがキン肉マンなので、今更そういった些細なところを論点にするのは野暮というほかないでしょう。
 とにかく、こういった著名な作家も、コロナの自粛に協力していて、皆も力を合わせようという雰囲気に持ち込めるのであれば、この状況の早期打開に有用であるということだと思います。
 世の中が暗い雰囲気にはなってしまっていますが、中途半端に動こうとすることはこの暗さが長引くだけですから、今はそれを理解するしかないと思いました。


 阪神が、15日から活動を再開するという報道を見ました。
 これについては、正直言って、上記のゆでたまご先生の自粛と相反する動きであり、賛同いたしかねるというように思います。

 プロスポーツ選手の使命である最高のパフォーマンスを見せるため、能力を維持するということは極めて大事だと思いますし、そのために今でも個々の選手がトレーニングを欠かさないということは立派だと思います。
 そして、そのトレーニングのために活動再開が必要なのかもしれません。

 ですが、先だっての問題についてもきちんとした説明を行わず、かつ世の中で自粛だという雰囲気をもり立てようとしているところで、これから活動再開というのはいかがなものかと思います。
 活動再開は公表しないといけないことなのか、個々のトレーニングであれば発表せずに行うことはできないものだろうかと思ったりもしました。
 阪神は、世間でも注目される球団ですし、この前の騒動を踏まえてより注目度も高まりましたから、何らかの発表なしに集合してトレーニングなどはしづらいのかもしれませんが、そうであればそうせずにすむ方法を模索し、あまり自粛中に活動再開といわない方法を探すようにはできないものだろうかと思ってしまうところです。

 このところの阪神の一連の動きを見ていると、個人的には擁護しづらいと思う場面が多く、これは体質の問題なのか、運営の問題なのか、いろいろと思うところがあるものです。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:06
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 昨日緊急事態宣言が発令され、今日は初日を迎えました。

 正直言って、想像以上にその威力を感じたというのが率直な実感です。
 というのは、町中の大きな店舗がことごとく休店し、そういった意味で行動が想像以上に制限されたからです。
 私は、仕事のために事務所にやってきたわけですが、その途中にあった百貨店や大型スーパーの店舗なども食料品売り場以外は当面休店としておりました。
 当然ゲームセンターやカラオケ店なども休業しており、いつものようにやっているのはスーパー、飲食店、ドラッグストア、コンビニ、銀行くらいという印象でした。
 昼に外出すると、同じように飲食店を求めて歩く人もそれなりにいましたが、聞こえてくる会話は、この事態でもあの店がやっていてよかったなどという、閉店していることも覚悟するような内容の話でした。

 私の仕事の関係では、東京地裁が大半の裁判期日を延期にしてしまうなどの極めて大胆な対応をとっており、個人的にもある程度詰まっていたスケジュールが一気に白くなる部分が増えました。
 事件処理の関係では非常に困ることではあるものの、一方で東京地裁に行くとなれば電車で行くわけですから、そういった意味で安全ではあるのだろうと思われ、安心している面もあります。
 東京地裁以外の裁判所に係属している事件の中には、まだ延期等の連絡を受けていないところもあり、もしかしたら緊急事態宣言が出ていたとしても裁判所によって対応が違うのだろうと思っているのですが、混乱を避けるためにも、できればある程度きちんとした線引きを出してもらいたいものです。

 また、仕事の関係上、控訴等の期限があるものや、債権回収等の関連で時効が迫っているものなどについて、今回の緊急事態宣言を定めた法律でも確か特段の取り扱いをするような規定がないため、その点はこのご時世でも注意が必要が分野だと思います。

 これだけ世の中のいろいろなところが閉まったり休業したりしてしまうと、本当に外出するにしても行き先がないため、それこそ外出自粛をせざるを得ないという状況が周囲の環境から押しつけられるような印象を感じました。
 海外のように外出に対して罰則がないとしても、これだけ外出しても仕方がないような状況が形成され、雰囲気もそれを許さないような形であれば、敢えて外出するとすればそれなりに労力や勇気が要るようになってしまうかもしれません。
 本来であれば、これよりもう少し軽い程度だったとしても2月3月の段階で外出自粛をおのおのが実行できていればここまでにはならなかったろうにと思うと、そういった全体の過去の行動に対する連帯責任的なペナルティという印象すら受けました。

 だとしても、このような状態になった以上、早々に解消するべく努力するしかないわけですが、個人的にはこれまでも相当不要不急の外出を控えてきていたため、正直言って私は今の努力は継続するものの、後は世の中の他者がいかに頑張るかというところにかかっているのだろうなと思ったりします。
 私は個人で仕事をしているため、基本的に大概のことが個人で完結することが多いのですが、それ故にこういった結論が他人に委ねられるという状況はなかなか新鮮味もあります。
 もどかしさもありますが、なかなか経験できないことだと思って、これはこれで貴重な経験をさせてもらうという気持ちで見守りたいと思っています。


 今日の記事を見ていたら、阪神が高校球界から好まれていないというものを見ました。

 確かに、自分のところの大事な教え子を巣立たせたにもかかわらず、先日のようなこのご時世に不要不急の外出をするような球団に行かせるのはなかなか抵抗があるでしょう。
 また、このところ、阪神の野手は、特にめざましい選手というのが出てきていないような印象で、素材としては素晴らしいのに育成力がないのではと疑惑の目を向けられることも致し方ないと思います。

 私としては、こうした見方を変えるためには、球団の体質そのものを変える必要があるだろうと思っています。
 そのためには、まず先日からの藤浪さんの問題等に関する疑惑をきちんと説明するところからはじめ、今後の対応策などをきちんと打ち出し、けじめを付けてもらう必要があるように思います。

 こうしてみると、一度失った信頼を取り戻すのはいかに大変かということだと思いますし、それは私たちも他人事ではないなと思ったりもする次第です。


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三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:44
2020.04.07 Tuesday
 こんばんは。


 今日、かねてからいわれていた緊急事態宣言が発令されました。

 緊急事態宣言の性質が感染者の拡大防止にあるとすれば、このところのコロナウイルス感染症の感染者数を考えると遅すぎたと言われておりますが、一方で権利制約等の観点を考えてその判断に迷いがあったということも理解できなくはありません。
 現時点ではこの緊急事態宣言を当然のことと迎え入れる雰囲気が多くありますが、一方でこれに根強く問題意識を持つ人がいることも忘れてはいけないのだろうと思いました。

 その上で、実際これが出たところで一般の人たちの生活に大きな規制がかかるわけではないのですが、この宣言を受けて多くの店舗等が自粛の動きを見せているということで、その影響を受けて生活に影響が出るということなのでしょう。
 実際、この宣言が予想されるということで、今日は多くの大企業においてテレワークを導入するという話が出ているようで、中には営業職なのにテレワークとはこれいかにと悩む人も出ているようにも思いました。
 また、私の仕事の関係でいえば、今週来週で予定されていた裁判期日が次々と延期にするという裁判所からの連絡があり、おそらく日本各地の裁判所を含めたお役所関係の動きも一変させられる状況ではないかと想像します。
 このように、世の中の当然動いていると思っていた場所が動いていないというのは、一般人にとっても想像以上に制約を感じるように思われ、さらに世の中の雰囲気も自粛一色に変わるのだろうと思います。
 日本は空気を読む文化ですから、このような雰囲気が広がることで、皆が空気を察して自粛していくという方向に行くように思われ、自粛しないと悪目立ちするという状況が作り上げられていくのだろうと思われます。
 外食産業やエンタメ産業などは、自粛が前提だとどうしようもなくなってしまうわけですが、とはいえ自分だけ営業をしていても客がどこまで来るのかもわからず、非常に苦しい状況であろうと想像します。

 と、いろいろと考えていると、この緊急事態宣言は、外出禁止に関する罰則等がないため、はじめは割と緩いものであろうと思っていたのですが、こうしていろいろなところがやっていないとなれば、雰囲気が引き締まり、外出できる雰囲気ではなくなるという意味で、存外効果のあるものではなかろうかと思っています。
 ただ、それだけ効果があるだけに、まさに緊急事態以外に許されるものではないと思いますし、制度として存在するとしても今回の問題以降で実際使いどころのある制度なのかというのは若干気になるところではあります。

 緊急事態宣言の期間としては、ひとまず5月6日までとされておりますが、連休を含む判断は仕方なかったのでしょう。
 今の感染者数増大の契機と言われるのは3月の3連休の緩みですが、ゴールデンウィークとなればその契機には十分なり得るものでしょうから、この期間を緊急事態宣言に含めないという判断はなかったのだろうと思います。
 そして、連休を含み、きりよく1ヶ月と考えたときに、今日を宣言発令の日と選んだとすれば、ここまで引っ張った理由も一応説明ができるということでしょうか。

 問題は、この事態がいつまで続くのかですが、こればかりはなんとも言いがたいところです。
 実際、ある程度収束したとしても、これだけ感染力が強いとなれば、油断するとまた第2第3の感染爆発は生じかねません。
 また、国内である程度収束しても、海外で感染が拡大していれば、そこから持ち込まれることで同じように問題になることもあるでしょう。
 少なくとも国民の大多数の身の危険がある状況を回避するという限定的な措置というのがこの緊急事態宣言であるならば、まだ先を見通すには早すぎるということなのでしょうか。

 同時に気になるのは海外の感染の動きで、海外でこれが広がりつつあり、これから本格的に拡大するとなれば、多くの貿易も滞るのでしょう。
 そうなれば、特に輸入する食料品については非常に問題になるでしょうし、現時点で別のルートなどを開拓しなければ近い将来このことが大きな問題になりかねないのではないかと気になっています。

 あと、ここで述べるとすればプロ野球のことですが、おそらく5月まで緊急事態宣言が続くならば、5月中に開幕を迎えることは極めて難しいのではないかと思われます。
 もしも思惑通り5月6日までにある程度収束の見通しが立てば、6月に開幕を迎えられるかもしれませんが、それでも観客をどれだけ入れて興行ができるかは難しいのだろうと思われます。

 阪神は、藤浪さんが退院したということですが、そのような朗報があったとしても阪神全体の緩みの問題はもはや野球界全体の問題となってしまいましたし、これからの対応が非常に難しいところでしょう。
 これからよほど引き締めを図るということでなければ、ファンの理解を得てこれまでと同じような活動をするのは難しいのだろうと思います。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:25
 こんばんは。


 先日、政府が、昨今のコロナ騒動を受けて、各世帯ごとに布マスク2枚を配布するという発表がありました。
 これについては多くの非難が寄せられていましたが、発表当時よりは今の方がやや肯定的な意見が増えたでしょうか。
 非難の意見は、これだけ給付を待たせておきながら、ようやく出した案が布マスク2枚かというものや、布マスクがコロナ感染症に対してどれだけ意味があると考えているのかなどという多くのものがあったと思います。
 肯定的な意見としては、使い捨てマスクは医療機関等の必要な場所に優先的に届け、かつ世間のマスク不足に対応するためには、一般市民が再利用が可能なマスクを使用することは合理的だというもののようです。
 布マスクでも、ひとまずはないよりましということなのだろうと思うのですが、国民の多くの望むレベルに達していない失望感が、時間の経過によってより増大したというのが今の状態ではないかと思います。

 そういった点はさておき、布マスクはまずは福祉施設、それから一般国民宛に順番に配布されるということです。
 その布マスクについて、すでに配布された福祉施設関係者らしい人の投稿では、ひも部分が短く、かつひもが布であるため伸縮せず、人によってはサイズが合わずに付けられないかもしれないということです。

 確かに、ひも部分についてゴムにすれば、その部分が本体よりも早く劣化してしまうことが懸念され、そうなれば何度も使うという布マスクの本来の趣旨から外れる事態にはなりそうです。
 しかし、そもそも送られた人が装着できないものをもらったところで何の役にも立たないことは明らかです。

 こうなると、マスクの種類を決めた人はそういったサイズ面のことをきちんと考えて決定したのかと不安になります。
 確かに、一律世帯ごとに送るに当たって、人によってのサイズを気にしてはその作業を進められないでしょうし、迅速性にも劣ることになるでしょう。
 ですが、役に立たないにもかかわらず大変な物量を購入して発送することを考えれば、それこそお金の無駄ではないかと思わずにはいられません。

 このマスク政策については、上記の通り多くの批判が寄せられておりますが、その上もしもサイズも合わないものがやってきたとなれば、さらに政権に対する非難が生じるのではないでしょうか。
 まだ送付予定のマスクの大半は発注している途中ではないかと思うのですが、それゆえにまだ見直せる可能性もあるかもしれず、この点はもう少しきちんとやってもらいたいものです。


 阪神の藤浪さんらのコロナ騒動からある程度時間がたちましたが、阪神側からのきちんとしたことの顛末の発表はないものの、週刊誌報道等によって概ね事態が出てきました。
 これらの報道が正しいのであれば、藤浪さんらパーティの参加者はプロとして失格だと思いますし、阪神はプロ球団を運営する能力を持ち合わせていないと思います。
 阪神は、他球団に対しても、自ら真相をきちんと説明していないということであり、責任逃れをするために重要情報を秘匿し、それが他者から小出しに明らかになっていって球団としての信頼を落とすという、危機管理として下策としか言い様のない流れに陥っています。
 その結果、プロ野球全体に迷惑をかけ、開幕予定もどんどんずれ込ませることになったりしており、関係各所に与える被害も甚大です。

 個人的には、こうした阪神の一連の行動を見ていると、今阪神がこの件についてきちんとけじめをとる行動をしないうちに阪神の野球を見たとしても楽しめるかわからないため、今年1年は阪神は謹慎してほしいというのが本音です。
 ただ、もしもどこかのタイミングでプロ野球が開幕するとき、セリーグ球団数が奇数だと試合が組みづらい等の事情があってやむを得ない場合には、何らかのペナルティを与えた前提で始めるようにしてもらいたいと強く思います。
 そうしたものもなく、前と同じようにプレーをして、その活躍を楽しめるかといっても、今の私の心境はやや複雑だといわざるを得ません。
 とりあえず、阪神が、この問題について何らかのけじめを付けてくれるかどうか、今のところそういった情報はありませんが、もう少し見守りたいと思います。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:24
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