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 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,少年が旅客機の車輪格納庫に隠れて密航したというものがあったので取り上げてみました。

 このソマリア人の少年は,アフリカに住む母親に会うため,密航することを決意したそうです。
 そして,カリフォルニア州から約3800キロメートル離れたハワイまで旅客機の車輪の格納部分に隠れて密航しました。
 旅客機の高度は1万メートル以上あり,酸素が薄く,気温も氷点下であったということで,通常は耐えられるものではないということです。
 少年は5時間以上気を失っていたということでした。

 この少年の執念というのは大したものだとは思いますが,いくつかの問題があるように思います。

 まず,言うまでもなく交通方法として密航を選んだ点について問題でしょう。この点に関しては論じるまでもありません。

 この密航は問題ですが,少年の密航を許してしまうような警備体制については非常に問題かもしれません。
 少年がたまたま他害の意思がなかったからよかったものの,もしもテロリストなどであれば飛行機は大惨事に見舞われていた可能性もあります。
 この飛行機は旅客機ですから,その規模は大きいものだったと思われます。
 特に,今回のように密航というところまでいかなくても,例えば車輪格納庫にこっそり行って爆弾を取り付けるということは不可能ではないように思え,それを実現できそうだと思わせてしまったことはこの点の最大の失態なのではと思います。

 車輪格納庫に密航したということですが,率直にいって生きていることが奇跡なのではと思えます。
 もしかしたら空中にいる大部分において気を失っていたのが幸いだったのかもしれませんが,それにしても意識のないうちに体が本来あるべき昨日を失ってしまってもおかしくないような環境にあると思いますし,本当によく生存していたなと感心します。
 この手の話は漫画などで見る展開ではありますが,実物でやられると何とも思うところがあります。

 少年はアフリカに行こうとしていたということですが,それで死にそうな思いをしてまでハワイにやってきたというのは方向的にはあっているのかという疑問もあります。
 もしも間違えた飛行機に密航して死ぬような思いをしたのだとすれば,まったくこの少年は無駄な苦労をしてしまったというようにも思うのです。

 この少年は母に会いたいという気持ちで密航したということですが,結局それが実現できそうかどうかということはニュースからは分かりませんでした。
 これをみて可哀想にと思ってくれる人はどれだけいるのかは分かりませんが,その件の責任を取ったらまずはお金を融通することから初めてもらいたいと思います。

 と,色々と思うところがありますが,やはり一番引っかかるのは警備体制の点でしょうか。
 アメリカは近年テロ対策に余念がないようですが,隙を見つけようとすれば割とあると思われてしまうように思います。
 この事件を契機に,そういうところを少しでも減らしてもらえたらと思います。


 阪神は,今日は良いところなく負けてしまいました。
 もはや中日の初完封初勝利の浜田さんをたたえるしかない日です。
 岩崎さんは悪い投手ではないと思うのですが,最近いい日と悪い日が両極端なように思います。
 ルーキーとしては拾いものだとは思っているのですが,もう少し安定感があればなと思ってしまいます。
 それでも,これまで阪神はポッとでて活躍した素材について,上園さんしかり,秋山さんしかり,きちんと育て切れていないように思いますので,岩崎さんはこういうところで見限ったりせずにきちんと育てていってもらいたいと強く希望します。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:34

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