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2015.09.28 Monday
 こんばんは。

 もはや今季の優勝が全くなくなった阪神ですが,今日はまだ優勝の可能性が僅かにあった2位読売を完封で叩いてその望みをほぼ断ち切りました。
 自身の優勝はうまくいかないのに,このように他球団の望みを断ち切れるのは,ある意味今年の阪神というかセリーグの各球団の勝ちっぷりを象徴しているように思いました。

 しかし,以前から何度も言っていますが,藤浪さんは自滅しない限りは勝てる投手だと再認識します。
 今日は9回8安打無失点8奪三振で4度目の完封ということで,もはやエースと呼べるくらいの働きぶりであろうと思います。
 先週のヤクルトさんとの試合では,藤浪さんは調子が悪く自滅して阪神優勝の望みを失ったことはまだ記憶に新しいところですが,それでも調子がよければこのくらいの働きができてしまうのがさすが藤浪さんというべきでしょう。
 あとはどのように調子を安定させていくか,良い時と悪い時の差を少なくしていくかというのが課題だろうと思います。
 今後は,レベルアップとともに安定感を課題に,球界の宝として成長していってもらいたいと思います。

 読売が負け,ヤクルトさんが勝ったため,今日ヤクルトさんのマジックは1になりました。
 ヤクルトさんはおそらく明日優勝が決まりそうですが,実は私は明日神宮にヤクルト広島戦を見に行く予定で,どうやら目の前で優勝を見せつけられそうです。
 本来は次の神宮阪神ヤクルト戦を見に行く予定だったのですが,チケット完売でとれずにやむなくとった明日の試合ですが,見に行く予定の試合は消化試合になる見込みで明日の試合が最も見所がありそうだというのは何とも皮肉な話です。
 明日はバックネット裏のいい席から敵球団の優勝を眺めるというストイックな経験を楽しみたいと思います。

 ちなみに,優勝を生で見るのは,2002年の甲子園阪神読売戦で阪神がサヨナラ暴投で勝った試合以来になりそうです。
 あの時は濱中さんが大活躍したという良い思い出でしたが,それから随分時が流れたとしみじみ思います。

 さて,先日から和田監督解任の話が持ち上がっていましたが,今日はスポーツ新聞で金本監督誕生濃厚という話題を何度も目にしました。
 まだ和田監督続投の可能性も0ではないのに随分薄情な話だと思いますが,候補に掛布さんと金本先生が挙がっていたのにいつの間にか金本先生に一本化されたという話で驚きました。

 金本先生は,今のところコーチ等の経験もないので,いきなり監督で良いのかという話もあるかも知れませんが,コーチ未経験でも活躍した監督もいらっしゃいますから,その点を殊更問題視する必要はないのかも知れません。
 ですが,私としては,監督の資質についてはどうかという点は気になります。

 金本先生は,引退してから解説で呼ばれることが多いですが,金本先生の解説を聞いていて「おやっ」「んっ」と思うことは少なからずあり,これが本心なのかそれとも別の意図があるのかと思うこともしばしばです。
 解説で述べていることが全てではありませんが,金本先生の采配能力に関する情報がなさ過ぎて,このようなところから分析するくらいしかないというのが実情です。
 ただ,解説を思い出すと,やや不安に思うところがあるのも事実です。
 その辺りは有能なコーチ陣を付ければある程度は解決すると思われますが,そうなるとヘッドコーチの人選が最も大きな問題になるように思われます。

 阪神の次期監督に求められる仕事の一つとしては,鳥谷さんの連続フルイニング出場への肩たたきがあるでしょう。
 鳥谷さんは満身創痍で,かつ今シーズンは一時期絶不調でしたから,まずは守備位置のコンバートの話,さらに連続フルイニング出場の断念の話も今後徐々に出てくる話であろうと思います。
 そういうところを切り出せるのは誰なのかという問題はチーム編成の上で将来大きくのしかかってくる問題ですが,その点金本先生は自身にも大きく影響を及ぼしたこの問題をクリアできるのかというところは課題でしょう。

 その他,以前から何度も言っている中継ぎ投手と打線の立て直しが急務であり,それをどのように実現していくのかというのは次期監督において大きな課題となるでしょう。
 ある意味,そういう絵図を描くことは金本先生に期待できるようにも思われ,その意味では監督適任のようにも思われます。

 ただ,このように次期監督の話が出てきた経緯を思い返してみると,先週の今頃,まさに先ほど述べた藤浪さんを擁したヤクルトさんに対する敗戦で,優勝の道がほぼ断たれたばかりでした。
 半月前は優勝争いどころか首位にいたくらいでしたし,その頃には和田監督続投を誰もが信じて疑わなかったはずです。
 それが,この10試合くらいの成績でまさかここまで自分の監督人生終了の話が現実化してしまうというのは,改めて監督業というのは非常に厳しいものだと思います。
 金本先生なのか,掛布さんなのか,誰が監督をやるにしろ,そういう厳しい世界であることは理解されているでしょうし,人気球団故の厳しい批判の中でうまくマネジメントをやっていってもらいたいものだと思いました。

 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | 阪神タイガース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:38

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