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 こんばんは。

 阪神は,来季の先発投手陣に関して,スタンリッジさんの流出があることで不安を抱えているのですが,今日のニュースでまた一つ不安が生まれました。

 阪神のエースといえば,助っ人はメッセンジャーさん,日本人は能見さんなのですが,その能見さんが今日契約更改をしました。
 年俸は3000万円アップの1億5000万円ということで,11勝という成績,対読売に関する精神的な圧力などの要素を考えれば妥当な額であると思います。
 正直野手の方々の年俸と比較すると,もう少しだけ高くてもいいようにも思うのですが,そこは私のさじ加減などいい加減なものなので,おそらくこのくらいが妥当なラインなのでしょうか。

 ところが,問題は年俸額ではなく,この契約が複数年ではなかったということです。
 どうやら,阪神球団側から複数年契約を提示しなかったようです。

 能見さんは阪神の精神的支柱でありエースであるわけで,そんな能見さんは来季FA権を取得するのですから,その引き留めは必須なわけです。
 それをここで複数年契約の提示もしないというのは,球団として今後のチーム作りをどのように考えているのだろうか,疑問を持たざるを得ません。

 球団が複数年を提示しなかった理由の一つとして,能見さんが来季35歳を迎えるので,投手としての寿命がどのくらいだろうかと測る意味もあったのかもしれません。
 しかし,来季以降能見さんが衰える可能性と,能見さんが阪神を出て行って落ちるであろう戦力を考えた場合,それはどちらを球団として優先して考えるべきだったのでしょうか。

 今回の件は,仮に能見さんが来季の契約更改でFA権を行使せずに阪神に残留するにしてもしこりを残すような気がします。
 なぜならば,選手としては当然引き留めてほしい状況でそのような行為をしてくれなかったという記憶は,その後に引きずるように思ったからです。
 まるで恋愛のような話にも聞こえるかもしれませんが,球団から自分がどのような評価を受けているのだろうかということは選手にしてみれば常に気になる話で,そのことは深く心に残るのだろうなというように思えてなりません。
 ですから,もしも年齢のことが気になるにしても,エースの気持ちを逆なでしないような挙動を考えるのがフロントの役割な気がするのです。

 このオフの阪神球団の動きは,スタンリッジさんを放出したり,能見さんを冷遇するような体をとったり,いくつか不可解なことが挙げられます。
 これだけ投手を冷遇しているように見えるのに,FAで流出した久保さんの補償として,人的補償で投手を優先して考えているという話もあり,一体何がしたいのか分からなくなります。
 選手は十分がんばっているというように思うので,シーズンオフはもっと球団側に頑張ってもらわねば困ります。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:30

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