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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,熊本県のキャラクターであるくまモンの弁当代等について会計検査院から不当な支出であると指摘されたというものがあったので,取り上げてみました。

 今回指摘されたのは,くまモンのプロモーション活動中に2013年度の1年間に関西方面で活動した際の飲食費として使われたお金のうち計36万2569円です。
 この飲食費には,飲んだり食べたりしたスポーツ飲料や弁当,レストランなどでの食事代等だったということです。
 この事業は,県が約2385万円で熊本市のイベント会社に委託したものだったということで,6人のスタッフが参加していたということでした。
 県としては,暑さなどから,健康や活力の維持,配慮の意味で,事業の実施に必要と判断して支出したということでした。
 しかし,うち計36万2569円は,国の緊急雇用創出基金が使われていたため,目的外に使用されて不当と認められると会計検査院が指摘したということでした。

 この件を論じる上で,くまモンは着ぐるみだという前提で話してしてしまうことは夢を壊すことになるかと思ったのですが,敢えて夢を壊す前提で話をしたいと思います。

 緊急雇用創出基金は,当然くまモンのプロモーション費用とは別個のものでしょうし,仮にくまモンの中の人の雇用を創出するための費用として使ったと説明したとしても苦しいように思います。
 中の人1人の雇用を維持するための費用と考えた場合,約36万円が使われたとなれば,一月当たり約3万円,1日当たり約1000円と考えると,くまモンの中の一のバイト代の一部と考えれば,金額だけ考えるとそこまで大きな問題ではないと考えられるかもしれません。
 また,雇用創出基金のお金は,地域で離職した失業者等の雇用機会を創出するために雇用の受け皿を作ることを目的としたもののようですから,もしもくまモンの中の人が,中の人として採用される以前は失業して無職ということであれば,一応理由が立つのかもしれません。
 ただ,それでも本来の趣旨とは異なるといわれれば正論で対抗することは難しいと思われ,やはり会計検査院が不当と指摘したことは正しいように思いました。

 かかる基金のお金の支出は不当だったかもしれませんが,県がくまモン関連の支出をしたことについてはおかしいものとは言えなかったとは思います。
 私はほとんどテレビなどを見ませんが,それでもくまモンを知っているのは,やはりそれなりに広報に尽力されたからだと思いますし,私の近隣の店でもくまモングッズを目にすることもしばしばあるだけに,県が支出した以上の経済効果はおそらくあったのではないだろうかと思います。
 そう考えれば,支出の仕方こそ不適切だったかもしれませんが,くまモンの中の人の健康維持等のために飲食代を支出したこと自体は誤っているとまでは言えるものではなかったと思います。
 それだけに,どこのお金からその維持費用が出ていたかということはもう少し気を遣ってほしかったと思います。
 くまモン自身が何も悪いわけではないでしょうが,今回の騒動はくまモンに対する消極評価につながる可能性もあるだけに,やや残念に思いました。


 以前からFA権を行使すると見られていた阪神の大和さんですが,本日行使したということでした。
 大和さんについてはオリックスさんなどが獲得を企図しているということですが,もはや見守るしかないと思いますので,大和さんにとって良い選択をしてもらいたいと思います。

 同じくFA権の資格取得条件を満たしている俊介さんですが,FA権を行使せずに残留すると発表したということでした。
 俊介さんは,これまでは,守備はよいけれども,守備固めの便利屋として起用されることの多かった選手だったと思います。
 入団の経緯や,同じ高校出身の金本監督の記録を止めたり怪我を負わせたり等と金本監督との縁があったりして,印象に良く残っている選手ではありましたが,今季は活躍面でも大変印象に残りました。
 正直言って,俊介さんがこれだけ打撃面で貢献してくれるとは思っておらず,これで守備までできるのですから,来季は起用される場面が大変多い選手になるだろうというように期待しておりました。
 もしも大和さんが出て行ってしまうとすれば,内野だけでなく外野の守備力も大いに下落することになるでしょうが,俊介さんがいればある程度その不安も埋まるかもしれません。
 その意味でも,俊介さんが来季も阪神にいてくれるという話はうれしいものだったと思います。

 これからストーブリーグが加熱してくるところでしょうが,阪神としてはもっぱら大和さんの流出の可能性が危惧されるものの,その他は韓国リーグで活躍していたロザリオさんの獲得問題,そして強く関心を有しているソフトバンクさんの戦力構想外といわれている山田さんの問題でしょうか。
 山田さんの二軍での成績を見ていると,22試合に登板して10勝5敗,防御率2.35と決して悪いと評価することはできず,ソフトバンクさんが巨大戦力を持っているがために相対的に評価が下がってしまったに過ぎないと思います。
 そのように評価しているのは,阪神のほかに西武さんとヤクルトさんのようで,特にヤクルトさんは投手陣の立て直しは大きな課題の一つでしょうから,相当力を入れて来るのではないかと思われます。
 ただ,阪神としても,補強ポイントはファーストの長距離砲と先発投手ですから,特に左投手である山田さんは大いに獲得の価値ありと考えているのではないでしょうか。
 私としても,山田さんが獲得できるのであれば,阪神はある程度努力をすべきと思っていますので,その当たりは気になるところです。

 阪神としては,台湾から呂さんも獲得して先発として育成していくのだと思いますし,このオフはいろいろと動きが多そうで,野球が終わっても楽しみです。
 とりあえず,野球をやっていないこのときはいい夢を見させてもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(1)  | trackbacks(0) | 22:54

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