Powered 

by Tigers-net.com
 こんばんは。

 今日は先日より頻繁に話題に上っていた佐村河内さんが謝罪会見を行ったということで,ネットにアップされていたものを見ました。
 2時間以上のものということで,断片的にしか確認できず,その発言の全ては分からないのですが,そんな状態での感想を少々書こうと思います。

 謝罪会見は,基本的に自分が責められる立場で,その社会的な視線を少しでも良い方向に向けることが目的だと思いますが,私が見ていた限りでは佐村河内さんの発言はあまりうまいとは言えないと思いました。
 その理由は幾つかあると思いますが,一番は新垣さんを責めすぎていることにあるのかと思います。
 もちろん本人にも言い分があり,その言い分を伝える機会は限られている以上,こういう場で言及したいという気持ちも分かります。
 しかし,自分の責任について弁明する場所で他人のことを悪く言い過ぎるのは,むしろ責任をなすりつけると見えて,自己評価を下げるという効果に繋がるように思います。
 佐村河内さんの言い分からすれば,新垣さんについて触れられればある程度マイナス評価の発言をせざるを得ないのかも知れませんが,それでも私が見ていた限りではそれが多すぎたかなという印象でした。
 こうなると,一見すれば責任転嫁をしようとしているようにも見え,自身の謝罪会見ではなかったのか,謝罪するつもりがあるのか等と評価されかねないように思いました。

 ほかにも,枝葉末節に関して多くの突っ込みどころがあったと思いますが,私はこういう会見ではあまり細かい話をしないというのが大事だと感じさせられます。
 というのは,ここで発言した内容と事実関係に齟齬が生じた場合,世間的には嘘つき呼ばわりされてしまうからです。
 その齟齬が生じた原因が故意か過失かは,内心の問題なので一見して分かりませんし,まして謝罪会見というと原則的に悪いことをしたというマイナス評価から出発するわけで,その人が事実と齟齬する発言をすれば悪意的に解釈されがちになると思います。
 それを避けるためには,齟齬が生じるおそれの少ない確たる事実のみを話すべきと思います。
 そして,齟齬が生じるおそれのある話は,大まかな事情よりも枝葉末節に行くに従って増えていきますから,細かい事情に立ち入った段階で危険だと思うべきだと思います。
 その点,佐村河内さんは細かい話まで言及しすぎていた様に思え,もしも後日検証された上で事実と異なるといわれれば,その時点で社会的評価がより低下するおそれがあるように思います。

 まだまだ佐村河内さんの会見内容について思うところはあるのですが,それと同じく感じたのは,会見でなされた質問がいじめのように見えてしまった点でしょうか。
 もちろん,会見以前の準備段階から数多くの突っ込みどころがあり,また会見で初めて出てきた事情に関してさらに話を聞かねばという使命感が起こるのは分かります。
 また,佐村河内さんが新垣さんを責めすぎているきらいがあるので,その意味で義憤の情が生じたとしても無理からぬことでしょう。
 ですが,あれだけの多人数で揚げ足とりをして,時々会場に笑いが起こるというのは,何とも中学校くらいで見られるいじめの光景にも見えなくもないと思います。
 もちろん,彼のやったことはよくないことだと思うのですが,かといってあの会場にきていた人たちの中に被害者がどのくらいいたのだろうかと思うばかりです。
 そう思うと,時たま佐村河内さんを弄ぶような質問がなされるのを見て,そこまでするのが趣旨の会見なのだろうかと思ってしまいます。

 質問者の中には,佐村河内さんに対する怒りの感情を出して質問をされる方もおりました。
 マスコミの使命が情報を広く伝えることにあるのだとすれば,敵意を示すのではなく,情報を佐村河内さんから聞き出すことに専念して頂きたく,むしろ敵意を示したがために佐村河内さんから有効な情報を聞き出せていないようにも感じたのが残念でした(もっとも,敵意のある質問に対する佐村河内さんの回答の姿勢がどうだったかという情報は手に入りましたが。)。

 おそらく今回の会見はこれからお茶の間にも広がり,私が想像するに佐村河内さんの評判はますます良くない方向になるのではないかと思います。
 私は,佐村河内さんのやったことは責められてもやむを得ないと思いますし,そのために彼の社会的評価が低下することもやむを得ないと思います。
 ですが,ある部分においては登場人物の主張が食い違い,そのどちらが正しいかを示す決定打が不明である以上,事実関係が不明な部分にまで過剰に責めることは酷であるように思います。
 今後佐村河内さんは新垣さんを名誉毀損で訴えるそうで,このような手を打てばこの話題がみなの忘れた頃に再燃するのではと思わずにはいられませんが,その場である程度は明らかになることでしょう。
 個人的にはあまり関心がないというのが本音ですが,引き続いて情報が入ってきたら見てみたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | よろずごと | comments(0)  | trackbacks(0) | 19:16

Comments

Post a Comment








Track back URL

http://bsr37.tblog.jp/trackback/315102

PAGE TOP