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 こんばんは。

 ニュースを見ていたら,ポーランドで学生が国立美術館に自作をこっそり展示したという事件がありました。
 何でも自分の作品を並べてもらうまで3,40年も待てないという動機のようです。
 学生は,警備の隙を突いてこっそり展示したものの,3日間誰も気づかなかったそうです。
 これに,美術館の責任者は,ウィットに富んだ芸術的なハプニングと評して,館内の喫茶店に飾ることにしたんだとか。

 これを見てまず思ったことは,警備の甘さでしょうか。
 先日,ベルギーの美術館から盗まれた絵画オリンピアが戻されたというニュースを見ましたが,この絵画の価値は3億円ということでした。
 今回の美術館も国立美術館ですから,それなりに価値が高いものがたくさん展示されているでしょう。今回は害意のない件だったからよかったものの,少々警備の甘さを感じました。

 また,3日も誰も気づかなかったというのは,やはり芸術は一般人には敷居が高いのでしょうか。
 私は時々上野の美術館を巡ったりしますが,残念ながら現代芸術は私レベルのセンスでは何度見ても理解できません。
 今回飾られたものを確認しましたが,案の定私レベルでは善し悪しは理解できませんでした。
 一般的にどのように解釈されるかはよく分かりませんが,この絵画が3日も気づかれなかったという話を聞いて少々安堵しました。

 もう1点,法的に見て何某かの問題に当たるかということですが,日本の刑事法的にいえば,絵画を鑑賞する目的ではなく自分の絵画を飾る目的で施設に入ったのであれば建造物侵入罪に当たる可能性がなくはないかもしれません。
 絵を飾る行為そのものは犯罪に当たるということはないように思えますが,飾る際に壁に傷を付けたら建造物損壊罪などに当たるかもしれません。他の絵画を傷つけるようなことがあれば,器物損壊罪となるでしょう。
 また,民事法的に見れば,どのような絵を飾るかは施設管理者の判断にゆだねられるので,所有者に対する撤去請求をできることになるのでしょう。加えて,絵画は保管が大変ですが,所有者が引き取りに来るまでの保管料も請求できると思います。
 今回の件では管理者はずいぶん粋な対応をしています。しかし,このような対応はすばらしくも見えますが,第2第3の同様事例に対してどう望むかを考えておかないと,次に同じことをした人が出た場合に困ることになるのかなと思いました。手っ取り早く名前を売る方法と世間にとられても困りますし。

 私の残念な感性では芸術を理解できていない部分が多いですが,芸術家というのは規制に縛られず少し傾いているくらいの発想の持ち主の方がよいのかもしれないとも思うので,法に触れたり他人に迷惑をかけない限度で頑張ってほしいと思いました。

 ポスティングの中島さんが,ヤンキースと破談になって西武と契約更改する予定のようです。
 ヤンキースはもともと遊撃手,三塁手に凄い方々が揃っているので,獲得するとしても控え予定でしょうし,低評価だったのはやむを得なかったのかもしれません。
 とはいえ,中島さんとしても,西武ナインに胴上げをされ,ユニフォームに寄せ書きまでされたのに西武に戻るのもバツが悪いでしょう。
 また,西武は中島さん抜きでの来期の布陣を進めていたでしょうし,特に3番候補に抜擢された栗山さんは複雑な心境だと思います。
 ですが,遅い段階まで所属が決まらなければその分来期の計画もずれ込むでしょうし,まだキャンプが始まる前で中島さんの所属の見通しが付いてよかったと思います。
 ちなみに,ある記事では,中島さんは自由契約になるという俄に信じがたいものも見受けられました。もしそうなった場合,阪神に来たらどうなるかと想像したものの,遊撃手鳥谷さんを外すわけにはいかないですし,三塁手新井さんと骨肉の争いを演じることになっても勿体ないですから,やはり獲らない方がよいのではないかと思いました。完全な取り越し苦労になりそうですが。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 20:56

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