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 こんばんは。

 今日は,西武横浜戦を観戦するために所沢まで行ってきました。
 結果的に西口さんが180勝目をあげて私も満足でしたが,それにしても西口さんが6回でマウンドを降りたときには,もしかして最近よく見る中継ぎ崩壊が発生するのではないかと冷や冷やしました。特に,7回にはすぐに1点取られ,これでまた勝ち星を落としたらなんて気の毒にと思っていたのですが,今日は今までと違って8回9回に崩れなかったので安堵しました。

 さて,今日取り上げる話題は,先日の福島第一原発に関する国会の国会事故調査委員会における枝野さんの発言についてです。
 皆様もご存じの通り,枝野さんといえば,原発事故当時官房長官として内閣のスポークスマンを勤めておりました。
 その際,彼は,再三にわたって「メルトダウンはない」「(放射能汚染は)直ちに健康に影響はない」という発言をしていたことはまだご記憶にあると思います。
 ところが,先日の国会での発言では「炉心損傷の可能性については,3月13日午前中の記者会見の段階で十分可能性があるということで,その想定の下に対応しておりますと申し上げた」と発言しました。
 また,「多くの国民が6月までそんなに深刻な事故と感じていなかったのではないか」という質問に対しては「もしかすると思い込みを反省しなければならない側面があるのかなと」「炉心も溶けているし,漏れているのはあまりにも大前提で,改めて申し上げる機会がなかった」と発言しました。

 私は,この発言を聞いた時,この方とその周囲の方の今後の発言は大きく信用性を失うことになるであろうと思いました。
 去年の今頃,原発がどうなるのだろう,それに伴って健康被害がどれだけ出るのだろうという不安が広がる中,内閣はパニックを抑え込もうとしたのか,問題が少ないかのような発言ばかりに終始し,その発言の真偽については常に議論になっておりました。
 しかし,大多数は,そのような発言への疑問を胸に抱えながら,それでも政府の公式発表を信じて日常生活を送っていたのではないかと思います。
 ところが,1年経った今,メルトダウン,放射能漏れが大前提で述べるまでもなかったといわれるということは,それは彼らのいうことを鵜呑みにせずに行間を読めということなのでしょうか。
 行間を読めと言うにしても,せめてかつて異なる発言をし,それと矛盾する内容が前提になったのであれば,それを撤回する発言を周知するのが通常の対応なのではないかと思います。
 もしこの枝野発言が政府の考え方だとすると,スポークスマンの枝野さんはもちろんのこと,その大前提について質さなかった政府の人間全ての信用がなくなってしまうくらいの重大な話であると思います。
 そして,その「大前提は,重大事実であったとしても,機会がなければ改めて語らない」というのが政府の立場だとすれば,今議論が盛んにされている原発再稼働問題や消費税増税問題等の諸問題について政府が言っていることも全てそのように考えなければならないのであろうかという気にもなってしまいます。
 私としては,もう少し責任感を感じる発言をしてもらいたかったと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | - | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:36

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