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 こんばんは。

 阪神は,昨日の試合で何とか首の皮一枚繋がったところでしたが,今日ヤクルトさんに敗北し,優勝争いについては事実上の終戦を迎えたと思いました。

 今日の試合の敗因は,和田監督の采配の問題が大きいと思います。

 一つ目の問題は,6回裏1アウト満塁のチャンスで打者大和さんにスクイズをさせて失敗したことです。
 失敗自体は結果論だと思いますし,バッティングが得意ではない大和さんについてスクイズの方が確率が高いと考えることはありうることであろうとは思います。
 しかし,大和さんはバントが得意ではなく,この場面でのスクイズは送りバントよりも危険な作戦であったというようにも思います。
 この場面でもっとも恐れるべきことは内野ゴロゲッツーだったと思いますが,それでもバントの成功率を考えれば早いカウントの段階で転がした方がまだ確率が高かったように思います。

 もっといえば,次に代打に立たせた新井良太さんをここで起用して外野フライを狙った方がよかったというように思います。
 もちろん外野守備のことを考えれば大和さんを軽々に落とすことは危険であろうとは思うのですが,それでも次の打者である藤浪さんに代打を出すくらいであれば大和さんに代打の方がまだよかったというように思いました。

 二つめの問題は,藤浪さんに代打を出したことです。
 1アウト満塁から点が入らずに2アウト満塁になった場合,流れの問題なのかなぜか結構な確率で点が入らないのですが,そのような状況で藤浪さんを代えるべきだったのか,疑問を感じます。

 前から何度も言っていますが,藤浪さんは自滅しない限りは勝てるという計算のできる投手ですが,この日の藤浪さんは自滅気味の傾向は見られました。
 6回119球となれば,あまり長い回を投げさせるには躊躇いはあるものの,それでも2失点ならばあと1イニング投げさせてもよかったという気もしました。
 特に,阪神中継ぎ陣はこのところ特に不安定ですから,残り3イニングを中継ぎ陣でうまく踏ん張ることは今日のような接戦では難しかったのではというように思うのです。
 確かに,不安定な投手が打席に立つところで代打を出すのは定石ではありますが,それでも阪神中継ぎ陣の調子を考えた時にそれがよかったのかと思ってしまいます。

 また,藤浪さんは得点圏打率4割2分9厘と並の打者に比べても相当高く,このまま出す起用は十分あり得たのではないかと思うのです。
 藤浪さんの調子を考えた時に代打を出すことをミスというには若干躊躇いはあるものの,それでもここでの代打はうまくはなかったと思います。

 ここまで主に和田監督采配を取り上げていますが,決めるべき時に決められない打撃陣,踏ん張れない中継ぎ投手陣,チャンスに使えない代打陣など,阪神の全体的な弱さが目立ち,結局チーム力が不足していたところで監督采配にも問題があったということでの敗戦だと思います。
 ですから,最終的に和田監督が悪いというよりもチーム全体に問題があるという方が正しいでしょう。

 今日は読売が勝利し,今日の敗戦で阪神はほぼ優勝の可能性が潰えただけでなく,3位降格の可能性も大きくなったというべきでしょう。
 もしも3位となれば,今年の阪神の東京ドームでの出来を考えれば,ヤクルトさんとの神宮決戦はほぼ厳しい状態であると思われます。
 そして,阪神のチーム状態はよくないことから,このまま終わってしまうのではと思わずにはいられません。

 こういうところで,セリーグのどのチームが日本シリーズに進んだとしてもソフトバンクさんにボコボコにされるのだからと言い出したら,全くもってただの言い訳です。
 優勝の可能性はほぼなくなり事実上終戦を迎えてしまったわけですが,それでも他力本願といわれようとも僅かな可能性を信じたいと思います。
 明日負けたら読売にも逆転されてしまいますから,明日は必ず勝ってください。それ以外はあり得ません。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 22:13

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