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 こんばんは。


 今日のニュースを見ていたら,大相撲舞鶴場所で,土俵で救命措置を講じていた女性に対して,土俵から下りるようにアナウンスがなされたというものがあったので,取り上げてみました。

 この場所で土俵上で市長が挨拶をしていた最中,突然意識を失って後方に倒れてしまいました。
 そうしたところ,観客席から女性数人が土俵に上がって心臓マッサージをしました。
 複数の観客によれば,その心臓マッサージをしているところで,「女性の方は土俵から下りてください」とアナウンスが複数回行われたということでした。
 倒れてしまった市長は,検査のため入院しているものの,意識はあり会話が出来る状態だということです。

 いくつかの記事を見ているところでは,相撲協会の説明は異なっておりました。
 ある記事では,女性が応急処置をしている間にはアナウンスは聞いていないというものがありました。
 別の記事では,待機していた消防署員がAEDを持って処置を交代したため,土俵から下りるようにアナウンスしたというものがありました。
 さらに,別の記事では,一部観客から「女性が土俵に上がっていいのか」と声が上がり,指摘を受けた若手行事が慌てて場内アナウンスをしてしまったというものもありました。
 結局アナウンスがなされたのか,なされたとすれば誰の意図で行われたのか,どのタイミングでなされたのかはよくわからず,相撲協会は5日に会議にかけて正式に回答するということです。

 土俵は女人禁制で,以前太田元大阪府知事が土俵で知事賞を贈呈することが女性であることを理由に断られたということもありましたし,このことはそれなりに世間に知られていると思います。
 今回のことの真相はわかっていないのですが,記事を見ている限りアナウンス自体はあった可能性が高いのではと思われます。
 これが救命措置を講じている最中にアナウンスがあったのか,それとも救命措置が専門家に代わられた後になされたのかは大きな違いだと思いますので,その点が明らかになってもらいたいところです。

 万一救命措置を行っている最中にアナウンスがなされたのだとすれば,相撲協会の姿勢が大いに問われることになるでしょう。
 この場合,相撲協会は伝統と人命を秤にかけて伝統をとったということになるのですから,優先順位はどのようになっているのか,相撲というものはどういうものなのかということが議論の対象になるように思われます。

 一部の意見では,市長を土俵から下ろして措置を講じればいいというものも見受けられましたが,体を動かしていい状態かどうかは不明であり,私は土俵上での措置がとられたことは妥当だと思います。
 むしろ,観客の女性が救命措置をとる以前に相撲協会の関係者がそのような対応を行わなかったこと,そして緊急事態に備えをしていなかったこと自体が大きな問題だと思います。
 特に,相撲のように怪我が付きもののものであれば,医療関係者が対応できるようにしておくべきでしょうし,それがなされる体制がなく観客が最初に対応したという自体は情けないというべきだろうと思います。

 仮にアナウンスのなされた理由が,一部の観客と若手行事が原因であったと説明がされるとすれば,私は相撲協会の運営能力について大いに疑問を持ちます。
 それは責任転嫁の姿勢の現れだと思いますし,仮に真実だとすれば組織として緊急事態に統制を図る能力がないことを端的に示していると思われるからです。
 明日には理由が説明されるのでしょうから,それを待ちたいと思います。


 今日の阪神は,横浜さんとの対戦で,2対1で勝利しました。

 今日の勝利の立役者は小野さんでしょう。
 正直言って,小野さんの投球が危うければ,阪神の先発ローテーションはどうなるのかと不安だったのですが,今日の投球は去年の無援護で踏ん張っていた際のいい時の投球のように見えて,本当に頼もしいと思いました。
 8回はひやひやさせられたものの,全般的によかったと思いますし,むしろ打線の援護がもう少しあってよかった試合ですから,何とか勝ててよかったと思います。
 去年はなかなか勝利にたどり着けなかったのですが,今年は早くも1勝目ということで,小野さんに勝利が付いたことが何よりもうれしいことです。

 マテオさんの投球は結構怖かったのですが,筒香さんを三振にとったときには思わず声を出してしまうくらいでした。
 できればもう少し早めの継投がよかったのでしょうが,今日の小野さんの出来を見ていれば8回まで引っ張ろうと思ったことは責めていいのかという気持ちもあります。
 結局結果論なのですが,ひとまず1失点で済んでよかったとしみじみ思います。

 打線の方は,もう少し小野さんを援護してもらいたかったですが,2アウトランナーなしから高山さん,鳥谷さん,糸井さんと連打が出て,ここはよかったと思います。
 鳥谷さんはホームに帰れませんでしたが,結果ここで点が取れていなかったらと思うとぞっとします。
 金本監督は,先日守備でやらかした高山さんを我慢強く使った結果が今日の勝利の要因だったとは思いますが,もう少し守備的な布陣で臨んでもという気持ちは今でも変わりません。

 また,意地で先制点をとったスクイズですが,あれもなければ負けていましたし,先制点を取れて多少気持ち的には楽になれたということも考えれば,どうにかして先制点をもぎ取ったこのプレーは展開を左右するものだったと思いました。

 とりあえず,今日は気分よく寝られそうです。
 明日はメッセンジャーさんと東さんの投げ合いですが,エースメッセンジャーさんが登場するので,勝利を大いに期待できると思っています。
 東さんはいい投手ですが,おそらく左投手が出てくるとなると,高山さんと鳥谷さんの代わりにそれぞれ俊介さんと上本さんが起用されると思われ,上本さんは現在打撃好調ですから,今日よりも援護が多く見られるのではと思っています。


 また思いついたら書きます。ではでは。


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三枝康裕 | ニュース | comments(0)  | trackbacks(0) | 23:12

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