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 こんばんは。

 今日は夕方にAKB握手会で傷害事件があったという報道がありました。

 私はAKBについてはよく顔を見る人以外はまったく分からず,今回被害に遭った2人はまったく分からないのですが,こういう事態になったこと自体は非常に残念であると思います。

 とりあえず命に別状はないようですが,もしも見た目に分かる箇所に傷を負っているとすれば,アイドル活動として支障があることはいうまでもなく,女性としての人生にも大きく影響があることでしょう。
 その意味では,その傷が命に関わるものではないとしても,詳細な報告がなされるまでは不安でしょうし,特にファンにおいては心配で仕方がないことでしょう。

 今回の一件での凶器はのこぎりといわれていますが,おそらく普通に使われるのこぎりであれば携帯していた段階で誰もが気づくものでしょうし,折りたたみ式のものであったりするのでしょう。
 しかし,携帯型のものであったとしても,折りたたみナイフよりは目立つものと思われ,それを防ぐことはできなかったものだろうかと思ってしまいます。
 私は握手会の状況はまったく分からないので,その警備が甘かったのかなどは分かりませんので,それらを安易に責めることはできませんが,このような事件が起きた以上は何か問題があった可能性が高いのでしょう。
 かといって,警備を強くすれば,その分現場での作業が繁雑になり,ただでさえ多くの来場者がやってくるところで捌ききれるかという問題も出てくるのでしょうし,そういうところのバランスなどが考慮されて,数年の握手会の歴史の下に今の状況になったのでしょう。
 しかし,生命・身体が脅かされたとなると,現場作業の繁雑さなどということは理由にならないでしょうし,今後同様のことを行うに当たっては相当警備が厳重になることでしょうし,握手の時間や交わせる会話も著しく制限されることでしょう。
 そうなると,犯人以外のファンにとってはいい迷惑というほかなく,その意味では犯人は非常に罪深いと言えます。

 本件があったとなれば,徹底した警備体制と警備計画の見直しがなされねば,おそらく握手会を再開することは難しいでしょう。
 特に,これだけ報道されているということになると,生半可な警備体制で臨むということになれば社会的批判も免れないでしょうし,運営側としては相当な見直しを強いられることはいうまでもないでしょう。

 そうなると,運営側の今後の経営状態には非常に問題が生じると思われます。
 すなわち,AKBのビジネスにおいて握手券はCDの売上に直結するだけに,営業利益の中でも大きなウエートを占めることになると思われます。
 しかし,それをできないとなると,CDの売上利益が大きく削られてしまうことになるでしょうから,別のCDの売り方を創出しなければ,これまでのようなビジネスを展開できなくなってしまうと思われます。
 握手会を拙速に再開しようとしても,それは上記の通りきちんとした警備体制の見直しがなされない限りは社会が許さないでしょうし,かといって再開が遅れると別のCD売上を増やす方法を創出しないと経営に問題が生じてこのビジネスの展開も困難になる可能性すらあると思います。
 そうなると,AKBやその関連団体も運営がうまくいかなくなったりする可能性があり,多くの人が困ることになるでしょう。

 となると,AKBの運営にとって今考えねばならないことは,今回の被害者の方々の安否はもちろんのこと,握手会の警備体制の徹底的な見直し,握手券以外の効果的なCDの売り方というところでしょうか。

 犯人の動機等は分かりませんが,逮捕容疑は殺人未遂ということのようです。
 殺人未遂と傷害の違いは殺意の有無ですが,この犯人が殺意はないと主張した場合は殺人未遂で起訴することはできるのだろうかと思っています。
 というのは,もしも本人の供述がないとなると,状況から立証しなければならないところ,今回はそれができるかどうかという点です。
 例えば,のこぎりの形状がナイフなどと比べて命を奪うような性質に向いているのか,傷の深さが深いのか浅いのかなどが殺意の問題に影響するように思います。
 これらの点は具体的には分からないので,今の段階で殺意が認められるのかは分かりませんが,もしも殺人未遂となれば裁判員裁判対象事件となり,この件はより世間的に話題になることでしょう。

 と,報道がでたばかりで詳細が分からないものですから,今回の書き込みは取り急ぎの雑感でしかありませんが,続報を見ていきたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。
三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:17

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