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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,自分の歯を使った視力回復手術が成功したというものがあったので,取り上げてみました。

 この手術というのは,自分の歯にレンズを埋め込み,これを移植して視力を回復するというものです。
 最初に歯を抜いて,その歯に穴を開けてプラスチック製のレンズを埋め込むそうです。
 そして,その歯を頬の内側に縫い付け,3ヶ月ほどして歯が抜かれる前のように組織を作ることができるようになった時点で眼球に移植するそうです。
 そうすると,このレンズは,自分の歯を使うというために異色に伴う拒絶反応は起こらなかったということです。
 オーストラリアでは,2人がこの手術を受け,ほとんどものが見えない状態から視力が回復したそうです。
 このような手術例は欧米では手術例があるそうで,2009年にアメリカで初めての手術が報道されたそうです。

 この手術,発想としては分からなくはないのですが,それにしても歯と目をよく結びつけたものだと思いました。
 私が思うところでは,おそらく初めから歯を使うことに着眼したのではなく,体の組織のどの部分を使用すれば拒絶反応を起こさないようにして移植手術に使えるものが得られるかという点から考察し,歯であればどうかと行き着いたのではないかと考えられました。
 ただ,それにしても,この手術は,単に眼科的思考だけではなく,あらゆる部位を駆使してどのようにして目的を得るかと科を横断的に考えたものであり,その点では非常に大したものだと思います。

 私は,仕事上,例えば離婚事件に破産法的な発想を持ち込んで対応したりと,ある分野の事件に対処するに当たって別の分野の発想を使おうとすることが時々あります。
 そのような思考に成功する時は達成感を感じるものの,一方でそのような思考にたどり着くまでは自分がある分野に縛られていたということを反省する時もあります。
 事件を処理するに当たっては,当然その分野について深い理解がなければならず,その分野の理解が中途半端であることは許されないものの,一方でその分野のみを掘り下げても結果が出ない時もあります。
 そのような場合,視野を広げて別のアプローチから解決できないかと難渋し,別分野の法律や制度を使って状況を打開できたということが結構あったりします。
 結果を見れば,そんなことと思うようなものなのですが,そこに至る思考過程にはなかなか難しい面があり,私はいつも発想を柔軟にしなければと色々と頭を悩ませているものです。
 そういう最中に,このような柔軟な発想で状況を切り抜けたというニュースを見ると,非常に勇気をもらえるとともに,もっと頑張らねばという思いも感じます。

 この手術を行える条件等はあるように思うのですが,それでも一つの選択肢としてこのような方法があるというのは大きなことだと思います。
 それを使うかどうかは別として,そのような手段があると知っているだけで物事を考える幅が広がると思います。
 単純な話ではないでしょうが,おそらく歯で目のことができるのであれば別のことも広がると思われ,研究次第では大いに応用を利かすことができるように思われます。
 こういった研究成果は,分野問わず大変興味を持てるものです。


 阪神の藤浪さんがインフルエンザで離脱してしまいましたが,この代役の有力候補として上がっているのはドラフト6位の福永さんです。
 福永さんは,四国アイランドリーグ出身で,最速152キロの速球で押していくタイプの投手であると認識しています。
 変化球はオーソドックスにスライダー,フォークのほか,チェンジアップも使っていたように思います。
 これまで2軍で登板していましたが,4試合で防御率1.71と安定した成績を挙げております。
 また,中5日で登板していることから,メッセンジャーさんが微妙に登板間隔が狭いことを考えても他の投手との関係でも調整を付けやすいという利点もあります。
 私も非常に期待はしているものの,ルーキーをいきなりこの舞台に投入して大丈夫なのかという不安もあります。
 ただ,思えば藤浪さんもルーキー時代から1軍で投げていたことを考えれば,福永さんが駄目だという理由もないし,何しろ今後1軍で投げる機会も多いことを考えれば早い段階で経験をしておくことはいいことであるとも思えます。
 もちろん,榎田さん,岩田さんらも候補に挙がっているので,福永さんが間違いなく登板するというわけではないでしょうが,それはそれで楽しみであるといえると思います。

 昨日の試合で,糸井さんの13試合連続出塁記録が途切れてしまいました。
 ただ,よく考えれば,開幕からずっと出塁を続けていたというだけで本当にありがたいと思いますし,彼が入ったことで阪神打線は大変強化されたと思います。
 去年はどれだけ打てずに負けた試合があったのかと思うと,チームの停滞した雰囲気に過剰に流されない糸井さんの姿勢は非常に貴重であり,彼がいない打線はいまや考えられません。
 そのうち調子を落として打てない時期が来るかもしれませんが,そんな時期は現時点までの活躍ぶりを思い出して長い目で見ようと思っています。

 一方,北條さんは打撃の調子がなかなか上がらず,ついには糸原さんにスタメンを奪われる自体となってしまいました。
 それでも活躍できる糸原さんをほめるべきなのかもしれませんが,一方で北條さんの潜在力をこれまで多少見てきただけに,もう少し様子を見てあげてもという気もします。
 調子の善し悪しというものがあるのですから,おそらくシーズン通してみれば納得できるだけの成績を見せてくれると期待しているので,できればもう少し登場場面をあげてもという気もしています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:26

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