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2016.09.24 Saturday
 こんばんは。

 今日のニュースを見ていたら,長野県駒ヶ根市で,水道水に灯油が混入し,1万世帯が被害を受けたというものがあったので,取り上げてみました。

 灯油混入問題が発覚したのは23日で,朝から灯油混入の痕跡が確認されました。
 記事によれば,水道水がのどに引っかかったり,顔を洗っても接見の泡立ちが悪かったり,手を洗ったら水をはじいたそうです。
 さらに,病院では,受水槽があるため,午後1時頃から油くさい水がでたということで,すぐに市に給水車の手配を要請したということでしたが,約30分は医療職が手洗いできない状況だったということでした。
 市役所は,苦情が入ってから原因や影響の範囲をとりまとめ,2時間半後市民に周知したということでした。
 被害の範囲は9800世帯で,一部地域は配水経路を切り替えて汚染の影響を抑えたそうです。
 しかし,切石浄水場のタンクなどの洗浄が間に合わず,24日午後5時の完全復旧を迎えるまで被害が続いていたそうです。
 この原因は,市内の宿泊施設から灯油が漏れたということで,そこから近くの切石浄水場に流入したことだそうです。
 市長は,大雨の影響で灯油流出に気づくのが遅れたので,故意ではないと聞いているとして,賠償請求等については今後検討すると述べたそうです。

 この記事を見ていて,水道を管理しているのは市の水道局でしょうから,一体どんな監視体制をしていたのかと疑問に思いました。
 水道局はまさに安全な水の安定供給がもっとも大きな仕事であるにもかかわらず,他所からの灯油の流入に気づけないというのは体制に問題があったのではないかと思ってしまいます。
 まして,大雨が影響したというのですから,大雨というイベントの際に水道局はどのような監視体制をとっていたのか,それが大きな問題になるかと思います。

 また,おそらく駒ヶ根市の浄水場だけが特殊な状態だというわけではないでしょうし,そうだとすると日本中の浄水場で起こりうる事件なのではないかとも思いました。
 ですから,この問題は,駒ヶ根市で起きたものの,日本中どこでも起こりうる問題だと思われ,それ故に日本中の浄水場の監視体制を見直さねばならない規模の大きな問題であろうと思っています。

 しかし,水道水の利用で灯油を感じられる程度となると,相当な量の灯油が混入したというべきでしょう。
 その灯油漏れを許してしまった宿泊施設は相当大きな過失があったというべきでしょうし,その点の検証は不可欠であろうと思います。
 雨の中で漏れたので水の方の問題になっていますが,もしもこれが晴れた日に起こっていたならば大規模火災の可能性もあったと思われ,どのように灯油を管理していたのか,非常に気になります。
 故意ではないということですが,流出したのが大量の灯油となればかなりの過失なのではないかと想像します。

 灯油が水に混じって水道管を通ったとなれば,水道管に灯油が付着すると考えられます。
 しかも,水の利用者が分かるくらいの量の灯油となれば,水道管に与える影響は非常に大きいと思われます。
 そうなると,水道管の交換の問題も出てくると思いますし,もしもかなりの長さの水道管を交換しなければならないとすれば完全復旧にどれだけの費用と時間がかかるのか,想像するのも怖くなります。
 市は宿泊施設への賠償請求等を検討するとのことですが,もしもこれを行うとすれば相当大規模な金額になることが予想され,宿泊施設の倒産等の問題も生じかねないでしょう。

 記事を見ていたところでは,幸いにしてこの件で体調不良を起こした方がいたというようには見受けられませんでした。
 これは記事に出ていないだけかもしれず,出ていなければいいとは思いますが,もしもそれが出てしまったら宿泊施設の管理責任者には業務上過失傷害罪等の刑事責任も生じることと思われます。
 刑法には浄水汚染等致傷罪というものも規定されていますが,これは汚染物質を混入させる行為に故意を要するものなので,おそらく本件では問題にならないのでしょう。
 ですが,過失で他人に体調不良を生じせしめたのであれば責任は生じるでしょうし,その意味でも非常に大きな問題であろうと思いました。

 この問題は,水道管の交換の件や行政の体制など大きな問題をたくさん投げかけましたが,上記の通り駒ヶ根市だけの問題と捉えてはいけない話だろうと思いました。


 今日の阪神は,メッセンジャーさんの完封のおかげで2得点で勝利を収めることができました。
 メッセンジャーさんは,さすがエースという働きぶりで,9回もストレートが152キロと走っていました。
 また,いつもの制球が利いていて,スライダーもキレていましたし,これは並みの打者では対応できないでしょう。

 今年のメッセンジャーさんは不安定だった時期もありましたが,他の投手と比べて相対的にはやはりエースであったと思います。
 できれば藤浪さんがエースの座を奪ってほしかったですが,今の状態ではエースの座を奪うことはできないでしょう。
 藤浪さんは,とにかく来季に向けて安定した制球力を身につけてもらいたいと強く希望しています。

 阪神は,来年侍ジャパンとの強化試合が予定されているそうですが,今の阪神ではボコボコにされてしまうことでしょう。
 ですが,もしもここで侍ジャパンを叩いてシーズンを迎えることができたなら,しかもそれを今年起用されて経験を積んだ若手が成し遂げて自信をつけてくれたなら,と考えると非常にわくわくします。
 そのためには,残り試合を全力で勝ちに行き,オフは徹底して磨き上げることが不可欠でしょう。

 今季はいよいよ残すところ4試合,最下位争いもしているところですから,色々と悪いところばかりが目立った今シーズン,最後は綺麗に締めてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。

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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26

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