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 こんばんは。

 先日より中国の大気汚染がよく話題に上がっておりましたが,今日は中国の水質汚染が話題に上がっていたので取り上げてみました。

 中国水利部の方の話によると,11年に中国の河川のうち深刻な汚染を受けている割合は40%にも上り,750億トンもの汚水や廃水が直接河川に放流されているということです。
 また,約3分の2の年が水不足問題を抱えており,農村部の住民約3億人が安全性に問題のある飲用水を利用しているということでした。
 さらに,400万ヘクタール以上の農地が汚染水によって灌漑されており,農作物の収穫量や品質,安全性に悪影響を与えているということでした。

 水質汚染問題の原因の一つには工業化が挙げられるということですが,水源地付近に大量の化学工場が建設されたことで,水資源が工場から漏れ出したカドミウムやクロムなどが有害な化学物質の汚染を受けているということです。
 中国地質調査局が13年に作成したレポートによると,中国の地下水の90%が汚染されているということです。

 この水問題は国外にも影響しているそうで,中国が国外を通過する河川の上流に水力発電のための大規模なダムを建設して下流に深刻な影響を与える可能性があると抗議されているそうです。

 以前今後の世界は水を争うこととなるというようにいっていたのを聞いたことがありますが,今回の記事はまさにそれを予感させるものだと思います。
 水は,日常生活だけでなく,農業や工業にも必須のものなので,これが汚染されてしまうと生活ばかりでなく経済活動全体も衰退してしまうことと思います。

 今回の記事では,河川の水が「深刻な」汚染を受けている割合として40%といわれておりますが,深刻ではない汚染であればもっと割合は多くなるということでしょう。
 中国の汚染に関する規制レベルは分かりませんが,日本よりは低いように思うので,その中国で「深刻」といわれてしまうとおそらく相当汚染の程度が高いと見るべきなのでしょう。

 また,地下水についても90%が汚染ということですから,少なくとも井戸水は非常に危ないということでしょう。
 井戸水の使用されている割合がどの程度なのかは分かりませんが,90%ともなると井戸水を利用した場合の大半が健康被害を覚悟しなければならないということでしょうし,大変危険な状態です。

 それでも,別の記事では,中国の多くの町で水不足が深刻であるというものを見たことがあるので,危険な水であっても手を付けざるを得ないという状況にあるようですから,その状況は深刻だと思います。

 もっとも悪いことは,この傾向に歯止めをかけようという動きがないことでしょう。
 大気汚染もそうですが,旧正月の爆竹を控えるようにといった程度でもはや収まるものではなく,抜本的改革が必要なことは明らかです。
 にもかかわらず,それにきちんと着手せずに,この害が広がる一方なのが大いに問題だと思います。

 カドミウムなどはイタイイタイ病の原因物質ですから,おそらくこれがもっと蔓延することになれば相当大変な事態になることでしょう。
 それが目に見えているのであればもっと対策をとってもらってもいいと思いますが,それも難しいのでしょうか。
 せめて日本にはその害が及ばぬよう,注視していきたいと思います。


 ソフトバンクさんに移ったスタンリッジさんが,強力打線の援護が楽しみと語ったということでした。
 阪神にいた去年,スタンリッジさんは防御率2.74という好成績だったにもかかわらず援護を54点しかもらえず,お陰で負け越さねばならなかったという非常に気の毒というしかない事態に見舞われておりました。
 それを考えた時,スタンリッジさんがこのように皮肉混じりのコメントをされたことは十分理解できますし,ふがいない阪神打線にはこの言葉を重く受け止めてもらってきちんと仕事をできるようになってもらいたいと強く希望します。
 そろそろキャンプに入りますが,ここでしっかり下地を作ってもらって,シーズン後半の失速が少ないようにしてもらいたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:38

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