Powered 

by Tigers-net.com
2013.08.05 Monday
 こんばんは。

 先週いっぱい仕事でフィリピンに行って参りまして,昨日の夜に帰ってきたので,今日はフィリピンの感想を若干書きたいと思います。

 私自身海外旅行は多い方ではないのですが,特に今回は仕事ということで,言葉に不安を感じていました。
 学生時代の英語の成績は悪い方ではないと思っているのですが,それでもいざ聞き取り,かつ話をするとなるとなかなか不安なものです。
 という,自分の不勉強を省みずに日本の英語教育の現状を呪いつつ,フィリピンに行ったわけですが,結論からいうと7割くらいは話していることが理解でき,断片的な単語のやりとりでほとんどのコミュニケーションが可能でした。
 1週間もいると,何となく話ができるようになってきた気がして,度胸は要るものの一応の意思疎通には自信が持てるようになりました。
 ただ,込み入った話をするにはこの程度の英語力では不足するのは間違いはありません。

 今回は,英語のできる人と一緒に行ったからよいものの,今後は英語の勉強が必要だと思うこととなりました。
 出国の一月前から英会話のCD等で慣らしていった成果がこれだったので,CDは聞き取りには意味があったのだろうと思います。
 しかし,話す方は訓練していませんから,そこは聞いていたものを苦労しながら表現するという感じで,なかなか苦労したものです。
 向こうの人は,英語を含めて何カ国語かできる人が非常に多く,お国柄の違いもあるのでしょうが,大したものだと感心しました。

 フィリピンの治安ですが,セブ島は多少のぼったくりにあった以外はそこまで悪いとは思いませんでした。
 もちろん,日本と比べると油断はならないとは思うのですが,それは日本で惚けすぎているだけというようにも思えるので,セブについてはそこまで不安を感じません。
 ただ,夜に現地の友人の知っている飲み屋に同行したのですが,その店の隣の店のオーナーが殺害されたとかで店が閉まっており,やはりそこは銃社会,あなどれないと思いました。

 セブ島からマニラに行ったのですが,現地の友人もマニラは危ないと口を揃えて言ってきまして,結局マニラ市内は現地の友人を同行しても出歩きませんでした。
 マニラでは運転手付きのレンタカーを借りましたが,運転手は全員が乗車すると同時にドアをロックします。
 その理由は,マニラでは,車のドアを突然開けて銃を突きつけられて「ホールドアップ」と言われる強盗が多いと聞いていたからです。
 また,銀行から下ろした直後もよく狙われると聞きました。
 私も,仕事の遂行もできないのであればと思い,なれないうちは詳しい人の言うことに従うことにしました。

 現地の人たちは,集団になると群集心理が強く働くのか,強盗などの危険な行為に及ぶこともあるのですが,一人一人は大変いい人達が多かった印象です。
 確かに,頼んでもいないことをやたらとやった挙げ句にチップを要求してくるという場面に多く出くわし,その度に拒絶するというのはなかなかの労力です。
 しかし,お宅を訪問したりすると,自分の家計を省みず,その時の最大限のもてなしをしようとしてくれます。
 例えば,ジャングルの中の家を訪ねた時は,水のペットボトル(この国はホテルの水も飲めません。)と食パンを提供されました。
 また,もっと貧しい家に行った時は,提供できるものもなかったのでしょうに,扇風機をこちらに向けて何とかもてなそうとしてくれました。
 ですから,彼らは基本的に非常に気のいい人達なのかなという様に思いました。

 もう一点日本との違いで感じたことは,かれらの規律が日本に比べると大変緩いことです。
 例えば,時間にしても遅れたりすることは非常に多いですし,片側2車線道路を3〜4台の車が並んで走行している様も見ました。
 そればかりか,車の逆走も目立ち,しかも一人が逆走を始めると群集心理なのかあとからどんどんみんな続いて逆走するのです。
 しかし,それを警察が目撃しても,注意をするだけで罰金も科しません。

 私は数日間見ただけで,かの国で車を運転するのはハードルが高すぎるというように思いましたが,逆に彼らにしてみればそれでまかり通ってしまうのであればそれでよいと考えている国民なのでしょう。
 もちろん安全等のためには規律は大事だと思いますが,日本は厳しすぎるのかなと思うところでもありました。

 また,日本と違って,やたら車のクラクションを鳴らします。
 しかし,彼らのクラクションは挨拶であり,日本と違って感情という要素が入っていません。
 日本人がクラクションを鳴らす時は,往々にして苛つき等の感情表現だと思いますが,彼らは車の運転に苛つきをあまり持っていないように思えます。
 もちろん渋滞の時にはそのような感情を感じる時はあります(フィリピンでは鉄道が発達していないので,車の移動手段に依存する傾向が高く,マニラなどでは渋滞が頻繁に起きます。)。
 しかし,日本人と違って規律を犯したとしてもそこまで感情的になるようには思えず,それはもしかしたら規律の緩さにもよっていることなのではという様に思いました。

 ちなみに,フィリピンに一番ストレスを感じたのは,ネット回線の遅さです。
 割とどこにでもwifiがあり,その点は非常に便利なのですが,とにかく回線速度が遅すぎて,確認したい情報がなかなか出てきません。
 日本の速度になれすぎているのはよくないのかもしれませんが,それでももう少し国を挙げて改善してもらえないだろうかと思いました。

 これ以上もたくさん思ったことはあるのですが,長くなるのでひとまずこの辺にしておこうと思います。
 おそらく仕事でまたフィリピンに何度も行くと思いますが,その時にはまた違ったものが見られるのではと楽しみにしております。

 ちなみに,私が日本を離れている1週間足らずで,阪神が酷いことになっており愕然としました。
 読売には勝ち越したようですが,その前が酷すぎでしょう。
 全く見ていないので何が悪いのかは分かりませんが,これで和田監督が続投なのかというのは何となく釈然としません。
 阪神は夏場から後半戦はいつもいつも弱いので,ここから気合いを入れてもらわないと困ります。
 特に,去年との一番の違いとしてよく挙げられる西岡さんがフルで使えないという状況では,去年との違いをどう見せてくれるのか不安を感じておりますので,是非とも頑張ってもらいたいところです。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 18:56

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/309226

PAGE TOP