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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,ある刑事裁判の件が話題に上がっていました。
 それは,ナンパ目的で女性に近づくため,スーパーの駐車場などに停めてあった自動車のタイヤをドライバーやコンパスで刺してパンクさせ,タイヤ交換をするといって近づくというものでした。
 そして,タイヤ交換の際に連絡先を交換していたということですが,被害者が知人と話をした際に同様の手口の話に行き当たって警察に相談したというのが発覚の経緯でした。
 裁判の被告人質問では,余罪が1000件くらいあるということで,他の被害者とも示談交渉を進めているということでした。

 ナンパがしたかった気持ちは何となく分からなくもないのですが,それで何故ここまでしたのだろうかということが当然疑問に思えてきます。
 特に,1000件ということになれば,普通の情熱でもそこまで突き動かすこともできないでしょうから,その点をより強く感じます。

 現在示談交渉中ということですが,1件示談するにしても修理費用は最低支払うことになるでしょうから,もし1000件の余罪について本気で示談するとなれば,今後の人生において示談金の支払いのためだけに働いていくようになってしまうのではないかと思います。
 この件がこのようにニュースで知れ渡るとなれば,自分の車もこの男性によってパンクさせられたのではないかと思った人がたくさん賠償請求にきたりすることも考えられますから,刑事事件で有罪判決を受けて終了というわけにはいかないでしょうし,むしろ今後の方が酷く大変な思いをすることになったのではないかと思います。
 もちろん,本気で賠償請求までしてくる人がどのくらいいるのかは分かりかねますが,それでも1000件もやっているのですからそれ相応の労は覚悟すべきでしょう。

 また,最近の刑事事件のうち,本件のように名前まで出てしまうような事件に関しては,インターネットで名前を検索するとすぐに事件まで出てしまいますから,再就職などの際に問題になることも珍しくはありません。
 このような傾向がいいものというつもりはありませんが,世の中がこうなっている以上ある程度は受け入れないわけにはいかないでしょう。
 名誉毀損の記事等に関する削除依頼等,とるべき手段はなくもないですが,それでもモグラ叩き状態になりがちなことも否定できません。
 今回の事件の被告人の方の現在の職業や今後の件など,他人の私ごときがどうこう言うこと自体不遜というほかありませんが,それにしてもこのような性質の事件では検索で出てこなくなるまでは苦労が続くことになるのではないかと予想されます。
 そういうことを考えても,今の世の中で犯罪を犯すリスクは昔に比べて高まったといえるのかなと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 18:59

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