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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,アメリカで,警備ロボットを殴った男がロボットに通報されたというものがあったので,取り上げてみました。

 この警備ロボットは,スターウォーズに登場するR2-D2に似たロボットを製造しているそうですが,この警備ロボットはカメラでその場をスキャンしながら企業の敷地やショッピングモールをパトロールし,異常があれば通報するそうです。
 この事件では,酔った男が警備ロボットを殴り倒した後,警備ロボットがその暴行を検知し,警報を発したそうです。
 容疑者は現場から逃走を図ったものの,会社の人が取り押さえて,警察に引き渡したそうです。
 会社の人が取り押さえた当時,男からは強く酒のにおいがしたそうで,逮捕容疑は徘徊と公衆の面前で酩酊状態になったことということでした。

 警備ロボットが出てくるシーンはSF映画などではよく目にしますが,ようやくその時代に追いついてきたということなのでしょうか。
 確かに,カメラ技術と無線ネットワーク技術が発達して,以前よりも遙かに安い値段でそれを使うことができるようになりましたし,ルンバを初めとするセンサー技術も大いに発達していますから,警備ロボットも不可能ではないのかもしれないとは思います。
 事件現場はシリコンバレーというITの世界的メッカですから,他の場所よりもこのような技術が大いに進歩した地域であると思われ,こういったことも導入段階として実用されているのかもしれないと思ったりもしました。
 ただ,現実に使われているという話を聞くと,やはり違った考えを持つものです。

 警備ロボットができる仕事は現時点では限定的なのかもしれませんが,それでも不必要に人が侵入したりすることを防止するだけであれば意味がありそうです。
 ただ,やってきた人が別に問題がないかどうか,問題のある人がやってきた場合に制圧したりできるかなどの問題はまだあると思われ,人間の警備員が不必要というにはまだまだ先な気もします。
 とはいえ,問題があった際に通報するという程度の単純な指令であれば十分耐えうる能力は持っているでしょうし,これを徐々に複雑化していけばかなりのことができるようになっていくのではと思えます。

 こうなると,警備業も徐々に人からロボットへ移行していくように思われ,また人の仕事が減っていくのではと思ったりしています。
 警備業にはまだ人間が必要ではありますが,近い将来コンピュータの技術者がいれば警備員自体は不要ということになるかもしれませんし,時代の移り変わりなのかもしれません。
 今後生き残っていく仕事はどんなものなのか,考えていかねばならないのではないかと考えさせられる事件でした。


 阪神は,連休最後のカードの広島さんとの3連戦を全勝で飾りました。
 昨日の9点差からの逆転劇は歴史に残るものだと思われ,私がかれこれ10年前に千葉マリンスタジアムで見たロッテさんとの戦いで9回に5点差を逆転したあの試合を思わず思い出してしまうくらいの素晴らしい試合でした。
 そして,今日はほぼ完璧な勝利でした。

 今日の勝利の素晴らしい点は,能見さんの投球や鳥谷さんの5打点もそうですが,私は2つの点にあると思っています。

 1つはエラーがなかったことです。
 昨日の大逆転劇の影にあった鳥谷さんのエラーと評価されなかったプレーを含めて,最近の阪神の守備はボロボロです。
 こんなにエラーをしていてよくもこれだけ勝てるなと感心するくらいですが,一方でエラーがなければもっと綺麗に楽に試合運びができるのにと何度も思ったものです。
 そうしたところ,今日はエラーがなく,なんと見ていてすがすがしい試合だったのだろうと思いました。

 2つめは,最終的に6点という大量リードがあったため,マテオさんとドリスさんを休ませることができたことです。
 マテオさんとドリスさんは,今や阪神の勝利の方程式であり,投手陣の要ともいえる存在です。
 この2人については,4月中に酷使といえるほど登板させられており,特にドリスさんについては去年の故障の問題も相俟って非常に心配してみていました。
 阪神が今年優勝できるかどうかはマテオさんとドリスさんをいかに休ませながら使っていけるかという点も大きくあると思っていますが,そんな2人を使わずに勝てたというのは非常に大きなことだったと思っています。

 こうして今日の試合を振り返ると,エラーをして無意味に点を与えなければ安定した試合運営をできますし,ひいてはマテオさんとドリスさんの登板機会を減らすことができるというチームに好循環をもたらすことができるようになると思います。
 それだけ今年の阪神の守備の崩壊は目立つということではありますが,かといって今日の鳥谷さんやこれまでの糸井さんなどを見ていると守備のために今のメンツを劇的に代える冒険は相当難しいという印象もあります。
 今日のようにエラーのない試合というものは運の問題だったのか,それとも別の要因によって避けることができるのかは非常に大きな問題であろうと思います。
 私は後者であると信じているので,何とか次の試合以降もエラーの少ない試合を実現してもらいたいものです。

 ともあれ,阪神は暫定的に首位に立ち,今日はその立場をより強固なものとしました。
 今の時期であれば別に取り立てて誇るべきものではないと思っていますが,一方で去年GWから失速して低順位に収まってしまったということを考えると,去年とは違うというのはそれだけで安心できるものです。
 例年の阪神を見ている限り,GWでの失速と交流戦での失速,夏場の失速,9月の失速というそれぞれのポイントがあると思っていますが,とりあえずGWは切り抜けたと思っています。
 これから交流戦を迎えるに当たって心配は尽きませんが,交流戦前に一つでも勝ち星を積み重ねてもらえると安心します。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 21:50

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