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2013.01.28 Monday
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,先日話題になったiPS細胞に関するものを久方ぶりに見ました。
 ノーベル賞受賞近辺は騒がれたものの,その後は偽iPS騒動にかき消され,ニュースの表舞台からは姿を消していたように思っていました。
 そして,今日ニュースで見たものは,さらに以前のものより進んだ話でした。

 その話とは,iPS細胞ストックの構築を計画しているというものです。
 それは,山中教授が神戸のシンポジウムで語ったもので,それは他人に移植しても拒絶反応が起きにくいiPS細胞を複数作って冷凍保存するというものです。
 細胞の中には他人と適合しやすい特別な細胞の型があるようで,その中からiPS細胞を作り,その結果75種類の型を揃えれば日本人の80%に対応できるそうです。
 そして,患者に適合するiPS細胞から必要な組織の細胞を作って移植をするというものです。
 しかも,現在,1種類で20%の日本人に移植可能な型を持つ人が見つかり,協力の申し出があるということです。
 iPS細胞を一人一人から作ると時間とお金がかかるということですが,今回のストックが実現できればそれが節約できるというメリットがあるようです。
 山中教授は,移植治療への使用を前提としたiPS細胞の作製を2月から始めるということで,そのiPS細胞ストック計画の第一歩を踏み出すということでした。

 私はiPS細胞についてあまり知識がなく,多くの人に対して適合するiPS細胞という考えはなかったのですが,今回の話は実現できれば大変有用なものであると思います。
 というのは,その「イブ」となる多適合の型のiPS細胞がそれなりに揃えば,稀な型でない限りは安価でかつ短時間でiPS細胞を提供できるということになると思われるからです。
 iPS細胞の研究が進んだとしても,これを使用するのに時間とお金がかかるとなれば,実際にこれによって救われる人は運とお金を持つごく一部の人に限られるでしょうから,今回の発想は広くiPS細胞を利用するに当たって非常にすばらしいシステムであると思います。
 私はiPS細胞の性質について知識がないため,これをよりシステマティックに,より利用しやすい形にする制度がこんなものかなという想像を働かせることもできないところですが,まずはその研究が進み,広く使用されることができるようになることを願ってやみません。

 阪神では,新外国人コンラッドさんが来日し,新井良太さんとの三塁定位置争いが激化する様相を見せてきました。
 しかし,私は,伸び盛りの新井良太さんや未知の実力者コンラッドさんも気になりますが,やはり新井兄さんがどうなるのか大変気になっています。
 今の状況ではレギュラー争いに一歩後退しているというように思われますが,それでも実績では他の選手を一歩リードしていると思います。
 実績よりも現在の実力を評価しなければなりませんが,とはいえもしレギュラーをつかめないままでいれば,一年で一番目だったのが先の護摩行ということになり,何とも言葉がなくなってしまいます。
 選手会長の重荷から解放されたのですから,今年は重荷から解放された分よりいっそうの活躍を期待したいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:35

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