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2015.05.13 Wednesday
 こんばんは。

 最近負けの立て込んでいる阪神ですが,今日はヤクルトさんと神宮で戦い,見事勝利を収めました。
 これで連敗は3でストップということで,まずはホッとしたというのが一番の感想でしょうか。
 阪神はとにかくどうやったら勝てるのか分からないというように思っていたものですから,まずはこういう結果が見たかったというところがあり,勝てて嬉しいよりもようやく勝てて安堵というのが正直な感想です。

 ただ,今日の試合は,決して褒められるものではありませんでした。

 良いところから挙げていくと,岩田さんは非常によい活躍をしてくれました。
 何度も述べているとおり,岩田さんは元来突如崩れるという投球をしていて,非常に素晴らしい投球をする一方で安定感を欠くというのが欠点だと思っていました。
 しかし,今日は7回3失点,見事先発投手としての役目を果たしてくれました。
 いいところばかりではなかったですが,それでも危ないところを粘り強い投球で乗り切ったところもあり,いつもよりは安定していると思いました。
 岩田さんが安定していると,まさにエースと呼ぶべき働きをしてくれるので,今後もこういう活躍をしてくれれば少なくとも大量点をとられて負けてしまうことはないだろうと思います。

 次に,今日は打線がよく機能してくれました。
 今日は代打も含めてまんべんなく皆が活躍するという珍しい日で,非常に久しぶりの二桁安打でした。
 いつも安打数が多いばかりではないですから,それがいいことなのかどうかは別として,もっともありがたいと思ったのは最近不調のクリンアップ,特にマートンさんにきちんとヒットが出たことでしょうか。
 やはり阪神打線の核はマートンさんですから,彼の出来がよければ勝つことが多く,そうでなければ負けやすいというその傾向を踏まえれば,マートンさんが打ってくれたことは非常に嬉しいことだと思います。
 また,最近あまり打てていなかった鳥谷さんも打ち,梅野さんと福留さんには一発もでて,打線に関しては今日は不満は多くはありませんでした。

 一方,問題点を挙げると,まずは復調の兆しあるマートンさんの精神状態でしょうか。
 以前から問題を指摘されていた捕手へのタックルですが,これをするかどうかは価値観の問題もあり,私は一概に否定はしません。
 ただ,その後相手ベンチに挑発とも見られる行為をしたことは頂けません。
 こういうことをしてしまうのは,もしかしたら精神的に不安定な面もあるからでしょうか。
 復調の兆しあるマートンさんだけに,そういうところから非難を受けてまた崩れていく様を見るのは忍びないですし,できればプレー以外のところで批判を受けるのは少なくいてほしいと思います。

 また,中継ぎ・抑え投手はよくなかったと思います。
 特に,久々の抑え登板になる呉さんは,一発を撃たれただけでなくピンチも作ってしまいましたし,出来はよくなかったと思います。

 呉さんは,今年は全体的によくないですが,今日も決して良いとは思えません。
 呉さんの打者ごとの投球を見ていると,かなりの球数を投げさせられているか初球を狙われるかしており,もしかしたら狙い撃たれているのではと思いました。
 もしも狙われるとすれば,やはり主体であるストレートが甘いコースに来た時なのだろうと思います。

 ただ,呉さんの今日の投球は,いつものストレート主体からやや変更し,特にフォークを使うようになりました。
 最後の三振を取った場面はフォークでしたし,これを使いこなせるようになるとかなりの活躍が期待できると思います。
 一方,今日見ている限り,そのフォークがど真ん中にいってしまっているところもあり,そこでは幸い痛打を浴びなかったものの,もしかしたらフォークがあまり制球できていないのかも知れません。
 呉さんはもともとストレートとカットボールの2球種にコントロールの良さで売ってきた投手であると思うので,その点もしもフォークの制球が甘いのであれば私はやや心配です。
 ただ,それを実戦の中で試していこうというのであれば,今日のように点差のある展開の中でならば致し方なしだろうかと思いました。

 話はやや脇にそれましたが,今日は中継ぎ以降の投手が思うような活躍をできず,結局あれだけ打線が打てたから勝てたということになりました。
 私は,以前,阪神が復活をするには普通に勝ち試合で勝てること,それを数試合経験して勝ち方を再確認することだろうと述べましたが,今日の勝ち方はかなり危うく,まだ普通に勝てたというには心許ないものがあると思います。
 ですから,もう少し安定感のある勝ちをとってもらって,それを少し続けられればと願っているところで,明日はそのようなゲームを期待しております。

 明日の先発は藤浪さんですが,このところ藤浪さんはよい投球ができておりません。
 その原因はいろいろと言われていますが,まずは皆が口を揃えて言う左打者の克服が必要だろうと思います。
 藤浪さんが上がってこないと,今年の阪神だけでなく向こう数年の阪神も勝ちのビジョンが浮かびづらくなってしまいますから,そろそろうまく勝てるようにお願いしたいと思います。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:03

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