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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,電通さんのグループ企業で隠れ残業が発覚したというものがあったので,取り上げてみました。

 発覚したのは,電通さんのグループ企業の一つである電通アイソバーさんです。
 ここでは,電通さんが新入社員の過労自殺を受けて労働環境改善に着手した去年の秋以降も,複数の社員が自宅に仕事を持ち帰り,隠れ残業を繰り返していたということでした。
 調査を求めたユニオンに対して,電通アイソバーさんは,会社として残業は指示していないものの,自宅への持ち帰りなど複数の社員による深夜勤務を管理職が把握していたと認めたということでした。
 電通アイソバーさんは,残業代について手続に従って適切な賃金支払をするということです。

 新入社員の過労自殺という痛ましい事件があってから電通さんは午後10時以降の全館消灯などの強い形での改革を進めていたところでしたが,やはり現場の方は残業を続けていたのかというように思いました。

 そもそも深夜残業を禁止したとしても,それまで受注していた仕事量が減るわけではなく,労働時間だけが減るのですから,どこかで解消しない限りは問題は解決しないことは誰でも分かっていたと思います。
 また,大企業は今や労働法制の徹底遵守を標榜しているところが大半ですが,電通さんほどの強い徹底ぶりをしていないとするならば,競業他社がこれまで通りの仕事量をこなしていたとすると,電通さんだけが後れをとるわけにはいかないことも事実だろうと思います。
 そのような背景を考えれば,深夜残業という形をとるかは別として,仕事量をこなすには労働時間を拡大するか人を増やすかいずれかの方法によるしかないと思われ,それを短期間で劇的に改革するには無理があったというべきでしょう。
 おそらく会社の体制としては,今回の報道にあるように,隠れ残業を指示していないということは間違いないでしょうし,これを公に確認すれば指導をするということだったと思います。
 ですが,会社のトップの方針はそうでも,現場レベルではそれではうまくいかないのであれば,最終的に現場にひずみが生じて隠れ残業に至るということは因果の流れとして非常に理解できます。
 そして,それを野放しにしてしまえば,以前の悲劇がまた起こりかねないと思うと,定期的に隠れ残業が暴かれて自省を繰り返すということは大事なことなのかというように思います。

 とはいえ,今回の報道で会社が自省したとしても,根本的な解決にはならないでしょう。
 労働時間を増やしづらい以上は人数を増やすしかないのでしょうが,そうすると人件費の問題や労働環境の問題,人材育成の問題など様々な問題が出てくることが想像され,簡単には踏み込めないとも思えます。

 もともと労働法を軽視する日本の風土に問題があったというべきなのでしょうが,一方でその風土があったからこそ高度経済成長を果たしたと胸を張っていう人もいることでしょう。
 いろいろな意見があるとは思うものの,それでも私はやはり法は遵守してもらいたいといいたいと思います。


 今日の記事では,阪神の原口さんが,今季苦心したきっかけについて,執拗な内角攻めにあったことを挙げていました。
 内角攻めにあったことで,インコースを意識し始め,フォームを崩してしまったことから打撃成績は昨季よりも下がってしまったということでした。

 昨季の原口さんの出来は非常に素晴らしく,将来の阪神を背負って立つ打者になると期待できたものでした。
 今季は非常に低迷してしまいましたが,確かに原口さんは相当な内角攻めにあっていたというように記憶しています。
 おそらく相当苦労したのでしょうが,ここまで執拗に内角攻めにあったというのは活躍した打者だからこそというべきでしょう。
 まさに活躍した打者に訪れる2年目のジンクスに苦しめられた年だと言えると思いますが,2年目のジンクスを乗り越えた打者の多くは大成していると思います。
 特に,この内角攻めをクリアできたならば,自分のバッティングをのびのびと出来るようになると思いますし,そうなればあとは自分の調子との戦いとなると思うのです。
 原口さんがこれからものになるかどうかはこの内角攻めをクリアできるかどうかだと思いますので,来季は昨季の打撃を取り戻してくれるように大いに期待したいと思います。


 秋山さんは,来季は苦手の右打者対策のためにスライダを投げる方針だという記事を見ました。
 右打者に成績が良くない理由について,外角にきちんと投げられていないことを挙げたということで,外に逃げていく120キロ台のスライダーを130キロ台のカットボールと併用することで外角をうまく使いたいというようです。
 秋山さんは制球力のよい投手ですから,スライダーを導入するとした場合に制球力をきちんと発揮できるのかが非常に大きな問題になるのだと思います。
 それだけに,スライダーを導入するにしても,その精度を上げることが重要なのはいうまでもありません。
 もしも秋山さんのスライダーが使い物になるようになれば,今季以上に活躍が見込めると思いますし,正月返上で課題を克服する方針ということですから,是非とも習得してもらいたいものです。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:02

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