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 こんばんは。

 今日取り上げたい話題は,以前から問題になっていた無医村のお話です。

 近年無医村や弁護士過疎の問題も取り上げられますが,生命に直結する問題としては無医村問題の方が重要性は大きいと思います。
 この秋田県上小阿仁村もその例外ではなく,無医村状態に困っており,公募で医師を募っていました。
 そして,3年前から一人ずつ公募で医師が来ていたのですが,去年に来た医師が村に辞意を伝えたことで,これで3年連続就任1年で医師が村から去ることになりました。
 村としては,後任が決まるまでは診療の継続を期待しているということですが,そこは医師と村の契約内容と医師の考えによるものなのではないかと思います。

 さて,この医師が去る原因ですが,医師のコメントによれば「内地の気候があわないからで,あとは特にない」ということでした。
 しかし,以前に赴任した医師の中には「村執行部の医師に対する見方,接し方,処遇の仕方の中に医師の頑張る意欲をなくさせるものがあった」と述べておりました。
 具体的にどのようなことがあったのか,ある記事から見てみると,以前の医師は
・年間約20日しか休診しない
・夜間や早朝でも往診していた
・お盆期間も診療していた
・昼食を食べに行く時間がなく,診療所内でパンを食べていた
というとてつもない働きぶりでしたが,一方で一部の村民の態度としては
・平日なのに休むことは許されない
・患者を待たせすぎである
・無言電話
・正月だからと言って休むことは許されない
などの苦情や嫌がらせをし,そんな内容のビラもまかれたという話もあります。
 これはある記事の情報なので,その正確性は私自身検証しておりませんが,もしこれが真実だとすればどんな金額面の条件を出されようともこの村に医師が来てもらえる可能性は極めて低くなってしまうのではないかと思います。

 村に来る医師の考えは人それぞれでしょうが,多かれ少なかれ無医村問題を解決しようという使命感でやってくるのではないかと思います。
 また,他に医師がいないということもあれば,自分に降りかかる責任は重大であると,多少頑張りすぎるところもあるでしょう。
 一方,住民としては,無医村にやってきた待望の医師であったはずですから,大事にしなければならない存在のはずだと思います。
 それなのに,3年連続でこの結果というのは,村側は自分で自分の首を絞めているようにしか思えません。

 上記の村民の行動が真実だとした場合,その行動の動機や誰がそんなことをしているのかということは分かりません。
 ただ,少なくとも医師を招聘した村側において適切な措置を講じるべきであって,それができていないのであればこの医師が去った以降,別の医師が来たところで再度同じ問題が発生するだけにも見えます。
 村側において,本当に無医村問題を解決させようと思っているのであれば,この問題に対する具体的な解決策を提示した上で公募をかけるべきであり,それができないのであればこの問題は解決する見込みはないと思いました。

 阪神は,今日は鳥谷さんによる劇的なサヨナラ勝ちを果たし,これまでのフラストレーションをこの数試合で徐々に晴らそうとしているに見受けられます。
 ただ,鳥谷さんの二塁打がすばらしいことはいうまでもありませんが,粘り強い投球を続けてきた久保さんを賞賛したいと思います。
 一方,榎田さんにはかなりの疲れが見えるようで,できれば球宴にも出ずに休んでもらいたいところですが,阪神の代表として活躍してもらいたいという気持ちもありますし,なかなか微妙なところです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:56

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